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2026年9月12日土曜日

【唄芝居・観てきました】素晴らしい音楽性の結晶


 宮沢賢治生誕130年にあたる今年,賢治さん関連の催物がいろいろと開催されています。9月11日(金)にはトーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホールに「〜音楽による〜賢治童話の世界」という公演を鑑賞に行ってきました。主催はPoor Peoples's Paper…長谷川恭一さんです。

 プログラムは2つ。前半は「弦楽四重奏と朗読で綴る賢治の世界」と題して,弦楽四重奏団ラトゥール・カルテットと朗読の石原黎子さんとの協奏により「鹿踊りのはじまり(かつて宮古では⻑澤勝俊作曲/中江隆介構成の「音楽物語」をやったことがありました)いちょうの実」「グスコーブドリの伝記」「銀河鉄道の夜」の4作品の表現でした。後半が「唄芝居」と称しての「ツェねずみ」。オペレッタのような感じでした。

 前半のステージでは,朗読の石原さんは花巻弁のニュアンス豊かに賢治作品を表現し,その朗読の間にラトゥール・カルテットの皆さんが長谷川恭一さんの作品を演奏していました。朗読も弦楽四重奏も賢治童話の世界を豊かに想像させてくれました。

 後半の「ツェねずみ」では知り合いの方々が歌いながら演技し,楽しい物語を長谷川さんの世界で表現していました。長谷川さんは60分間くらいずっと(本当に休みなく)ピアノを弾きながら歌にぴったりと合わせていました。作曲者ご本人とはいえ,集中して音楽世界を展開していくことに驚きました。歌い手のみなさんも,転調が多く単純でない和音進行の中で旋律を歌っていて(あたりまえですが暗譜で),音楽に向かう集中力がこのステージ上に漲っていると感じました。もちろん演技も素晴らしく,滑稽な様子もあり非常に楽しめました。

 作曲者も演奏者も,歌い手も演出家も,一人ひとりの才能が発揮されて結晶となった舞台でした。盛岡の音楽&演劇のレベルの高さ,歴史の厚さを強く感じました。

2026年9月4日金曜日

【演奏会・お知らせ3つ】9/27合唱祭・11/15バロック音楽・11/21器楽と

 この秋に予定している演奏会(本番)を3つご案内します。

1. 第33回胆江合唱祭(9月27日(日)奥州市文化会館Zホール)
 「胆江」胆江とは「胆沢や江刺」地方を差す言葉で主に現在の奥州市と金ケ崎町の範囲です。この胆江地区で合唱に親しんでいる人たちが集まって合同で発表会を行います。過去の様子はこちらから(2025年第32回2024年第31回2023年第30回)。
 様々なタイプの合唱を聴くことができます。どうぞ足をお運びの上お聞きください。
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日時:9月27日(日)…開演時刻は未定(例年は13:00頃から)
会場:奥州市文化会館Zホール・大ホール
入場料:無料
合唱音楽研究会奥州の演奏曲目:
 1.W. A. Mozart作曲《Missa in C》KV259より「Kyrie」「 Sanctus」
 2.源田俊一郎編曲《ふるさとの四季》より「紅葉」「冬景色」
 3.Bob Chilcott編曲《Furusato》
 (合同演奏:《大地讃頌》)
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2. 「バロックの森の奥へ」盛岡バッハ・カンタータ・フェライン演奏会
 盛岡で50年来バロック音楽の研究・演奏に取り組んでいる盛岡バッハ・カンタータ・フェラインという合唱団の演奏会です。毎年ドイツ・ライプツィヒ市で開催されている「Bachfest バッハ音楽祭」に,2027年6月招聘された(Bachfest 2027)ことを記念しての演奏会であり,久しぶりの単独での演奏会となります。
 今回はJ. S. バッハのカンタータ第187番《Es wartet alles auf dich 彼らはみな汝を待ち望む》BWV187と,「主よ,人の望のの喜びよ」として有名なコラールの元曲を含む第147番《Herz und Mund und Tat und Leben 心と口と行いと生活をもって》BWV147の2曲(といってもBWV187は7曲から,BWV147は10曲から成っています)と,H. シュッツの《Geistliche Chormusik 1648 宗教合唱曲集》Op.11から6曲&《Meine Seele erhebt den Herrn ドイツ・マグニフィカト》SWV426を演奏します。

 指揮者は世界的なバッハ演奏家の佐々木正利氏,器楽は仙台フィルのメンバーを中心とした盛岡バッハ・カンタータ・アンサンブル(コンサートミストレスは川原千真さん),声楽ソリストは当会会員ながらセミプロ,プロとして活躍しているメンバーが担当します。
 世界的な音楽レベルを目指して日々取り組んでいます。岩手,盛岡で聴くことができるというのはとてもお得!ぜひ足をお運びください。チケットは会員も持っています!!
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日時:11月15日(日)14:00開演
会場:盛岡市民文化ホール(マリオス)・大ホール
入場料:前売り/一般3,500円,大学生以下1,500円(当日は各500円増し) 全席自由
演奏曲目:
 J. S. バッハ作曲《Es wartet alles auf dich 彼らはみな汝を待ち望む》BWV187
 H. シュッツ作曲《Geistliche Chormusik 1648 宗教合唱曲集》Op.11から
  16 《Ein Kind ist uns geboren》SWV384
  12. 《Also hat Gott die Welt geliebt》SWV380
  10. 《Die mit Tränen säen》SWV378
  11. 《So fahr ich hin zu Jesu Christ》SWV379
  23. 《Selig sind die Toten》SWV391
  22. 《Unser Wandel ist im Himmel》SWV390
 H. シュッツ作曲《Meine Seele erhebt den Herrn ドイツ・マグニフィカト》SWV426
 J. S. バッハ作曲《Herz und Mund und Tat und Leben 心と口と行いと生活をもって》BWV187
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3. 「燻銀の響き」ヴァイオリン・リサイタル
 「名手二人が紡ぐ,渋く輝く至高のアンサンブル」をキャッチフレーズにしたヴァイオリニストの木野雅之さんとピアニストの平沢匡朗さんのリサイタルなのですが,Zホールスペシャル合唱もご一緒させていただきます。
 演奏曲は信長貴富編曲の《ヴィヴァルディが見た日本の四季》1作品だけですが,春・夏・秋・冬の4曲から成っています。合唱メンバーは公募による60名ほどです。5月から1ヶ月に2回程度練習を重ねてきました。
 またこのZホールによる公募の合唱団は毎年結成され,今年は連続で5年目になりました。
2022年…開館30周年記念オペラ《トスカ》
2026年…燻銀の響き
 ヴァイオリンと合唱のアンサンブルはあまり聴く機会がないと思います。楽しい楽曲ですのでぜひ聴きにいらしてください。
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日時:11月21日(土)14:00開演
演奏曲目:
 J. S. バッハ作曲《無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調》BWV1004より「シャコンヌ」
 L. v. ベートヴェン作曲《ヴァイオリンソナタ第7番ハ短調》Op. 30-2「アレキサンダー」
 信長貴富編曲《ヴィヴァルディが見た日本の四季》
 J. フバイ作曲《カルメンによる華麗な幻想曲》Op. 3 No. 3
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2026年9月2日水曜日

