2026年7月27日月曜日

【ZホールSP合唱団燻銀06】平沢匡朗先生登場!

 7月26日(日)の午後,奥州市文化会館Zホールで,Zホールスペシャル合唱団の6回目の練習を行いました。前回までの5回の練習で全4曲をそれぞれ個別にさらってきて,一応全曲の音とりを終えての今回でした。

 はじめにパート練習を1時間程度とりました。特にも前回取り組んだ《《冬》ペチカ》が難しかったので,それを中心に復習してもらいました。テノールとバスは合同でバスパートリーダーのIさんのご指導で,アルトはパートリーダーがお休みでしたので私が指導しました。アルトのみなさんはとても積極的で,歌い手の中にピアノ弾き担当者がいらっしゃったり,「ここが歌えない」「ここがどうもはっきりしない」と声を出してくださったりするので,ポイントを絞って繰り返して練習することができました。

 1時間パート練習をした後にアルトがパート練習をしていた中ホールのステージに全員が集合して全体練習を行おうとしたら,なんと本番のピアニストの平沢匡朗先生がいきなりショパンのワルツを1曲弾いて登場なさいました!

 その後は平沢先生に伴奏を弾いていただきながら,曲集の後ろから(冬→秋→夏→春)全曲を練習しました。どの曲においても器楽だけの部分と合唱が加わる部分とがバトンタッチしながら音楽が進むのですが,器楽だけの部分では平沢先生のピアノから音楽の方向性が示されるので,それを合唱が受け取って紡いでいくという楽しさ(そして難しさ)を体験できました。中でも《冬》と《夏》はテンポの移行がとても難しく,今後の(私の)宿題となりました…。

 早い時期に本番の(プロの)演奏者の方と合わせる,一緒に音楽づくりができるのはとても助かります。楽譜から読み取ること=楽譜の解釈は演奏者によって異なるのが当たり前です。それを擦り合わせてよりよい音楽を目指す作業は必要で,そのためには時間がかかります。ですから早い時期に合わせておけると,その後の時間でさらに自由がきくように練習を進められます。

 次回は8月9日(日)14:00-17:00です。練習後には懇親会も予定されていますので,奮ってご参加ください。

2026年7月26日日曜日

【合唱音楽研究会奥州73】声が充実!音楽が充実!

 7月25日(土)雨の午後,奥州市の日本基督教団水沢教会で合唱音楽研究会奥州の73回目となる活動を行いました。久しぶりに水沢教会をお借りしての活動でした。

 9月27日(日)の胆江合唱祭を意識したのか,あるいは「この日にモーツアルトのミサ曲(K259)のソロ箇所の希望をとります」とアナウンスメントをしたからなのか,けっこう多くの方が集まってくださいました。

 発声では,腰を落としながら背筋下部(インプルス)に息を入れ,そのまま声を出すことにチャレンジしました。背筋下部に息を入れることについては,ちょうどこの日の朝の岩手朝日テレビ「題名のない音楽会」で,6月下旬の日本声楽発声学会に「現役声楽家」の講師として来てくださった宮里直樹がやっていた息の入れ方を,再び取り上げてやってみました。すると,皆さん非常に楽にしかも大きな声が(高い音まで)出ました。いい感じだったのでそのまま楽曲の練習に移りました。

 初めはモーツァルト作曲のオルガンソロ・ミサ曲(KV259)から《Kyrie》です。「モーツアルトらしい楽しさが音楽に溢れるように歌いましょう。」と声掛けしたら,皆さんがじゃんじゃん声を出して生き生きとした感じが表れてきました。そして前回までとは声の大きさが違っていました。これは発声練習が効果的だったのか,胆江合唱祭という本番を意識してやる気が増したのか,高校生が頑張っている様子を伝えた(盛岡まで聞きに来てくださり感想発表してくださったSさん,ありがとうございました)からか,あるいは水沢教会という会場のおかげか…。いずれにしろこの音楽のモードを次回以降にも引き出していくことが大事と思いました。

 つづいて無伴奏のボブ・チルコット作曲《Furusato》に取り組みました。前回はテノールの主旋律が課題で終わっていたのですが,そこも含めて全体が音楽の方向性を共有できた感じで,とてもよい響きにまとまっていきました。「音下り」の癖も全く現れませんでした。

