2024年9月4日水曜日

【Nコン岩手県コンクール・聴いてきました】集中力!奥州地区は…


  朝晩が急に秋めいて涼しくなった9月3日(火)・4日(水),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホールに,第91回NHK全国学校音楽コンクール岩手県コンクールを聴きに行ってきました。3日が小学校の部と高等学校の部,4日が中学校の部でした。

 小学校の部には盛岡地区3校(滝沢中央小,山岸小,岩大附属小),北上地区1校(黒北),宮古地区1校(磯鶏小)の5校が出場しました(またしても奥州地区からは0でした)。磯鶏小学校は夏休みにレッスンに行ったところ。涼しい環境でフルメンバーで楽しそうに歌って銀賞でした。金賞は3校あり東北地区大会にいくそうです。

 高等学校の部には県北地区が1校(北桜=旧福岡工業&一戸),盛岡地区が2校(誠桜高,盛大付属といずれも私立),一関地区が1校(修紅高)の4校が出場しました(またしても奥州地区からは0でした)。誠桜高校も夏休みにレッスンに行ったところです。一関修紅高校と並んで金賞となり,東北地区大会に出場することになったそうです。音楽がずっと整理されてやりたいことが聞こえてくるようになっていました。グレゴリアン・チャントはもっとゆったりでいいと思ったけれど,時間の問題かな。

 中学校の部には15団体が出ていました。盛岡地区から10校(城西,岩大附属,仙北,土淵,黒石野,大宮,下小路,厨川,北陵,矢巾北),一関地区からは2校(磐井,桜町),二戸地区から1校(福岡),宮古地区から1校(第一),そして北上地区からは6校合同で1チーム(上野,飯豊,南,東陵,北上北,北上)でした(またしても奥州地区からは0…)。

 結果はこちらにありますが,いずれの団体からもものすごい集中力を感じました。コンクールってこういう場なのですね。そしてコンクールって特有の傾向の音楽が評価されるんだなって感じました。全日本合唱コンクールは複数人の審査員がそれぞれ点数をつけた上で順位が決まっていくので,各審査員の見方がある程度は均される形で順位が決まります(審査員「を」選ぶ傾向に偏りがないことが大事です)。でもNコンはその辺が見えないので(見せないようにすることで?),結果的に評価の絶対性が高まります。「音楽はお料理と同じで,受け手の好みの違いがあって当然。料理の美味しさを同じ物差しで測ることはできない。」と某先輩がおっしゃっていましたが,そのことを強調する必要性を実感する機会ともなりました。

 それにしても奥州地区の参加が全くないのはとても残念でした。かつては小学校も中学校も(水沢高校も出たことがありましたね)複数団体が出ていたのですが。コンクールに出ることだけが音楽文化の充実度をはかる物差しではありませんが,少なくとも「音楽愛好の裾野はあまり広くない」ということは言えるような気がします(少人数ながら複数校から集まってでも「合唱したい」という子が他地区にはいるわけですから)。気負わず楽しんで,でも地域の方々のお役に立てるように取組んでいこうと思っています。

2 件のコメント:

  1. 石川です。小学校の参加が5校とは!びっくりでした。磯鶏を除いた学校は、全日本の方にも出て、東北大会です。以前は、県南予選もあるほど参加が多かったのでしたが、残念なことです。レベルの低下も心配されますね。ビック3は、いい合唱ができる指導者がいますが、他はなかなか難しい。働き方改革で、指導時間もままならない感じです。私も行こうと思いましたが、休めず断念。行ける年は行くようにしていました。滝沢は、市、学校として、音楽、表現を大事にした取り組みを進めているので、期待したいと思います。

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  2. 石川様,コメントありがとうございました。2014(H26)年に小学校の部で出たのですが,その時のパンフを見ると14団体が参加でしたから,激減ですね。ちなみに高は6,中は38団体でした。学校や行政は,部活動指導員とか外部コーチとか「地域の力も引き出しながら次世代を育てていく」って発想にならないものでしょうか…(特に奥州地区ね)。

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