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2026年6月20日土曜日

【合唱音楽研究会奥州71】本番に向けてスイッチ・オン!

 6月20日(土)の午後,奥州市の水沢南地区センター音楽室で合唱音楽研究会奥州の71回目の活動を行いました。今回は2週間前に常盤地区センターで行った前回よりも参加者が多かったように思います。

 発声練習では前回同様にインプルスへの息入れと,その状態での犬の呼吸に取り組み,実際の歌唱の際にも意識できるようにしました。

 今回はモーツァルトのミサ曲の《Benedictus》後半の「Osanna」への歌詞付けと《Agnus Dei》の音取りがメインでした。というのは,これができればやっと1クールが終わるからです。「Osanna」は数回階名唱をしながら思い出し,すぐに歌詞をつけて歌えるようになりました。続いて《Agnus Dei》も何度か階名唱で音を確かめながら音楽の運び方を考え,次に歌詞の意味と読み方を確かめて歌詞唱し,1時間もかからずにとりあえず歌えるようになりました。ちなみに,身体を使わせるべく立って歌ってもらいました。立つことで,発声練習と同じ体の部位を意識して使えるようになるからです。


 後半は《ふるさとの四季》から「紅葉」と「冬景色」でした。歌い慣れているためにはじめは「声を出して歌って」しまって,言葉も情景も全部ベタ塗りされたみたいに潰れてしまいました。これでは表現したいこともそれを表現しようという意思も感じられません。そこで,様子を思い浮かべること,言葉を大切に聞かせることなどに取り組みました。「声を出して歌って」しまうのは毎度のことです。まだ意識できていないからこうなってしまうわけですから,しつこく繰り返すしかありません。なんとか,歌いまくる体質から抜け出して,歌で表現しようとする姿勢を身に付けさせていきたいと思っています。

 今回,9月27日(日)奥州市文化会館Zホール・大ホールで開催される胆江合唱祭で演奏する曲を次のように発表しました。
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1.W. A. Mozart作曲《Missa in C》KV259より「Kyrie」「 Sanctus」
2.源田俊一郎編曲《ふるさとの四季》より「紅葉」「冬景色」
3.Bob Chilcott編曲《Furusato》
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 本番まであと5回しかありません。この5回はよりよい音楽を目指してしつこく練習を重ねていくことになると思います。そのためにも(3週間も間が空くので)自主練習を重ねて筋力とセンスを高めておきましょう。

2026年6月8日月曜日

【合唱音楽研究会奥州70】平均律でない調子があるのです!耳と身体(お腹)を使って歌いましょう!

 6月7日(日)の午前中(9:30〜12:00)奥州市の常盤地区センターで合唱音楽研究会奥州の70回目となる活動に取り組みました。この常盤地区センターは2022年6月に開催した奥州市民Z管弦楽団の第10回定期演奏会でモーツアルト作曲の《レクイエム》前半を演奏した時や2024年4月に盛岡市民文化ホール・大ホールで混声合唱団北声会と合同で《レクイエム》後半を演奏した時に,練習会場としてよく利用していた所です。会議室なので比較的響きがよく,広く,明るい部屋です(ピアノがちょっと…。)。

 まず発声練習では,先日の日本声楽発声学会の例会で講師の宮里直樹さん(テノール)に教えていただいた腰に空気を入れる方法や身体を開いたまま「犬の呼吸」で息を出し入れすることにチャレンジしました。脱力することもそうですが,けっこう難しいようでした。継続して取り組みたいと思いました。


 この日は伴奏ピアニストの八木さんが来てくださっていたので,はじめに日本語の《紅葉》と《冬景色》に取り組みました。どの曲のどの部分も同じ音色,同じ雰囲気で音楽が展開するので,「次のフレーズを歌い出す前に頭の中に見ている風景を入れ替える」ことを忘れないように意識させました。そして(前日のZホールSP合唱団同様)子音が聞こえてきませんでした。そこで,①子音を発音する筋肉を鍛える練習,②子音をお腹からの息で飛ばす練習,に取り組みました。しかし歌い始めると言葉が不明瞭になってしまいます。やはり子音の始動をもっと早めて子音に時間をかけることを習慣づけることが必要と思いました。

 休憩後にこれも先日の例会で仕入れた移動ド唱法に関する資料について少し解説しました。また,カルドシュ・パール著 菅原恵利訳,羽仁協子監修『合唱の育成・合唱の響き』(全音楽譜出版社1994)からの資料もお示しし「大全音と小全音」,つまり純正なハーモニーを得るには平均律とは違った2種類の全音があることや,「異名同音は同じ音高でない」,つまり「レ」の♭は少し高めで「ド」の#はそれより低めなことなどを理解して演奏することが必要であることもお伝えしました。

 最後にモーツアルトのオルガンソロミサKV259の《Benedictus》の歌詞唱にチャレンジしましたが,時間切れで「Hosanna」以降は次回ということになりました。

 次回は6月20日(土)の14:00〜17:00水沢南地区センター音楽室です。日本語の方は《雪》そしていよいよ《故郷》に,モーツアルトの方は「Hosanna」以降の歌詞唱と《Agnus Dei》へと進んでいこうと思っています。皆様,奮ってご参加ください!

2026年5月24日日曜日

【合唱音楽研究会奥州69】Benedictusを移動ド唱法で

 5月23日(土)の午後,奥州市の水沢南地区センターで合唱音楽研究会奥州の69回目となる活動を行いました。この日は伴奏の八木さんはお休みでしたから,全編ア・カペラで音楽に向き合いました。

 発声練習では脱力の確認や(前日に盛岡某高音楽部&宮古木曜会合唱団でも試した)鳩尾の動きチャレンジしてみました。新しい発見があったようです。(でも,せっかくの発見をその後の活動で生かす機会をうまく作れませんでした。反省です。)

 《Benedictus》には調号として#が1つ付いていました。ト長調です。この意味が十分に納得できていない方が数名いらっしゃったので,ここでもキーボードの所に集まっていただいて長調の音階や移調の仕組みを説明したら「なるほど!」と納得いただけました。

 その後移動ド唱法を使って音とりを進めていきました。「#ソはラに行きたい音。ラを含む和音はラドファ(vi)かファラド(IV)かレファラ(ii,II)のどれか。だから#ソの音にいるときに次の和音を想定してその和音に向かって行く。」といった,臨時記号がついた場合の音の予測の仕方をその場その場で(駆け足で)話しながら進めました。下に一部簡単に記してみます。
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元の音→次の音=想定される和音
#ソ→ラ=ラドファ(vi) or ファラド(IV) or レファラ(ii,II)
#ファ(II=長和音)の場合→ソ=ソシレ(V) or ミソシ(iii)
#ファ→#ソ=旋律的短音階
♭シ→ラ=ファラド(IV) or レファラ(ii) or ラドミ(vi)
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 途中で「なぜ移動ド唱法にチャレンジしてもらっているか」という話もしました。前回の活動後におおよそは「移動ド唱法の利点」としてまとめて書いたのですが,その際に学び直した東川清一さんの共著『良い音楽家とは』(音楽之友社1996)に載っているコダーイ及びシューマンの言葉(元はシューマン著/吉田秀和訳『音楽と音楽家』(岩波文庫青1958))についてもお伝えしました。加えて日本声楽発声学会5月31日の第118回例会の発表の件についても先日の宮古木曜会合唱団同様にお話ししました。


