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2026年8月30日日曜日

【全日本合唱コンクール岩手県大会・参加してきました】一喜一憂しない!!


 8月29日(土),第78回全日本合唱コンクール岩手県大会の高等学校の部が開催され,盛岡某高も出場してきました。一昨年は(私は)久しぶりの参加で銀賞昨年も銀賞で録音を聴いておおいに反省したのでした

 今年の出番は22団体中20番目と終わり近くでした。「多くの方に聴いてもらえる!」と皆で期待して出場しました。結果は金賞(金賞9位中8位)でした。ここ10年は金賞がなく,東北大会への出場は平成30年度を最後になかったようなので,久しぶりのこと。子どもたちはとても喜んでいました。

 聴いてくださった知人たちからは,「品の良い音楽だった」「丁寧でクオリティの高い演奏」「(それまでの外国語の演奏は言葉がまるでわからなかったけれど,)英語も日本語もよく聴こえてきた」「(自由曲について)7月の県合唱祭の時は『長い曲だなぁ』と思ったが,今回はまったくそうは感じなかった」など嬉しいお言葉をいただきました。「もっとパワフルだといいなぁ」という感想も。

 審査員の付けた点数とそれによる勝敗とその結果である賞よりも,音楽を聴いてくださった方々がどのように感じたか,どのように音楽を受け取ったかということのほうが演奏者としては大切だと感じています。一方,審査員の先生方がそれぞれの音楽的な経験を元にして示してくださるアドバイスは貴重です。紙面を通じてのレッスンみたいなものです。今回もたくさんのご評価をいただきました。表現したかったことが伝わっていたこと,表現したつもりが伝わっていなかったこと,考えていなかった視点など,非常に参考になります。(合唱研のみなさん,後で勉強会をしましょう。)

 大切なことは,一喜一憂しないで音楽に真摯に取り組むこと。東北大会の高等学校の部は9月25日(金)に青森市のリンクステーションホール青森(青森市文化会館)で行われます。この先1ヶ月間の半分は定期考査のために部活ができませんが,少ない時間を有効に使って3年生も含めたこのチームでよりよい演奏を目指して練習に取り組みたいと思います。

2026年8月20日木曜日

【宮古高校音楽部】素直で意欲的な学びで変わる音楽

 8月19日(水)の午後,宮古高校音楽部のレッスンに行ってきました。同部の外部コーチとしてここ数年,1年に1,2回夏におこなっています。2025年はパレストリーナとメンデルスゾーンという外国語の楽曲(1回目)(2回目)2024年は黒人霊歌と邦人曲でした。

 今回は週末の文化祭に向けた準備で忙しそうな学校の校舎の音楽室で行いました。校舎に着くと,いつも通り生徒さんの代表の子が玄関に立って待っていてくれました。

 今回の楽曲は全日本合唱コンクールに向けた3曲で,課題曲がG4《河》(詩:石原吉郎,曲:福丸光詩),自由曲がBob Chilcott編曲の《Sunayama》と《Mura Matsuri》です。ソプラノ2名,アルト3名,テノール2名,バス3名と,計10名ながらしっかりとした混声合唱に生徒さんによる充実したピアノ伴奏が付きます。羨ましい環境です!

 はじめに3曲を通して聴かせてもらいました。皆暗譜で指揮の先生に集中し一人ひとりがしっかりと声を出して歌っていました。歌詞も音楽も難しい《河》でも感情を込めて歌っているのがわかりました。ですから解釈や表現の意欲についてはそれほど問題ありません。むしろ表現するための「素材」となる声,つまり楽器としての身体の使い方が気になりました。

 いずれも日本語の楽曲ですが,懸命に言葉を喋ろうとしたり大きな音で伝えようとしたりするあまり,身体が堅くなってしまって音楽がでこぼこしていました。そこでまず「楽器作り」の大切さを伝えた上で,①響きの部屋の確保(喉を開く筋肉の自覚),②腹から息を送れば楽器は鳴るという感覚(胸郭を締め付けない),③楽器の保持(母音が変わっても,音高が変わっても「楽器の形を変えない」)ことを,《Sunayama》の主旋律を使ってチャレンジさせました。

 心を込めて一生懸命に歌ってきたのに,急に「力を抜け」だの「お腹を使え」だの「楽器の形を変えない」だのと言われ,おそらく抵抗感があったことと思います。でも「今のはダメ」「今のは良し」といったしつこい評価に耐えながらもチャレンジを繰り返し,自分たちの音が変わっていくことを自覚してくれたようでした。自分を変えていくことを怖がらずアドバイスを素直に受入れ,より良くなっていこうという意欲に溢れる10名でした。

 全日本合唱コンクール岩手県大会の高等学校部門は来週末の8月29日(土)です。出演順や時間も決まり,全22団体中宮古高校音楽部は17番目のようです。私の出番より前なので聴くことは叶わないと思いますが,良い音楽を,そしてそれを目指す姿を聴き手に届けて欲しいと思います。お時間のある方はトーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホールに足をお運びになり,若者たちの音楽を聴きにいらしてください!!

2026年7月21日火曜日

【演奏会・終わりました】良い時間!…盛岡第三高等学校音楽部第40回定期演奏会

 7月20日(月・祝),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホールで,先日ご案内していた盛岡第三高等学校音楽部の第40回定期演奏会を行いました。

 部員は11名(内1名はピアノ伴奏専門)で女声合唱です。

 例年のようにユニゾンから三部合唱へ変化する校歌で開幕し,第1ステージは「ア・カペラの響き」と題してマドリガル,ミサ曲,邦人曲と多様な無伴奏合唱曲を演奏しました。途中少し事故がありましたがすぐに立て直して先に進みました。子どもたちの音に対するセンスは素晴らしく,ハモりはもちろん良いのですが,歌出の音取りも5曲中2回だけでした。練習時よりもはっきりと表現できたように思いました。

 第2ステージは「cinema voyage」をテーマに掲げ,映画の世界めぐり客船に見立てたステージ進行でした。指揮は無く,彼女らなりに楽曲の世界を表現した照明の工夫や振り(ダンス?)つきで演奏しました。キレのある,シンクロした動きからステージ上の一体感が伝わってきました。ポップスながら,歌詞がよく聞き取れた歌唱だったと思います。

 第3ステージは(恒例の)ミュージカル「美女と野獣」でした。OGの手も借りながら台詞,演技,ダンス,そして歌と一人ひとりがよく考えていて(リハーサルより)より良い表現になっていたと感じました。70分ほどかかり少々長目ではありましたが…。

 お客様は100名くらいでしょうか。高校生も多くなく,もっと宣伝が必要だと感じました。お客様のつぶやきからは「音楽の感覚がすばらしい」とか「クオリティが高い」などと聞こえてきて嬉しく思いました。ある先輩からは「よくまとまっているけれど,音楽が平板。発声を生かしていない。もっと立体的な音楽を!」とご指摘いただきました。先日の岩手県高校合唱祭の際にも同じようなことをアドバイスくださった方がいらっしゃったので,今後の大きな課題と感じています。