【MBKV】音楽に乗せて言葉を伝えるために


 9月1日(火)の夜,盛岡市にある舘坂橋教会での盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの通常練習に参加してきました。あと2ヶ月半で演奏会本番を迎えるので本番を想定した練習の時期かと思いきや,筋肉の使い方のトレーニングと音楽のイメージの共有と実現といった徹底的な基本練習でした。もちろん指導は指揮者の佐々木正利先生です。

 この日に取り上げた楽曲はH. Schütz作曲の《Geistlche Chormusik》(1648) op.11から"Unser Wandel ist im Himmel"Nr.22でした。しかも,全部で99小節の作品の54小節から始めて80小節あたりまで,25小節ほどで1時間50分のレッスンが終わりました。

 歌で表現するには声をコントロールすること,これは当たり前のことです。でもこれが本当に難しい!やっているつもりなのにできていないことばかりです。

 まずは子音をドイツ人と同じように明瞭に発すること。発音(音を発する)ためには,日本語話者である自分たちが普段使わない筋肉を,それも相当程度強く使わなくてはいけません。使えるよにならなくてはいけません。そのためには何度も何度も繰り返して筋肉をコントロールできるようになることは必須です。

 言葉のニュアンスを伝え意味を表現するには,声=母音が強すぎてはいけません。「歌う」という動作は基本的に母音に音高を与えて旋律を作ること,と考えがちです。しかし言葉として聞き取らせるには,母音の音量が増したらその分子音の音量も増やさなければバランスがくずれてしまいます。「音」や「声」は聞こえても「言葉」としては聞こえ辛くなります。そこで必要なことは,母音の強さのコントロールです。「声は出すけれども母音は大きくしない」「子音は強めるけれども母音は強めない」「大きな母音ではないけれども音(声)の響きは失わない」といったような難しい声のコントロールを実現するためには,そのための筋肉をコントロールできるようにならなければなりません。

 そして言葉を聞き取らせるには,「言葉のアクセントがあるから強く発音する」とか「ストレスのないシラブルだから音を小さくする」のように音量を変えるのではなく,平らに歌いながら喋りの抑揚をコントロールすることです。

 それらの全ては音楽に乗せて言葉を伝えることのためですから,それを実現する言葉や音楽のイメージのために成されなければなりません

 先日までコンクールに向けて盛岡某高音楽部で日本語の表現にチャレンジしてきたこともあって,この日のレッスンからはとても多くの学びを得ましたし,目指してきた方向に間違いがないとも感じました…もちろん足元にも及びませんが。(東北大会に向けて徹底的な基本練習でさらに磨きをかけよう!)

 演奏会の本番は11月15日(日)14:00から盛岡市民文化ホール(マリオス)大ホールです。器楽アンサンブル(オルガンつき)の伴奏も聴きどころです。ぜひ足をお運びください。チケットのお問い合わせも待ってます!!

2026年8月30日日曜日

【全日本合唱コンクール岩手県大会・参加してきました】一喜一憂しない!!


 8月29日(土),第78回全日本合唱コンクール岩手県大会の高等学校の部が開催され,盛岡某高も出場してきました。一昨年は(私は)久しぶりの参加で銀賞昨年も銀賞で録音を聴いておおいに反省したのでした

 今年の出番は22団体中20番目と終わり近くでした。「多くの方に聴いてもらえる!」と皆で期待して出場しました。結果は金賞(金賞9位中8位)でした。ここ10年は金賞がなく,東北大会への出場は平成30年度を最後になかったようなので,久しぶりのこと。子どもたちはとても喜んでいました。

 聴いてくださった知人たちからは,「品の良い音楽だった」「丁寧でクオリティの高い演奏」「(それまでの外国語の演奏は言葉がまるでわからなかったけれど,)英語も日本語もよく聴こえてきた」「(自由曲について)7月の県合唱祭の時は『長い曲だなぁ』と思ったが,今回はまったくそうは感じなかった」など嬉しいお言葉をいただきました。「もっとパワフルだといいなぁ」という感想も。

 審査員の付けた点数とそれによる勝敗とその結果である賞よりも,音楽を聴いてくださった方々がどのように感じたか,どのように音楽を受け取ったかということのほうが演奏者としては大切だと感じています。一方,審査員の先生方がそれぞれの音楽的な経験を元にして示してくださるアドバイスは貴重です。紙面を通じてのレッスンみたいなものです。今回もたくさんのご評価をいただきました。表現したかったことが伝わっていたこと,表現したつもりが伝わっていなかったこと,考えていなかった視点など,非常に参考になります。(合唱研のみなさん,後で勉強会をしましょう。)

 大切なことは,一喜一憂しないで音楽に真摯に取り組むこと。東北大会の高等学校の部は9月25日(金)に青森市のリンクステーションホール青森(青森市文化会館)で行われます。この先1ヶ月間の半分は定期考査のために部活ができませんが,少ない時間を有効に使って3年生も含めたこのチームでよりよい演奏を目指して練習に取り組みたいと思います。

2026年8月28日金曜日

【Nコン・聴いてきました】制限時間内でドラマを構成する難しさ

 8月26日(水)と27日(木)にトーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホールに「第93回NHK全国学校音楽コンクール岩手県コンクール」を聴きに行ってきました。平日の午前中ながら親御さんらしき方々が結構な人数聴きにきていました。今回の審査員の先生方は作曲家の上田真樹さん,声楽家の佐々木まり子さん,合唱指揮者の谷本喜基さん,声楽家の谷内畝晶子さん,指揮者で山形大学教授の渡辺修身さんの5名でした。

 一日目の午前中は小学校の部と高等学校の部でした。小学校の部には6団体(7校),盛岡市内3団体,滝沢市1,北上市1,九戸村&二戸市で1,そして宮古市1団体が出場していました。かつて自分が関わっていた頃は宮古市だけでも3つは出ていたし北上市からも数校出場していたように記憶しています。少なくなったのは残念です。演奏については,指導の先生によい発声の方向が見えていないのか素材である声がより良く子どもたちから引き出されていなくて残念な団体と,声を磨いた上で課題曲,自由曲のそれぞれでドラマを明確に示している団体とがあったように思いました。

 午後は高等学校の部でした。こちらは小学校に比べると人数が少なめでした。盛岡地区は4校,一関地区から1校,県北から1校が出場していました。やはり声作りがなされていると聴いていて心地よいものです。

 二日目は中学校の部でした。こちらは全部で16団体(19校)が出場していました。時間の関係で昼食休憩前までの10団体しか聴けなかったのですが,やはり身体から声が出ていることを感じさせる音で歌っている演奏には説得力を感じました。その上で音,母音の響き,息づかいなどが揃っていると,楽曲の姿がすっきりと見えて(聴こえて?)きました