 それでも移動ド唱法は難しいという声がありました。そこでもう一つお話ししたのはト音譜表(へ音譜表)の世界の相対化についてです。ト音譜表とへ音譜表は全体で「11線譜」になっているわけですが,その11線譜があって初めて音楽があるわけではなく,音楽がまずあってそれを表す「一つの方法」が11線譜だということです。でも他にハ音記号を使った譜表にだって記譜できるわけですから,ト音譜表やへ音譜表を絶対視しているうちは音楽そのものを優先する見方には立ないと思う,ということです(もちろん全て調性音楽を前提にした話です)。今回はお話の時間が多くなってしまいました。

 活動の最後に「村祭」を歌いました。「どんどんヒャララ…」を歌う時の声は,発声練習時にやった鳩尾を使った息でなければ音楽が生きない,ということもやってみました。

 次回は6月7日(日)の午前(9:30〜12:00)でしかも常盤地区センターです。ご注意ください。内容は①《Benedictus》の歌詞唱,②《Agnus Dei》の音取り(階名唱),③秋〜冬の表現の吟味,です。みなさん奮ってご参加ください!

2026年5月12日火曜日

移動ド唱法の利点【合唱音楽研究会奥州・番外編】

【合唱音楽研究会奥州の会員の皆様へ】

 なぜ移動ド唱法に拘るのか ー移動ド唱法の利点ー 2026年5月12日

 合唱音楽研究会奥州では合唱活動を「練習」ではなく「活動」と呼んでいます。それは,1回1回の集まりでは歌いながらよりよい合唱演奏・表現を目指していくのですが,より大切なのはその過程で合唱音楽についてより深く&広く,体験的に学んでいくことにあると考えているからです。演奏会ではなく,合唱活動のゴールが1回1回の学びの積み重ねにあるのです(ですから演奏会は開催したことがなく,学びの成果の「発表会」を(第1回第2回)開催してその時々の目標としてきました)

 「体験的に学ぶ」のですから知識として知るだけではありません。歌うことは筋肉運動です。知ったことを自分の身体を使って音楽として実現することを目指したり,実現できた音楽の中に身をおいて楽しんだりする活動の中でしか学べないことがたくさんあります。音楽は生ものですから。

 もし演奏会をゴールと考えているなら,音取りは少しでも早い方が良いでしょう。極端な話,皆で集まっているのですからやるべきことは合わせ練習であって個人の音取りではありません。音取りは各自済ませてから合わせ練習に向かうのが礼儀です(そうでなければお互いに「他のパートの音取りに付き合わされ」て無駄な時間を過ごすことになります)。さらに言うなら,指揮者のレッスンを受けるということは音楽をレッスンしてもらうことであって音とりを進めてもらうことではない,というのは器楽(例えばピアノ)のレッスンを受けたことのある人なら当然の感覚ではないでしょうか。

 しかし合唱音楽研究会奥州の活動の主なねらいは(前述したように)学びにあります。ですから音取りの段階から全体で取り組むようにしてきました。他パートの旋律がわかった上で自分のパートを表現できるようになると音楽が豊かになるので,他パートの音取りにも取り組むことがあるくらいです。そしてその際には徹底して「移動ド唱法」を要求してきました。そこで,以下では移動ド唱法の利点は何かをご説明して,移動ド唱法の意義をご理解いただきたく思います。

【利点1】調性の感覚が育つ
 私たちが取組んでいる楽曲は基本的に調性音楽です。「調」というシステムを前提して作曲家は作っています。ですから作曲家の意図を作品から読み取る(解釈する)には「調」を前提しなければ深く読み取ることはできません。作品で使われている音階や和声からその作品の調性を感じ取ることで,それをベース,あるいはバックグラウンドにするからこそ作品をより深く解釈(デコード)できるのです。見ることができないし掴むこともできない音楽がもっている調という重要なシステムを把握するためには,音に何らかの記名をすることが近道です(おそらく作曲家も音の記名を利用して作曲しているはずです。楽典や和声学を通して)。「音への記名」,その一つが階名であり,音高と記名を同時に表現するのが「階名唱」なのです。ですから,階名唱を繰り返すことで調性内の各音のもつ雰囲気(や役割)が音楽を通してだんだんと身体にしみてくる…と考えています。

【利点2】音程感覚が身に付く
 「コールユーブンゲン」という練習曲集があります。正しくは「Chorübungen」,つまり「合唱練習書」です(Chorは合唱,übungenは練習の複数形)。内容は「2度音程」とか「3度音程」などの感覚を身に付けるための練習(曲?)の集まりです。ですからほぼ無味乾燥でもあります。しかし実際の楽曲を使いながら音程感覚が身に付くとしたら,そしてその結果が合唱になるとしたら,一石二鳥ではありませんか。

【利点3】音とりが早くなる
 前項で述べた「音程感覚」が身に付くと,今出している音高から次の音高を想像(audiate)することが早くなり,結果として音とりが早くなります。さらに段階が進めば,楽譜にある音符を見て音楽を想像(audiate)できるようになります。心の中に音楽が聴こえるようになるとも言えます。

【利点4】他パートとの関係がわかりやすくなる
 合唱ではハーモニーが大切です。ハーモニーを作るには「正しい音高」をただ出しているだけではだめで,各パートの音が溶け合いません。他のパートを聴くことがとても大切です。他のパートをただ聴くだけでなく,他のパートと自分のパートの関係(例えば「同度」や「長3度」や「完全5度」で協和しているとか,「長2度」や「増4度」でぶつかっているとか)がわかってその響きを実現するような音高や声を出さなければ溶け合いません。その際,同時になっている音のそれぞれの階名がわかると何度の音程でどう響けばいいのかが理解しやすくなります。

【利点5】和音やその機能がわかりやすくなる
 同時に鳴っているときの和音は「ドミソ」なのか「ミソシ」なのか,それによってさらに「Ⅰの和音」なのか「Ⅲの和音」なのか,あるいは長三和音なのか短三和音なのか,そしてその時自分が歌っている音が根音なのか第3音なのか…。その時響くべき和音及び音楽が次にどのように進んでいくのかという和音の機能が,階名唱をしていくことで把握しやすくなります。

