2025年5月25日日曜日

【盛岡某高音楽部】「セミナー・サポート」なるもの

  5月24日(土)岩手県民会館中ホールで「セミナー・サポート」なるものに参加してきました。岩手県高文祭合唱部門(?)の主催かと思います。セミナーのサポートですから,まぁ部活という同好の士を支える事業という設定かと思います。全国区で活躍している合唱の先生を呼び,1団体70分でレッスンを受ける,というもの。盛岡某高音楽部も13:30〜14:40の枠で参加しました。

 レッスンの課題曲は全日本合唱コンクールの課題曲と決まっていたのでパレストリーナの女声4部合唱《Sub tuum praesidium》(いわゆるF1)をもっていき,女声8名(と見学1名)で参加しました。

 主に指摘されレッスンしていただいた点は2つ,一つは音楽の流れを歌い手が作り共有する「音楽的生命力」,もう一つはラテン語ポリフォニーにおける「アクセントの表現」でした。

 「音楽的生命力」は私もとても気になっていた点でした。レッスンの工夫ポイントは①並びを変化させる,②足で(いずれは内的に)「タクトゥス」(拍)を取り(合わせたり従ったりするのではなく)共有し,その2拍子に乗る,といったことでした。指揮で引っ張っていくのではない自主的な音楽の推進力を生み出させる視点が足りなかったと思いました。

 「アクセントの表現」は,発音に関するいくつかのアイディアでした。①母音(特に「a」を明るく前に,②アクセントのあるシラブル&音符に向けて母音を前に出すようにする,③結果として各パートの「浮き沈み」が現れてくる,ということでした。

 なかなかうまくいかないと思っていた点について新しいアプローチ方法を学ぶことができ,良い機会となりました。部員にとってもいつも同じ人から同じことについて同じ言い方をされ続けるより,時々新鮮な切り口や異なった表現で(同じことを)伝えられるのは良いことでしょう。今後の様々な機会に試してみたいと思いました。

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