2024年5月16日木曜日

仲間が増えました!

  今週のこと。

 5月14日(火)の夜は盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの通常練習でした。練習曲はなんと《ヨハネ受難曲》の第2稿!6月のドイツでのカンタータ演奏の後の取り組みを見越しての先生からのご提案です。このうち2つの大きな楽曲の「初見大会」の後,日曜日に仙台で行った「東日本バッハ・カンタータ・フェライン」の合同練習でもやったBWV10を練習しました。この日,先週金曜日(5月10日)にお伺いした岩手大学合唱団3年のチーフ・コンダクターの子が入会することになりました!最近少なかった学生さんですし,岩手大学合唱団をリードする立場にある子なので,とても嬉しく思いました。

 5月16日(木)の午後は盛岡某高音楽部の部活に行ってきました。今週は校歌を使ったりしながら身体を使って歌うことの習慣づけをしてきました。同部のOGで東京藝術大学でオペラ歌手を志望している教育実習生さんも部活に顔を出してくれているので,アドバイスをもらったりしていました。で,この日,1年生の子が見学に来ていました。運動系の部に入ったそうですが同じ中学校出身のお友達の影響か,興味を持ってくれたようでした。歌える曲を一緒に歌ったり,そうでない曲はレッスンを見てもらったりしながら一緒に活動したら,部活終了時には「入部します」とのこと!人数一桁の合唱なので,1名でも多いのは助かるし,なにより合唱したいとう人が増えたのが,とても嬉しいことです。

 前回の合唱音楽研究会奥州でも2名が新しく会員になりました。あちらこちらで仲間が増えていくのは嬉しいことですね。「いっしょに活動してよかったな。」と感じてもらえるよう,しっかりと活動に取り組んでいきたいとあらためて思いました。

2024年5月11日土曜日

【合唱研第22回:活動報告】この先が難しい、でもチャレンジしていきましょう

  5月11日の午後、水沢教会にて合唱音楽研究会の22回目となる活動に取り組みました。

 前回から始めたラターのアンセムとパレストリーナのミサ曲。前回は「こんなに簡単に音をとって合わせることができたじゃん!」と思って終わったのでした。今回はピアノ伴奏の八木絵美さんも来てくれたので楽勝!と思っていたら…。いやぁ、難しかったですね。

 まずはラター。「All things bright and beautiful」を通してみたら、覚えておらず最後まで歌えない人が続出でした。歌う前に一度聴かせて、もう少し詳しく「前時想起」の時間をとればよかったと反省しています。その後後ろの方から(主に移動ドで)音を確かめ、歌詞を付け、と繰り返してなんとか全体をやったらもう2時間くらい過ぎてしまっていました。

 後半はパレストリーナの「Gloria」。これはなんとか最後まで通ったものの、前回ほどのハーモニーは聴けませんでした。音を確かめて全体がなんとか歌えることろまでで終わろうとしたのですが、「1回くらい歌詞をつけて歌ってみたい」との声があり、とりあえず歌詞の読みだけ確認してゆっくりと歌ってみました。こういう意欲が嬉しいですね。「知りたい」「やってみたい」、これに応えるために始めた会ですから!!

 今回は新しくお二方がいらっしゃいました。テノールの方は「モツレク歌う会」からご一緒の金ヶ崎の方。もうお一方は(ご挨拶がなかったのが残念でしたが)「今日の午前中に誘われたから来てみました。また来るかもしれません。」とおっしゃっていたソプラノの方です。輪が少しずつ広がっていくのが嬉しいですね。

 終了後にこれまで1年間お世話してくださった会長さんのご勇退のご挨拶と、新会長さんの新しい提案2つ(胆江合唱祭参加の件、Tシャツの件)ありました。この先1ヶ月間が開きますが、また集まって音楽できることを楽しみにしています。

【ZホールF合唱団】⑥発声について学び合いました

  5月11日の午前中、Zホールにて特設合唱団の6回目の練習に取り組みました。学習会の部は展示室で。事前の計画通り今回が最後でテーマは発声法でした。土曜の朝9時にもかかわらず40名の方がお集まりくださり(その後さらに20名以上は増えました)、一緒に学ぶことができました。といっても実際に身体を使うことまでは時間が足りず、今後の練習の中で自分が触れるであろうことに関して、発声のための身体の仕組みを理解してもらう程度のことしかできませんでした。でも、これだけの方が集まったことから、今回も「需要が多いんだなぁ」と感じました。

 その後2時間の練習の部は中ホールにて。Z児童合唱団の子がはじめて2名参加してくれました。全曲について練習しました。大きな課題は①「乾杯の歌」の四部合唱はパート演習が必要なこと、②「夏の思い出」の四部合唱では特に男声のパート練習が必要なことでした。

 次回は5月18日(土)13:30からです。学習会がないので3時間練習に取り組むことができます。佐藤智恵子先生と手分けしてパート練習の時間を設定することとしました。しっかり音を覚えて思い切って歌えるようになりましょう。お楽しみに!!