 次の発表の機会は8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会高等学校部です。より「立体的」でダイナミックな音楽を表現できるよう練習に取り組んでいきたいと思っています。お忙しい中会場に足をお運びくださった方々,本当にありがとうございました。

2026年7月8日水曜日

【演奏会・ご案内】盛岡第三高等学校音楽部 第40回定期演奏会

 来る7月20日(月),海の日の休日に盛岡市で演奏会を開催します。高校生の女声10名(とピアノ伴奏1名男子)のアンサンブルです。

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・日時:2026年7月20日(月・祝) 14:00開演
・入場料:無料!!
◯プログラム
第1ステージ「ア・カペラの響き」指揮:佐々木幹雄
・John Wilbyeによるマドリガル
《0 what shall I du?》《Weep, o mine eyes》
・現代ヨーロッパの宗教音楽
Carl-Bertil Angestig作曲《MISSA IN DISCANTU》より「Gloria」
・現代日本の合唱曲
《夕ぐれの時はよい時》詩:堀口大學 曲:松本望
    ↑
《私のいのちは》詩:立原道造 曲:山下祐加
第2ステージ「cinema voyage」
《I will follow him》《いのちの名前》《世界の約束》《カントリー・ロード》《ルパン三世のテーマ》《スパークル》
第3ステージ ミュージカル「美女と野獣」
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 昨年もア・カペラステージ,ポップスステージ,ミュージカルステージと同じような構成でしたが,様々なジャンルの音楽に触れて音楽性を深めながら今年も演奏の質をより高めようと頑張っているところです。ぜひ足をお運び下さい!!

2026年7月3日金曜日

【演奏会・終了】言葉がよく聞こえるようになってきたように思います

 7月2日(木),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・大ホールで,先日ご紹介した「第49回岩手県高等学校総合文化祭合唱部門 第45回岩手県高校合唱祭」が開催され発表したり聴いたりしてきました。主催は岩手県高等学校文化連盟岩手県教育委員会でした。実動は県内の高校の音楽科の先生方で,各所でお仕事をなさっていました。日々のお忙しいお仕事の中,未来の長い(?)子どもたちにとって合唱の楽しみを知る,仲間といっしょに取り組むといった貴重な経験の機会を長く企画・運営されていることに敬意を表します!


 自分たちのリハーサルがあったりしたので自分たちの本番前は聴けず,プログラムNo.6(私たちはプログラムNo.4)の盛岡誠桜高校以降を聴くことができました。誠桜高校は5月にレッスンに行ったところです。1曲目は全日本合唱コンクールの課題曲からで女声合唱,2曲目のNHK学校音楽コンクールの課題曲になると男子の「助っ人」が登場し混声合唱になっていました。難しい練習の運営をうまくやっているのだなぁと感心しました。


 No.11の宮古高校は男声が女声と同数くらいいて充実していました。また1曲目は全日本合唱コンクールのG4すなわち混声合唱の新作でした。意欲的な取り組みと思いました。

 比較的多くの学校の演奏から歌詞が自然に聴き取れました。以前は大きな声を出そうと無理していて言葉がまったく聞き取れない演奏がいくつかあったのですが,今回は比較的声が大きくても歌詞・言葉を聞きとることができるような演奏になっていました。声勝負ではなく,言葉を表現して伝えようとすることが認められてきているのだとすれば嬉しいです。同時に,声の響きが安定しているとも思いました。

 私たちの演奏は,「広いホールなので遠くの聴き手にも音楽と言葉を届けよう」と歌いました。聞いてくれた知り合いの方からは「よくまとまっていた。」とか「言葉が文章の単位で伝わり感情やそのカラーが見えました。心地よい音楽の余韻に浸り穏やかな気持ちになりました。」などと感想をいただきました。夕暮れ時の情景を伝えることができたと思いました。しかし(「まとまっていた」の反面と思いますが)パワーや表現のエネルギーをもっと引き出すことが課題だと感じました。(まぁ,表現が伝わればそれで十分と思ってはいます。「パワーや表現のエネルギー」と言ったのは「合唱コンクールに向けて」ということ。コンクールは自己表現というより自己顕示の場のようですから…なかなか馴染めません)

 またお二人の講師の先生からは次のようにアドバイスをいただきました。

「 響きが柔かく ふっくらとしているのでブレンディングがすばらしいです。サウンドとして心地よいのですが さらに言葉の表現に踏み込んでいけば さらに色彩感が出てくると思います。 ダイナミクスもですが音色を多彩にしていくようにトライしてみてはいかがでしょうか。 とてもまとまった演奏なのでさらにドラマティックな表現をしても決してくずれることはないと思います。 コンクール楽しみにしています。」
「 柔らかいトーンで,ハーモニーが良くブレンドされた響きで伝わってきます。 聴き合うことの大切さをよく知っておられる合唱団だと思い,うっとり聴かせていただきました。 欲を言えば,曲調が変わったときのブレス→発語がさらに鮮かだと,この曲のさりげない,しかし確固としたドラマがより伝わるのではと感じました。 力量のある人たちのグループだと思いますので,さらに自発的かつ積極的に歌い上げられると,音楽のスケールが大きくなると感じました。」

 あと2週間ほどで私たち盛岡某高音楽部の定期演奏会を迎えます(7月20日(月・祝))。今回得た課題をそこまでに少しでも解決し良い音楽をお聞かせしたいと思います。こちらも是非聴きにいらしてください。

2026年6月24日水曜日

【岩手県高校合唱祭(ご案内)】岩手県内の高校生のフレッシュな合唱をたっぷり楽しめます!


 来る7月2日(木)に盛岡市にあるトーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・大ホールにて,第45回目となる「岩手県高校合唱祭(第49回岩手県高等学校総合文化祭合唱部門)」が開催されます。毎年行われている高校生の合唱祭ですが,もちろん一般の方も無料で聴くことができます。昨年一昨年と参加する機会がありました。

 岩手県内の高校で合唱に取組んでいる音楽部・合唱部の子どもたちによる25のプログラムからなる発表会です。そのうち地区合同演奏は2つ(No.1一関地区合同,No.14盛岡地区合同),高校の合同演奏は2つ(No.3盛岡スコーレ&盛岡市立,No.9花巻北&遠野),ほかは単独校での発表です。


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日時:7月2日(木)12:00開演
場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・大ホール

入場料:無料!!
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 今年の傾向をみると,ピアノ伴奏付きで発表する学校が多いように思います。ピアノ伴奏がつかないのは4つ(No.4盛岡第三,No.10盛岡北,No.16千厩,No.17大東)で,19はピアノ伴奏者の名前があります。中にはピアノ伴奏はあるけれど指揮者はいない,という学校もあるようです。また,外国語の曲は少なくラテン語と英語があるだけで,ほとんどが日本語の曲のようです。

 盛岡地区の学校が最も多く13校(岩手女子,盛岡スコーレ,盛岡市立,盛岡第三,盛岡大学附属,盛岡誠桜,紫波総合,盛岡第二,盛岡北,盛岡白百合(中・高),盛岡第四,南昌みらい,盛岡第一),県南部は9校(花巻北,遠野,一関修紅,千厩,大東,一関一,水沢,黒沢尻北,一関第二),沿岸部は2校(宮古,釜石),県北部は1校(福岡)と,地域によって大きな偏りがあるようです。もちろん人口そのものが違いますが,音楽部・合唱部がない高校が盛岡地区以外には多いようです。


 ポップスが多いようですが,宗教曲やマドリガル,邦人合唱作品など様々なタイプの楽曲が演奏されるようです。また,少人数のアンサンブルから200名を超える合同演奏まで様々なスタイルの合唱を聴くことができます(しかも無料!!)。ぜひ会場に足をお運びください。

 ちなみに盛岡第三高等学校は女声ア・カペラ10名でNo.4,宮古高等学校は混声11名でNo.11,水沢高等学校は女声6名でNo.19に登場予定です。乞うご期待!!

