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2026年6月20日土曜日

【盛岡某高音楽部】いよいよ本格集中モード(演奏会のご案内!!)

 6月17日(水)と19日(土)に盛岡某高音楽部の指導に行ってきました。4月から新年度が始まり3名の1年生新入部員を迎えて2ヶ月活動してきていました。6月に入ってからは2週間ほど定期考査のために部活動がお休みになっていたので,久しぶりの指導となりました。

 7月20日(月・祝)岩手県民会館中ホールで開催予定の第40回定期演奏会まであと1ヶ月となり,6月17日(水)には第2部で演奏するポップスの全曲を音を出して課題を確かめました。クラシックなら「様式」がわかった上で表現することが大切ですが,同様にポップスではその曲の「テイスト」をつかむことが大切で,テンポやリズム,旋律などの特徴がどう演奏すると生きるかが納得されれば,高校生は自分たちでとても良い感じの音楽にまとまっていきました。羨ましい!

 6月19日(金)には定期演奏会の第1部で演奏する無伴奏合唱曲の中から,8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会でも演奏する《夕ぐれの時はよい時》(詩:堀口大學,作曲:松本望)を久しぶりに練習しました。これは女声3部合唱ながらdiv.が多く,最大で5パートに分かれ,しかも超複雑な和音及び和声進行なのです。部員は10名なので1パート2人だけでそのハーモニーを作って音楽していかなければなりません(そして6分間も続く楽曲なので音楽的な集中力も必要です)。音取りは4部分くらいに分けて取り組み,何度も転調しながら移動ド唱法で進めてなんとか最後までいったのが考査期間前でした。ですからこの日はほぼ,歌詞唱最初の日でもありました。それでも部員たちは難しい音の進行をよく覚えていて,(少々確認や練習が必要ではありましたが)最後まで止まらずに歌うことができました。さらに歌詞の解釈やそれにともなう音楽のニュアンスを伝えると,各自がよく考えて表現したり,指揮の変化によく反応したりしていました。高校生怖るべし!

 今後の演奏機会3つのご案内です。

第45回岩手県高校合唱祭岩手県高文連主催)
・日時:7月2日(木)12:00開演
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
・入場料:無料
※県内の多くの高校の合唱部・音楽部の合同発表会です。1団体8分のステージで,私たちの演奏曲目は《夕ぐれの時はよい時》(詩:堀口大學,作曲:松本望)です。合同演奏で新曲の《僕》の初演や《若い合唱》も演奏します。

◯第40回定期演奏会
・日時:7月20日(月・祝)(昨年は13:00開演
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホール
・入場料:(昨年は無料
※プログラム(予定)
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【第1部】無伴奏合唱曲アラカルト(仮題)
・John Wilye(イングランド1574-1638)によるマドリガル音楽
 《O what shall I do? (ああ,私はどうすればよいのか)》
 《Weep, O mine eyes (嘆け,ああ私の瞳よ)》
・現代ヨーロッパの宗教音楽
 《MISSA IN DISCANTU》より《Gloria》Carl-Bertil Angestig(1924-2019)作曲
・現代日本の合唱曲
 《夕ぐれの時はよい時》 詩:堀口大学 作曲:松本望 (「無伴奏女声合唱のための 3つのessais(エッセ)」より) 
 《私のいのちは》 詩:立原道造 作曲:山下祐加 (「花咲くままに 思ひ出よ」より)
・日本の名曲
 《夕ぐれの時はよい時》詩:堀口大學,作曲:松本望
【第2部】映画音楽への誘い(仮題)
・《I will follow him》「天使のラブソング」より
・《いのちの名前》「千と千尋の神隠し」より→《世界の約束》「ハウルの動く城」より→《カントリー・ロード》「耳をすませば」より
・《ルパン三世のテーマ》「ルパン三世」より
・《スパークル》「君の名は」より
【第3部】ミュージカル「美女と野獣」
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第78回全日本合唱コンクール岩手県大会(高等学校部門)
・日時:8月29日(土)11:00〜(予定)
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
・入場料:(一般)前売り1000円,当日1500円
※この日は高等学校の部に続いて大学職場一般部門が行われます。翌日は小学生部門・中学生部門です。私たちの演奏曲は以下です。
課題曲:F1《O what shall I do? (ああ,私はどうすればよいのか)》J. Wilby作曲
自由曲:《夕ぐれの時はよい時》 詩:堀口大学 作曲:松本望 (「無伴奏女声合唱のための 3つのessais(エッセ)」より) 

 みなさん,お誘い合わせの上,足をお運びください。よい音楽をお聞かせできるよう取り組んで参ります!

2026年5月23日土曜日

【盛岡某高音楽部】セミナーサポート事業・声が課題

 5月22日(金)の午後,岩手県民会館・中ホールで,岩手県高等学校文化連盟(通称,高文連)主催のセミナーサポート事業としての(全日本合唱コンクールの)課題曲講習会があり,本山秀毅先生のレッスンを受けました。この事業は毎年行われています(昨年はパレストリーナの作品について藤井宏樹先生のレッスンでした)。かつて私がまだ20代の頃に第3回仙台バッハ・アカデミー(1988年)の指揮のマスタークラス(講師は先日お亡くなりになったヘルムート・リリング先生)のアシスタントとして通訳や指揮の指導をしてくださったのが,当時まだゲヒンゲン聖歌隊の団員だった本山秀毅さん(と大谷研二さん)でした。その時のテーマは《ヨハネ受難曲》で,レチタティーヴォで「もっとキャラクターを!」と指導されました。また2013年(?)に開催された(第2回)Harmony for JAPANに宮古木曜会合唱団が招待された際,京都バッハ合唱団と合同でJ. S. Bachの《Jesu, meine Freude》を演奏したのですがその時の合同合唱団の指揮もしていただきました。(この時の打ち上げの席で本山さんと信長貴富さんが《群青》の編曲・出版を話し合っていたのを覚えています。)


 今回の課題曲はJohn Wilby作曲のマドリガル《O what shall I do?》,いわゆるF1です。美しい女性への高まる思いを歌った三部合唱です。始めに一度聞いていただきました。子どもたちは明瞭な発音とディクション,清潔な音程や思いを音楽で表現することなどに意識しながら歌いました。すると本山先生は,「(きちんと歌えているので)もっと魅力的な声が出るはずだからそこを練習しよう。」と発声について主にアドバイスくださいました。全体に暗い,ソプラノは上がってきて喉が狭くなる,アルトは響きが足りず暗くなる,メゾは音程が決まらない…。普段気になっていたけれども十分にやりきれなかったポイントを取り上げて,いつもとは少し違ったやりかたでアプローチしてくださいました。子どもたちには新しい選択肢となり,とても多く気付きがあったように思います。

 体の使い方は,意識しながら繰り返さなければ身に付きません。「歌うことは運動」です!日々の練習で意識させ積み重ねていきたいと思いました。パワーが加わればさらに劇的に表現できますからね!

