8月25日(日)の14:00〜17:00に奥州市水沢の駒形神社境内にある龍昇殿をお借りして,26回目となる合唱音楽研究会奥州の活動に取り組みました。盛岡駅発12:48の在来線に乗ると水沢駅着13:51で,水沢公園まで12分かかったので,ちょっぴり遅れてしまいました。ごめんなさい。
この日はコンクール明けだったので,コンクールでの私なりの反省(講評はまだきていません)から,「ピッチ」が課題となっていました。そして「聞く」ことも。これは先日久々に続きを読み始めた,山﨑広子『声のサイエンス あの人の声は,なぜ心をゆさぶるのか』(NHK出版新書548,NHK出版2018)からヒントを得ています。
発声練習ではいつもより丁寧に,やることの目的や呼気筋の動きのチェックをしました。大分理解し慣れてきたような感じがしました。
良い響きが出てきたので,そのままパレストリーナの《Gloria》をその音でやってみました。ホモフォニックな歌い出しなので,「聞き合い」を体験するチャンスと思ったからです。案の定,「ピッチ」の悪さを「聞く」ことで認識できたようで,何度も何度も繰り返してハーモニーを作ることで音程を修正する耳の役割(聴覚フィードバック)を体験してもらいました。また三和音のバランスについてもお話しする機会となりました。その後,発表予定の《Kyrie》を駆け足でおさらいしました。
続いてラターの《I will sing with the spirit》に取組みました。前回は大分前のことだったのに皆さんよく覚えていて,すんなりと四部合唱になったので安心しました。今回は歌詞をつけて歌うことに慣れました。少ない歌詞ですからね。ぜひ「spirit」を感じて「alleluja」を歌えるようになりましょうね。
最後にラターの《All things bright and beautiful》に取組みました。しばらく前にやったきりだったように思ったのですが,この曲も案外歌えていました。会員の皆さんの個人的なご努力の成果か,音楽性が高まってきているのか,いずれ嬉しいことでした。途中,激しく雨が降っていることに気づき,カーテンを開けたら水沢公園の木々が強い雨に打たれて雨水が地面を流れていました。自然の力や素晴らしさについて,(神社なので)神道なら八百万の神のなせる技,一神教であるキリスト教なら主なる神のなせる技,と捉え方の違いと共通点についても感じてもらいました。
10月20日(日)には奥州市江刺のささらホールで開催される胆江合唱祭に参加します。奥州市の皆さんに,パレストリーナやラターの作品の素晴らしさを感じてもらえるような演奏になればいいなと思っています。次回は9月14日(土)14:00〜17:00に水沢教会で活動します。あと4回の練習を大事にしていきましょう。
ちなみに,この日も1名,新しい会員が増えました!
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