 それにしても今年の課題曲はどれも難しい曲だと感じました。「なんでこの歌詞?」「このことばになぜこの音楽?」と,ちょっと聴いたくらいでは腑に落ちない感じです(私の感性の問題か)。どの子もそれらに長い時間向き合って演奏を磨いてきたのだろうなぁと,課題曲の重さを感じました。

 結果は即日Nコンのサイトに出ていました。金賞受賞校は東北大会に出場するようですから,さらに磨きをかけて良い演奏を目指して欲しいと思いました。

 各学校の演奏からたくさんの刺激とヒントを得ることができた二日間でした。

2026年7月24日金曜日

【演奏会・聴いてきました】生演奏とは??…明和電機「UME TUOUR 2026」


 7月23日(木)の夜,盛岡市の盛岡プラザおでってにあるおでってホール明和電機の「UME TURE 2026」を聴いて(?)きました。

 明和電機には30年ほど前に出会いCD「魁」を購入したのですが,何度も聴くものでもなく(ごめんなさい)そのままお蔵入りしていました。それが先月街で偶然にコンサートのチラシを見つけたので,すぐにネットでチケットを購入したのでした。

 明和電機とは「総合芸術ユニット」で「作品を「製品」,ライブを「製品発表会」と呼び世界に向けてその製品のすばらしさを公開」しているグループです。

 会場に入ってまず驚いたのは,お客様が多くしかも若者が多かったことです。中高生の子どもを連れた家族,赤ちゃんを抱いたご夫婦もけっこういました。普段私が行く演奏会とは客層が違い,しかもほぼ満席!マスメディアにほとんど登場しない明和電機ですからお客さんはそう多くないと私は思い込んでいました。社長(演奏者)のトークや近くのお客さんの言葉から,実は youtube などのメディアでけっこう知られていたようだということがわかりました。私は youtube をあまり利用しないもですから…。


 開演直後に社長から「演奏中の写真撮影,動画撮影はOKです。拡散してください」との言葉があったのですが,この感覚もネット・メディアをよく知っているんだなぁと思いました。そこで,写真や動画をたくさん撮ってきました。というのも明和電機の「音楽」あるいは「楽器」はそのライブ性に特徴があり,楽器の様子まで一緒に見ないと音楽(やコンセプト)が理解できないと思うからです。電気を使って演奏するのですが,「音は生」なのです。仕組みは,コンピュータを使ってMIDI信号を操作し,それで100Vの電気信号を操作して(叩いたり弾いたり吹き込んだりして)フィジカルな楽器から音を発するのです(発音が小さいのでPAを通しはしますが)。ですからコンピュータ制御でありながら音源は生,それをバックに社長がマイクを持って歌うので「生演奏」と言えなくもありません。しかし演奏がうまいとかいいとかいうのではなく(もちろん社長のリズム感や歌はなかなかのものでしたが),意識はほぼ楽器(製品?)のほうに向いています。


 今回お披露目の新製品は「UMEBOX」で,社長のひとりツアーで持ち運べるようにコンパクトにまとめられる楽器です。ステージ上には4体+αとなって登場していました。そしてなんと,舞台の撤収,つまり楽器をコンパクトにまとめて片付けるところまで(アンコール後の)ショーとして見せてくれました。

 音楽そのものも社長曰く「AIには作れない音楽を」とのことでナンセンスで非効率的なところもあり,でもそこに人間の手仕事や肉体を感じられるものでした。フィジカルな物づくりを知っている昭和世代の私はこのコンセプトも含めてハマりました。「生演奏」とそのアイディアやそれを実現する手仕事をおおいに楽しみました!

2026年7月21日火曜日

【演奏会・終わりました】良い時間!…盛岡第三高等学校音楽部第40回定期演奏会

 7月20日(月・祝),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホールで,先日ご案内していた盛岡第三高等学校音楽部の第40回定期演奏会を行いました。

 部員は11名(内1名はピアノ伴奏専門)で女声合唱です。

 例年のようにユニゾンから三部合唱へ変化する校歌で開幕し,第1ステージは「ア・カペラの響き」と題してマドリガル,ミサ曲,邦人曲と多様な無伴奏合唱曲を演奏しました。途中少し事故がありましたがすぐに立て直して先に進みました。子どもたちの音に対するセンスは素晴らしく,ハモりはもちろん良いのですが,歌出の音取りも5曲中2回だけでした。練習時よりもはっきりと表現できたように思いました。

 第2ステージは「cinema voyage」をテーマに掲げ,映画の世界めぐり客船に見立てたステージ進行でした。指揮は無く,彼女らなりに楽曲の世界を表現した照明の工夫や振り(ダンス?)つきで演奏しました。キレのある,シンクロした動きからステージ上の一体感が伝わってきました。ポップスながら,歌詞がよく聞き取れた歌唱だったと思います。

 第3ステージは(恒例の)ミュージカル「美女と野獣」でした。OGの手も借りながら台詞,演技,ダンス,そして歌と一人ひとりがよく考えていて(リハーサルより)より良い表現になっていたと感じました。70分ほどかかり少々長目ではありましたが…。

 お客様は100名くらいでしょうか。高校生も多くなく,もっと宣伝が必要だと感じました。お客様のつぶやきからは「音楽の感覚がすばらしい」とか「クオリティが高い」などと聞こえてきて嬉しく思いました。ある先輩からは「よくまとまっているけれど,音楽が平板。発声を生かしていない。もっと立体的な音楽を!」とご指摘いただきました。先日の岩手県高校合唱祭の際にも同じようなことをアドバイスくださった方がいらっしゃったので,今後の大きな課題と感じています。

 次の発表の機会は8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会高等学校部です。より「立体的」でダイナミックな音楽を表現できるよう練習に取り組んでいきたいと思っています。お忙しい中会場に足をお運びくださった方々,本当にありがとうございました。

2026年7月8日水曜日

【演奏会・ご案内】盛岡第三高等学校音楽部 第40回定期演奏会

 来る7月20日(月),海の日の休日に盛岡市で演奏会を開催します。高校生の女声10名(とピアノ伴奏1名男子)のアンサンブルです。

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・日時:2026年7月20日(月・祝) 14:00開演
・入場料:無料!!
◯プログラム
第1ステージ「ア・カペラの響き」指揮:佐々木幹雄
・John Wilbyeによるマドリガル
《0 what shall I du?》《Weep, o mine eyes》
・現代ヨーロッパの宗教音楽
Carl-Bertil Angestig作曲《MISSA IN DISCANTU》より「Gloria」
・現代日本の合唱曲
《夕ぐれの時はよい時》詩:堀口大學 曲:松本望
    ↑
《私のいのちは》詩:立原道造 曲:山下祐加
第2ステージ「cinema voyage」
《I will follow him》《いのちの名前》《世界の約束》《カントリー・ロード》《ルパン三世のテーマ》《スパークル》
第3ステージ ミュージカル「美女と野獣」
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 昨年もア・カペラステージ,ポップスステージ,ミュージカルステージと同じような構成でしたが,様々なジャンルの音楽に触れて音楽性を深めながら今年も演奏の質をより高めようと頑張っているところです。ぜひ足をお運び下さい!!