 定期演奏会は7月20日(月・祝)岩手県民会館・中ホールです。ア・カペラ,ポップス,そしてミュージカルと演奏します。ぜひ聴きにいらしてください。お待ちしています。(ちなみに今回のマドリガルは演奏しませんが,7月2日(木)には岩手県民会館・大ホールで岩手県高校合唱祭が開かれる予定です。こちらでもお待ちしています!!

2026年5月14日木曜日

【盛岡誠桜高等学校音楽部】すなおで伸びやかな子どもたち

 5月13日(水)16:30〜18:30に盛岡誠桜高等学校音楽部の指導に行ってきました。一昨年に2度ほどレッスンに行って以来,コンクールの演奏を聴いたり定期演奏会(第12回第13回)を聴いたりしてきました。指導の先生が変わり,バロック期の作品であるコンクール課題曲をどう方向付けたらいいか迷っているということで,ヒントが得られればとお伺いしました。取り組む楽曲はJohann Adolf Hasse(1699-1783)作曲の《Benigne fac 恵みたまえ,主よ》という弦楽合奏(ピアノリダクション)と女声合唱のためのミサ曲の中の1曲です。全日本合唱コンクールのF2(女声・外国語・ピアノ伴奏付き)にあたる楽曲です。今回初めて知った楽曲,そして作曲家でした。ラテン語の宗教曲で4声部です。

 6人全員が揃って笑顔で迎えてくれた上に,3年生4名は一昨年レッスンに来たことを覚えていてくれました。S1が1人,S2が(2年生のみ)2人,A3が1人,A2が2人の編成(1年生は入部しなかったとのこと。残念)。はじめに一通り聴かせてもらいました。さすが,昨年度全日本合唱コンクールの岩手県大会でもNHK学校音楽コンクールでも金賞を受賞した子どもたち,各パートとも自分のパートをしっかりと主張していました。でも少人数パートで頑張ってきたせいでしょう,喉が固くなっていてハモらない声質になっていました。

 例によって自分たちの課題,クリアしたいことを尋ねると,やはり発声に関することがでてきたので,最初にそれを取り上げることにし,「今日の目標は身体を楽器にして音を出すこと」と示しました。何をどこまで知っているのかわからないので身体の仕組みから一つずつ確認して進めました。喉からいろいろな音を出して見せたのですが,子どもたちはすぐに(抵抗なく)真似します!すばらしい!変化はすぐに聞き取れました(筋肉が育っていないので長続きはしませんが)

 続いて,その音で最後の3小節「Amen」の部分をハモらせながら,三和音の仕組みやテンションノート,和音を構成する各音の役割などを教えました。音にして理解しないと知識は生きないし,知っていれば各自の実現目標になります。この3小節はちょうどよい教材でした。

 その後t. 22(「piu presto」)からのポリフォニックな部分の歌い方を考えました。シンコペーションの動機の歌いかた,音のぶつかりから解決へのエネルギー,同度(オクターヴ)の解けあい,バロック期の音楽の様式感などなど,駆け足で伝えながらチャレンジさせました。そしてやっと冒頭のホモフォニックな部分にもどって,言葉のアクセントを生かす音楽の運びかたを考えました。

 しかし結局この日は歌詞をつけるところまではいきませんでした。いろいろなところでいつも言うことですがここでも「吹奏楽部の人たちはこうやって音楽に取り組んで素敵な音楽を目指しているんだよね。その上にさらに言葉を乗せて聴き手にとどけるのが歌なんです。」と伝えました。2時間びっしりレッスンしましたが,ずっと真剣な眼差しで取り組んだ子どもたち。顧問の先生や学校全体で子どもたちをよく育てているなぁと感心しました。まだ日程が発表になっていないが岩手県民会館のサイトによると7月2日(木)らしい岩手県高校合唱祭や8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会などで聴くのが楽しみです!

2026年1月25日日曜日

【アンサンブルコンテスト・終わりました】丁寧な取組が音楽性を育てます


 1月24日(土),盛岡市民文化会館(マリオス)大ホールで第35回岩手県合唱小アンサンブルコンテストの高等学校部門と一般部門が開催されました。盛岡某高音楽部も出場するため,昼頃まで学校で練習していたので,はじめの9校と自分たちの後の演奏は聴くことができませんでした。

 高等学校の部は先日書いたように27団体の出場でした。昨年よりも出場の最低人数の基準を引き下げて少人数(2人以上)でも参加できるようにしたことで,出場団体数が多くなったのだそうです。確かに2名の団体が2つ(高田高等学校,一関修紅高等学校B),3名の団体が2つ(岩手女子高等学校,大東高等学校),4名の団体が2つ(釜石高等学校音楽部,盛岡北高等学校)とけっこう多くありました。少人数でもチャレンジできる場をつくるのは大切ですね。

 楽しみにしていた水沢高等学校の女声7名は,顧問の先生の指揮の下,T. Weelks の"The Nightingale"をリズムよく歌っていました。7人とも「特設」の音楽部員で,合わせる時間がなかなかとれなかったとのことでしたが,それにしてはよくアンサンブルしていました。来春,新入部員が入らないと廃部になるとのことでしたので,今回をチャンスになんとか合唱人口を増やして欲しいと思います!

 私たちの盛岡某高音楽部は部員だけでの練習が充実していたことがアンサンブルをより良くするにつながったのだと思います。週に6日活動するうち自分たちだけで音楽を磨きあげる時間は4日間もあります。発声を吟味したり合わせながら修正したり,自分たちに厳しく練習に取組んだようなことを話していました。特に,録音を何度もとってそれを聴きながら修正するという練習の仕方は,とても効果的だったと思います。「聴くこと」が合唱の基本ですから。

 また,聴いていた人から「情景が見えるような合唱だった」「日本の歌の素晴らしさを感じた」などと感想をいただきました。嬉しいことです!

 今回のアンサンブルコンテスト高等学校の部の結果はこちらのページに出ています。

 高校生はこのあと期末考査をむかえ,3年生の追い出しコンサートをやって新学期を迎えるときにはもう夏の定期演奏会,そして全日本合唱コンクールが目の前に迫っています。ですから今回の結果に一喜一憂したりせず,こつこつとよりよい音楽目指して取組むことを続けていって欲しいと思っています。

2026年1月16日金曜日

【盛岡某高音楽部】アンサンブルコンテストに出場予定

 1月24日(土)と25日(日)に岩手県合唱連盟主催第35回岩手県合唱小アンサンブルコンテストが行われます。24日は高等学校部門、大学職場一般部門25日は小学生・ジュニア部門、中学生部門となっています。会場は例年,都南文化会館キャラホールでしたが,今年は盛岡市民文化ホール(マリオス)大ホールですのでご注意ください。

 高等学校部門には(進行表によると)27団体が出場するようです。そのうち盛岡第一,南昌みらい,一関修紅,盛岡第四が2チームを出場させるようなので,学校数としては23校となります。地域的な内訳は,盛岡・紫波地区が11校,県南部が8校(一関4,水沢1,北上1,花巻&遠野1),沿岸部が3校(宮古,釜石,高田),県北部が1校(福岡)で,やはり盛岡・紫波地区と一関地区が盛んなようです。水沢高校は(夏の全日本合唱コンクールには出場でず残念でしたが)音楽の先生が奔走し歌の好きな子を7名ほど集めて練習に取組み出場することになったそうです。楽しみです!