2026年6月20日土曜日

【盛岡某高音楽部】いよいよ本格集中モード(演奏会のご案内!!)

 6月17日(水)と19日(土)に盛岡某高音楽部の指導に行ってきました。4月から新年度が始まり3名の1年生新入部員を迎えて2ヶ月活動してきていました。6月に入ってからは2週間ほど定期考査のために部活動がお休みになっていたので,久しぶりの指導となりました。

 7月20日(月・祝)岩手県民会館中ホールで開催予定の第40回定期演奏会まであと1ヶ月となり,6月17日(水)には第2部で演奏するポップスの全曲を音を出して課題を確かめました。クラシックなら「様式」がわかった上で表現することが大切ですが,同様にポップスではその曲の「テイスト」をつかむことが大切で,テンポやリズム,旋律などの特徴がどう演奏すると生きるかが納得されれば,高校生は自分たちでとても良い感じの音楽にまとまっていきました。羨ましい!

 6月19日(金)には定期演奏会の第1部で演奏する無伴奏合唱曲の中から,8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会でも演奏する《夕ぐれの時はよい時》(詩:堀口大學,作曲:松本望)を久しぶりに練習しました。これは女声3部合唱ながらdiv.が多く,最大で5パートに分かれ,しかも超複雑な和音及び和声進行なのです。部員は10名なので1パート2人だけでそのハーモニーを作って音楽していかなければなりません(そして6分間も続く楽曲なので音楽的な集中力も必要です)。音取りは4部分くらいに分けて取り組み,何度も転調しながら移動ド唱法で進めてなんとか最後までいったのが考査期間前でした。ですからこの日はほぼ,歌詞唱最初の日でもありました。それでも部員たちは難しい音の進行をよく覚えていて,(少々確認や練習が必要ではありましたが)最後まで止まらずに歌うことができました。さらに歌詞の解釈やそれにともなう音楽のニュアンスを伝えると,各自がよく考えて表現したり,指揮の変化によく反応したりしていました。高校生怖るべし!

 今後の演奏機会3つのご案内です。

第45回岩手県高校合唱祭岩手県高文連主催)
・日時:7月2日(木)12:00開演
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
・入場料:無料
※県内の多くの高校の合唱部・音楽部の合同発表会です。1団体8分のステージで,私たちの演奏曲目は《夕ぐれの時はよい時》(詩:堀口大學,作曲:松本望)です。合同演奏で新曲の《僕》の初演や《若い合唱》も演奏します。

◯第40回定期演奏会
・日時:7月20日(月・祝)(昨年は13:00開演
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホール
・入場料:(昨年は無料
※プログラム(予定)
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【第1部】無伴奏合唱曲アラカルト(仮題)
・John Wilye(イングランド1574-1638)によるマドリガル音楽
 《O what shall I do? (ああ,私はどうすればよいのか)》
 《Weep, O mine eyes (嘆け,ああ私の瞳よ)》
・現代ヨーロッパの宗教音楽
 《MISSA IN DISCANTU》より《Gloria》Carl-Bertil Angestig(1924-2019)作曲
・現代日本の合唱曲
 《夕ぐれの時はよい時》 詩:堀口大学 作曲:松本望 (「無伴奏女声合唱のための 3つのessais(エッセ)」より) 
 《私のいのちは》 詩:立原道造 作曲:山下祐加 (「花咲くままに 思ひ出よ」より)
・日本の名曲
 《夕ぐれの時はよい時》詩:堀口大學,作曲:松本望
【第2部】映画音楽への誘い(仮題)
・《I will follow him》「天使のラブソング」より
・《いのちの名前》「千と千尋の神隠し」より→《世界の約束》「ハウルの動く城」より→《カントリー・ロード》「耳をすませば」より
・《ルパン三世のテーマ》「ルパン三世」より
・《スパークル》「君の名は」より
【第3部】ミュージカル「美女と野獣」
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第78回全日本合唱コンクール岩手県大会(高等学校部門)
・日時:8月29日(土)11:00〜(予定)
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
・入場料:(一般)前売り1000円,当日1500円
※この日は高等学校の部に続いて大学職場一般部門が行われます。翌日は小学生部門・中学生部門です。私たちの演奏曲は以下です。
課題曲:F1《O what shall I do? (ああ,私はどうすればよいのか)》J. Wilby作曲
自由曲:《夕ぐれの時はよい時》 詩:堀口大学 作曲:松本望 (「無伴奏女声合唱のための 3つのessais(エッセ)」より) 

 みなさん,お誘い合わせの上,足をお運びください。よい音楽をお聞かせできるよう取り組んで参ります!

2026年5月23日土曜日

【盛岡某高音楽部】セミナーサポート事業・声が課題

 5月22日(金)の午後,岩手県民会館・中ホールで,岩手県高等学校文化連盟(通称,高文連)主催のセミナーサポート事業としての(全日本合唱コンクールの)課題曲講習会があり,本山秀毅先生のレッスンを受けました。この事業は毎年行われています(昨年はパレストリーナの作品について藤井宏樹先生のレッスンでした)。かつて私がまだ20代の頃に第3回仙台バッハ・アカデミー(1988年)の指揮のマスタークラス(講師は先日お亡くなりになったヘルムート・リリング先生)のアシスタントとして通訳や指揮の指導をしてくださったのが,当時まだゲヒンゲン聖歌隊の団員だった本山秀毅さん(と大谷研二さん)でした。その時のテーマは《ヨハネ受難曲》で,レチタティーヴォで「もっとキャラクターを!」と指導されました。また2013年(?)に開催された(第2回)Harmony for JAPANに宮古木曜会合唱団が招待された際,京都バッハ合唱団と合同でJ. S. Bachの《Jesu, meine Freude》を演奏したのですがその時の合同合唱団の指揮もしていただきました。(この時の打ち上げの席で本山さんと信長貴富さんが《群青》の編曲・出版を話し合っていたのを覚えています。)


 今回の課題曲はJohn Wilby作曲のマドリガル《O what shall I do?》,いわゆるF1です。美しい女性への高まる思いを歌った三部合唱です。始めに一度聞いていただきました。子どもたちは明瞭な発音とディクション,清潔な音程や思いを音楽で表現することなどに意識しながら歌いました。すると本山先生は,「(きちんと歌えているので)もっと魅力的な声が出るはずだからそこを練習しよう。」と発声について主にアドバイスくださいました。全体に暗い,ソプラノは上がってきて喉が狭くなる,アルトは響きが足りず暗くなる,メゾは音程が決まらない…。普段気になっていたけれども十分にやりきれなかったポイントを取り上げて,いつもとは少し違ったやりかたでアプローチしてくださいました。子どもたちには新しい選択肢となり,とても多く気付きがあったように思います。

 体の使い方は,意識しながら繰り返さなければ身に付きません。「歌うことは運動」です!日々の練習で意識させ積み重ねていきたいと思いました。パワーが加わればさらに劇的に表現できますからね!