2026年7月3日金曜日

【演奏会・終了】言葉がよく聞こえるようになってきたように思います

 7月2日(木),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・大ホールで,先日ご紹介した「第49回岩手県高等学校総合文化祭合唱部門 第45回岩手県高校合唱祭」が開催され発表したり聴いたりしてきました。主催は岩手県高等学校文化連盟岩手県教育委員会でした。実動は県内の高校の音楽科の先生方で,各所でお仕事をなさっていました。日々のお忙しいお仕事の中,未来の長い(?)子どもたちにとって合唱の楽しみを知る,仲間といっしょに取り組むといった貴重な経験の機会を長く企画・運営されていることに敬意を表します!


 自分たちのリハーサルがあったりしたので自分たちの本番前は聴けず,プログラムNo.6(私たちはプログラムNo.4)の盛岡誠桜高校以降を聴くことができました。誠桜高校は5月にレッスンに行ったところです。1曲目は全日本合唱コンクールの課題曲からで女声合唱,2曲目のNHK学校音楽コンクールの課題曲になると男子の「助っ人」が登場し混声合唱になっていました。難しい練習の運営をうまくやっているのだなぁと感心しました。


 No.11の宮古高校は男声が女声と同数くらいいて充実していました。また1曲目は全日本合唱コンクールのG4すなわち混声合唱の新作でした。意欲的な取り組みと思いました。

 比較的多くの学校の演奏から歌詞が自然に聴き取れました。以前は大きな声を出そうと無理していて言葉がまったく聞き取れない演奏がいくつかあったのですが,今回は比較的声が大きくても歌詞・言葉を聞きとることができるような演奏になっていました。声勝負ではなく,言葉を表現して伝えようとすることが認められてきているのだとすれば嬉しいです。同時に,声の響きが安定しているとも思いました。

 私たちの演奏は,「広いホールなので遠くの聴き手にも音楽と言葉を届けよう」と歌いました。聞いてくれた知り合いの方からは「よくまとまっていた。」とか「言葉が文章の単位で伝わり感情やそのカラーが見えました。心地よい音楽の余韻に浸り穏やかな気持ちになりました。」などと感想をいただきました。夕暮れ時の情景を伝えることができたと思いました。しかし(「まとまっていた」の反面と思いますが)パワーや表現のエネルギーをもっと引き出すことが課題だと感じました。(まぁ,表現が伝わればそれで十分と思ってはいます。「パワーや表現のエネルギー」と言ったのは「合唱コンクールに向けて」ということ。コンクールは自己表現というより自己顕示の場のようですから…なかなか馴染めません)

 またお二人の講師の先生からは次のようにアドバイスをいただきました。

「 響きが柔かく ふっくらとしているのでブレンディングがすばらしいです。サウンドとして心地よいのですが さらに言葉の表現に踏み込んでいけば さらに色彩感が出てくると思います。 ダイナミクスもですが音色を多彩にしていくようにトライしてみてはいかがでしょうか。 とてもまとまった演奏なのでさらにドラマティックな表現をしても決してくずれることはないと思います。 コンクール楽しみにしています。」
「 柔らかいトーンで,ハーモニーが良くブレンドされた響きで伝わってきます。 聴き合うことの大切さをよく知っておられる合唱団だと思い,うっとり聴かせていただきました。 欲を言えば,曲調が変わったときのブレス→発語がさらに鮮かだと,この曲のさりげない,しかし確固としたドラマがより伝わるのではと感じました。 力量のある人たちのグループだと思いますので,さらに自発的かつ積極的に歌い上げられると,音楽のスケールが大きくなると感じました。」

 あと2週間ほどで私たち盛岡某高音楽部の定期演奏会を迎えます(7月20日(月・祝))。今回得た課題をそこまでに少しでも解決し良い音楽をお聞かせしたいと思います。こちらも是非聴きにいらしてください。

2026年6月28日日曜日

【演奏会・聴いてきました】老舗の盛岡コメット混声合唱団は声が充実傾向にあり


 6月28日(日)の午後,盛岡市の都南文化会館キャラホール・大ホールに盛岡コメット混声合唱団第61回定期演奏会を聴きに行ってきました。盛岡だけでなく奥州市の合唱仲間も聴きにきていました(確か今日は一関市民合唱団定期演奏会で仲間の何人かが本番だったような…)。6月末の梅雨真っ只中なのに外は晴れて真夏日寸前の暑さでしたが,ホール内は半袖ではくしゃみが出そうなくらい寒い空気でした。

 プログラムは下の通りでした。
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【演奏曲目】
第一部 全日本合唱コンクール演奏曲(指揮・ピアノ:雫石環)
・"Die Beredsamkeit(雄弁さ)" 詩;G. E. Lessing, 曲:Haydn
・《混声合唱とピアノのための「意匠,その儚い雪や夢の陰に》詩:佐伯圭,曲:宮本正太郎
第二部 盛岡スコーレ高等学校・盛岡市立高等学校合唱部 合同演奏(指揮:千葉祐也,ピアノ:村上博恵)
・《みなみと,青。》詩:福永星,曲:土田豊貴
第三部 ロベルト・シューマンの合唱作品(指揮:千葉祐也,ピアノ:雫石環)
・"Es ist verrathen(もうバレてるよ)"詩:E. GHeibel
・”Am Bodensee(ボーデン湖)"詩:A. von Platen
・"Zigeunerleben(流浪の民)"詩:E. Geibel
第四部 宮沢賢治生誕130年記念企画(指揮・ピアノ:雫石環)
・《雨ニモマケズ》曲:山本修平
・《岩手軽便鉄道の一月》曲:長谷川恭一
・《鳥のように栗鼠のように》曲:林光
・《種山ヶ原》編曲:信長貴富
・《告別(1)》曲:千原英喜
・《混声合唱組曲「心象スケッチ」》曲:高田三郎
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 間もなく創立70周年を迎えるこの合唱団は,岩手県においては混声合唱団の老舗的な存在です。今回は女声が16名,男声が13名とかつてよりは少なくなったものの混声合唱の充実した響きを聴かせてくれました。ヴォイストレーナーがいらっしゃるせいか,声の方向性がそろっていて,(各パートの中音域のフォルテなど)しっかり鳴ったときにはよく溶け合って聞こえました。今回はドイツ語の楽曲にも挑戦とのことでしたので楽しみにして行きましたが,たくさんの歌詞をしっかりと覚えて(中には暗譜の方もいらっしゃいました!!)歌っていました。また宮沢賢治企画も楽しみにしていました。新しい曲では詩の新しい面を見つけられたようにも思いましたし,高田三郎などは盛岡コメット混声合唱団の十八番のようで丁寧に歌われていたと思いました。

 一時よりも声が充実してきたので全体に音楽が安定してきたと思いました。特に男声(主にバス)の響きが増したときにハーモニーが充実していました。一方言葉がよく聞き取れず伝わってこなかったり,デュナーミクや音域によって発声が変わってしまって響きのまとまりにむらができるのが残念でした。難しいものですね。

 ステージ構成,高校生とのコラボレーション,またプログラムの裏表紙に載っている活動予定など多くのヒントもいただきました。8月の全日本合唱コンクール岩手県大会での演奏を楽しみにしています。

2026年6月24日水曜日

【岩手県高校合唱祭(ご案内)】岩手県内の高校生のフレッシュな合唱をたっぷり楽しめます!