 盛岡某高音楽部もこのコンテストに参加します。そのためアンサンブルの練習を重ねてきました。技巧的に難しい楽曲でチャレンジ,というのではなく,歌っていて楽しめる楽曲を部員たちが選びました。その分,重箱の隅をつつくような練習になってしまっていますが…。この取り組みを通して,自分たちで楽曲を解釈し表現したいものを見つけること,他パートや全体を聴き感じること,そこに自分の歌声を溶けこませていくこと,少人数でも自分たちの表現を会場に届けようとすることなど,アンサンブル能力が向上するといいなと思っています。

 (繰り返しになりますが)会場が盛岡駅西の盛岡市民文化ホール(マリオス内)ですので,聴きにいらっしゃる方はお気をつけてください。ご来場をお待ちしています!
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高等学校の部演奏開始時刻…11:00
休憩…11:55〜12:55および13:50〜14:10
高等学校の部演奏終了時刻…15:05
一般の部演奏開始時刻…15:30
一般の部演奏終了時刻…16:30(閉会式開始時刻)
入場料…一般当日1500円(前売り1000円)プログラム別売200円
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2026年1月3日土曜日

2026年の予定

 無事に年が明けました。本年も宜しくお願いいたします。

 昨年(2025年)を振り返ってみると,様々な本番を経験させていただいたことがわかります。
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3月23日宮古木曜会合唱団第42回定期演奏会【指揮】(於:イーストピアみやこ・多目的ホール)
4月26・29日盛岡バッハ・カンタータ・フェライン《ヨハネ受難曲第2稿演奏会》【合唱】(於:日立システムズホール,盛岡市民文化会館・大ホール)
7月20日盛岡某高音楽部第39回定期演奏会【指揮】(於:岩手県民会館・中ホール)
9月14日《合唱による日本の民謡・世界の民謡 in 奥州》【指揮・合唱】(於:奥州市文化会館・大ホール
10月12日第32回胆江合唱祭【指揮】(於:前沢ふれあいセンター)
10月19日宮古市民文化祭【指揮】(於:宮古市民文化会館・大ホール)
11月22日合唱音楽研究会奥州第2回研究発表会【指揮】(於:奥州市文化会館・中ホール)
12月7日第78回岩手芸術祭合唱祭【指揮】(於:宮古市民文化会館・大ホール)
12月14日久慈第九演奏会【合唱】(於アンバーホール)
12月24日クリスマス・イヴ礼拝【指揮】(於:日本キリスト教団宮古教会)
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 主催する演奏会での指揮や合唱だけでなく,他団体企画の演奏会での合唱参加,「音楽祭」的な企画に関連団体として参加させていただいての指揮など,様々な形態での本番でした。それぞれの機会に様々な方々と交わってたくさん学ばせていただきました。毎回楽しく音楽できました。

 今年(2026年)は(未確定要素もありますが)今のところの予定は次のようになっています。
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1月18日けせん第九演奏会【合唱】(於:大船渡市民文化会館リアスホール)…2年に1度仙台フィルハーモニー管弦楽団を招聘して開催されている行事です。指揮は岩村力さん
2月7・8日山形交響楽団第330回定期演奏会【合唱】(於:山形テルサ)…モーツァルト作曲《レクイエム》のレヴィン版を鈴木秀美さんの指揮で歌います。
3月29日宮古木曜会合唱団第43回定期演奏会【指揮】(於:宮古市民文化会館)…1ステージ(ヨーロッパ音楽の愉しみ)だけ指揮します。
7月20日盛岡某高音楽部第40回定期演奏会【指揮】(於:岩手県民会館・中ホール)…区切りのよい「40回」ですが彼らが何をどうしたいのか未定なのです。
9月27日第33回胆江合唱祭【指揮】…会場は不明ですが,女声合唱団アンサンブル・コンフオーコ,合唱音楽研究会奥州の2団体を指揮する予定です。
11月15日盛岡バッハ・カンタータ・フェライン《ドイツ・バロック演奏会》(仮題)【合唱】(於:盛岡市民文化ホール・大ホール)…佐々木正利先生の指揮でバッハのカンタータやシュッツのモテットを歌います。
11月21日木野雅之平沢匡朗コンサート(仮題)【指揮】(於:奥州市文化会館・中ホール)信長貴富構成の《ヴィヴァルディが見た日本の四季》を,Zホールスペシャル合唱団で演奏(指揮)する予定です。合唱団員は一般公募する予定ですのでぜひご参加ください!

 ちなみに2027年で日にちが決まっているものは以下です。
6月14日Bachfest Leipzig 2027 カンタータ演奏会(於:トーマス教会 in ライプツィヒ)
8月8日オペラ《トゥーランドット》上演(於:奥州市文化会館・大ホール)
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 いずれの本番も大切な演奏の機会です。そこに向けてこつこつと練習を積み,力を伸ばしてよりよい音楽を提供できるように取組んでいきたいと思っています。どうぞ聴きにいらしてください!そしてご感想などをコメントいただけると励みになります。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年12月14日日曜日

【盛岡地区高校合唱際・終わりました】それぞれに合唱を楽しんでます!


 12月12日(金)の夜,盛岡市民文化ホール・小ホールで岩手県高等学校文化連盟の盛岡支部主催の盛岡地区合同合唱祭を開催しました。先日お知らせしたコンサートの一つです。出演団体や演奏楽曲はプログラムの写真をごらんください。
 
 それぞれの団体の個性が表れた選曲,演奏でした。私が指導している盛岡某高音楽部ももちろん参加しました。無伴奏の響きはまさに

「ア・カペラ」,(宗教曲ではありませんが)教会の響きのようによく溶け合って聞こえました。小ホールは適度な残響で響きが良く,発声を無理することなく歌えるので,ハーモニーも溶け合って聞こえてくるのです。子どもたちは気持ちよさそうに歌っていました。
 先日テレビで幼稚園の音響設計が話題になっていました。音が響きすぎるので大声を出しがちになるため子どもたちの精神衛生上も保育士の喉にも良くない,といった内容だったと思います。学校の音楽室の音響設計も,かつて岡山好直さんが『校舎の調律』(音楽之友社1998年)で議論しているように,「音楽する場としての音楽室」の発想でせめて音楽室だけでも設計できないものかと思います。

 かつて合唱をやっていて数十年ぶりに私が指揮する演奏を聞いてくれた友人が「聴いていて、自分が一緒に歌っているような、溶け込んでいるような感覚を持ちました。会場全体との一体感が出ているような演奏だったと思います。」と評してくれました。嬉しいお言葉。まさにホールの響きのおかげでした。

 高校生同士が刺激し合うこのような場を設定できる盛岡地区は羨ましいです。他の地区でも同じように開催できたら,せめてこの会を他地区の高校生にも体験してもらえたら,と強く思いました。

 盛岡某高音楽部は,このあと部内のクリスマス・コンサートに向かい,1月下旬のアンサンブル・コンテストに向かうことになります。今回の音楽的な体験,響きの記憶を今後に活かしていきたいと思いました。

2025年12月10日水曜日

【演奏会のお知らせ】若者たちの合唱2つ!