 定期演奏会は7月20日(月・祝)岩手県民会館・中ホールです。ア・カペラ,ポップス,そしてミュージカルと演奏します。ぜひ聴きにいらしてください。お待ちしています。(ちなみに今回のマドリガルは演奏しませんが,7月2日(木)には岩手県民会館・大ホールで岩手県高校合唱祭が開かれる予定です。こちらでもお待ちしています!!

2026年5月14日木曜日

【盛岡誠桜高等学校音楽部】すなおで伸びやかな子どもたち

 5月13日(水)16:30〜18:30に盛岡誠桜高等学校音楽部の指導に行ってきました。一昨年に2度ほどレッスンに行って以来,コンクールの演奏を聴いたり定期演奏会(第12回第13回)を聴いたりしてきました。指導の先生が変わり,バロック期の作品であるコンクール課題曲をどう方向付けたらいいか迷っているということで,ヒントが得られればとお伺いしました。取り組む楽曲はJohann Adolf Hasse(1699-1783)作曲の《Benigne fac 恵みたまえ,主よ》という弦楽合奏(ピアノリダクション)と女声合唱のためのミサ曲の中の1曲です。全日本合唱コンクールのF2(女声・外国語・ピアノ伴奏付き)にあたる楽曲です。今回初めて知った楽曲,そして作曲家でした。ラテン語の宗教曲で4声部です。

 6人全員が揃って笑顔で迎えてくれた上に,3年生4名は一昨年レッスンに来たことを覚えていてくれました。S1が1人,S2が(2年生のみ)2人,A3が1人,A2が2人の編成(1年生は入部しなかったとのこと。残念)。はじめに一通り聴かせてもらいました。さすが,昨年度全日本合唱コンクールの岩手県大会でもNHK学校音楽コンクールでも金賞を受賞した子どもたち,各パートとも自分のパートをしっかりと主張していました。でも少人数パートで頑張ってきたせいでしょう,喉が固くなっていてハモらない声質になっていました。

 例によって自分たちの課題,クリアしたいことを尋ねると,やはり発声に関することがでてきたので,最初にそれを取り上げることにし,「今日の目標は身体を楽器にして音を出すこと」と示しました。何をどこまで知っているのかわからないので身体の仕組みから一つずつ確認して進めました。喉からいろいろな音を出して見せたのですが,子どもたちはすぐに(抵抗なく)真似します!すばらしい!変化はすぐに聞き取れました(筋肉が育っていないので長続きはしませんが)

 続いて,その音で最後の3小節「Amen」の部分をハモらせながら,三和音の仕組みやテンションノート,和音を構成する各音の役割などを教えました。音にして理解しないと知識は生きないし,知っていれば各自の実現目標になります。この3小節はちょうどよい教材でした。

 その後t. 22(「piu presto」)からのポリフォニックな部分の歌い方を考えました。シンコペーションの動機の歌いかた,音のぶつかりから解決へのエネルギー,同度(オクターヴ)の解けあい,バロック期の音楽の様式感などなど,駆け足で伝えながらチャレンジさせました。そしてやっと冒頭のホモフォニックな部分にもどって,言葉のアクセントを生かす音楽の運びかたを考えました。

 しかし結局この日は歌詞をつけるところまではいきませんでした。いろいろなところでいつも言うことですがここでも「吹奏楽部の人たちはこうやって音楽に取り組んで素敵な音楽を目指しているんだよね。その上にさらに言葉を乗せて聴き手にとどけるのが歌なんです。」と伝えました。2時間びっしりレッスンしましたが,ずっと真剣な眼差しで取り組んだ子どもたち。顧問の先生や学校全体で子どもたちをよく育てているなぁと感心しました。まだ日程が発表になっていないが岩手県民会館のサイトによると7月2日(木)らしい岩手県高校合唱祭や8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会などで聴くのが楽しみです!

2026年1月25日日曜日

【アンサンブルコンテスト・終わりました】丁寧な取組が音楽性を育てます


 1月24日(土),盛岡市民文化会館(マリオス)大ホールで第35回岩手県合唱小アンサンブルコンテストの高等学校部門と一般部門が開催されました。盛岡某高音楽部も出場するため,昼頃まで学校で練習していたので,はじめの9校と自分たちの後の演奏は聴くことができませんでした。

 高等学校の部は先日書いたように27団体の出場でした。昨年よりも出場の最低人数の基準を引き下げて少人数(2人以上)でも参加できるようにしたことで,出場団体数が多くなったのだそうです。確かに2名の団体が2つ(高田高等学校,一関修紅高等学校B),3名の団体が2つ(岩手女子高等学校,大東高等学校),4名の団体が2つ(釜石高等学校音楽部,盛岡北高等学校)とけっこう多くありました。少人数でもチャレンジできる場をつくるのは大切ですね。

 楽しみにしていた水沢高等学校の女声7名は,顧問の先生の指揮の下,T. Weelks の"The Nightingale"をリズムよく歌っていました。7人とも「特設」の音楽部員で,合わせる時間がなかなかとれなかったとのことでしたが,それにしてはよくアンサンブルしていました。来春,新入部員が入らないと廃部になるとのことでしたので,今回をチャンスになんとか合唱人口を増やして欲しいと思います!

 私たちの盛岡某高音楽部は部員だけでの練習が充実していたことがアンサンブルをより良くするにつながったのだと思います。週に6日活動するうち自分たちだけで音楽を磨きあげる時間は4日間もあります。発声を吟味したり合わせながら修正したり,自分たちに厳しく練習に取組んだようなことを話していました。特に,録音を何度もとってそれを聴きながら修正するという練習の仕方は,とても効果的だったと思います。「聴くこと」が合唱の基本ですから。

 また,聴いていた人から「情景が見えるような合唱だった」「日本の歌の素晴らしさを感じた」などと感想をいただきました。嬉しいことです!