 もっとあるかも知れませんが,以上5つの利点を挙げてみました。一方難点はなにかというと「目に見えた階名と違うことがあるので,歌いにくい」ということではないでしょうか。実は私たちは調号の付いていないト音譜表の読みに慣れすぎているのです(学校での半端な音楽教育のせいです)。五線譜にはへ音譜表もあります。つける位置が比較的自由なハ音記号を望いたハ音譜表だってあるのですよこちらはご参考までに。ト音譜表を相対化して見ることができるようになれば,音楽の幅がさらに広がります。

 もう一つ付け加えておきたいことがあります。それは音取り音源を聞いて覚えることの問題点です。何度も耳で聴くと旋律は早く覚えることができます。TVやラジオから聞こえてくるコマーシャルソングなどは音取りしなくても覚えて歌えますよね。繰り返し聞かされるからです。でも耳に入ってくる(つまり私たちが聴きとっている)のは音高やリズムだけでなく音質や音楽の質もあります。無意識のうちに音取り音源の音楽が身体に入り込むことにより,楽譜から読み取れる音楽とは違った音楽が身に付いてしまうことが多々あります(さらに言うとア・カペラ合唱などで純正なハーモニーを目指す場合,平均律とは違った音程の感覚が必要になることもあります。平均律に調律されている鍵盤楽器などの音源に耳が慣れて抜けられなくなるのも心配です)。そして作曲家の意図を作品から読み取る(解釈する),つまり楽譜から音楽を読み取る努力をせずに音楽活動に参加することが普通になると,音楽することの創造性が失われ,薄っぺらい表現,浅い楽しみになってしまいます。

 思いつくままに綴ってきましたが,私が移動ド唱法に拘る理由がおわかりいただけたでしょうか。移動ド唱法は慣れないと少々難しいと感じると思いますが,慣れてしまえばほとんどの楽曲でその力を発揮できるようになります。「その力」とはある種の音楽性ですから音楽性が高まるとも言えます。音楽性が高まればより高いレベルで音楽を楽しむことができるようになるはずです。今より少しでも高まることを目指して,活動に取組んで参りましょう!!

※ご意見,ご感想はコメント欄(またはメール)にお願いします。

※※(スマホでは難しいのですが)コンピュータなど広い画面でこのブログをご覧の方は,右側にある「ラベル」の中の「合唱音楽研究会奥州」をクリックすると,これまでの合唱音楽研究会奥州の活動の記録だけを抽出して読むことができるようになります。ご利用ください。ちなみにこのブログは合唱音楽研究会奥州のために始めたものでした!今後ともよろしくお願いします。

2026年5月11日月曜日

【合唱音楽研究会奥州68】Sanctus&春夏終了


 5月10日(日),新シーズンのZホールSP合唱団の1回目の練習を終えた翌日の午前中(9:30〜12:00),奥州市の水沢南地区センター音楽室にて合唱音楽研究会奥州(以下,合唱研)の68回目の活動を行いました。予定では午後に宮古木曜会合唱団の強化練習があったため(諸々あって,結局強化練習はなくなりました)合唱研の活動を午前中に設定したので,いつもより30分短い2時間半の活動時間となりました。

 初めの発声の時間には,腹部からの呼気で声帯を振動させられるように(胸を狭めて息を吐かないように)と意識付けたつもりが,かえって変に意識させてしまい考えこませてしまいました。構造や理屈を理解してもらうことと実際に動きを習得してもらうことの両立,言い換えると説明を聞いてもらうことと動きにチャレンジしてもらうことのバランスが私の指導の課題です…。

 前半はモーツァルトの《オルガン・ソロ・ミサ》。まず歌詞が多く長い《Credo》の復習,というか歌い慣れに取り組みました。前回の活動が4月19日でしたから3週間ぶりでした。ラテン語であるミサの歌詞への慣れ具合は,経験量によって違います。多くの方は前シーズンに取り組んだパレストリーナの《ミサ・ブレヴィス》(第2回研究発表会で発表)で経験済みではありますが,あれが初めてだったという方も多いようで,なかなか歌詞が浮かんで来ず,口も回らないようでした。繰り返しは必要ですがそればかりでは先に進めないので,今回は部分に分て2回ずつくらい繰り返して終わりとし,次の《Sanctus》に進みました。

 《Sanctus》の音出しにあたって,久しぶりに音源を聴きいて全体のイメージをつかみました。その後,先に言葉の意味と読みを確かめました。そして移動ド(とは言ってもハ長調ですが)で4パート一斉に音を出していきました。パートごとに音を確かめることはほとんど必要なく進むことができました。力を伸ばしているなぁと嬉しく思いました。最後に歌詞をつけて歌ってみて,約1時間で《Sanctus》を終えました。

 後半は源田さんの《ふるさとの四季》。こちらは2周目に入り,今回は春から夏にかけての各曲の表現を考えました。聴き手にとっては聴き慣れた旋律と歌詞ばかりです。だからこそ言葉を新鮮に聴かせたい。そのためには表現する側が言葉や音楽を新鮮に捉えてイメージして歌うことが大切です。そんなことを折々に話しながら《夏は来ぬ》まで表現を吟味しました。

 この日,最初に5月2日に盛岡市民文化ホール・小ホールで開催されたコーロ・フェリーチェの演奏会について聞いた方や出演した方の感想交流から,発声のことやオルガンのことなど様々なことを学ぶことができました。こういうことも重ねていきたいと思いました。また新しくテノールに1名の仲間が加わりました。私の高校の同級生で,胆江合唱祭の第1回の実行委員長として胆江地区の合唱活動を牽引してきた方です。大変心強く思いました。

 次回は5月23日(土)今回と同じ会場(水沢南地区センター音楽室)ですが,時間は午後です(14:00〜17:00)ご注意ください。ソロの部分で少々難しく長目の《Benedictus》と《われは海の子》から秋,冬の歌に進んで行こうと思っています。ご近所お誘い合わせの上奮ってご参加ください。お待ちしています。

2026年4月20日月曜日

【合唱音楽研究会奥州67】「Credo」をなんとか終える!

