10月19日(月)16:10〜18:45に水沢高等学校の「特設」音楽部の指導に行ってきました。水沢高等学校音楽部は(45年ほど前)自分が在籍していたところでもあり,またかつて(1982(S57)年)指揮者として指導に通ったところでもあります。昨年は音楽部には3年生2名がいたのですが,その2名の卒業とともに(常設の)音楽部は廃部となってしまったようです。でも今年の4月から新しく赴任なされた教諭のK先生が声をかけて人を集めて「特設」として音楽部を復活させてくれました。現在は4名が兼部(ESS2名,軽音部,演劇部各1名)しながら週2日の音楽部活動に参加しているそうで,この日は3名が来て活動していました。
ご挨拶と簡単な自己紹介の後,さっそく歌を聞かせてもらいました。今歌える曲は《Edelweiss》とのことでしたので,ピアノ伴奏付きでDes-durの2部合唱で歌ってもらいました。主旋律ははっきりとした声で歌っていましたし副旋律は音域が上がると聞こえてきました。もう少し声を聴きたいと話したら発声練習でコンコーネも歌っているというので,ユニゾンで第1番を歌ってもらいました。はっきりとした声ながらやはり低音域が聞こえてきませんでした。そこで発声について取り組むために《Edelweiss》C-durの主旋律を皆(ユニゾン)で歌ってもらうと,やはり音域による声量の差が大きいことがわかりました。そこで,マイクを使わないで聞かせるためには声の響きが必要なことを伝えて,喉や身体の仕組みを簡単に説明しながら,響きの部屋を広げることやお腹かからの息を音に変えることなどにチャレンジさせました。呼気・吸気の際に肩が動く傾向があり,緊張しているのかよけいな力が入っていることがわかりました。
やはり音楽しながらでないと声について吟味しづらいと思ったのでアンサンブル・コンテストの曲をお願いすると,まだ決めていないとのこと。そこでその場で今年の「合唱名曲シリーズ」からF1の"O what shall I do?"を薦めました。テキストは恋の歌だし旋律も歌いやすいし,英語の歌詞なのでESS組も活躍できると思ったからです。で,即決まり!まず歌詞の大意を確認し,移動ド唱法について手短かに説明してから3つのパートそれぞれの階名唱にチャレンジし,2パートでの階名唱アンサンブルへと一気に進めました。子どもたちは他のパートの移動ド階名唱を繰り返しながらどんどん慣れていき,歌いはじめて10分くらいで13小節までアンサンブルできるようになりました。
続いていつも通り,階名でなく「音」で歌わせながら,「良い音がでている」「そこはお腹がサボってる」「素敵!」「響きの部屋を空けて」「息をよく流して」…など言いながら思った以上に大きな声が出ていること(そして身体のどこも苦しくないこと)を自覚させました。
この日はここで1時間半のレッスンは終わりでした。返事や反応を示しながら取り組んだり,恥ずかしがったりためらったりしないでチャレンジしたりしたので,音楽がどんどん変わっていきました。しなやかでやる気に満ちているとどんどん学びが深まりますね。楽しい時間でした。「もう少し歌えるようになったらまたお願いします。」と言われたのでまた次が楽しみになりました。
胆江地区は合唱しようという若者が少ない地域です。中学校までは校内で合唱を経験してくるでしょうから,そこで楽しみを覚えた人の受け皿として高校のクラブが充実してくれれば嬉しいと常々思っていました。ですからK先生に感謝です!今後もお力になれることを探していきたいと思います。