 今回のアンサンブルコンテスト高等学校の部の結果はこちらのページに出ています。

 高校生はこのあと期末考査をむかえ,3年生の追い出しコンサートをやって新学期を迎えるときにはもう夏の定期演奏会,そして全日本合唱コンクールが目の前に迫っています。ですから今回の結果に一喜一憂したりせず,こつこつとよりよい音楽目指して取組むことを続けていって欲しいと思っています。

2026年1月16日金曜日

【盛岡某高音楽部】アンサンブルコンテストに出場予定

 1月24日(土)と25日(日)に岩手県合唱連盟主催第35回岩手県合唱小アンサンブルコンテストが行われます。24日は高等学校部門、大学職場一般部門25日は小学生・ジュニア部門、中学生部門となっています。会場は例年,都南文化会館キャラホールでしたが,今年は盛岡市民文化ホール(マリオス)大ホールですのでご注意ください。

 高等学校部門には(進行表によると)27団体が出場するようです。そのうち盛岡第一,南昌みらい,一関修紅,盛岡第四が2チームを出場させるようなので,学校数としては23校となります。地域的な内訳は,盛岡・紫波地区が11校,県南部が8校(一関4,水沢1,北上1,花巻&遠野1),沿岸部が3校(宮古,釜石,高田),県北部が1校(福岡)で,やはり盛岡・紫波地区と一関地区が盛んなようです。水沢高校は(夏の全日本合唱コンクールには出場でず残念でしたが)音楽の先生が奔走し歌の好きな子を7名ほど集めて練習に取組み出場することになったそうです。楽しみです!

 盛岡某高音楽部もこのコンテストに参加します。そのためアンサンブルの練習を重ねてきました。技巧的に難しい楽曲でチャレンジ,というのではなく,歌っていて楽しめる楽曲を部員たちが選びました。その分,重箱の隅をつつくような練習になってしまっていますが…。この取り組みを通して,自分たちで楽曲を解釈し表現したいものを見つけること,他パートや全体を聴き感じること,そこに自分の歌声を溶けこませていくこと,少人数でも自分たちの表現を会場に届けようとすることなど,アンサンブル能力が向上するといいなと思っています。

 (繰り返しになりますが)会場が盛岡駅西の盛岡市民文化ホール(マリオス内)ですので,聴きにいらっしゃる方はお気をつけてください。ご来場をお待ちしています!
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高等学校の部演奏開始時刻…11:00
休憩…11:55〜12:55および13:50〜14:10
高等学校の部演奏終了時刻…15:05
一般の部演奏開始時刻…15:30
一般の部演奏終了時刻…16:30(閉会式開始時刻)
入場料…一般当日1500円(前売り1000円)プログラム別売200円
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2026年1月3日土曜日

2026年の予定

 無事に年が明けました。本年も宜しくお願いいたします。

 昨年(2025年)を振り返ってみると,様々な本番を経験させていただいたことがわかります。
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3月23日宮古木曜会合唱団第42回定期演奏会【指揮】(於:イーストピアみやこ・多目的ホール)
4月26・29日盛岡バッハ・カンタータ・フェライン《ヨハネ受難曲第2稿演奏会》【合唱】(於:日立システムズホール,盛岡市民文化会館・大ホール)
7月20日盛岡某高音楽部第39回定期演奏会【指揮】(於:岩手県民会館・中ホール)
9月14日《合唱による日本の民謡・世界の民謡 in 奥州》【指揮・合唱】(於:奥州市文化会館・大ホール
10月12日第32回胆江合唱祭【指揮】(於:前沢ふれあいセンター)
10月19日宮古市民文化祭【指揮】(於:宮古市民文化会館・大ホール)
11月22日合唱音楽研究会奥州第2回研究発表会【指揮】(於:奥州市文化会館・中ホール)
12月7日第78回岩手芸術祭合唱祭【指揮】(於:宮古市民文化会館・大ホール)
12月14日久慈第九演奏会【合唱】(於アンバーホール)
12月24日クリスマス・イヴ礼拝【指揮】(於:日本キリスト教団宮古教会)
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 主催する演奏会での指揮や合唱だけでなく,他団体企画の演奏会での合唱参加,「音楽祭」的な企画に関連団体として参加させていただいての指揮など,様々な形態での本番でした。それぞれの機会に様々な方々と交わってたくさん学ばせていただきました。毎回楽しく音楽できました。

 今年(2026年)は(未確定要素もありますが)今のところの予定は次のようになっています。
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1月18日けせん第九演奏会【合唱】(於:大船渡市民文化会館リアスホール)…2年に1度仙台フィルハーモニー管弦楽団を招聘して開催されている行事です。指揮は岩村力さん
2月7・8日山形交響楽団第330回定期演奏会【合唱】(於:山形テルサ)…モーツァルト作曲《レクイエム》のレヴィン版を鈴木秀美さんの指揮で歌います。
3月29日宮古木曜会合唱団第43回定期演奏会【指揮】(於:宮古市民文化会館)…1ステージ(ヨーロッパ音楽の愉しみ)だけ指揮します。
7月20日盛岡某高音楽部第40回定期演奏会【指揮】(於:岩手県民会館・中ホール)…区切りのよい「40回」ですが彼らが何をどうしたいのか未定なのです。
9月27日第33回胆江合唱祭【指揮】…会場は不明ですが,女声合唱団アンサンブル・コンフオーコ,合唱音楽研究会奥州の2団体を指揮する予定です。
11月15日盛岡バッハ・カンタータ・フェライン《ドイツ・バロック演奏会》(仮題)【合唱】(於:盛岡市民文化ホール・大ホール)…佐々木正利先生の指揮でバッハのカンタータやシュッツのモテットを歌います。
11月21日木野雅之平沢匡朗コンサート(仮題)【指揮】(於:奥州市文化会館・中ホール)信長貴富構成の《ヴィヴァルディが見た日本の四季》を,Zホールスペシャル合唱団で演奏(指揮)する予定です。合唱団員は一般公募する予定ですのでぜひご参加ください!

 ちなみに2027年で日にちが決まっているものは以下です。
6月14日Bachfest Leipzig 2027 カンタータ演奏会(於:トーマス教会 in ライプツィヒ)
8月8日オペラ《トゥーランドット》上演(於:奥州市文化会館・大ホール)
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 いずれの本番も大切な演奏の機会です。そこに向けてこつこつと練習を積み,力を伸ばしてよりよい音楽を提供できるように取組んでいきたいと思っています。どうぞ聴きにいらしてください!そしてご感想などをコメントいただけると励みになります。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年12月14日日曜日

【盛岡地区高校合唱際・終わりました】それぞれに合唱を楽しんでます!