 最後に《紅葉・冬景色》を練習しました。音的には難しいことはないのですが,《紅葉》の色彩感,《冬景色》の空気感や朝の静寂の様子を表現することはまだまだ難しく,どうしても声(それも母音)を出しすぎる傾向が止みませんでした。

 9月27日の胆江合唱祭まではあと4回です(8/8(土)午後,8/22(土)午前,9/6(日)午後,9/26(土)午後)。学びの成果を胆江地区の皆様にお聞かせできるように,集中して取組み高めていきたいと思います。なお,ソロの分担については次回までに原案をまとめておこうと思います。お待ちくださいね。

2026年7月24日金曜日

【演奏会・聴いてきました】生演奏とは??…明和電機「UME TUOUR 2026」


 7月23日(木)の夜,盛岡市の盛岡プラザおでってにあるおでってホール明和電機の「UME TURE 2026」を聴いて(?)きました。

 明和電機には30年ほど前に出会いCD「魁」を購入したのですが,何度も聴くものでもなく(ごめんなさい)そのままお蔵入りしていました。それが先月街で偶然にコンサートのチラシを見つけたので,すぐにネットでチケットを購入したのでした。

 明和電機とは「総合芸術ユニット」で「作品を「製品」,ライブを「製品発表会」と呼び世界に向けてその製品のすばらしさを公開」しているグループです。

 会場に入ってまず驚いたのは,お客様が多くしかも若者が多かったことです。中高生の子どもを連れた家族,赤ちゃんを抱いたご夫婦もけっこういました。普段私が行く演奏会とは客層が違い,しかもほぼ満席!マスメディアにほとんど登場しない明和電機ですからお客さんはそう多くないと私は思い込んでいました。社長(演奏者)のトークや近くのお客さんの言葉から,実は youtube などのメディアでけっこう知られていたようだということがわかりました。私は youtube をあまり利用しないもですから…。


 開演直後に社長から「演奏中の写真撮影,動画撮影はOKです。拡散してください」との言葉があったのですが,この感覚もネット・メディアをよく知っているんだなぁと思いました。そこで,写真や動画をたくさん撮ってきました。というのも明和電機の「音楽」あるいは「楽器」はそのライブ性に特徴があり,楽器の様子まで一緒に見ないと音楽(やコンセプト)が理解できないと思うからです。電気を使って演奏するのですが,「音は生」なのです。仕組みは,コンピュータを使ってMIDI信号を操作し,それで100Vの電気信号を操作して(叩いたり弾いたり吹き込んだりして)フィジカルな楽器から音を発するのです(発音が小さいのでPAを通しはしますが)。ですからコンピュータ制御でありながら音源は生,それをバックに社長がマイクを持って歌うので「生演奏」と言えなくもありません。しかし演奏がうまいとかいいとかいうのではなく(もちろん社長のリズム感や歌はなかなかのものでしたが),意識はほぼ楽器(製品?)のほうに向いています。


 今回お披露目の新製品は「UMEBOX」で,社長のひとりツアーで持ち運べるようにコンパクトにまとめられる楽器です。ステージ上には4体+αとなって登場していました。そしてなんと,舞台の撤収,つまり楽器をコンパクトにまとめて片付けるところまで(アンコール後の)ショーとして見せてくれました。

 音楽そのものも社長曰く「AIには作れない音楽を」とのことでナンセンスで非効率的なところもあり,でもそこに人間の手仕事や肉体を感じられるものでした。フィジカルな物づくりを知っている昭和世代の私はこのコンセプトも含めてハマりました。「生演奏」とそのアイディアやそれを実現する手仕事をおおいに楽しみました!

2026年7月21日火曜日

【演奏会・終わりました】良い時間!…盛岡第三高等学校音楽部第40回定期演奏会

 7月20日(月・祝),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホールで,先日ご案内していた盛岡第三高等学校音楽部の第40回定期演奏会を行いました。

 部員は11名(内1名はピアノ伴奏専門)で女声合唱です。

 例年のようにユニゾンから三部合唱へ変化する校歌で開幕し,第1ステージは「ア・カペラの響き」と題してマドリガル,ミサ曲,邦人曲と多様な無伴奏合唱曲を演奏しました。途中少し事故がありましたがすぐに立て直して先に進みました。子どもたちの音に対するセンスは素晴らしく,ハモりはもちろん良いのですが,歌出の音取りも5曲中2回だけでした。練習時よりもはっきりと表現できたように思いました。