 4月19日(日),満開のソメイヨシノの並木を遠野の猿ヶ石川沿いで見た後奥州市に移動し,水沢南地区センターで合唱音楽研究会奥州の67回目となる活動を行いました。

 はじめの発声練習では,先日の宮古木曜会合唱団で見られた背骨や首から力を抜くことができない様子がこちらでも見られたので,脱力そして自然体づくりを再度丁寧に扱いました。

 前半はB. チルコット編曲の《Furusato》に取り組みました。2月14日に初見大会をやって以来ほとんど歌っていなかったので,案の定ぼろぼろでした。そこで,まず全員が歌詞を歌っている(ホモフォニックな)3番の部分から取り上げました。久しぶりのためか,「音を出すこと=歌うこと」と感じている方が多いようで,①音質を吟味せず音を出す,②音符一つひとつの音を出す,③言葉の音節(モーラ)がブツブツと切れて言葉になっていない…といった状態でした。そこで歌詞なしで喉を開いて響きの安定した発声を目指すこと,そして周りの音をよく聞いて溶け込んでいるかフィードバックしながら歌うことなどに取り組みました。まずは「良い楽器」のイメージを思い出してそれを目指させ,その後に歌詞をつけて歌い,冒頭に戻って最初から通して歌いました。周りの音と溶け合う(ハーモニーする)には聞き合って自分の音質を調整すること(声を出しっ放しにしないこと)が大切ですね。

 後半はモーツァルト作曲の《オルガン・ソロ・ミサ》から「 Credo」に取り組みました。前回歌詞をつけた前半のところをざっと歌って復習し,楽曲後半の歌詞付けを中心に練習しました。Credo の歌詞に慣れている方からミサ曲は初めての方まで経験の差が大きいのでどう扱うか迷うところですが,「大切なことは何度も確認してもいい」と思い,少々冗長になりましたが言葉の発音や意味を一つひとつ取り上げました。部分ごとに言葉を確かめ,リズム読みし,音をつけて歌う,というサイクルでソロの部分も含め「Credo」の最後までなんとか行きつきました。口が回って歌える,という状態にはまだまだ遠いかもしれませんが,一度経験しておくことは今後に繋がります。

 最後の30分で《ふるさとの四季》の春から夏の場面を歌って終わりました。日本語は歌いやすいとは思いますが,通して歌うと喉が上がってきて大変ですね。歌うことは運動です。「声楽体力」をつけることも課題だなぁと思いました。

 次回の活動は5月10日(日)9:30〜12:00水沢南地区センターです。「Credo」の復習(歌い慣れ)と「Sanctus」の階名唱,《ふるさとの四季》の春から夏の場面をどう歌うかを中心に取り組んでみようと思います。この日の前日,奥州市ではZホールSP合唱団(本番は11/21(土)「木野雅之・平沢匡朗 燻銀コンサート」)の今期最初の練習もあります。お楽しみに!

2026年4月5日日曜日

【合唱音楽研究会奥州66】楽器の使い方と柔らかい音色

 4月4日(土)の午後,奥州市の水沢南地区センターで合唱音楽研究会奥州の66回目の活動を行いました。三十数名の参加,新しくソプラノに1名,仲間が加わりました!

 まずは発声練習。「楽器である喉の共鳴腔を広げることが大事」と,特に咽頭腔を広げることを実感してもらいました。喉を開けるという運動は日常的な運動ではないので分かりづらいと思ったからです。その後,「息の流れをベースにして,そこに音の乗せること」にチャレンジしました。が,これはとっても難しいようで,声帯をつけた途端に無意識に力が喉に加わり声が固くなってしまう「悪い癖」からなかなか抜けられませんでした。難しいことなのですが諦めずに課題に向き合う必要があることを,この日の活動を通して痛感させられました…

 はじめに《ふるさとの四季》の冒頭から《晴の小川》《朧月夜》までを第2クールとして歌いました。結構長い時間をかけて,音符一つひとつを歌う「音符歌い」からなんとか抜け出させることができました。盛岡からの移動中に鮮かな黄色の菜の花が目に入ってきたので,なんとか《朧月夜》までは歌いたいと思い取り組みました。


 《ふるさとの四季》の最後にでてくる「ふるさと」の表情記号,「Meno mosso」(t.320), 「Piu mosso」(t.337), 「Poco meno mosso」(t.353)の理解に関して,一冊の本をご紹介しました。関孝弘/ラーゴ・マリアンジェーラ共著『イタリアの日常会話から学ぶ これで納得! よくわかる音楽用語のはなし』(全音楽譜出版社2006)です。とても分かりやすく読みやすく参考になります。ぜひご自分で開いてみてください。

 後半は《Organ soo Mass》KV259の「Credo」前半の歌詞付けでした。前回おおよその読みを学んだので,今回は歌詞をつけて歌うことにチャレンジしました。ちょうど前日が受難日で翌日が復活際にあたります,という話もしながら歌詞の内容理解を深めました。しかし…なかなか素敵な音楽になりません。その大きな原因は前述した「悪い癖」でした。というのは,どのパートもおおよそ音色が固くて一つにならず,さらに他のパートとも溶け合わないのです。おまけに音符歌いになっていて音楽が前に流れません。やはり月に2回(約2週間に1回)の活動では,歌うための筋肉が育たなかったり,音楽的な感覚が鈍ってしまったりするのでしょうね。前日した「悪い癖」からの脱脚が大きな課題となりました。


 次回は4月19日(日)14:00〜17:00水沢南地区センターです。「Credo」は先の部分に歌詞付け,無伴奏の《Furusato》も久しぶりに歌いましょう。時間のある方はぜひ復習(そして筋トレ)しましょうね!

2026年3月23日月曜日

【合唱音楽研究会奥州65】学びの意欲の表れ

 3月22日(日)の午前中(9:30−12:00),奥州市の水沢南地区センター音楽室で,合唱音楽研究会奥州の65回目の活動を行いました。3連休の最終日の日曜,それも午前中だというのに30名近く集まりました。開始時点のこの人数を見て,すでに皆さんの学びの意欲を感じました。ちなみに午前中の練習時間に変更したのは,午後にZホール児童合唱団のミニコンサートが開催されることがわかったからです。奥州市でともに合唱に取組むグループ(しかも超若者たち)を聴きに行くことで,皆で応援したいと考えたからでした。

 いつもより30分短い活動時間でしたので,発声練習は短めにしました。《ふるさと》の主旋律をハミングで歌い,G-Dur, F-Dur, E-Durと調を下げるなどして声出しをしてみました。(結局Chilcttの《Furusato》は扱いませんでしたね。ごめんなさい。)


 前半は源田さん編曲の《ふるさとの四季》の音取りの続きで「冬景色」「雪」「故郷」と進みました。初めに「『G-Dur』って言って,意味わかりますか?」と問いかけたら,半分以上のかたがよくわからないとのことでしたので,口頭で「音名」「ドイツ音名」「階名」「長調・短調」などの用語を説明しました(図を使わずに説明するのは難しいものですね)。さらに階名について質問が出たりもして,ここでも学びの意欲を感じました。そうしながら音取りを進め,この日で《ふるさとの四季》の第1クールを終えました。1月から始めて5回で全曲の音を出せたということになります。早いですね。

 後半はモーツァルトの《オルガン・ソロ・ミサ》KV259の「Credo」の2回目です。前回はなんとか最後まで音を出したって感じで終わったので今回は「言葉をつけて」と宣言していたのですが,やはり言葉をつけて歌えるほど旋律がまだ体に入っていないとのことでした。そこで「言葉つけ」の前の「楽器唱」の段階を吟味することにしました。以前も書きましたが「楽器唱」とは「身体を楽器にして音楽すること」を意味する私の造語です。器楽の方々がやっていることと同じように身体という楽器=声で音楽するということです。どう歌ったら音楽が生きるかを考えてチャレンジしてもらいました。するとやはり音が不安なところがあるようでした。躓くとすぐに各自で楽譜や階名唱などをたよりにぶつぶつと音を探り始めます。「ピアノで弾いてください」とはならない,これもまた学びの意欲の表れだなぁと思いながら,各自が確認して納得する時間を保障して待ちました。ちなみに「階名唱が苦手でも諦めて黙ってしまわないでください。階名唱できるという結果を望んでいるのではなく,階名唱にチャレンジし「トライ&エラー」の中で音程感覚を身につけてほしいのです。」と階名唱に取組むねらいを再確認しながら進めました。

 終わりに「「Credo」の歌詞付けは次回に」とお伝えするとすかさず「発音だけでも確かめておきたい」という声がありました。次回までの予習の手がかりにするのだと思ったので,時間ギリギリまで使って「Credo」前半部の発音と意味をザッと確認しました。こういうところにも学びの意欲が見られました!