 12月12日(金)の夜,盛岡市民文化ホール・小ホールで岩手県高等学校文化連盟の盛岡支部主催の盛岡地区合同合唱祭を開催しました。先日お知らせしたコンサートの一つです。出演団体や演奏楽曲はプログラムの写真をごらんください。
 
 それぞれの団体の個性が表れた選曲,演奏でした。私が指導している盛岡某高音楽部ももちろん参加しました。無伴奏の響きはまさに

「ア・カペラ」,(宗教曲ではありませんが)教会の響きのようによく溶け合って聞こえました。小ホールは適度な残響で響きが良く,発声を無理することなく歌えるので,ハーモニーも溶け合って聞こえてくるのです。子どもたちは気持ちよさそうに歌っていました。
 先日テレビで幼稚園の音響設計が話題になっていました。音が響きすぎるので大声を出しがちになるため子どもたちの精神衛生上も保育士の喉にも良くない,といった内容だったと思います。学校の音楽室の音響設計も,かつて岡山好直さんが『校舎の調律』(音楽之友社1998年)で議論しているように,「音楽する場としての音楽室」の発想でせめて音楽室だけでも設計できないものかと思います。

 かつて合唱をやっていて数十年ぶりに私が指揮する演奏を聞いてくれた友人が「聴いていて、自分が一緒に歌っているような、溶け込んでいるような感覚を持ちました。会場全体との一体感が出ているような演奏だったと思います。」と評してくれました。嬉しいお言葉。まさにホールの響きのおかげでした。

 高校生同士が刺激し合うこのような場を設定できる盛岡地区は羨ましいです。他の地区でも同じように開催できたら,せめてこの会を他地区の高校生にも体験してもらえたら,と強く思いました。

 盛岡某高音楽部は,このあと部内のクリスマス・コンサートに向かい,1月下旬のアンサンブル・コンテストに向かうことになります。今回の音楽的な体験,響きの記憶を今後に活かしていきたいと思いました。

2025年12月10日水曜日

【演奏会のお知らせ】若者たちの合唱2つ!

 12月に入り,多くの演奏会を迎えています。
11月25日に8つほど出演&おすすめ演奏会をご紹介しましたが,加えて一つ,再び一つ,演奏会をご案内します。いずれも若者たち(中心)の合唱です!!フレッシュな歌声と音楽を会場で体験しませんか?


1.第40回盛岡地区高校合同合唱祭
日時:2025(R7)年12月12日(金)17:30開演(17:00開場)
場所:盛岡市民文化ホール・小ホール
入場料:無料
プログラム:下の写真をご参照のこと
【推しポイント】
 主催は「岩手県高等学校文化連盟盛岡支部合唱専門部」というところです。毎年この時期この会場で行われています。出演するのは12の高校(盛岡第一,第二,第三,第四,北,市立,南昌みらい,紫波総合,盛岡スコーレ,盛岡白百合,盛岡誠桜,盛岡大学附属)で,合同合唱が2ステージ(3曲)あります。これだけの数の高校,生徒が集まって合唱で交流できるのは,残念ながら盛岡地区以外にはないのではないでしょうか。一関地区では高校合同コーラスコンサートというのが1月に予定されているようですが(くわしくはこちらをご覧ください)。日本語の歌,イタリア歌曲,ア・カペラ,ピアノ伴奏付き,ポップス,ミサ曲…などなど様々なタイプの楽曲が楽しめます。終演は19時すぎですから,列車でちょっと聴きにいらしてみてください。


2.岩手大学合唱団第71回定期演奏会
日時:2025年12月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:盛岡市渋民文化会館(姫神ホール)
入場料:300円
プログラム:
 第1部「信じる」〜谷川俊太郎の世界〜 《ふるさとの星》ほか
 第2部「幅広く愛される曲たち」 《アイノカタチ》ほか
 第3部「日本人になつかしいドイツの歌めぐり 〜名田綾子編をベースにして(佐々木正利編さん〜さて,何がでてくるかな? お楽しみに〜


【推しポイント】
 2年ぶりに開催される岩手大学合唱団の定期演奏会です。第1部,第2部は学生の指揮,第3部は常任指揮者の佐々木正利先生の指揮です。第3部には団友として出演しますが,聞き馴染んだ歌が日本語やドイツ語で次々と歌われる楽しいメドレーです。例年と会場が違って少々遠いので(旧玉山村の渋民地区),お時間に余裕を持ってご来場ください。(第70回記念定期演奏会の様子はこちら

※若者ではありませんが,第3部には私も含めOBOGが5名ほどお手伝いで出演します。
※高校・大学時代がコロナ禍により合唱活動以前にサークル活動ができなかった世代の若者たちが手探りで作り上げる演奏会です。ぜひ聴きにきて応援していただきたく思います!!

2025年11月25日火曜日

【演奏会のお知らせ】出演&おすすめ8つ!

 2025年も終わろうとしています。ここから数ヶ月の出演&おすすめ演奏会を日にち順にご紹介します。

1.コール・ネネム演奏会
日時:2025年11月29日(土) 19:00開演(18:30開場)
場所:盛岡市民文化ホール・小ホール
入場料:800円(高校生以下は無料)
プログラム:
 「フランス・ルネサンスの響き」Dufay, Costeley, Lasso, J. Des Presなどの作品
 「クリスマス・キャロルを集めて」
 「パレストリーナの3つのミサより」いくつかのパロディーミサなど
【推しポイント】
 合唱音楽研究会奥州で先日まで取り組んできた「ルネサンス音楽」「ラテン語」「ア・カペラ」に長く取り組んでいる合唱団です。なにより「パレストリーナ」の作品も演奏されます。良い演奏を生で聴くチャンスです!(昨年の様子はこちら)


2.第78回岩手芸術祭・合唱祭
日時:2025年12月7日(日) 12:30開演(12:00開場)
場所:宮古市民文化会館・第ホール
入場料:一般800円(当日200円増し)
【推しポイント】
 県内の多くの合唱団が出演します。宮古木曜会合唱団は《緑の森よ(日独語)》《見上げてごらん夜の星を》を,宮古地区合同合唱団(中高生も)は《群青》を演奏します(指揮します)。奥州市からは混声合唱団アミューズさんが出演しますし,300名規模での全体での合同合唱も2曲あります。再来年当たりは奥州市での開催という噂もありますので宮古に足を伸ばしてみませんか。

3.第40回盛岡地区高校合同合唱祭
日時:2025年12月12日(金) 17:30開演
場所:盛岡市民文化ホール・小ホール
入場料:無料
【推しポイント】
 盛岡地区の高校の音楽部・合唱部が集まります。1団体8分程度の発表で14団体ほど参加する予定です。我が盛岡某校音楽部は松本望作曲の《ゆうやけ》を演奏する予定です(指揮します)。100名近くでの合同演奏で加藤學編曲《前国高文連の歌》や木下牧子作曲《うたよ!》もあります。


4.久慈・ベートーヴェン交響曲連戦演奏会Vol.5 第九演奏会
日時:2025年12月14日(日) 14:30開演(14:00開場)
場所:久慈市文化会館アンバーホール・大ホール
入場料:S席3,000円,A席2,000円
【推しポイント】
 仙台フィルハーモニー管弦楽団と市民合唱団(私も歌います)ほか(合唱指揮:小原一穂先生)が茂木大輔さんの指揮で《第九》を演奏するほか,ベートーヴェンの《ウェリントンの勝利》という作品も演奏されます。(マエストロ練習の様子はこちら



5.岩手大学合唱団第71回定期演奏会
日時:2025年12月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
入場料:300円
プログラム:
 第1部「信じる」〜谷川俊太郎の世界〜 《ふるさとの星》ほか
 第2部「幅広く愛される曲たち」 《アイノカタチ》ほか
 第3部「日本人になつかしいドイツの歌めぐり 〜名田綾子編をベースにして(佐々木正利編さん〜さて,何がでてくるかな? お楽しみに〜
【推しポイント】
 2年ぶりに開催される岩手大学合唱団の定期演奏会です。第1部,第2部は学生の指揮,第3部は常任指揮者の佐々木正利先生の指揮です。第3部には団友として出演しますが,聞き馴染んだ歌が日本語やドイツ語で次々と歌われる楽しいメドレーです。例年と会場が違って少々遠いので(旧玉山村の渋民地区),お時間に余裕を持ってご来場ください。(第70回記念定期演奏会の様子はこちら