 12月に入り,多くの演奏会を迎えています。
11月25日に8つほど出演&おすすめ演奏会をご紹介しましたが,加えて一つ,再び一つ,演奏会をご案内します。いずれも若者たち(中心)の合唱です!!フレッシュな歌声と音楽を会場で体験しませんか?


1.第40回盛岡地区高校合同合唱祭
日時:2025(R7)年12月12日(金)17:30開演(17:00開場)
場所:盛岡市民文化ホール・小ホール
入場料:無料
プログラム:下の写真をご参照のこと
【推しポイント】
 主催は「岩手県高等学校文化連盟盛岡支部合唱専門部」というところです。毎年この時期この会場で行われています。出演するのは12の高校(盛岡第一,第二,第三,第四,北,市立,南昌みらい,紫波総合,盛岡スコーレ,盛岡白百合,盛岡誠桜,盛岡大学附属)で,合同合唱が2ステージ(3曲)あります。これだけの数の高校,生徒が集まって合唱で交流できるのは,残念ながら盛岡地区以外にはないのではないでしょうか。一関地区では高校合同コーラスコンサートというのが1月に予定されているようですが(くわしくはこちらをご覧ください)。日本語の歌,イタリア歌曲,ア・カペラ,ピアノ伴奏付き,ポップス,ミサ曲…などなど様々なタイプの楽曲が楽しめます。終演は19時すぎですから,列車でちょっと聴きにいらしてみてください。


2.岩手大学合唱団第71回定期演奏会
日時:2025年12月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:盛岡市渋民文化会館(姫神ホール)
入場料:300円
プログラム:
 第1部「信じる」〜谷川俊太郎の世界〜 《ふるさとの星》ほか
 第2部「幅広く愛される曲たち」 《アイノカタチ》ほか
 第3部「日本人になつかしいドイツの歌めぐり 〜名田綾子編をベースにして(佐々木正利編さん〜さて,何がでてくるかな? お楽しみに〜


【推しポイント】
 2年ぶりに開催される岩手大学合唱団の定期演奏会です。第1部,第2部は学生の指揮,第3部は常任指揮者の佐々木正利先生の指揮です。第3部には団友として出演しますが,聞き馴染んだ歌が日本語やドイツ語で次々と歌われる楽しいメドレーです。例年と会場が違って少々遠いので(旧玉山村の渋民地区),お時間に余裕を持ってご来場ください。(第70回記念定期演奏会の様子はこちら

※若者ではありませんが,第3部には私も含めOBOGが5名ほどお手伝いで出演します。
※高校・大学時代がコロナ禍により合唱活動以前にサークル活動ができなかった世代の若者たちが手探りで作り上げる演奏会です。ぜひ聴きにきて応援していただきたく思います!!

2025年11月25日火曜日

【演奏会のお知らせ】出演&おすすめ8つ!

 2025年も終わろうとしています。ここから数ヶ月の出演&おすすめ演奏会を日にち順にご紹介します。

1.コール・ネネム演奏会
日時:2025年11月29日(土) 19:00開演(18:30開場)
場所:盛岡市民文化ホール・小ホール
入場料:800円(高校生以下は無料)
プログラム:
 「フランス・ルネサンスの響き」Dufay, Costeley, Lasso, J. Des Presなどの作品
 「クリスマス・キャロルを集めて」
 「パレストリーナの3つのミサより」いくつかのパロディーミサなど
【推しポイント】
 合唱音楽研究会奥州で先日まで取り組んできた「ルネサンス音楽」「ラテン語」「ア・カペラ」に長く取り組んでいる合唱団です。なにより「パレストリーナ」の作品も演奏されます。良い演奏を生で聴くチャンスです!(昨年の様子はこちら)


2.第78回岩手芸術祭・合唱祭
日時:2025年12月7日(日) 12:30開演(12:00開場)
場所:宮古市民文化会館・第ホール
入場料:一般800円(当日200円増し)
【推しポイント】
 県内の多くの合唱団が出演します。宮古木曜会合唱団は《緑の森よ(日独語)》《見上げてごらん夜の星を》を,宮古地区合同合唱団(中高生も)は《群青》を演奏します(指揮します)。奥州市からは混声合唱団アミューズさんが出演しますし,300名規模での全体での合同合唱も2曲あります。再来年当たりは奥州市での開催という噂もありますので宮古に足を伸ばしてみませんか。

3.第40回盛岡地区高校合同合唱祭
日時:2025年12月12日(金) 17:30開演
場所:盛岡市民文化ホール・小ホール
入場料:無料
【推しポイント】
 盛岡地区の高校の音楽部・合唱部が集まります。1団体8分程度の発表で14団体ほど参加する予定です。我が盛岡某校音楽部は松本望作曲の《ゆうやけ》を演奏する予定です(指揮します)。100名近くでの合同演奏で加藤學編曲《前国高文連の歌》や木下牧子作曲《うたよ!》もあります。


4.久慈・ベートーヴェン交響曲連戦演奏会Vol.5 第九演奏会
日時:2025年12月14日(日) 14:30開演(14:00開場)
場所:久慈市文化会館アンバーホール・大ホール
入場料:S席3,000円,A席2,000円
【推しポイント】
 仙台フィルハーモニー管弦楽団と市民合唱団(私も歌います)ほか(合唱指揮:小原一穂先生)が茂木大輔さんの指揮で《第九》を演奏するほか,ベートーヴェンの《ウェリントンの勝利》という作品も演奏されます。(マエストロ練習の様子はこちら



5.岩手大学合唱団第71回定期演奏会
日時:2025年12月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
入場料:300円
プログラム:
 第1部「信じる」〜谷川俊太郎の世界〜 《ふるさとの星》ほか
 第2部「幅広く愛される曲たち」 《アイノカタチ》ほか
 第3部「日本人になつかしいドイツの歌めぐり 〜名田綾子編をベースにして(佐々木正利編さん〜さて,何がでてくるかな? お楽しみに〜
【推しポイント】
 2年ぶりに開催される岩手大学合唱団の定期演奏会です。第1部,第2部は学生の指揮,第3部は常任指揮者の佐々木正利先生の指揮です。第3部には団友として出演しますが,聞き馴染んだ歌が日本語やドイツ語で次々と歌われる楽しいメドレーです。例年と会場が違って少々遠いので(旧玉山村の渋民地区),お時間に余裕を持ってご来場ください。(第70回記念定期演奏会の様子はこちら