 集まって来られた方々がそれぞれ学びたいという意欲をもっています。人数が集まると学びの視点も多彩になり,様々なことを学ぶきっかけができます。合唱音楽研究会奥州がそういう場になっていることがとても嬉しく感じられました。(ちなみに,学校での授業も,こんな風に意欲が引き出せるといいと思いました。)

 次回は4月4日(土)14:00−17:00水沢南地区センター音楽室です。内容は(あくまで「予定」ですが…)①「Credo」の歌詞付け,②Chilcottの《Furusato》,③《ふるさとの四季》の第2クール開始,です。ご近所お誘い合わせの上お越しください。

2026年3月9日月曜日

【合唱音楽研究会奥州64】音取り順調!学びの成果のあらわれ!

 3月8日(日)の午後,日本キリスト教団水沢教会で64回目となる合唱音楽研究会奥州の活動を行いました。

 今回私はめずらしく開始時刻ギリギリに到着したのですが,会場に入った途端に,人数がとても多く感じられました。全部で40名ほどいたかもしれません。「教会で教会音楽を」と奥州市内の教会をお借りして活動するようになったのですが,現在の規模では会場として狭くなってきたのかも知れません。でも良い雰囲気と響きは魅力的です。

 発声の後,まずは前回歌詞をつけたモーツァルト作曲のオルガンソロミサkv.259の《Gloria》から取り組みました。思った以上に覚えていて(失礼!),良い感じで歌い通せました。歌い慣れることを目指して短い部分を繰り返したりしているうちに,前回参加できなかった方々もだいぶ歌えるようになったようでした。前シーズンに取り組んだパレストリーナの《ミサ・ブレヴィス》での学びが生かされているのでしょうね。

 次に,《Credo》の音取りに進みました。これまで新しい曲の音を出す際は各パートを移動ドでしかも無伴奏で全部さらうところから始めてきました。しかし読譜能力がだいぶ高まったし,①ハ長調,②ピアノ伴奏付き,だったので「初見大会」にチャレンジしました。初見で一気に通して歌って楽曲の概要をつかむことです。ゆっくりながらピアノ伴奏に乗って移動ド(といっても基本はハ長調の楽曲ですが)で歌って通してみました。するとなんとか最後まで辿り着くことができました!予習なさって来た方もあったと思いますが,以前よりも確実に楽譜から音が浮かぶようになってきていると感じました。

 続いて前回初めて音を出したチルコットの《Furusato》を復習しました。いきなり歌詞唱にチャレンジしたためかあまりよく歌えなかったので,1番の歌詞にあたる部分までを階名唱を交えながらおさらいしました。

 最後に源田俊一郎の《ふるさとの四季》の「紅葉」「冬景色」に取り組みました。転調のポイントなどを確かめておさらいしました。

 次回は①《Credo》の音をおさらいして歌詞付け,②《Furusato》の2番,③《ふるさとの四季》の「冬」「ふるさと」と進めていきたいと思っています。次回3月22日水沢南地区センターでの活動は時間を変更しました。9:30〜12:00です。ご注意ください。午後(14:00〜)に前沢ふれあいセンターでZホール児童合唱団のミニコンサートが予定されているからです。少ない人数ながら菊池葉子先生と一緒に音楽を楽しんで学んでいる子どもたちの発表を,みなさん,ぜひ聴きに行って応援しましょう!


2026年2月15日日曜日

【合唱音楽研究会奥州63】「移動ド」トレーニングの成果!

 2月14日(土)の午後,奥州市江刺にある日本基督教団江刺教会で合唱音楽研究会奥州の63回目の活動を行いました。広くて明るい教会です。全体にシンプルなつくりですがステンドグラスのいろどりが素敵です。活動には30名以上が集まり,特に男声がテノール4人,バス3人と充実していました。


 前回は2月1日(日),年に一度の総会があったため2時間程度の活動となりましたが,今回は3時間たっぷり音楽できました。新しい楽曲の楽譜が配布されました。いずれも《故郷》なのですが,一つはボブ・チルコット編曲の無伴奏,もう一つは上田真樹編曲のピアノ伴奏付きです。この日はピアノ伴奏の八木絵未さんがお休みだったので,まずはボブ・チルコットの《Furusato》に取り組んで見ました。「移動ドでやってみましょう。これはト長調で…」と話した先から各自が移動ドで音とりを始めたのです。そこから15分以上,各自が楽譜とにらめっこしながら音を頭に浮かべる作業に,全員が取り組んでいました。「もしや,行き詰っている方がいらっしゃるのでは?」と思ってずっと見ていましたが,どなたも顔を上げず楽譜に向き合っていたので,声をかけるのがもったいないくらいでした。div. がけっこうあるのでパートないで上,下どちらを担当するかを確認した後,階名唱で合わせて見ました。この編曲はどなたも演奏したことがなかったそうですが,楽譜と向き合い始めてから1時間後,合唱できるようになっていました!前回の活動時の《Gloria》は音源を聴いて予習していらっしゃったかたもいたようですが,今回は全くの新曲です。「これほど,みなさんの音楽性が高まっているってことですよ!」とお伝えしました。

 続いてモーツァルト。《Gloria》の復習から始めたのですが,ピアノ伴奏がなくてもほぼ階名唱等で音取りができていたので,今回は歌詞付けをしてみました。前シーズンでパレストリーナの《ミサ・ブレヴィス》をやっている方が大半ではありましたが,新しく入会された方でミサ曲は初めてという方もいらっしゃいました。そこで,ラテン語の発音はほぼローマ字読みでいいことをつたえながら,長母音の位置を確かめ,単語の意味や文の区切りをお伝えしながら進めました。単語の意味は英語やイタリア語あるいはフランス語などでよく知られている単語と関連付け,語義が浮びやすくなるように説明しました。そして歌詞をつけても音楽があまり乱れずに歌えるようになりました。

