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2026年2月8日日曜日

【山響アマデウスコア(熊友会ヴォーカルアンサンブル)】《モツレク》レヴィン版1日目終了

 2月5日(木),沢内から横手を経由して4時間ほどかけて山形入りし,山形交響楽団の第330回定期演奏会に向けた夜からのオケ合わせに参加しました。2月7日(土)・8日(日)の2回本番があり,三泊四日となりました(今は4日目の朝)。

 1月28日(水)の鈴木英美マエストロ(山響の主席客演指揮者)のレッスンは非常に学びが多く楽しい音楽の時間でしたが,本番前の今回はオーケストラと一緒になって新しい音楽の方向性がさらに明確になってきて,ワクワクする時間でした。

 音楽を音楽たらしめる(ワクワクさせる)ための演奏上の(楽譜解釈の)ポイントとして鈴木マエストロの言葉から。
・分かっている和音(同じ和音の時)は念押ししない。
・カデンツの最後の解決和音は「スッ」と終わる。
・半音下がりには意味がある。少し弱く。
・奇数小節のフレーズをわかるように。
・合唱が長いフレーズを作っているときは,器楽の細かい音符はそのフレーズの線の中で動く。
・ナポリの6度の和音はゾクっとさせたい。
・12/8拍子はさらっと。(分子が増えれば速くなる)
・大切な言葉(特に4パート揃うところなど)は飛び込まない。
・音に覇気がない→音のキャラクターを明確に。
・小さい音ほど大きく聞こえる。合唱は長い音で勝負して

そして,目指している音楽が先取りして見える指揮!

 モーツァルトはもちろんですが,他の楽曲でも活かしてみたいポイントをたくさん学ぶことができました。当然のことですが,これらは「ルールとして守れば良い音楽になる」といった類のことではありません。これらをどう活かすかはその時その時の音楽の状況によって判断されるのです。音楽は言葉では伝わりません…というか言葉で伝えられないレベルでの音楽作りの作業なのです!

 山形交響楽団の各パートが明瞭に聴こえてきて,合唱もその一部となってテキストも表現し,全体が楽曲としてまとまっている,そんな印象です。

 土曜日の1日目は集中して演奏したせいか,オケの音楽や他のパートがよく聴こえ,マエストロの指揮から音楽をたくさん読み取ることができたように思いました。日曜日は15:00からの本番に備え14:30集合(なんと,土曜日の本番後に,翌日のゲネ・プロが無くなりました!)で山形テルサに入ります。今日も音楽の楽しさを表現できるように集中して演奏してこようと思います。

2026年1月29日木曜日

【山響アマデウスコア(熊友会)・「ご案内」も兼て】鈴木秀美マエストロの音楽づくり


 1月28日(水)19:00〜21:00山形市の山形市総合福祉センターで山響アマデウスコアの鈴木秀美Wikiはこちら)マエストロ練習がありました。山形交響楽団第330回定期演奏会に向けてです。盛岡から片道3時間半(15:00発で帰宅が24:40)かけて参加してきました。

 練習曲目はモーツァルト作曲の《レクイエム》。今回は「レヴィン版」というやつで Robert D. Levin による版です(Carus刊)。鈴木秀美さんは「ライプツィヒのコンクールの審査員でもレヴィンさんと一緒だった」と,よく知った仲のようで,レヴィンさんを身近に感じられるような面白いお話も時々してくださいました(前回の練習時)。

 鈴木秀美さんとは山形交響楽団の第273回定期演奏会(2018年11月)での《天地創造》以来です。この時はハイドンの音楽の作り方,和声進行で音楽に推進力を与える(感じる)ことなど新しい学びがたくさんありました。(その際『通奏低音弾きの言葉では、』(アルテスパブリッシング2017)を買って読みました。面白いですよ!)それにしても,山響アマデウスコアというプロの仕事の世界に入ると,音楽の最前線に居続けてきた方の音楽をその創造過程から体験することができるのですよ。貴重な学びの場です。往復7時間も惜しくありません!

 12月16日の第1回のマエストロ練習には参加できなかったので,今回に向けてその時の動画を見て学習してきました。今回はSüßmayr版にはない「Amen」のフーガからでした。盛んに「シェイプを」とおっしゃっていました。音型を明確にして聴かせる,そうでないとごちゃごちゃして音はあるけどなにやってるかわからなくなるのです。「モーツァルトは音楽的モチーフが浮かんだら,それをトランプのカードをいろいろにひっくり返して見るようにして展開して音楽を紡いでいくのだからシェイプを際立たせることは大切」といったようなことを語っていました。「フーガのテーマのない経過部は頑張らずにさっさと行く」「半音下降は必ず弱く(ネウマ譜の「ファ→ミ」の一体の記号の名残ように)」「最後はヘンデルじゃないんだから四股をふまない」など。続く「Domine Jesu」では「器楽はバロック音楽でアルペジオを演奏,でも合唱はルネサンス音楽のように横向きの音楽を」「音符の以前に言葉があるように」「バスの保持音にぶつかる音は強目に」「最後の音の大きさ&長さはカデンツの入りのテンションのある和音の出来具合で決まる」など。「Hostias」では「(ホモフォニーは)小節線を感じない横向きの音楽に」「フレーズの単位の「1+3」「2+2」「2+3」といった変化を感じてはっきり表現する」「「sub f」は早めに(驚かす),「sub p」は遅目に(驚く)」。「Osanna」では「細かい音ほど大きく聞こえることを分かって表現する」。そして戻った「Requiem aeternam」では「大半音は高めにとる」などなど…。他の楽曲にも活かせることやバロック&古典派に特徴的なことなど,楽曲を(声楽だけでなく)音楽的に解釈する際の様々な具体的な視点をたくさん得ることができました。

 本番は2月7日(土)と8日(日)と2日間ありますが8日分は完売,7日分があと8枚だけ残っているそうです。可能な方はぜひ聴きにいらしてください。来週は2月5日(木)から山形に入り5&6日のオケ・リハから参加,3泊4日の予定です。

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