6.けせん第九演奏会
日時:2026年1月18日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:大船渡市民文化会館リアスホール
入場料:一般3,000円(当日3,500円),高校生以下1,500円
【推しポイント】
 久慈の第九同様,地元の合唱団(私も歌います)が仙台フィルハーモニー管弦楽団を呼んで2年に一度開催しているベートーヴェン作曲《交響曲第9番》の演奏会です(前回の様子はこちら)。奥州市からは自動車で1時間半程度と近いので行きやすいと思います。なんと小学生から中高生も巻き込んで《第九》を経験させようという素敵な取組です(10月のマエストロ練習の様子はこちら)。詳細がわかりましたら再度お知らせします。

日時:2026年2月7日(土)19:00開演・8日(日)15:00開演
場所:山形テルサホール
入場料:A席5,500円,B席5,000円ほか
【推しポイント】
 山形交響楽団がこの時期の定期演奏会で例年とりあげる合唱付き作品シリーズです。今回はオール・モーツァルト・プログラムで交響曲第35番「ハフナー」の他に《レクイエム》も演奏します。これは「レヴィン版」という版で,これまでよく演奏されてきた版(ズュースマイヤー版)とは少々異なります。山響の演奏会のために設立された山響アマデウスコアという合唱団が歌います(私も歌います)。詳しくはこちらをご覧ください。


8.宮古木曜会合唱団 第43回定期演奏会
日時:2026年3月29日(日)14:00開演(13:30開場)
場所:宮古市民文化会館・大ホール
入場料:500円
プログラム:
 第1部「ヨーロッパ音楽の楽しみ」
 第2部「思い出のメロディを・・」
 第3部「混声合唱曲《島よ》」
【推しポイント】
 第1部(私が振ります)では,カタルーニャ地方のクリスマスの歌《El noi de la mare》,T. L. de Victoria作曲のクリスマスのモテット《O MAGNUM MYSTERIUM》,シューベルトやモーツァルト作曲の《Wiegenlied(子守歌)》,メンデルスゾーン作曲の《Abschied vom Walde》など外国語にチャレンジしています。第2部は《糸》《上を向いて歩こう》《風になりたい》などポップな合唱,第3部は大中恩作曲の名曲《島よ》を演奏します。

2025年11月9日日曜日

【演奏会・聴いてきました】盛岡誠桜高校音楽部・第13回定期演奏会

 11月7日(金),久しぶりの宮古泊から帰ってきた夕方18:00から,盛岡市民文化ホール・小ホールにて盛岡誠桜高校音楽部の第13回定期演奏会を聴いてきました。昨年の夏,コンクール前に一度レッスンに行ったり,第12回の定期演奏会を聴いたり,コンクールの場で声をかけたりしていた合唱団で,合唱仲間である顧問の先生方だけでなく部員の子どもたちとも繋がりがあるので,楽しみにしていました。

 ステージは,オープニングの校歌に続く3部構成で第1部はNコン&全日本合唱コンクールで歌ってきた課題曲や自由曲を今年から指導なさっている熊谷慎太郎先生の指揮で,第2部はディズニー関連のポップな楽曲6つを合唱仲間の佐々木温先生と生徒のピアノ伴奏で,第3部は鈴木憲夫作曲の《永訣の朝》を顧問の菊池知子先生の指揮,八重樫千尋先生のピアノで演奏しました。部員は12名です。

 第1部では各々の楽曲の特徴を生かして,短い演奏時間に多彩な変化を聴き取ることができました。第2部では楽しい振りを付けながら安定したハーモニーを聞かせ,高校生らしさが弾けるステージでした。第3部は長い本格的な合唱曲に苦戦しつつも楽曲の世界を感じて表現する様子が見られました。今年はNコン岩手県大会および全日本合唱コンクール岩手県大会でも金賞となって東北大会を経験しているせいか,昨年より表現が堂々としており自信を持って楽しんで歌っている感じが伝わってきて,「高校生のこういう姿を引き出すにはどうしたもんじゃろのう…」と考えさせられました。

 また,昨年よりお客さんは少なく空席が目立ちましたが,聞き手のマナーはとてもよく,音楽部を応援している気持ちが感じられる演奏会でした。後輩たちの指導の様子や高校生の伸びやかな姿からたくさんの刺激をもらうことができました。

2025年8月31日日曜日

【盛岡某高音楽部】コンクールは学びの場

 8月30日(土),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホールで行われた第77回全日本合唱コンクール岩手県大会高等学校部門に参加してきました。私は昨年初めて参加しました(正確には41年ぶり…1983年の20歳の頃に水沢高校音楽部を指揮して出場しています)。今年は23団体が出場で,出場校の地域的な傾向はほぼ同じですが,1つの高校から2,3チーム出場しているところもあります。これによって金賞枠は増えるのですが,同じ学校がいくつも金賞を取るということも起こります。

 合唱コンクールをどう位置づけて演奏するか,難しいものだなぁと感じました。ステージを見聞きしているうちに「やっぱり腕前を見せる場なんだなぁ…」という気がしてきました。でもだからといって「すごいでしょう!」と思いながら演奏するのは根本的に違うと思います。音楽に真摯に取組むということは音楽する際にはとても大切なことだからです。

 自分たちの演奏の録音CDをもらってきました。ざっと聴いてみたのですが,自分のセンスのなさがもろに出ている感じがしました。重いというか楽しくないというか…。細かいことに拘泥している感じ。勉強が足りないなぁと強く感じました。

 審査の結果,盛岡某高音楽部は銀賞でした。審査員の先生方の講評をいただきました。それぞれ異なった音楽的な背景をもった方なので,それぞれのバックグラウンドが反映されたアドバイスだなぁと感じました。それにしても「指揮者」や「作曲者」は複数人いても「声楽家」がいないのはいかがなものでしょうねぇ…。声楽的な観点は合唱する上でとても大切だと思うのですが。

 高校生は3年生が引退し新しい体制がスタートします。1年間の見通しをもてるように(考査期間明けの)次の部活で話し合って,新しいスタートを切っていきたいと思っています。

2025年8月11日月曜日

【宮古高校音楽部②】ドイツ語作品にチャレンジ!

 8月11日(月・祝)の午前(10:00〜12:00)に宮古市のうみマチひろばの会議室で,宮古高校音楽部の2回目のレッスンを行いました(8月3日の1回目はこちら)。

 前回はパレストリーナのモテットを均した後,メンデルスゾーンの《Paulus》からステファノの石打ちの場面のあたり(Nr. 8&9)のドイツ語の意味と読みだけをやったのでしたが,今回は実際にドイツ語で歌ってのレッスンとなりました。

 たった1週間なのにドイツ語である程度歌えるようになっていて,とても驚きました。高校生ってやればやれるものなのですね!顧問の佐々木駿先生のご指導の賜物と思います。すばらしい!