 来る7月2日(木)に盛岡市にあるトーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・大ホールにて,第45回目となる「岩手県高校合唱祭(第49回岩手県高等学校総合文化祭合唱部門)」が開催されます。毎年行われている高校生の合唱祭ですが,もちろん一般の方も無料で聴くことができます。昨年一昨年と参加する機会がありました。

 岩手県内の高校で合唱に取組んでいる音楽部・合唱部の子どもたちによる25のプログラムからなる発表会です。そのうち地区合同演奏は2つ(No.1一関地区合同,No.14盛岡地区合同),高校の合同演奏は2つ(No.3盛岡スコーレ&盛岡市立,No.9花巻北&遠野),ほかは単独校での発表です。


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日時:7月2日(木)12:00開演
場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・大ホール

入場料:無料!!
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 今年の傾向をみると,ピアノ伴奏付きで発表する学校が多いように思います。ピアノ伴奏がつかないのは4つ(No.4盛岡第三,No.10盛岡北,No.16千厩,No.17大東)で,19はピアノ伴奏者の名前があります。中にはピアノ伴奏はあるけれど指揮者はいない,という学校もあるようです。また,外国語の曲は少なくラテン語と英語があるだけで,ほとんどが日本語の曲のようです。

 盛岡地区の学校が最も多く13校(岩手女子,盛岡スコーレ,盛岡市立,盛岡第三,盛岡大学附属,盛岡誠桜,紫波総合,盛岡第二,盛岡北,盛岡白百合(中・高),盛岡第四,南昌みらい,盛岡第一),県南部は9校(花巻北,遠野,一関修紅,千厩,大東,一関一,水沢,黒沢尻北,一関第二),沿岸部は2校(宮古,釜石),県北部は1校(福岡)と,地域によって大きな偏りがあるようです。もちろん人口そのものが違いますが,音楽部・合唱部がない高校が盛岡地区以外には多いようです。


 ポップスが多いようですが,宗教曲やマドリガル,邦人合唱作品など様々なタイプの楽曲が演奏されるようです。また,少人数のアンサンブルから200名を超える合同演奏まで様々なスタイルの合唱を聴くことができます(しかも無料!!)。ぜひ会場に足をお運びください。

 ちなみに盛岡第三高等学校は女声ア・カペラ10名でNo.4,宮古高等学校は混声11名でNo.11,水沢高等学校は女声6名でNo.19に登場予定です。乞うご期待!!

2026年6月20日土曜日

【盛岡某高音楽部】いよいよ本格集中モード(演奏会のご案内!!)

 6月17日(水)と19日(土)に盛岡某高音楽部の指導に行ってきました。4月から新年度が始まり3名の1年生新入部員を迎えて2ヶ月活動してきていました。6月に入ってからは2週間ほど定期考査のために部活動がお休みになっていたので,久しぶりの指導となりました。

 7月20日(月・祝)岩手県民会館中ホールで開催予定の第40回定期演奏会まであと1ヶ月となり,6月17日(水)には第2部で演奏するポップスの全曲を音を出して課題を確かめました。クラシックなら「様式」がわかった上で表現することが大切ですが,同様にポップスではその曲の「テイスト」をつかむことが大切で,テンポやリズム,旋律などの特徴がどう演奏すると生きるかが納得されれば,高校生は自分たちでとても良い感じの音楽にまとまっていきました。羨ましい!

 6月19日(金)には定期演奏会の第1部で演奏する無伴奏合唱曲の中から,8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会でも演奏する《夕ぐれの時はよい時》(詩:堀口大學,作曲:松本望)を久しぶりに練習しました。これは女声3部合唱ながらdiv.が多く,最大で5パートに分かれ,しかも超複雑な和音及び和声進行なのです。部員は10名なので1パート2人だけでそのハーモニーを作って音楽していかなければなりません(そして6分間も続く楽曲なので音楽的な集中力も必要です)。音取りは4部分くらいに分けて取り組み,何度も転調しながら移動ド唱法で進めてなんとか最後までいったのが考査期間前でした。ですからこの日はほぼ,歌詞唱最初の日でもありました。それでも部員たちは難しい音の進行をよく覚えていて,(少々確認や練習が必要ではありましたが)最後まで止まらずに歌うことができました。さらに歌詞の解釈やそれにともなう音楽のニュアンスを伝えると,各自がよく考えて表現したり,指揮の変化によく反応したりしていました。高校生怖るべし!

 今後の演奏機会3つのご案内です。

第45回岩手県高校合唱祭岩手県高文連主催)
・日時:7月2日(木)12:00開演
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
・入場料:無料
※県内の多くの高校の合唱部・音楽部の合同発表会です。1団体8分のステージで,私たちの演奏曲目は《夕ぐれの時はよい時》(詩:堀口大學,作曲:松本望)です。合同演奏で新曲の《僕》の初演や《若い合唱》も演奏します。

◯第40回定期演奏会
・日時:7月20日(月・祝)(昨年は13:00開演
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホール
・入場料:(昨年は無料
※プログラム(予定)
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【第1部】無伴奏合唱曲アラカルト(仮題)
・John Wilye(イングランド1574-1638)によるマドリガル音楽
 《O what shall I do? (ああ,私はどうすればよいのか)》
 《Weep, O mine eyes (嘆け,ああ私の瞳よ)》
・現代ヨーロッパの宗教音楽
 《MISSA IN DISCANTU》より《Gloria》Carl-Bertil Angestig(1924-2019)作曲
・現代日本の合唱曲
 《夕ぐれの時はよい時》 詩:堀口大学 作曲:松本望 (「無伴奏女声合唱のための 3つのessais(エッセ)」より) 
 《私のいのちは》 詩:立原道造 作曲:山下祐加 (「花咲くままに 思ひ出よ」より)
・日本の名曲
 《夕ぐれの時はよい時》詩:堀口大學,作曲:松本望
【第2部】映画音楽への誘い(仮題)
・《I will follow him》「天使のラブソング」より
・《いのちの名前》「千と千尋の神隠し」より→《世界の約束》「ハウルの動く城」より→《カントリー・ロード》「耳をすませば」より
・《ルパン三世のテーマ》「ルパン三世」より
・《スパークル》「君の名は」より
【第3部】ミュージカル「美女と野獣」
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第78回全日本合唱コンクール岩手県大会(高等学校部門)
・日時:8月29日(土)11:00〜(予定)
・場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
・入場料:(一般)前売り1000円,当日1500円
※この日は高等学校の部に続いて大学職場一般部門が行われます。翌日は小学生部門・中学生部門です。私たちの演奏曲は以下です。
課題曲:F1《O what shall I do? (ああ,私はどうすればよいのか)》J. Wilby作曲
自由曲:《夕ぐれの時はよい時》 詩:堀口大学 作曲:松本望 (「無伴奏女声合唱のための 3つのessais(エッセ)」より) 

 みなさん,お誘い合わせの上,足をお運びください。よい音楽をお聞かせできるよう取り組んで参ります!