 第2ステージは「cinema voyage」をテーマに掲げ,映画の世界めぐり客船に見立てたステージ進行でした。指揮は無く,彼女らなりに楽曲の世界を表現した照明の工夫や振り(ダンス?)つきで演奏しました。キレのある,シンクロした動きからステージ上の一体感が伝わってきました。ポップスながら,歌詞がよく聞き取れた歌唱だったと思います。

 第3ステージは(恒例の)ミュージカル「美女と野獣」でした。OGの手も借りながら台詞,演技,ダンス,そして歌と一人ひとりがよく考えていて(リハーサルより)より良い表現になっていたと感じました。70分ほどかかり少々長目ではありましたが…。

 お客様は100名くらいでしょうか。高校生も多くなく,もっと宣伝が必要だと感じました。お客様のつぶやきからは「音楽の感覚がすばらしい」とか「クオリティが高い」などと聞こえてきて嬉しく思いました。ある先輩からは「よくまとまっているけれど,音楽が平板。発声を生かしていない。もっと立体的な音楽を!」とご指摘いただきました。先日の岩手県高校合唱祭の際にも同じようなことをアドバイスくださった方がいらっしゃったので,今後の大きな課題と感じています。

 次の発表の機会は8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会高等学校部です。より「立体的」でダイナミックな音楽を表現できるよう練習に取り組んでいきたいと思っています。お忙しい中会場に足をお運びくださった方々,本当にありがとうございました。

2026年7月13日月曜日

【週末の3つの合唱指導】集中力が課題です

 7月の第2週末,3つの合唱指導をしてきました。奥州市まで70km,そこから宮古市まで約130km,そして盛岡まで90kmとおおよそ290kmの道のりでした。

【ZホールSP合唱団燻銀05】…7月11日(土)の午後はZホールスペシャル合唱団の5回目の練習でした。この日は参加者が少なめでした。なにやら市内で催物があるとか…。今回は《冬「ペチカ」》。歌う小節数は少ないながら男声にも女声にもdiv.があり,音取りが複雑な曲です。パート練習で私はテノールとバスの合同パートに付いたのですが,6名と充実したバスに対して2名のテノールで,バスの旋律につられてしまってなかなか覚えられないようでした。例によって階名唱をもとに確かめれば少しは手がかりになると思ったのですが,この合唱団ではこれまで取り組んできていなかった上に2パート合同のため時間が限られていることから断念してしまいました。でもこの判断がまずかったと反省しています。全体で合わせた時にもテノールがあまり聞こえてきませんでした。あぁ,ごめんなさい。

【合唱音楽研究会奥州72】…翌7月12日(日)の午前中9:30〜12:00は奥州市の水沢南地区センターで合唱音楽研究会奥州の活動を行いました。雨の日曜日の午前中ながら30名以上の方がご参加くださいました。始めに《Orgel-solo Messe》KV259のソロの分担について提案しました。発表会の際にはソロのパートはソロ(あるいはソリ)にすることで,独唱へのチャレンジの機会となると考え,ソロの部分を小分けにして多くの方に(できれば全員に)担当してもらいたいと思っている,ということです。希望の部分を考えておいて次回の活動日(7/25(土) 14:00から17:00 水沢教会)に表に書き込んでもらった後に調整して決めようと思っています。
 楽曲の方は,まずは《Kyrie》を復習しながらモーツアルトらしい楽しさ(旋律やデュナーミク)を表現できるように,また《Sanctus》では後半のAllegro感を出せるように練習しました。《ふるさとの四季》からの《紅葉》&《冬景色》では言葉が聞き取れない(=子音への配慮が足りないことで子音が発音の際に意識されないことと,知っている旋律・歌なので表現の意識なく声(つまり母音)を出していることによる)ので,意識的に子音を扱いながら言葉を表現することを少しだけ練習しました。最後に《Furusato》を歌いました。テノールの主旋律のイメージを育てることが次回からの課題と感じました。