6.けせん第九演奏会
日時:2026年1月18日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:大船渡市民文化会館リアスホール
入場料:一般3,000円(当日3,500円),高校生以下1,500円
【推しポイント】
 久慈の第九同様,地元の合唱団(私も歌います)が仙台フィルハーモニー管弦楽団を呼んで2年に一度開催しているベートーヴェン作曲《交響曲第9番》の演奏会です(前回の様子はこちら)。奥州市からは自動車で1時間半程度と近いので行きやすいと思います。なんと小学生から中高生も巻き込んで《第九》を経験させようという素敵な取組です(10月のマエストロ練習の様子はこちら)。詳細がわかりましたら再度お知らせします。

日時:2026年2月7日(土)19:00開演・8日(日)15:00開演
場所:山形テルサホール
入場料:A席5,500円,B席5,000円ほか
【推しポイント】
 山形交響楽団がこの時期の定期演奏会で例年とりあげる合唱付き作品シリーズです。今回はオール・モーツァルト・プログラムで交響曲第35番「ハフナー」の他に《レクイエム》も演奏します。これは「レヴィン版」という版で,これまでよく演奏されてきた版(ズュースマイヤー版)とは少々異なります。山響の演奏会のために設立された山響アマデウスコアという合唱団が歌います(私も歌います)。詳しくはこちらをご覧ください。


8.宮古木曜会合唱団 第43回定期演奏会
日時:2026年3月29日(日)14:00開演(13:30開場)
場所:宮古市民文化会館・大ホール
入場料:500円
プログラム:
 第1部「ヨーロッパ音楽の楽しみ」
 第2部「思い出のメロディを・・」
 第3部「混声合唱曲《島よ》」
【推しポイント】
 第1部(私が振ります)では,カタルーニャ地方のクリスマスの歌《El noi de la mare》,T. L. de Victoria作曲のクリスマスのモテット《O MAGNUM MYSTERIUM》,シューベルトやモーツァルト作曲の《Wiegenlied(子守歌)》,メンデルスゾーン作曲の《Abschied vom Walde》など外国語にチャレンジしています。第2部は《糸》《上を向いて歩こう》《風になりたい》などポップな合唱,第3部は大中恩作曲の名曲《島よ》を演奏します。

2025年11月9日日曜日

【演奏会・聴いてきました】盛岡誠桜高校音楽部・第13回定期演奏会

 11月7日(金),久しぶりの宮古泊から帰ってきた夕方18:00から,盛岡市民文化ホール・小ホールにて盛岡誠桜高校音楽部の第13回定期演奏会を聴いてきました。昨年の夏,コンクール前に一度レッスンに行ったり,第12回の定期演奏会を聴いたり,コンクールの場で声をかけたりしていた合唱団で,合唱仲間である顧問の先生方だけでなく部員の子どもたちとも繋がりがあるので,楽しみにしていました。

 ステージは,オープニングの校歌に続く3部構成で第1部はNコン&全日本合唱コンクールで歌ってきた課題曲や自由曲を今年から指導なさっている熊谷慎太郎先生の指揮で,第2部はディズニー関連のポップな楽曲6つを合唱仲間の佐々木温先生と生徒のピアノ伴奏で,第3部は鈴木憲夫作曲の《永訣の朝》を顧問の菊池知子先生の指揮,八重樫千尋先生のピアノで演奏しました。部員は12名です。

 第1部では各々の楽曲の特徴を生かして,短い演奏時間に多彩な変化を聴き取ることができました。第2部では楽しい振りを付けながら安定したハーモニーを聞かせ,高校生らしさが弾けるステージでした。第3部は長い本格的な合唱曲に苦戦しつつも楽曲の世界を感じて表現する様子が見られました。今年はNコン岩手県大会および全日本合唱コンクール岩手県大会でも金賞となって東北大会を経験しているせいか,昨年より表現が堂々としており自信を持って楽しんで歌っている感じが伝わってきて,「高校生のこういう姿を引き出すにはどうしたもんじゃろのう…」と考えさせられました。

 また,昨年よりお客さんは少なく空席が目立ちましたが,聞き手のマナーはとてもよく,音楽部を応援している気持ちが感じられる演奏会でした。後輩たちの指導の様子や高校生の伸びやかな姿からたくさんの刺激をもらうことができました。

2025年8月31日日曜日

【盛岡某高音楽部】コンクールは学びの場

 8月30日(土),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホールで行われた第77回全日本合唱コンクール岩手県大会高等学校部門に参加してきました。私は昨年初めて参加しました(正確には41年ぶり…1983年の20歳の頃に水沢高校音楽部を指揮して出場しています)。今年は23団体が出場で,出場校の地域的な傾向はほぼ同じですが,1つの高校から2,3チーム出場しているところもあります。これによって金賞枠は増えるのですが,同じ学校がいくつも金賞を取るということも起こります。

 合唱コンクールをどう位置づけて演奏するか,難しいものだなぁと感じました。ステージを見聞きしているうちに「やっぱり腕前を見せる場なんだなぁ…」という気がしてきました。でもだからといって「すごいでしょう!」と思いながら演奏するのは根本的に違うと思います。音楽に真摯に取組むということは音楽する際にはとても大切なことだからです。

 自分たちの演奏の録音CDをもらってきました。ざっと聴いてみたのですが,自分のセンスのなさがもろに出ている感じがしました。重いというか楽しくないというか…。細かいことに拘泥している感じ。勉強が足りないなぁと強く感じました。

 審査の結果,盛岡某高音楽部は銀賞でした。審査員の先生方の講評をいただきました。それぞれ異なった音楽的な背景をもった方なので,それぞれのバックグラウンドが反映されたアドバイスだなぁと感じました。それにしても「指揮者」や「作曲者」は複数人いても「声楽家」がいないのはいかがなものでしょうねぇ…。声楽的な観点は合唱する上でとても大切だと思うのですが。

 高校生は3年生が引退し新しい体制がスタートします。1年間の見通しをもてるように(考査期間明けの)次の部活で話し合って,新しいスタートを切っていきたいと思っています。

2025年8月11日月曜日

【宮古高校音楽部②】ドイツ語作品にチャレンジ!

 8月11日(月・祝)の午前(10:00〜12:00)に宮古市のうみマチひろばの会議室で,宮古高校音楽部の2回目のレッスンを行いました(8月3日の1回目はこちら)。

 前回はパレストリーナのモテットを均した後,メンデルスゾーンの《Paulus》からステファノの石打ちの場面のあたり(Nr. 8&9)のドイツ語の意味と読みだけをやったのでしたが,今回は実際にドイツ語で歌ってのレッスンとなりました。

 たった1週間なのにドイツ語である程度歌えるようになっていて,とても驚きました。高校生ってやればやれるものなのですね!顧問の佐々木駿先生のご指導の賜物と思います。すばらしい!