【岩手大学合唱団】メンバー倍増!みなパワフル!

  大型連休も終わり3日間高校に通ったあとの5月10日(金)夕方,岩手大学の学生会館(学生協購買部)の2階に,岩手大学合唱団の練習を覗きに行きました。というのも,火曜日にチーフ・コンダクターのOMさんから練習についての悩みを聞いたからです。

 会議室を使っての練習でした。戸の外側から中を伺うと,10人ほどで活動していました。「全員集合か?」と思いながら戸を開けると、バンバンとハリのある声で合唱していました。S2、A2、T2、B3とコンダクター。低音が厚く良いバランスでした。

 しばらく聞かせてもらいました。ツェルター作曲「旅ゆくこの日」という3番まである短い楽曲でした。テンポのことや歌い方のことなどコンダクターが思案しながら提案してチャレンジしていました。学生同士らしいやりとりでした。でも音楽があまり変わりません。基本的に声がデカすぎるように思ったので、その辺をちょっとアドバイス。自分が徹底的に教えられたように「聞かせたい・届けたいのは、声じゃなくて音楽」ということです。

 その後、「上を向いて歩こう」も含め、歌詞のこと、発声の仕方のこと、ハーモニーの作り方、聴き合うこと…などなどアドバイスし、チャレンジを促し、評価し合ってみました。学生諸君は頷きながら話を聞いてくれて、音楽も目に見えて(?)変わっていきました。

 練習中に人の出入りがあったので「1年生は何人入ったの?」と尋ねると、なんと8人ほど。メンバーは倍増です!前回の定期演奏会(第70回)その前の定期演奏会では、コロナなど様々な理由で激減した人数を憂慮したのでしたが、本年度は多くの新入団員を得て楽しみになりました!

 練習後、上田通りで反省会をしました。お酒を飲めない学生が多かったのですが、会食しながら様々な話を聞くことができました。5月26日には市の芸術祭での本番ステージがあるとか。充実した岩大合唱団の音楽を聴き手に、そして集った盛岡の合唱人に届けて欲しいと思います。

2024年5月7日火曜日

【盛岡某高音楽部&MBKV】5月7日のこと

  大型連休が終わった5月7日(火),2つの音楽活動に取り組んできました。

 16:20から18:00は盛岡某高音楽部の部活⑨(9回目)でした。「連休中の宿題」としていたのは「鼻つまみ」で腹部の力を抜くことでしたが,ほとんどの子ができるようになっていました。柔軟ですね。連休中に音取りをお願いしていた日本語のアカペラ楽曲(ハ長調)は「音取りしました」とのことで合わせてみました。3部合唱でハ長調で転調がないので簡単とはいえ,よく音が頭に(?)浮かんでくるようになっていました。線が細いのが課題なので「綺麗でなくていいので,でっかい音を出そう」と歌わせたら,身体がよく鳴って,7人ながらバチッと響き合う素敵な合唱になりました。あとはアップテンポで鳴らせるようにしていきたいと思います。ちなみにヴィクトリアのモテットは喉が詰まって(息を流せず)残念な感じでした。難しいですね。

 18:45から20:30はMBKVつまり盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの通常練習でした。先週お休みだった先生がいらっしゃって,6月のバッハフェスト・ライプツィヒで演奏するカンタータBWV10とBWV93の練習に取組みました。「東日本バッハ・カンタータ・フェライン」という名前であるので「フェライン」が基本となること,ピリオド楽器の音楽には力みがないこと,本番の指揮者のティムさん日本語版wikiにもあるんですね)の音楽は軽やかであろうこと,そのために羽のように音楽を運ぶこと…などなどこれまでやってきたしっかりとした表現の仕方を超えて,さらに新しい音楽の形を見せていただきました。5月12日は仙台で合同練習(盛岡に加え,仙台山形東京等の有志も一緒にバッハ フェストに参加します)に取組みます。渡独前最後ですので,私たちの音楽を発信して共有してきたいと思っています。

 ちなみに,フェラインの練習を見学しに,岩手大学合唱団の新チーフ・コンダクターのOMさんが来ていました。終了後に「合唱指導に自信がもてないんです。」との相談を受けました(もちろん即「フェラインにはいりなさい」とお誘いしました。そして先生のレッスンを受けて学ぶのが最善です)。今週の金曜日(5月9日)に練習の様子を覗きにいくことにしました。5月下旬の芸術祭で指揮するとのこと。どんな練習をしているか楽しみです!