【宮古木曜会合唱団】…同日の午後,宮古市の磯鶏幼稚園のホールをお借りして宮古木曜会合唱団の強化練習を行いました。奥州市から(江刺田原IC→遠野IC→立丸峠→川井と通って)移動するのに時間がかかり14時半頃に到着しました。3日前の木曜日の通常練習では《小さな空》の音とりを終えて,団員の方々の希望曲全ての階名唱での音出しを終えたので,この日は歌詞をつけていきました。まず《夕焼け》からでしたが,この楽曲はテンポが遅く1拍が長いので言葉をまとまりとして表現するために強靭な息の支えが必要です。よく健闘していると思いました。普段の練習で皆さんが力をつけているので,ハーモニーも綺麗(無伴奏でも下がったりしません!!)です。続けてビクトリアの《Jesu dulcis memoria》と《O vos omnes》を階名唱で思い出した後歌詞をつけて歌いました。磯鶏幼稚園のホールはとてもよい響きなので,こういったルネサンスの宗教音楽はとても歌いやすいと感じました。最後に《小さな空》を歌詞をつけて歌いました。3拍子の2拍目が重くなる傾向は今後の課題です。

 1泊2日で約300km移動しながら3つの合唱指導をするには集中力が必要だとあらためて感じました。それぞれ違う歌い手,それぞれ違う楽曲,それぞれ違う発表の機会や取組の段階なので,それぞれに合わせて学びのある時間にしなければならないからです。今後は用意を周到にして臨みたいと思いました。

2026年7月9日木曜日

【宮古木曜会合唱団】武満徹は難しい…

 7月9日(木)の夜,宮古市の山口公民館での宮古木曜会合唱団の練習に参加しました。前回は6月18日(木)でしたから2週間ぶりでした。

 団員の方々の希望曲(リストはこちら)のうちまだ音とりが終わっていないのが,武満徹作詞・作曲の《小さな空》でした。前前回(6月7日)に前奏の部分だけやったままでしたので,今回は最後まで音とりをしようと思って宮古に行きました。

 この楽曲はF-Durです。移動ド階名唱で進めました。慣れない方もいらっしゃるので階名を読む練習を兼て全部のパートのそれぞれを全員で移動ド階名唱をしながら進めていきました。他のパートの音もわかっていて欲しかったからです。すると,主旋律の歌いやすさの一方で,ハーモニーのなんと複雑なこと!さらに各部分の縦のハーモニーがつかめたとしても,副旋律をメロディとして歌おうとすると音程が難しい!それでもなんとか最後まで音を出しました。みなさんには「階名が苦手な方は階名を(カタカナなどで)書き込んでおいて下さい」とお願いしました。

 最後に,前回音取りした《リフレイン》を通しました。なんと歌いやすいこと!!ハーモニーもすっきりと聴こえてきました。思わず「武満徹の難しさがわかりますね。」と呟いたら多くの方が頷いていました。

 次回は7月12日(日)の午後,磯鶏幼稚園での強化練習です。団員の方々の希望曲の全体を音出ししながら,もう一つのステージの高校生の作品も音取りしていきたいと思っています。武満徹の難しさを乗り越えれば,高校生作品はそれほど時間はかからないでしょう。がんばります!

2026年7月8日水曜日

【演奏会・ご案内】盛岡第三高等学校音楽部 第40回定期演奏会

 来る7月20日(月),海の日の休日に盛岡市で演奏会を開催します。高校生の女声10名(とピアノ伴奏1名男子)のアンサンブルです。

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・日時:2026年7月20日(月・祝) 14:00開演
・入場料:無料!!
◯プログラム
第1ステージ「ア・カペラの響き」指揮:佐々木幹雄
・John Wilbyeによるマドリガル
《0 what shall I du?》《Weep, o mine eyes》
・現代ヨーロッパの宗教音楽
Carl-Bertil Angestig作曲《MISSA IN DISCANTU》より「Gloria」
・現代日本の合唱曲
《夕ぐれの時はよい時》詩:堀口大學 曲:松本望
    ↑
《私のいのちは》詩:立原道造 曲:山下祐加
第2ステージ「cinema voyage」
《I will follow him》《いのちの名前》《世界の約束》《カントリー・ロード》《ルパン三世のテーマ》《スパークル》
第3ステージ ミュージカル「美女と野獣」
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 昨年もア・カペラステージ,ポップスステージ,ミュージカルステージと同じような構成でしたが,様々なジャンルの音楽に触れて音楽性を深めながら今年も演奏の質をより高めようと頑張っているところです。ぜひ足をお運び下さい!!

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