 はじめはコラールから。「Dir Herr, 」の呼びかけで始まるのですが,旋律はバッハの(コラール)カンタータ第93番でお馴染みの《Wir nun dir Lieben Gott lasst walten》です。メンデルスゾーンにとってもドイツ人にとって馴染みのあるコラールであることを紹介して,コラール旋律を歌って馴染ませました。一方,声が固くなり響がでこぼこするので,喉の力がぬけた響を保てるように「ア」や「オ」でも旋律を歌わせました。同時に,四分音符をいちいち置いているので,一筆書きにすること八分音符で感じること次のテキストに応じた息を吸うことなどの基本を教えました。縦に見ると和音の響からハミ出さない(音を溶け合わせる),横に見ると音楽が停滞しない(音楽を運ぶ),という点がゴールです。

 「Steiniget ihn」の合唱は非常によく健闘していました。細かい音符のところに母音をきちんとはめること,各パートの各部分での役割を理解して聞かせるべきパートに耳を澄ますこと,力強さはフォルテだけでなくピアノでも必要だしピアノの時こそ緊張感が作り出せることなどに取組みながら何度も歌いました。

 繰り返しになりますが,ドイツ語の楽曲をしかも1週間でこれほどに歌えるようになっていることに驚きました。高校生の潜在能力おそるべし。そして生徒を信じて引き出せるようにならなければ!と気づかされたレッスンでした。

2025年8月7日木曜日

【水沢高校音楽部】久しぶりのヴォイス・トレーニング

 8月7日(木)の午後(16:00−18:00),前日のチャレンジングなコンフオーコに続いて再び水沢に行き,水沢高校音楽部のレッスンをしてきました。今シーズン2回目(そして最後)です。

 顧問の先生から「発声法についていろいろ教えて欲しい,子どもたちの今後にも生きると思うし自分も学びたい」とリクエストがあり,ヴォイス・トレーニングの方法などを紹介してきました。

 理屈をいくら知っても,知ってるだけでは良い音楽はできません。本当の発声の先生なら木下マティアス義久先生が仰っていた通り,生徒の声を聞きそれに基いて個別化し評価しながらよりよい声・音楽へと導くのでしょうけれど,自分にはそれほどの聞き分ける経験がないので,理屈をこねながら練習法を紹介するといった程度の内容となりました。即ち,①楽器の仕組みを知る,②運動に関与する部位と構造を知る,③強化方法とそのねらいを知る,といった感じです。ともすると練習の仕方だけを受け取ってそれをやっていれば案心ってなことになり,そのねらい・目的に無頓着に成ってしまいがちだからです。「鼻つまみ」「ハイハイ」「首上げ」など久しぶりにやって見せて触らせながら紹介しました。子どもたち,そして先生も興味を持って取組んでくれました。

 指導のためにもっと知りたい,学びたいという顧問の先生の姿勢が素晴らしいです!学び続けていないと教える立場に立てません。また発声(歌唱)は運動ですから,座学でなく実際に身体を動かすことで理解できます。そしてまた多くのチャレンジが「上達」を支えていることは,鈴木宏昭著『私たちはどう学んでいるのか』(筑摩書房2022)(特に第3章)から学びました。今日の短い時間ではできないことも多かったと思いますが,これを今後の学びのきっかけにしてもらえたらと思っています。

 終わりには顧問の先生の学生時代の音楽活動の話や子どもたちの今後への期待,胆江地区の合唱音楽の現状や学校における音楽教育の現状など,様々な話題で4人で対話する時間もあり,私も思いを伝えることができました。今シーズンはこれが最後になりますが,「1月のアンサンブル・コンテストには1・2年生の生徒を誘って出場させたいのでその時はまたご指導をお願いします。」とお話いただき,とても嬉しく思いました。これ一つの足がかりとして,胆江地区の音楽活動の広がりをさらに広げ高めたいと強く思いました。

2025年8月3日日曜日

【宮古高校音楽部】混声合唱は充実した響き

 8月3日(日)の午前(10:00-12:00),宮古市のうみマチひろばで宮古高校音楽部のレッスンをしてきました。会議室を使ったので響きがよく,歌いやすい所でした。

 だいぶ前から夏休みに1〜2回呼んでもらい,昨年は外部コーチに登録の上指導に来たのでした。女声合唱が長く続いていたのですが,昨年から混声となり,今年は新入生を5名迎えて12名ほどの混声合唱,バスが3名,テノールは男1,女2の計3名で充実した響きになっていました。

 取り組んでいた楽曲は,パレストリーナの《Dies sanctificatus》とメンデルスゾーンの《Pulus》の第8ー9曲でした。はじめに2曲聞かせてもらって,まずパレストリーナからやることにしました。この曲は宮古木曜会合唱団でクリスマス・イヴ礼拝で振ったことがありました。子どもたちはよく歌えているのですが,母音によってでこぼこすることが気になりました。また音楽のサイズをはみ出すほどのでかい音になる部分があって,よく見ると楽譜に「ff」がかいてありました。全日本合唱連盟刊の課題曲集ではなく,1970年代あたりに出版された皆川達夫・高野紀子編の版でした。そこでまずは母音の矯正から取組ました。いつものように「身体は楽器」と話して,よく開いた楽器の筒の形を変えない&母音は喉で作るようにとしてみたら,素直な子どもたちなのでずっと安定した響きになりました。次に楽譜の話をしました。パレストリーナの時代は強弱記号を使っていなかったこと,君たちが使っているのは実用譜として「編集」されたものなのでかかれている記号は作曲者の意思ではなく編集者の解釈でしかないこと,当時はスコアでなくパート譜を使っていたことなどなど。ついでに「強弱記号を見たら「なぜその記号をそこに書き込んだのか」を考えて表現するように」ともお話しました。楽譜の見方,解釈の仕方です。その後ラテン語のアクセントを優先する歌い方を徹底したら,各パートがクリアに聞こえるようになりました。

 残り40分くらいになって,あわてて《Paulus》に切り替えました。こちらは盛岡バッハ・カンタータ・フェライン2014年に演奏しているのですが,あまりよく覚えていなかったので慌ててプログラムや対訳で勉強して臨んだのでした。始めに《Paulus》についてよく知らないようでしたので超駆け足で解説し,その中のこの部分をやるんだよ,と説明しました(プログラムに書いた解説を読んでもらえば正しく伝えられるのですが…)。子どもたちはまだ歌詞をつけていなくて,「歌詞の読みを教えてください」ということでしたので,ドイツ語の読みの基本,歌詞の意味,読み方,リズム読みなどをこれもまた超駆け足で取り組みました。次回は8月11日(月)に行く予定です。その時にはさらに進んだ練習ができると思います。

 混声合唱,やはりいいですね。盛岡某高音楽部も人が増えて混声合唱も体験させられたらいいのに,と思いました。そしてそちらも「頑張らなくちゃ!」と(また)思いました。

2025年8月1日金曜日

【水沢高校音楽部】一生懸命で素直,堂々と歌ってます!