 はじめはコラールから。「Dir Herr, 」の呼びかけで始まるのですが,旋律はバッハの(コラール)カンタータ第93番でお馴染みの《Wir nun dir Lieben Gott lasst walten》です。メンデルスゾーンにとってもドイツ人にとって馴染みのあるコラールであることを紹介して,コラール旋律を歌って馴染ませました。一方,声が固くなり響がでこぼこするので,喉の力がぬけた響を保てるように「ア」や「オ」でも旋律を歌わせました。同時に,四分音符をいちいち置いているので,一筆書きにすること八分音符で感じること次のテキストに応じた息を吸うことなどの基本を教えました。縦に見ると和音の響からハミ出さない(音を溶け合わせる),横に見ると音楽が停滞しない(音楽を運ぶ),という点がゴールです。

 「Steiniget ihn」の合唱は非常によく健闘していました。細かい音符のところに母音をきちんとはめること,各パートの各部分での役割を理解して聞かせるべきパートに耳を澄ますこと,力強さはフォルテだけでなくピアノでも必要だしピアノの時こそ緊張感が作り出せることなどに取組みながら何度も歌いました。

 繰り返しになりますが,ドイツ語の楽曲をしかも1週間でこれほどに歌えるようになっていることに驚きました。高校生の潜在能力おそるべし。そして生徒を信じて引き出せるようにならなければ!と気づかされたレッスンでした。

2025年8月7日木曜日

【水沢高校音楽部】久しぶりのヴォイス・トレーニング

 8月7日(木)の午後(16:00−18:00),前日のチャレンジングなコンフオーコに続いて再び水沢に行き,水沢高校音楽部のレッスンをしてきました。今シーズン2回目(そして最後)です。

 顧問の先生から「発声法についていろいろ教えて欲しい,子どもたちの今後にも生きると思うし自分も学びたい」とリクエストがあり,ヴォイス・トレーニングの方法などを紹介してきました。

 理屈をいくら知っても,知ってるだけでは良い音楽はできません。本当の発声の先生なら木下マティアス義久先生が仰っていた通り,生徒の声を聞きそれに基いて個別化し評価しながらよりよい声・音楽へと導くのでしょうけれど,自分にはそれほどの聞き分ける経験がないので,理屈をこねながら練習法を紹介するといった程度の内容となりました。即ち,①楽器の仕組みを知る,②運動に関与する部位と構造を知る,③強化方法とそのねらいを知る,といった感じです。ともすると練習の仕方だけを受け取ってそれをやっていれば案心ってなことになり,そのねらい・目的に無頓着に成ってしまいがちだからです。「鼻つまみ」「ハイハイ」「首上げ」など久しぶりにやって見せて触らせながら紹介しました。子どもたち,そして先生も興味を持って取組んでくれました。

 指導のためにもっと知りたい,学びたいという顧問の先生の姿勢が素晴らしいです!学び続けていないと教える立場に立てません。また発声(歌唱)は運動ですから,座学でなく実際に身体を動かすことで理解できます。そしてまた多くのチャレンジが「上達」を支えていることは,鈴木宏昭著『私たちはどう学んでいるのか』(筑摩書房2022)(特に第3章)から学びました。今日の短い時間ではできないことも多かったと思いますが,これを今後の学びのきっかけにしてもらえたらと思っています。

 終わりには顧問の先生の学生時代の音楽活動の話や子どもたちの今後への期待,胆江地区の合唱音楽の現状や学校における音楽教育の現状など,様々な話題で4人で対話する時間もあり,私も思いを伝えることができました。今シーズンはこれが最後になりますが,「1月のアンサンブル・コンテストには1・2年生の生徒を誘って出場させたいのでその時はまたご指導をお願いします。」とお話いただき,とても嬉しく思いました。これ一つの足がかりとして,胆江地区の音楽活動の広がりをさらに広げ高めたいと強く思いました。

2025年8月3日日曜日

【宮古高校音楽部】混声合唱は充実した響き

 8月3日(日)の午前(10:00-12:00),宮古市のうみマチひろばで宮古高校音楽部のレッスンをしてきました。会議室を使ったので響きがよく,歌いやすい所でした。

 だいぶ前から夏休みに1〜2回呼んでもらい,昨年は外部コーチに登録の上指導に来たのでした。女声合唱が長く続いていたのですが,昨年から混声となり,今年は新入生を5名迎えて12名ほどの混声合唱,バスが3名,テノールは男1,女2の計3名で充実した響きになっていました。

 取り組んでいた楽曲は,パレストリーナの《Dies sanctificatus》とメンデルスゾーンの《Pulus》の第8ー9曲でした。はじめに2曲聞かせてもらって,まずパレストリーナからやることにしました。この曲は宮古木曜会合唱団でクリスマス・イヴ礼拝で振ったことがありました。子どもたちはよく歌えているのですが,母音によってでこぼこすることが気になりました。また音楽のサイズをはみ出すほどのでかい音になる部分があって,よく見ると楽譜に「ff」がかいてありました。全日本合唱連盟刊の課題曲集ではなく,1970年代あたりに出版された皆川達夫・高野紀子編の版でした。そこでまずは母音の矯正から取組ました。いつものように「身体は楽器」と話して,よく開いた楽器の筒の形を変えない&母音は喉で作るようにとしてみたら,素直な子どもたちなのでずっと安定した響きになりました。次に楽譜の話をしました。パレストリーナの時代は強弱記号を使っていなかったこと,君たちが使っているのは実用譜として「編集」されたものなのでかかれている記号は作曲者の意思ではなく編集者の解釈でしかないこと,当時はスコアでなくパート譜を使っていたことなどなど。ついでに「強弱記号を見たら「なぜその記号をそこに書き込んだのか」を考えて表現するように」ともお話しました。楽譜の見方,解釈の仕方です。その後ラテン語のアクセントを優先する歌い方を徹底したら,各パートがクリアに聞こえるようになりました。

 残り40分くらいになって,あわてて《Paulus》に切り替えました。こちらは盛岡バッハ・カンタータ・フェライン2014年に演奏しているのですが,あまりよく覚えていなかったので慌ててプログラムや対訳で勉強して臨んだのでした。始めに《Paulus》についてよく知らないようでしたので超駆け足で解説し,その中のこの部分をやるんだよ,と説明しました(プログラムに書いた解説を読んでもらえば正しく伝えられるのですが…)。子どもたちはまだ歌詞をつけていなくて,「歌詞の読みを教えてください」ということでしたので,ドイツ語の読みの基本,歌詞の意味,読み方,リズム読みなどをこれもまた超駆け足で取り組みました。次回は8月11日(月)に行く予定です。その時にはさらに進んだ練習ができると思います。

 混声合唱,やはりいいですね。盛岡某高音楽部も人が増えて混声合唱も体験させられたらいいのに,と思いました。そしてそちらも「頑張らなくちゃ!」と(また)思いました。

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