 最後に《ふるさとの四季》から「今日は夏のコーナーを終わらせましょう。」と始めたのですが,「茶摘」「夏は来ぬ」「われは海の子」「村祭」と音にしていきました。これもとても早く進みました。

 今回は「移動ド」のトレーニングを重ねてきた成果が表れ,皆さんの音楽性が高まっていることを強く実感できました。次回(3月8日(日)14:00〜17:00水沢教会)こそは《Credo》,そして《ふるさとの四季》の「紅葉」「冬景色」「雪」と進んでいきたいと思っています。奥州市議会議員選挙の日のようですが,お誘いあわせの上投票をすませてお集まりください。

2026年2月2日月曜日

【合唱音楽研究会奥州62】活動できるという有難い環境

 2月1日(日)奥州市の水沢南地区センターの音楽室で,合唱音楽研究会奥州の62回目の活動を行いました。節分前ながら寒い日にもかかわらず30名以上の方が集まってくれました。


 前回は新年最初となり,新しい曲であるモーツァルト作曲《オルガン・ソロ・ミサ》KV259の「Kyrie」と源田俊一郎編曲《ふるさとの四季》の「ふるさと」「春の小川」「朧月夜」を【無伴奏】で,しかも【階名唱】をしながら音取りしました。今回はピアノ伴奏者の八木絵未さんが来てくれたので,復習から始めました。《ふるさとの四季》はピアノ伴奏が付いたら音楽が豊かになった一方,導音の「シ」とか2度の「レ」の音の取り方が安易で,音階が雑になってしまいました。曲としては「鯉のぼり」まで進みました。《オルガン・ソロ・ミサ》のほうもピアノ伴奏をつけて「Kyrie」を復習する所から始めました。こちらは馴染みがない分,覚えもよくなくて,繰り返して確認しました。歌詞をつけたら音への注意が削がれたので,歌詞なしで練習しました。続けて「Gloria」の音取りに進みました。ピアノ伴奏と共にまずは初見にチャレンジしました。「初見大会の時は鉛筆持って,チェックポイントを書き込んでおきましょう。」と取り組み方のコツをお伝えしました。行きつ戻りつしながら,でも「Gloria」の最後まで階名唱で歌うことができました。

 「Gloria」は全部で3拍子で78小節あります。ゆっくり目ではありましたが,「30分くらいで最後まで音の見通しがもてるようになったということは,音楽性が高まったと言っていいと思いますよ!」と皆さんにお伝えしました。

 この会も4年目に入りました。そしてこんな風に学びと成長のある活動ができるというのは,とても有難いことです。この日は総会を行い昨年の振り返りと今年の見通し,そして新しい役員の皆さんへのお願いもしました。興味と感心を抱き,熱意をもって活動そのものやその準備に取り組んでくださる,そういう方々がいるという有難い環境を提供してくださる皆様に感謝です!今年もよろしくお願いします。

 ちなみに,第1回の活動は2023年1月22日(日),メイプル地下の市民プラザマッセの第2会議室でしたね。


2026年1月12日月曜日

【合唱音楽研究会奥州61】歌い初めは34名!

 1月11日(日)の午後,合唱音楽研究会奥州の今年最初の活動を行いました。61回目となりました。

 お正月休みを挟んだので,始めにまず発声練習で喉の仕組みを復習しながら声を出しました。続けてモーツァルトの《オルガン・ソロ・ミサ》KV259の音出しに取組みました。音を出す前に,初めて接する楽譜からどんな情報を読み取ることができるか,といったようなことを簡単に説明しました。その後音取りをはじめました。このミサ曲は部分的な転調はあるもののほとんどがC-Durで書かれています。ですから階名唱をするのは比較的楽です。今回は全体で29小節からなる《Kyrie》です。ホモフォニックな音楽なので,短いフレーズごとにまず主旋律となるソプラノパートを,続いて和声の進行を支えるバスパート,そして主旋律とデュエットすることが多いアルトパート,最後にテノールパートをそれぞれ全員で階名唱しながら進めていきました。他のパートの旋律を知っておくことはアンサンブルをより良質にするからです。臨時記号が出てくるところは少々難しく繰り返して確かめたりもしましたが,以前よりもすんなりと音高が浮かんでくるようになったようでした。「階名唱に慣れることが大切」と言い続けてきましたが,成果となって表れているように思いました。

 階名唱に続いて「楽器唱」と名づけた合唱をしました。「楽器唱」とは「身体を楽器にして演奏すること・声を出して音楽すること」を私なりに名けたものです。何の母音でもあるいは「la」などの無意味シラブルでもかまわないので,身体という楽器から出る声という音で音楽を表現しようというものです。楽器唱の段階を経ることで,①階名に頼らないで音高を想起できるようになる,②音楽的な息づかいを考えて意識できるようになる,③(歌詞の)母音に左右されない安定した響きで音楽することができるようになる,ことを期待しています。結局この日は歌詞唱までは進みませんでした(その方が良い音楽の印象で終われると思ったからです)。

 続いて《ふるさとの四季》です。参加者の半分くらいがこの楽曲の演奏経験があるようでした。「故郷」はG-Dur,「春の小川」はD-Dur,「朧月夜」もD-Durで,それぞれ「移動ド階名唱」,「楽器唱」,「歌詞唱」と歌いました。主旋律がわかり和声の進行もある程度思い浮かべることができることもあって,音取りはどんどん進んで行きました。

 《オルガン・ソロ・ミサ》も《ふるさとの四季》も,どんな曲なのかこの日までに聴いてみたという方や音を出してみたという方が何人かいらっしゃいました。また休憩時間に,以前に別な会で私がお配りした資料を手にしながら「移動ドの仕組みがまだよくわからないので詳しい方に聞いてみました。」という方もいらっしゃいました。積極的な学び,主体的な学びが起こり広がっているのが嬉しいです!

 次回は2月1日(日)14:00〜17:00に今回と同じ水沢南地区センター音楽室です。内容は①《Gloria》の音取り,②「鯉のぼり」以降の音取り,③(16:00〜)今年度の総会,の3つの予定です。

 今回はなんと3名もの新入会員をお迎えできました!アルトにお二人,テノールにお一人です。お住いも一関市や奥州市江刺など広い範囲からのご参加です。終了後に「楽しかった」「頭を使った」など気づきや学びがあったようで,とても嬉しく思いました。今年も楽しく学びながら素敵な音楽ができたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

2026年1月3日土曜日

【合唱音楽研究会奥州】2026年1月〜3月の予定

 新しい年が開けました。皆様お元気ですか?
 合唱音楽研究会奥州の活動は3シーズン目に入ったところ,新しい楽曲に取組始めたばかりです。1月から3月までの予定をお知らせします。

◯活動予定日:1/11(日)14:00-17:00水沢南地区センター,2/1(日)14:00-17:00水沢南地区センター,以下場所未定2/14(土),3/8(日)午後,3/22(日)

