8月7日(水)は2つの高校音楽部のレッスンを体験しました。
午前中は9:30〜12:00に盛岡SO高校音楽部。指導のKT先生が合唱仲間で,7月2日の県高校合唱際の際に発声法で悩んでいるとのことで,レッスンしにいくことにしていました。迷路のような校舎を案内してもらって上階にある音楽室にたどり着くと,8名の部員たちが練習していました。なんと3年生は在籍しておらず2&1年生のみとのこと。部長を中心によく活動している感じが伝わってきました。
曲は自由曲の2曲,①Jacob Narverud作曲の《Dominus Vobiscum》と②Gyongyosi作曲の《Dixit Dominus》。どちらもDiv.が多く和音も難しいものでした。
喉を開けること,そこに腹から空気を送ること…近頃学んで良さを実感している方法を,限られた時間ではありましたが伝えてみました。良い響きが聴こえたり各パートが溶け合ったりする「向上的変容」はみられましたが,劇的な変化は見られませんでした。小学生が劇的に変化するのはそもそもスタート地点で経験が少なすぎるからなんですね。高校生の部活動って,その意味では専門的な取り組みだということがよくわかりました。
午後は13:00〜15:00に,普段指導している盛岡某高音楽部に小原一穂先生をお迎えしてのレッスンでした。近頃行き詰まりを感じている高校生をどんな方向に伸ばしていけばいいものか,実際に見せていただきたくてお願いしたのでした。
結論としては,もちろん改善することはいろいろと気づきましたが,基本的にはこれまでやってきたことをブレずに続けることなんだなぁと思いました。今回のレッスンを通して,部員も各自の課題を色々と見出し,自分の歌や声,自分のパートの歌や声と向き合う時間が欲しいということになりました。
お盆が開けるとあと1週間でコンクールとなります。部員の皆が納得できる音楽表現を本番のステージでできるように,活動に取り組んでいきたいと思います。
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