2024年8月24日土曜日

【盛岡某高音楽部】全日本合唱コンクール岩手県大会…奥州地区は?

 


 8月24日(土)は岩手県民会館で「第76回 全日本合唱コンクール 岩手県大会」の高等学校部門(と大学職場一般部門)が開催されました。高校生にとって1年間で定期演奏会と並ぶ大きな目標のステージです。

 盛岡某高音楽部は銀賞でした。金賞の8校が次の大会に進めるので,東北大会にいくことは叶いませんでしたが,子どもたちは集中して取組んできた音楽を,第ホールで伸び伸びと表現し,演奏後は充実感に満たされていました。

 久しぶりに参加したコンクール。県内の様子がだいぶ変わっていました。

 参加団体は24団体。そのうち2校合同の団体が2団体で1校からは2団体出ているので,参加の高校数としては25校ということになります。で,問題はその地区ごとの内訳です。

 盛岡地区…盛岡第四混声,盛岡中央,盛岡南,盛岡スコーレ,盛岡第四女声,紫波総合,盛岡誠桜,盛岡第三,盛岡第二,盛岡白百合,盛岡第一,不来方,盛岡北
 一関地区…一関第一(中高),千厩&大東,花泉,一関修紅,一関第二
 沿岸地区…釜石,宮古,久慈
 花巻地区…花巻北&遠野
 北上地区…黒沢尻北
 二戸地区…福岡

 いかがですか?盛岡と一関の2極集中は以前からの傾向としても,なんと奥州地区からの参加校がない!!!昨年まで62回連続出場と県内で最も古くから参加し続けていた高校4つのうちの一つ水沢高校音楽部が出場しなかったことにより,奥州地区の高校の合唱団体が岩手県規模の大会から姿を消したのです。7月の岩手県高校合唱祭では3人ながら一生懸命そしてしっかりと取組んで,課題曲の「This train…」を演奏していたのに…。(前回書いたように)指導の先生がいない間を繋いだ経験をもつ身,毎年の定期演奏会で現役部員との合同ステージを続けてきた身,奥州地区の合唱音楽を盛んにしたいと取組んでいる身としては,衝撃的なことです。

 私が繋いだ翌年からの顧問だったY先生(この先生の頃は「第30回記念定期演奏会」にOBOGステージを作っていただくなど,現役部員と卒業生が一緒に音楽に取組んだりしていました)は,水沢高校は当然出ているものと思っていたらしく,プログラムにないことをお伝えすると,非常に驚き残念がっていました。また,かつて水沢高校音楽部顧問だったN先生(この先生の頃は毎年数回OBとしてレッスンに行き一緒に取組み学んだものです)とも会場でお話しました。N先生も「人数が少ないなら集めるとか,(花巻北&遠野とか千厩&大東のように)2校合同で出るとか,方法はいろいろあるのに!」と気持ちが収まらないようでした。

 中学校,そして小学校,あるいは大人の音楽環境も含め奥州地区全体の問題だと思っている(ので合唱音楽研究会奥州なども始めたわけですが)のですが,それにしても一縷の望みだった水沢高校音楽部が今回出場しなかったことは非常に残念でなりません。来年にはなんとか復活して参加できるようにし,子どもたちの音楽活動の場を確保してやりたいものと思いました。そのことが将来的に地域の音楽文化の醸成につながっていくのですから!(それにしても,長年続けてきた定期演奏会はどうなった?)

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