2024年5月3日金曜日

【演奏会・聴いてきました】フォーレ歌曲の世界


 5月3日(金・祝)の午後,盛岡市民文化ホールの小ホールに「フォーレ歌曲の世界」という演奏会を聴きに行ってきました。副題に「ガブリエル・フォーレ没後100年を記念して」とありました。「セルクル ドゥ クロシェット コンサート vol.4」ともあります。当日配布のプログラム・ノートによると「セルクル ドゥ クロシェット」というのは「鈴の輪」という意味だそうで,この日の出演者であるソプラノ歌手の丸岡千奈美さんと鈴木たたえさんが「フランスものを集めた演奏会をしましょう」と始めた会とのことでした。以前,岩手県公会堂で聴いたフランス歌曲のコンサートはこのシリーズだったように思います。リーダーの鈴木たたえさんは4月6日のモーツァルト「レクイエム 」演奏会でソロを担ってくれた,後輩であり仲間です。

 出演者は(都合により)ソプラノが5名,ピアニストが2名。歌い手やピアニストが入れ替わりながら,おおよそフォーレの作曲順に歌曲を演奏していくプログラム構成でした。ピアニストの一人虫壁めぐみさんも「レクイエム 」演奏会に向けた北声会との合同練習でピアノを担ってくれた方です。

 曲間にはアナウンサーの伊藤美幸さんによるフォーレや詩人についての解説が時々入りました。

 20曲以上の歌曲が演奏されました。小ホールの響きの中,皆さん伸びやかな声でピアノと一つになって演奏していました。

 器楽曲や合唱曲としては聴いたことがあるフォーレの作品ですが,歌曲はあまり馴染みがありません。それ以前に,フランス語そのものに馴染みがない生活を送っています。ですから表現の機微を充分に感じ取れなかったのが残念でした。聴き手の問題です。と同時に,当たり前のことですが,歌における歌詞の理解が大切であることをあらためて感じました。解説のアナウンスでフランス語の歌詞についての紹介があると「プライミング効果」が期待できたかもしれませんね。

 たくさんの知り合いの方々が聴きにきていました。みな関心を持って楽しみ,応援する気持ちだったのではないかと思ったりもしています。積極的な音楽活動が今後も増えていくといいなと思っています。

【盛岡某高音楽部】大型連休中も頑張っていました

  2024年の大型連休は中3日を挟んで見事に前半3連休と後半4連休に別れました。でその中3日の平日(4/30(火), 5/1(水), 5/2(木))の午後,盛岡某高音楽部の指導に行ってきました。回数で言うと⑥,⑦,⑧回目になります。(これまでの様子はこちらに → 4月18日②4月23日③

 7月13日(土)に予定している定期演奏会トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホール)で第1部,第2部に演奏予定の数曲の練習を通して,主に発声についての「体質改善」に取組みました。部員の皆さんに一番初めの時に「どんなことが自分たちの課題かな?」と問いかけたときに,「発声の仕方」と即座に答えがあったからです。

 4月30日(火)は,1年生は半分の時間までの活動で先に帰ってしまったので,残った2,3年生(といっても諸般の事情で3年生1名,2年生1名)と練習しました。2名だけだったので個人レッスン的に取組むことができました。その後の2日間はほぼ皆揃ったので,音楽の運び方や解釈の仕方を考えながら,それを実現するために必要な発声のポイント(身体の使い方)を学びました。

 基礎練習のコーナーでは「ハイハイ」や「鼻つまみ」を教えたのですが,息の出し入れに関わる腹部や胸部の力が抜けないのが大きな課題とわかりました。時間がかかりそうです。

 土曜日や祝日も午前中は部活をするそうです。2名の3年生がリーダーシップを発揮し,3人の2年生がそれをいい感じで支え,4人の新入生は一生懸命取り組みながら,定期演奏会に向けて取組みを進めているのが,頼もしいです!頑張ってね!

仲間が増えました!

  今週のこと。  5月14日(火)の夜は盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの通常練習でした。練習曲はなんと《ヨハネ受難曲》の第2稿! 6月のドイツでのカンタータ演奏 の後の取り組みを見越しての先生からのご提案です。このうち2つの大きな楽曲の「初見大会」の後,日曜日に仙台で行った...