2026年6月4日木曜日

【演奏会・聴いてきました】ジャズもやっぱり生がいい


 6月3日(水)の夜(19:00〜20:30),盛岡市にあるキャラホール・大ホールで,マイ・フェイバリット・ジャズ講座のスペシャルライヴを聴いてきました。盛岡市(正確には盛岡市文化振興事業段)が主催して毎年開催されいるキャラホールジャズ鑑賞講座(年5回開催…リンク先の下方)というのがあるのですが,その最終回(まとめ)として開催されたコンサートでした。


 キャラホールジャズ鑑賞講座そのものにも興味はあったのですが,5月の毎週水曜日の夜に出かけていくのもちょっと大変そうだなぁと思っていたところ,最後のスペシャルライヴは入場料500円と岩手日報紙のイベント欄に載っていたので,一人で車で行ってみました。

 この講座の定員が70名だからなのかキャラホールの大ホールにしてはお客さんが少ない感じ(200名くらい?)がしました。プログラムは以下です。

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[第1部]
1.A列車で行こう / デューク・エリントン
2.KAGEN NO TSUKI 下弦の月 / 鈴木牧子
3.Confirmation / チャーリー・パーカー
4.All The Things You Are / ジェローム・カーン
[第2部]
1.Moanin' / アート・ブレイキー,ジャズ・メッセンジャー
2.'95 / 鈴木牧子
3.Sad Sea / 鈴木牧子
4.BOKYO / 鈴木牧子
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 そしてプレーヤーです。ピアノは本講座の講師でジャズ・ピアニストの鈴木牧子さん。ベースは盛岡ジャズ界を中心に第活躍の下田耕平さん,ドラムスは若手の菊池泰二さん,以上3人は普段は鈴木牧子トリオとして活動して(レコードも出して)いるようです。今回はさらに花巻中心に活動している鎌田政美さんがトランペットと様々なパーカッションを担当し,東京からサックスプレーヤーの塩川光二さんをお迎えして,合計5名でのセッションでした。


 ジャズの生演奏は,じつは初めてでした。それぞれのプレーヤーが音楽を主張しながら絶妙にアンサンブルしていて,スリルもありグルーヴもあり…(聴きても含めて)音楽を通した一体感が感じられました。コンサートのキャッチフレーズに「ジャズはやっぱり生がいい!!」とありましたが,生の音楽に触れている身としても本当にそう思いました。

 少々残念だったのはPAです。ポップスのコンサートなら当然のこととしてPAを使ってステージ上の各楽器の音を拾って合わせて調整して会場に響かせます。今回も5人のプレーヤーで大ホールに響かせるために必要だったのだとは思いますが,「生がいい」の「生」の意味は,「生演奏」のほかに「生の音」も含まれていて,私としては各楽器のアコースティックな音でのセッションを聴きたかったと思いました。そのためにはもっと小さい空間が必要ですけれど…。

 盛岡市(文化振興事業団)はジャズ講座やオペラ講座など様々な文化活動のきっかけとなる場を提供し,それぞれに一流の先生を用意してくれています。それが盛岡市の文化の土壌を作っているのですね。それを実感したスペシャルライヴでした。

2026年5月25日月曜日

【演奏会・聴いてきました】第55回盛岡芸術祭合唱部門公演


 5月24日(日)12:30開演,16:30終演という計4時間,盛岡市民文化ホール・第ホールに盛岡芸術祭合唱部門公演を聴きに行ってきました。当日は雨の中東北絆まつりが中央通りを会場に行われた関係で中央通りを横断できず,旭橋まで迂回させられてマリオスに行きました。その分,旭橋からマリオスロードがホコ天状態という貴重な経験もできましたが。

 プログラムは,最初の賛助出演キャラホール少年少女合唱団と最後の有志による合同演奏(《盛岡市民歌》《イーハトーヴの風》)を除くと25団体でした(プログラム・パンフレットにある「団員募集」のページには28団体ありますが…?)。女声合唱が多かったのですが,男声合唱3団体,混声合唱9団体と男性の合唱好きがけっこういました。また学生の団体は2つ(いずれも混声)ありました。

 楽曲はしっかりと作られた「合唱曲」が多かったように思います。ルネサンス音楽やボブ・チルコットの作品など外国語の作品に取組む団体もありましたが,多方は日本語の楽曲でした。そして無伴奏は3団体でほかはピアノ伴奏,あるいはキーボードなども加えた伴奏付きでkした。

 演奏はどの団体も上手!しっかりと音楽に取り組んで楽しんでいることが伝わってきました。発声がしっかりしているし,音楽表現も工夫されていました。それもそのはずで,ほとんどの団体の「指揮者」はみなそれなりのキャリアを積んだ,界隈では有名な方々でしたから。こんなにもいい先生方が盛岡にはいらっしゃるんだなぁ,それほどに育てた方々がいらっしゃるんだなぁ…と歴史の厚みも感じました。

 奥州市では胆江合唱祭(昨年は10月12日)が,また宮古市では宮古市民文化祭(昨年は10月19日)が毎年開催されています。盛岡ほど合唱部門が盛んではありませんが,市民の方々に広く聴いていただいたり,団体相互に聴きあったりできる貴重な機会です。今年もよい音楽ができるようにがんばっていきたいと思いました。

2026年5月23日土曜日

【盛岡某高音楽部】セミナーサポート事業・声が課題

 5月22日(金)の午後,岩手県民会館・中ホールで,岩手県高等学校文化連盟(通称,高文連)主催のセミナーサポート事業としての(全日本合唱コンクールの)課題曲講習会があり,本山秀毅先生のレッスンを受けました。この事業は毎年行われています(昨年はパレストリーナの作品について藤井宏樹先生のレッスンでした)。かつて私がまだ20代の頃に第3回仙台バッハ・アカデミー(1988年)の指揮のマスタークラス(講師は先日お亡くなりになったヘルムート・リリング先生)のアシスタントとして通訳や指揮の指導をしてくださったのが,当時まだゲヒンゲン聖歌隊の団員だった本山秀毅さん(と大谷研二さん)でした。その時のテーマは《ヨハネ受難曲》で,レチタティーヴォで「もっとキャラクターを!」と指導されました。また2013年(?)に開催された(第2回)Harmony for JAPANに宮古木曜会合唱団が招待された際,京都バッハ合唱団と合同でJ. S. Bachの《Jesu, meine Freude》を演奏したのですがその時の合同合唱団の指揮もしていただきました。(この時の打ち上げの席で本山さんと信長貴富さんが《群青》の編曲・出版を話し合っていたのを覚えています。)