◯取組む楽曲:
モーツァルト作曲《ミサ・ブレヴィス》KV.259(オルガン・ソロ・ミサ)…ミサ通常文を生かして「ミサ曲」と「モーツァルトの音楽」が主なテーマ。
源田俊一郎 編曲《混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」》…言葉の表現(「日本語」「語感」「和声付け」)がテーマ。

◯参加費:相変わらず1回500円(のみ!…入会費も月会費もありません)。楽譜代は実費。

 よい作品の表現に取組ながら皆で学び合っていきましょう。会員だけでなくご興味ある方もぜひ覗きにいらしてください。お待ちしています!!本年もよろしくお願いいたします。


2026年の予定

 無事に年が明けました。本年も宜しくお願いいたします。

 昨年(2025年)を振り返ってみると,様々な本番を経験させていただいたことがわかります。
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3月23日宮古木曜会合唱団第42回定期演奏会【指揮】(於:イーストピアみやこ・多目的ホール)
4月26・29日盛岡バッハ・カンタータ・フェライン《ヨハネ受難曲第2稿演奏会》【合唱】(於:日立システムズホール,盛岡市民文化会館・大ホール)
7月20日盛岡某高音楽部第39回定期演奏会【指揮】(於:岩手県民会館・中ホール)
9月14日《合唱による日本の民謡・世界の民謡 in 奥州》【指揮・合唱】(於:奥州市文化会館・大ホール
10月12日第32回胆江合唱祭【指揮】(於:前沢ふれあいセンター)
10月19日宮古市民文化祭【指揮】(於:宮古市民文化会館・大ホール)
11月22日合唱音楽研究会奥州第2回研究発表会【指揮】(於:奥州市文化会館・中ホール)
12月7日第78回岩手芸術祭合唱祭【指揮】(於:宮古市民文化会館・大ホール)
12月14日久慈第九演奏会【合唱】(於アンバーホール)
12月24日クリスマス・イヴ礼拝【指揮】(於:日本キリスト教団宮古教会)
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 主催する演奏会での指揮や合唱だけでなく,他団体企画の演奏会での合唱参加,「音楽祭」的な企画に関連団体として参加させていただいての指揮など,様々な形態での本番でした。それぞれの機会に様々な方々と交わってたくさん学ばせていただきました。毎回楽しく音楽できました。

 今年(2026年)は(未確定要素もありますが)今のところの予定は次のようになっています。
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1月18日けせん第九演奏会【合唱】(於:大船渡市民文化会館リアスホール)…2年に1度仙台フィルハーモニー管弦楽団を招聘して開催されている行事です。指揮は岩村力さん
2月7・8日山形交響楽団第330回定期演奏会【合唱】(於:山形テルサ)…モーツァルト作曲《レクイエム》のレヴィン版を鈴木秀美さんの指揮で歌います。
3月29日宮古木曜会合唱団第43回定期演奏会【指揮】(於:宮古市民文化会館)…1ステージ(ヨーロッパ音楽の愉しみ)だけ指揮します。
7月20日盛岡某高音楽部第40回定期演奏会【指揮】(於:岩手県民会館・中ホール)…区切りのよい「40回」ですが彼らが何をどうしたいのか未定なのです。
9月27日第33回胆江合唱祭【指揮】…会場は不明ですが,女声合唱団アンサンブル・コンフオーコ,合唱音楽研究会奥州の2団体を指揮する予定です。
11月15日盛岡バッハ・カンタータ・フェライン《ドイツ・バロック演奏会》(仮題)【合唱】(於:盛岡市民文化ホール・大ホール)…佐々木正利先生の指揮でバッハのカンタータやシュッツのモテットを歌います。
11月21日木野雅之平沢匡朗コンサート(仮題)【指揮】(於:奥州市文化会館・中ホール)信長貴富構成の《ヴィヴァルディが見た日本の四季》を,Zホールスペシャル合唱団で演奏(指揮)する予定です。合唱団員は一般公募する予定ですのでぜひご参加ください!

 ちなみに2027年で日にちが決まっているものは以下です。
6月14日Bachfest Leipzig 2027 カンタータ演奏会(於:トーマス教会 in ライプツィヒ)
8月8日オペラ《トゥーランドット》上演(於:奥州市文化会館・大ホール)
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 いずれの本番も大切な演奏の機会です。そこに向けてこつこつと練習を積み,力を伸ばしてよりよい音楽を提供できるように取組んでいきたいと思っています。どうぞ聴きにいらしてください!そしてご感想などをコメントいただけると励みになります。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年12月6日土曜日

【合唱音楽研究会奥州60】新シーズン,スタート!!

 12月6日(土),午前中に盛岡第一高等学校で(先週の予定していたけれどインフルエンザ流行のため延びて)行われた高文連盛岡地区高校合同合唱祭の練習を途中で抜けて,奥州市に向かい,合唱音楽研究会奥州の60回目となる活動を行いました。

 前回の活動でおよそ1年半取り組んできた①パレストリーナ,②ラター,③《ぜんぶ》に「第2回研究発表会」で一区切りつけたので,今回から新しいシーズンのスタートとなります。しかも14:00から16:00といつもより1時間短い活動の予定(その後は忘年(?)茶話会)なのでどのように進めようかいろいろ考えながら車を運転して向かいました。

 約30名の方が集まってくださいました。始めに前回の発表会に参加されなかった方から自己紹介をしていただきました。発表会はたまたま他用で参加できなかった方,以前入っていたけれども途中で来られなくなり再び参加することにしたという方,新しく入会された方など8名ほどいらっしゃって,嬉しくなりました!

 今回は2つのテーマにチャレンジしていきます。(発声に続いて)始めに《ふるさとの四季》という唱歌のメドレーに取り組みました。唱歌の主旋律は皆さんが知っているので,①音取りに時間がかからない,②和声進行がわかりやすい,③言葉をいかに表現するか吟味できる,ということが選曲の主な理由です。この日は全ての唱歌の主旋律を歌ってみて終わりました。次回からは副旋律を「移動ド唱法」でさらっていくことをお伝えしました。

 もう一つのテーマはモーツァルトのミサ曲K259です。楽譜は前回配られていたのですが,「音源をお聴きになった方は?」と尋ねると半数くらいいらっしゃいました!これは素晴らしいことです。この曲への興味をもって少しでも理解しようという意欲の表れです!これから先が楽しみでもあるし,ご期待に応えるように頑張らなければというプレッシャーでもあります。
 はじめに,モーツァルトのミサ曲全般について(たくさん作られていること,演奏時間の制約の中で作ったこと,実用音楽だったこと,ビオラ無しの編成だったこと…)お話ししました。そして,①ハ長調で音とりがしやすいこと,②ホモフォニックで音楽がわかりやすいこと,③テキストには慣れていること,④ソロにもチャレンジできること,⑤音楽が楽しいこと…などこの曲を選んだ理由もお伝えしました。
 最初なので1曲ずつ楽譜を見ながら音源を聴きました。途中で演奏史についてもお話しました。というのはアーノンクール指揮の演奏が持参した音源だったので,半音程度低いのは当時のザルツブルクの基準音を使っていること,当時の楽器を再現して使っていること,歌詞はドイツ式の発音にしていること…など,「古楽」の演奏スタイルや考え方などもご理解いただきたかったからです。全体で20分くらいと短いミサ曲ですので,時間内に一通り聴くことができました。

 その後,忘年会を兼て茶話会を行いました。会員の方々が食べ物や飲み物を準備してくださって,いろいろな方とお話することができました。こういう時間も大切なんですよね!