 7月31日(木)の夕方(16:00-18:00),母校水沢高校音楽部の指導に行ってきました。県の高校合唱祭では2人で立派な重唱をしていたので「OBとしてお手伝いできることがあれば…」とお声がけしたところ顧問の鎌田先生がお誘いくださいました。卒業してから長くお付き合いがあり,コロナ禍前は毎年数回定期演奏会前やコンクール前にレッスンに行っていたのですが,コロナ禍になり顧問の先生も変わり…なかなか行く機会がなく久しぶりの母校音楽室でした。今年は残念ながら人数が(5名までしか)集まらずコンクールには出られないとのことでしたが,3年生2人の部員は一生懸命歌っていました。

 二人の重唱ながら声がよく出ていて音程も良いのです。耳が良いのですね。何より取組む姿勢に意欲が表われていて,返事ははっきりしているし臆することなくチャレンジしもます!普段やらないようなこと(体の使い方とか「音」で歌うとか)もパッと真似してやってみようとするのです。一生懸命で素直な子どもたちだなぁ,顧問の先生の育て方がいいんだなぁと感心しました。

 二人でそれなりの音楽世界を作っているのであまり口出しすることはないかなと思ったのですが,これだけできるならさらにもっと先を!と思ってしまっていくつかアドバイスしてきました。口や喉を固めないで声の響きを解放すること,音符でうたわないで一筆書きのメロディーラインの息遣いで歌うこと,言葉のニュアンスを息遣いに乗せて歌うこと,次に言いたいことに応じて息を吸うこと…。チャレンジして少し変わってでも元に戻って,の繰り返しではありましたが,チャレンジすることで変わっていく様子が見られ,楽しく指導できました。

 顧問の先生は音楽部の行末を案じていました。そこでまずは実績を積み重ねることが大事と,オープンスクールの部活紹介には部員外の音楽選択の生徒を交えて校歌の紹介をして音楽部の存在をアピールしたり,1月のアンコンにも音楽選択の生徒でチームを作って出場したいと思っているなど,アイディアをたくさん話してくれました。奥州地区の高校で合唱を楽しめる受け皿が他にないので,奥州地区の将来の音楽性を高めるためにも高校の音楽授業や部活動を充実させて欲しいと思っていたので,心強く思いました。

 次回は翌週8月4日(木)の同じ時間に行く予定です。発声についてより詳しく知りたいとのことでしたので,身体の使い方やトレーニングの方法などをお伝えしようかと考えているところです。勉強し直さなくちゃ!

2025年7月24日木曜日

【演奏会・聴いてきました】盛岡白百合学園合唱部:声の方向性がそろってる!


 7月24日(木)の夜,盛岡市にある盛岡劇場メインホールにて盛岡白百合学園合唱部第21回定期演奏会を聴いてきました。長年中高生の音楽指導をしてきたベテランのOK先輩が今年4月から「顧問・指揮者」としてご指導なさっている部活動です。

 2部構成で,第1部は部長さんの挨拶に始まり8曲(コンクールの曲3つ,民謡の編曲3つ,サウンド・オブ・ミュージックから2つ)が演奏されました。第2部のはじめに部長さんのソロ2曲,顧問のOK先生のソロ2曲と独唱の後,合唱部院がTシャツに着替えて登場しペンライト(?)を振りながらポップな曲を5曲ほど歌いました。

 3年生1名,2年生4名,1年生2名,中学生2名(1年,2年それぞれ1名)の9名のアンサンブルは声の方向性がそろっていて,良い感じのまとまりがありました。コンクールの自由曲の2曲はリズムも音も難しそうでしたが,タイミングをぴったりそろえて歌っていました。課題曲は7月上旬の県高校合唱祭のときよりずっと安定していました!(自分も頑張らなくっちゃ!)。少々浅目の発声なので長3度の響きは第2部合唱の最初の曲のアフロな感じにぴったり!と思いました。

 お客様は100名くらいと思います。会場には盛岡・バッハ・カンタータ・フェラインの仲間が数名聴きに来ていました(羨ましい)。アンコールの後には来年からの男女共学化にあたっての部員募集の呼びかけもしていました。なるほど!

 この夏は週末がZホールSP合唱団の練習に取られることが多く,高校音楽部(合唱部)の定期演奏会を全く聴くことがでませんでしたが,盛岡白百合学園合唱部のステージを見ることができ,さまざま参考となりました。

2025年7月22日火曜日

【盛岡某高音楽部定期演奏会】本番終了!高校生は賢い!


 7月20日(月・祝)の午後,岩手県民会館中ホールで以前お知らせしていた盛岡某高の音楽部の定期演奏会を行いました。お客様は200人くらい(かな?)。吹奏楽部の定期演奏会を同じ日に大ホールに設定している(!)のですから,「共通券」みたいなのを出して両方聞きに行ったら「良い席確保」みたいになにかお得になる設定にすればいいのに…と思ったりしました。あちらは大ホール入り口にロープを設置して受付を整理する必要があるほどのお客様の量を予想しているようでしたから。

 7月11日(金)は「1週間前リハ」といって1日かけて中ホールで照明や音響など舞台装置の仕込み,19日(土)は「前々日リハ」といって実際は主に第3ステージのミュージカルのお稽古,20日(日)は「前日リハ」でしたが,夜の時間帯のみ(第1,2ステージは1回通す程度の時間!)と,本番が近づいてから何度もホールを使って練習を重ねてきました。そのおかげで第3ステージのミュージカルの質が上がり,本番ではとてもよい流れの表現ができました。演技やセリフはもちろんですが,歌については昨年よりもソロがしっかりと歌えるようになり,アンサンブルもまとまりがよく,言葉がよく聞き取れるようになりました。監督の佐藤恵津子先生の一言を聞いて3つも4つも工夫する高校生は賢い!そしてそのポイントを掴んで指導している佐藤恵津子先生の高校生指導は素晴らしいと(去年も思ったのですが)あらためて思いました。

 そして第1ステージと第2ステージ。まず第1ステージは「ア・カペラの響き」がテーマで前半はルネサンス期のラテン語宗教音楽。7月16日(水)以来部活指導に行けなかったので,前日リハの際には喉や胸が固まって伸びやかな響きがまったくありませんでしが。喉から音を絞り出している感じ。でも時間がないし子どもたちも相当お疲れの様子だったので,本番当日の発声練習でなんとかすることにしました。で本番の朝の発声練習では再び基礎から確認し,身体の使い方を思い出させました。「発声は運動。バッターがバットを球に当てにいっても打球は飛ばない。打球が飛ぶのはよいスイングの「結果」。だから大切なのは良いスイングの時の身体の使い方を実現すること。同様に良い音が出るは「結果」。大事なのはその時の身体の使い方を思い出すこと。」といった説明をしながら(疲れた喉に負担をかけずに)お腹を使って息を送る(音を出す)ことを思い出させました。その後短い時間で第1ステージの練習をしましたが,良い時の感じにだいぶ戻ることができました。高校生は賢い!そして柔軟!