 今回の課題曲はJohn Wilby作曲のマドリガル《O what shall I do?》,いわゆるF1です。美しい女性への高まる思いを歌った三部合唱です。始めに一度聞いていただきました。子どもたちは明瞭な発音とディクション,清潔な音程や思いを音楽で表現することなどに意識しながら歌いました。すると本山先生は,「(きちんと歌えているので)もっと魅力的な声が出るはずだからそこを練習しよう。」と発声について主にアドバイスくださいました。全体に暗い,ソプラノは上がってきて喉が狭くなる,アルトは響きが足りず暗くなる,メゾは音程が決まらない…。普段気になっていたけれども十分にやりきれなかったポイントを取り上げて,いつもとは少し違ったやりかたでアプローチしてくださいました。子どもたちには新しい選択肢となり,とても多く気付きがあったように思います。

 体の使い方は,意識しながら繰り返さなければ身に付きません。「歌うことは運動」です!日々の練習で意識させ積み重ねていきたいと思いました。パワーが加わればさらに劇的に表現できますからね!

 定期演奏会は7月20日(月・祝)岩手県民会館・中ホールです。ア・カペラ,ポップス,そしてミュージカルと演奏します。ぜひ聴きにいらしてください。お待ちしています。(ちなみに今回のマドリガルは演奏しませんが,7月2日(木)には岩手県民会館・大ホールで岩手県高校合唱祭が開かれる予定です。こちらでもお待ちしています!!

2026年5月14日木曜日

【盛岡誠桜高等学校音楽部】すなおで伸びやかな子どもたち

 5月13日(水)16:30〜18:30に盛岡誠桜高等学校音楽部の指導に行ってきました。一昨年に2度ほどレッスンに行って以来,コンクールの演奏を聴いたり定期演奏会(第12回第13回)を聴いたりしてきました。指導の先生が変わり,バロック期の作品であるコンクール課題曲をどう方向付けたらいいか迷っているということで,ヒントが得られればとお伺いしました。取り組む楽曲はJohann Adolf Hasse(1699-1783)作曲の《Benigne fac 恵みたまえ,主よ》という弦楽合奏(ピアノリダクション)と女声合唱のためのミサ曲の中の1曲です。全日本合唱コンクールのF2(女声・外国語・ピアノ伴奏付き)にあたる楽曲です。今回初めて知った楽曲,そして作曲家でした。ラテン語の宗教曲で4声部です。

 6人全員が揃って笑顔で迎えてくれた上に,3年生4名は一昨年レッスンに来たことを覚えていてくれました。S1が1人,S2が(2年生のみ)2人,A3が1人,A2が2人の編成(1年生は入部しなかったとのこと。残念)。はじめに一通り聴かせてもらいました。さすが,昨年度全日本合唱コンクールの岩手県大会でもNHK学校音楽コンクールでも金賞を受賞した子どもたち,各パートとも自分のパートをしっかりと主張していました。でも少人数パートで頑張ってきたせいでしょう,喉が固くなっていてハモらない声質になっていました。

 例によって自分たちの課題,クリアしたいことを尋ねると,やはり発声に関することがでてきたので,最初にそれを取り上げることにし,「今日の目標は身体を楽器にして音を出すこと」と示しました。何をどこまで知っているのかわからないので身体の仕組みから一つずつ確認して進めました。喉からいろいろな音を出して見せたのですが,子どもたちはすぐに(抵抗なく)真似します!すばらしい!変化はすぐに聞き取れました(筋肉が育っていないので長続きはしませんが)

 続いて,その音で最後の3小節「Amen」の部分をハモらせながら,三和音の仕組みやテンションノート,和音を構成する各音の役割などを教えました。音にして理解しないと知識は生きないし,知っていれば各自の実現目標になります。この3小節はちょうどよい教材でした。

 その後t. 22(「piu presto」)からのポリフォニックな部分の歌い方を考えました。シンコペーションの動機の歌いかた,音のぶつかりから解決へのエネルギー,同度(オクターヴ)の解けあい,バロック期の音楽の様式感などなど,駆け足で伝えながらチャレンジさせました。そしてやっと冒頭のホモフォニックな部分にもどって,言葉のアクセントを生かす音楽の運びかたを考えました。

 しかし結局この日は歌詞をつけるところまではいきませんでした。いろいろなところでいつも言うことですがここでも「吹奏楽部の人たちはこうやって音楽に取り組んで素敵な音楽を目指しているんだよね。その上にさらに言葉を乗せて聴き手にとどけるのが歌なんです。」と伝えました。2時間びっしりレッスンしましたが,ずっと真剣な眼差しで取り組んだ子どもたち。顧問の先生や学校全体で子どもたちをよく育てているなぁと感心しました。まだ日程が発表になっていないが岩手県民会館のサイトによると7月2日(木)らしい岩手県高校合唱祭や8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会などで聴くのが楽しみです!

2026年4月30日木曜日

【演奏会・聴いてきました】教会で聴く バッハの調べ


 4月29日(水・祝)の午後,盛岡市の日本キリスト教団内丸教会に「教会で聴く バッハの調べ」と題された「菊地ベイジー聖子(たかこ) パイプオルガンリサイタル」を聴きに行ってきました。菊地さんは奥州市の江刺出身。合唱音楽研究会奥州に菊地さんの同級生の方が何人かいらっしゃって,その方々から紹介されて知りました。内丸教会はかつて盛岡バッハ・カンター・フェラインが毎週火曜日の練習場としてお借りしていたところです。パイプオルガンが2階の聖歌隊席にあることは知っていましたがその音色を聴く機会はありませんでした。そこで今回聴きにいくことにしました。

 プログラムは全てJ. S. バッハの作品です。
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1. 前奏曲とフーガ イ単調 BWV543
2. コラール「おお人よ,汝の罪の大いなるを嘆け」 BWV622
3. 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
4. 幻想曲 ト長調 BWV572
5. トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
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 ほぼ満席のお客様が教会の正面を向いて始まるのを待っていました。オルガンのある聖歌隊席は後方の2階ですから,背中の方で鳴る感じです。ドイツの教会を思い出してワクワクしました。

 はじめに菊地さんが正面のマイクを使ってお話なさいました。フランス在住ながらオルガン作品はなんといってもバッハ!と強調されていました。同感です!その後2階に上がって演奏が始まりました。盛岡市民文化ホール・小ホールのオルガンほどのパワーはないものの,教会の空間全体を満たす音楽が心地よく感じられました。演奏が進むに従って音が部屋に馴染んでくるような感じもしました。足鍵盤があり手鍵盤は1段だけ,ということは声部によるストップの選択にも制限があるのだと思いますが,フーガがきちんと聴こえてきて楽しめる演奏でした。4曲目の幻想曲G-durでは40年ほど前の盛岡バッハ・カンター・フェライン第2回ドイツ演奏旅行(1990年12月)の際に鈴木雅明さんが演奏していたことを思い出しました。