 ちなみに第2ステージのポップス(なんと1曲増えていることが2日前に判明!)では彼女ららしさが表現された踊りが見られました。また「ラジオ番組風の構成」ではDJ役の3人のおしゃべりで彼女らの各曲への思いを聞いてから演奏を聴くことができました。踊りもステージの構成も良いセンス=賢いなぁと思いました。

 本番では良い音楽をすることができたと思いました。聞いていた方々からは「あの人数でよくできてましたね。すばらしい。」とか「言葉がよく聞こえる。特に第2ステージのポップスでも言葉がきちんと届いてきた。」と言葉をかけていただきました。「聞いていて,見ていてうるっとしてきました。」という方も。ただ「やはり宗教曲は難しいんですね。」とのお声も。「そう感じられた分,日本語の曲がよかったってことかな?」と良い方に解釈して高校生には伝えようと思っています。

 また,ステージ上では一人一人の良さがよく表れていたとも感じました。普段からそういう姿を引き出せるようにならなくてはいけないなぁ…と反省。

 次回は40回となる定期演奏会,どんな会にするか賢い生徒らのアイディアに期待しています!そして次の部活からはコンクールに向けた取組。各パートや個人を一度「分解掃除」する必要がありそうだなぁと思っています。

 この3連休は,ZホールSP合唱団グラッシーズ,盛岡某高音楽部と音楽三昧の「音楽生活」,疲れて体調が少々悪くなりましたが,楽しい3日間でした!皆さん,ありがとうございました。

2025年7月2日水曜日

【岩手県高文連・岩手県高校合唱祭】本番終了!丁寧に充実した音楽ができました。多くの人の繋がりも!


 7月2日(水)奥州市のZホールで,【岩手県高文連・岩手県高校合唱祭】に定期演奏会を控えた盛岡某高音楽部を引き連れて参加してきました。以前お知らせしたように岩手県全域から合唱をやっている部が集まり,合同演奏なども含め計27の発表がありました。

 1年間で最初の発表の場となるこの時期のステージです。どの団体(学校)も工夫を凝らして発表していました。その工夫の中に,その団体の価値観が現れているように思いました。少人数ながら丁寧に音楽に取り組んでいるところ,声を大きく出すことを楽しんでいる(と思われる)ところ,楽しい振りを付けて見せるステージにしているところ,大人数で歌いまくっているところ…。

 一緒に行った知人曰く「盛岡の県民会館でやった昨年より,歌の力が落ちているところが多いんじゃない?」とのこと。なるほど,そう言われればそんな感じも否めませんでした。

 この先定期演奏会を7月半ばに控えています。今回を一つのステップとしてしっかりと振り返り,この後の活動や演奏にいかしていきたいと思います。また,合唱音楽研究会奥州の方々やZホールSP合唱団の方々が何人も聴きにきていたので,紹介して良かったなと思いました。聴かれた皆様,ぜひ感想をおきかせください。子どもたちにも伝えて今後の糧としたいと思います。

 加えて,多くの先生方と繋がることもできました。特にもここ数年つながりを持つチャンスがなかった水沢高校音楽部の先生が学ぶ意欲を示してくださったので,これからが楽しみになってきました。(乞うご期待!)

2025年6月25日水曜日

【盛岡第三高等学校音楽部】お知らせ!! 7月21日(海の日)県民会館中ホールで開催!!


  岩手県立盛岡第三高等学校音楽部の「第39回定期演奏会」が開催されます!!ルネサンス時代の宗教曲,日本のア・カペラ,昭和歌謡(ポップス),ミュージカルと多彩なプログラム(大丈夫か?)を用意して皆様をお待ちしています。

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日時:2025年7月21日(月・祝) 13:00開演
場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・中ホール
入場料:無料!
プログラム:
【第1ステージ】ア・カペラの響き
・カルパントラ作曲《Recordare Domine》
・モラレス作曲《O magnum mysterium》
・パレストリーナ作曲《Sub tuum praesidium》
・信長貴富作曲《あるくうた》《みえないはばたき》《逝く夏の歌》《それじゃ》
【第2ステージ】あの名曲をもう一度
・《秋桜》《麦の唄》《青いサンゴ礁》
【第3ステージ】ミュージカル
・《ウィキッド》
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 3年生2名,2年生4名,1年生5名の計11名で取り組んでいます。第3ステージのミュージカルは部員が作った台本を使って演技し,盛岡の声楽家でステージ経験豊富な佐藤恵津子さんが歌だけでなく演出全般をご指導くださいます。

 丁寧に音楽に取組んできた成果を,ぜひ聴きにいらしてください。入場無料ですので当日ふらっといらしていただいて大丈夫!お待ちしていま〜す!!m(._.)m

2025年6月11日水曜日

【岩手県高文連・岩手県高校合唱祭】お知らせ!! 7月2日Zホールで開催!!



 奥州市のZホールを会場に,岩手県高文連主催岩手県高校合唱祭が開催されます!
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日時:2025(令和7)年7月2日(水) 12:00開演(終演16:00頃)
入場料:無料!!
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 岩手県内の公立・私立高等学校が参加し,プログラムは全部で27個(合同演奏含む)あります。出場校を整理すると…
【盛岡とその近郊】盛岡北,盛岡白百合,紫波,盛岡大学附属,岩手女子,盛岡地区合同,盛岡スコーレ&盛岡市立,盛岡三(予定時刻は15:08〜),盛岡誠桜,南昌みらい,盛岡二,盛岡四,盛岡一
【県南部】一関地区合同,水沢,千厩,大東,一関修紅,黒沢尻北,花巻北&遠野,一関二,一関一
【県北部】福岡,
【沿岸部】釜石,久慈,宮古,沿岸地区合同
と,圧倒的に盛岡とその近郊が多いのです。県南部も多いけれどもそのほとんどは一関地区です。胆江地区はさびしくなりました。でも水沢高校は2名の重唱で出場(予定時刻は12:14〜)するようですからみなさん応援にいらしてください。またこのような催し物を奥州市で開催する機会を通して,奥州市の合唱が盛んになることを目指してもいるのだと思います

 前半はプログラム1から13。13:45頃から14:10まで休憩ののち後半となります。最後には講師の先生の講評もあります。今年は横地裕子先生と横山泉先生!演奏を聴いていただいてたくさん学びたいと思います。

 ポップスあり,日本の合唱曲あり,ルネサンス・ポリフォニーあり,ピアノ伴奏付きやア・カペラ,150名超の合同合唱…と(胆江合唱祭以上に)さまざまな合唱を聞くことができます。平日の午後ですがなんとかお時間をつくってぜひご来場の上お聞きいただき,感想をお聞かせいただけたらと思います。



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