 終演後2階のオルガンを見せていただきながら少しお話をすることができました。「1段鍵盤だから演奏できる曲が限られるんです。」と言いながら有名なBWV140のテノールのコラール(オルガン曲としてはBWV645)やBWV147のコラール楽曲の冒頭を目の前で弾いて聴かせてくれました!「教会で聴くバッハの調べ」というタイトルにぴったりの演奏会,大満足で大きな刺激をいただきました。

2026年4月23日木曜日

【演奏会・聴いてきました】パイプオルガン プロムナードコンサート99th

 

 4月23日(木)の昼,12:15から30分間,盛岡市民文化ホール・小ホールに「パイプオルガン プロムナードコンサート99th」を聴いてきました。前回は2025年9月にニクラス・ヤーンさんの演奏その前は2024年11月に椎名雄一郎さんの演奏を聴いていました。

 今回は小野なおみさん。仙台市在住で,現在宮城学院女子大学の非常勤講師,東北学院大学や尚絅学院大学などのオルガニストも勤めている方のようです。プログラムは次のようでした。
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F. プーランク《教区のためのミサ曲》より「グラン・ジュによる奉献唱」
N. de グリニー《オルガン・ミサ》グローリアより「テノールをティエルスで」
J. S. バッハ《Wenn wir in höchsten Nöten sein われら悩みの極みにありて》BWV641
J. S. バッハ《幻想曲とフーガ ハ短調》BW537
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 ご本人の解説を短く挟んでの演奏でした。「ここのオルガンは北ドイツの音楽に合うけれど,フランス音楽のオルガン講座をやった関連でフランスの作品を選んだ」とのことでした。「グラン・ジュ」とか「ティエルス」などの言葉についても説明があるともっと良かったと思います。

 私は今回2階席のL(左)3という席,これまでとは逆側でパイプに近い席で聴きました。パイプの音を身体で浴びる感じが大好きです!そしてやはりバッハがいいですねぇ。持続低音(オルゲルプンクト)が始まって,その上でいくつかの声部が歌われていると,もう最高です!

 毎度のことながら,盛岡市はとてもよい買い物をし,非常に上手に活用していると感じました。ただ今回は空席が多かったのが少し残念でした。このプロムナードコンサートのシリーズは1年間に3回ほどあるのですが,そのうち1回はなんと【無料】なのです!

 今年はあと2回,100th は9/5(吉田愛さん),101th は12/19(渋澤久美さん(Vn.は伊禮しおりさん))とあるようですがいずれの日も予定が入っているので,今年はもう聴く機会がないと思います。30分間だけでしたが充実した時間でした。

【MBKV】バッハは難しぃ〜

 久々のフェライン(盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの略称)話題です。

 4月21日(火)の夜,盛岡市の舘坂橋教会でフェラインの通常練習に参加しました。ここのところ諸般の事情(技術系役員の多忙化)のため練習時間最初の発声練習を担当していましたが,ご指導くださる指揮者の佐々木正利先生がこの日はお休みとの連絡が入ったので,私が演奏の指導もすることになりました(先週もそのパターンでしたが,途中から先生がいらっしゃってバトンタッチしました)

 今取り組んでいるのは11月15日(日)に盛岡市民文化ホール・大ホールで開催予定の演奏会のプログラムです。バッハのカンタータ187番,147番,シュッツの諸作品ですが,この日練習で取り上げたのはカンタータ187番の1曲目の合唱曲でした。次回の佐々木先生のレッスンでやる予定なので,その予習として取組みました。

 フェラインは比較的歌える合唱団ではあります。メリスマのオンパレード,転調の連続,ドイツ語…と難しさ満載のバッハの作品ですが,音をとってドイツ語を口真似して歌う程度にはすでに歌えています。でもフェラインの目標とする音楽はもっともっと先にあります。

 音楽は言葉で伝えられません…というか言葉で表現できないことを音楽で表現していますから,どんな音楽にしていきたいのかを歌い手に伝えるには音楽を通してしかできないわけです。そしてフェラインの会員の皆さんはそういう微細な音楽のニュアンスを聴き取る能力が高いので,半端な表現はできません。自分が「こういう音楽を!」と感じるものをしっかりと持っていてそれを皆さんに伝えられるようになっていないとここではつとまらないのです。

 各パートに共通して出てくるいくつかのテーマ(主題)の歌い方や言葉の生かし方,それぞれのパートに出てくる個別の音型を音楽的に表現(処理)する方法,2〜4つのパートがどう関わりあって音楽としてまとまることが自然なのか…。合唱団の表現を評価する視点はこのようにたくさんあって,それの解決法のヒントもたくさんあって,さらにそれらを瞬時に処理して歌い手にフィードバックしていく力がもとめられていると感じています。

 基本的にはどんな作品でも同じだとは思いますが,バッハの楽曲の場合はそれらが山のようにあって難しいのです。でも課題が解決できるとスッと音楽が整理されて聞こえてきます。そこがまたバッハの楽曲の楽しいところです。フェラインの指導の機会というのは,私にとってそんなふうなことをいろいろと体験し考えさせられるよい場です。

2026年2月23日月曜日

【演奏会・聴いてきました】第17回CLASSIC CONCERT「ブリランテ」


 2月23日(月・祝)の午後,盛岡市民文化ホール・小ホールに,Music Players Company「Brillante」による「CLASSIC CONCERT」を聴きに行ってきました。主催しているグループの「ブリランテ」は岩手県の音楽科教員有志のグループで,今回は第17回のコンサートでした。

 プログラムは6つ(ソロ4,アンサンブル2)で,二重唱とその伴奏の3人組の知人の演奏を目当てにでかけたのですが,ピアノ伴奏でお二人,オルガンでお一人と思いの他多くの知人が出演していて驚きました。

 私も在職中から音楽活動に関っていましたが,お仕事で忙しい中でも音楽に向き合うことはとても大切だと思います。音楽というものが生ものだから音楽の現場にいないと学べないということはもちろんですが,音楽することが生活や人生において大きな価値のあることだからです。

 一人ひとりが一言解説をしながら2〜3曲演奏していました。なかでもバッハ作曲(ブゾーニ編曲)の《シャコンヌ》BWV1004のピアノ演奏(中学校にお勤めの高杉さん)や,ソプラノとメゾソプラノ(中村さんと菊地さん,お二人とも小学校勤め)ニ重唱(ピアノ伴奏は合唱音楽研究会奥州でお世話になっている八木絵未さん)など,オーセンティックな「クラシック」の演奏でした。音楽の様式をしっかり掴んでいて,シャキッとした演奏でした!よく聴きながら丁寧に真摯に音楽や演奏に向き合ってきたことがわかりました。

 こういう真摯な取り組みの演奏会,いいですね。来年も2月23日に開催するとのことでしたので,楽しみに待ちたいと思います。

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