 今後は1月11日(日),2月1日(日),2月14日(土),3月 8日(日),3月22日(日)と日にちは決まっていますが場所は未定です。参加ご希望の方は場所をご案内いたしますのでご連絡ください( m3_yj@yahoo.co.jp )。

 新しいメンバーを加えて新シーズンがスタートしました。楽しく学び経験でいけるように頑張っていきます!

2025年11月23日日曜日

【合唱音楽研究会奥州】本番「無事に」終了しました。

 11月22日(土)の午後,合唱音楽研究会奥州の第2回研究発表会をZホール中ホールで行いました。

 この会は(何度も書いていますが),奥州市においてクラシックな合唱音楽作品の体験すると同時に,合唱音楽表現の技法も体験できる場にしよう2023年1月から始めた会です(同時にこのブログも始めました)。2024年4月に混声合唱団北声会と合同でモーツァルト作曲《レクイエム》の全曲演奏会第1回の研究発表会,その後胆江合唱祭等にも参加しながら学び,1年半かけて第2回研究発表会に辿りつきました。

 今シーズンは主にルネサンスのミサ曲と英語の賛美歌に取り組んできましたがなかなか攻略できず,1年半かかってしまいました…というか,「音下がり」や「ラテン語のミサのテキスト理解」,「英語の発音」などきちんと攻略できたとは言えませんが,ある程度学びを深めることはできました。


 今回の発表会には発表会(歌い手)は30名、観客数は68名の方々が参加してくださいました。前半はパレストリーナ作曲の《ミサ・ブレヴィス》をステージではなくフロアの前の方を平にしたスペースで演奏しました。ピアノ伴奏がつかない上に観客の方とも近く響きもいいからです。もともとミサ曲はステージで発表するためではなく教会という空間に響かせるためのものであったわけですから,歌い手も聴き手も同じ空間にいる感じが大切だと思ったからです。
 演奏は,音下がりが最小限でおさまり,綺麗なハーモニーを響かせる瞬間も多くありました。ポリフォニーらしさが聴けたのは前半の2曲《Kyrie》《Gloria》で,後半になると少々ごちゃごちゃしていたのは練習や理解が十分でなかったからと思いました。ミサとの関連やテキストの内容やそれに応じた音楽の変化などを1曲ごとに簡単に説明しながら演奏しました。これは①異文化に対している聴き手の負担を軽減すること,②歌い手の喉を休めること,と2つの意味で効果があったようです。ミサ曲はもともと通して演奏されるために作曲されたわけでもありませんからね。


 後半はステージ上の雛段に移動しました。J. ラター作曲の《4つの伴奏付きアンセム》4曲です。英語を聞き取りやすくするために,「反復プライミング効果」を期待して各曲を演奏する前に歌詞の一部(リフレインする部分など)を会員に朗読してもらってから演奏しました。楽譜にかじりついたりステージに上がったりが原因で,言葉が聴き手まで十分に届かなかった感もありましたが,ラターのリズミックでワクワクする旋律を楽しんで歌っている感じは伝わったように思います。

 最後に日本語もお聴きいただきました。相澤直人作曲の《ぜんぶ》です。外国語しか聴かずにお帰りいただくのは大変でしょうし,なにより私たちの学びが最も進んで音楽に表せるようになったと感じているのは日本語の表現でしたので,それをお聴きいただきたかったからです。

 観客には歌詞対訳とレジュメ(それぞれA3両面刷1枚)をお渡しし,レジュメには「感想をお寄せください」とGoogleのformsのQRコードを載せたのですが,1日経ってお答えくださった人数は6人と,あまり利用されなかったようです。やはり紙の方が答えやすいようでした。

 また,終了後に「途中から休んじゃったけどまた参加します!」という方が数名,さらに新入会の手続きをした方が3名もいらっしゃいました!需要があるって嬉しいことです!

 新シーズンは次の2曲に取り組む予定です。
①今シーズン学んだミサの通常文を生かして「ミサ曲」と「モーツァルトの音楽」を主なテーマとしながら,モーツァルト作曲《ミサ・ブレヴィス》KV.259(オルガン・ソロ・ミサ)
②言葉の表現(「日本語」「語感」「和声付け」)をテーマにするために,音取りが楽な源田俊一郎 編曲《混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」》
 当面の活用予定日は12/ 6(土),1/11(←レジュメは誤っていました),2/ 1(日),2/14(土),3/ 8(日),3/22(日)です。興味のある方は(500円玉を握り締めて)遠慮なくいらしてください(連絡先はこちら m3_yj@yahoo.co.jp )。いつでもお待ちしています!!

 参加された会員の皆様,お疲れ様でした。

2025年11月16日日曜日

【合唱音楽研究会奥州58】発表会前最後の練習

 11月16日(日)の午後,電車に乗って水沢駅に行き,歩いて水沢南地区センターでの合唱音楽研究会奥州第58回の活動に参加してきました。この週の土曜日,11月22日には第2回となる発表会を控えての最後の練習日,ピアノの八木絵未さんはお休みでした。

 1週間前の11月9日には水沢合唱協会が主催して,小原一穂先生の発声に関する講習会を開き三分の一ほどのメンバーが参加したとのことで,そこでの学びを確かめながら発声練習を行いました。

 発声のための身体の準備が整ったところで,立っ多姿勢で《ぜんぶ》の歌い方を復習しました。音の感じ方が甘く「下の方に付く」ので,ア・カペラに備えて「(思っている)音の上に響きを乗せる」ことに注意を払うようにさせました。また,日本語の場合「う」が浅くなる傾向が復活していたので,あらためて響きのある「う」にするようにしたら,最後の和音などはとても綺麗に響き合いました!

 パレストリーナは,はじめに練習が少なく馴染んでいないと思われる《Agnus Dei I, II》から始めました。テーマの入りの確認や5声部なるなる部分は音楽構造の再確認もしました。次に《Credo》。歌詞が覚束ないために「音符歌い&カタカナ歌い」になり,そのせいでピッチも下がってしまいました。テンポの変化とその理由を確認したりもしました。その後歌詞が多目の《Gloria》,冒頭楽曲の《Kyrie》と確認し,短めな《Sanctus》《Benedictus》と,とりあえず全曲を歌っておきました。しかし3時間歌っていると腹を使えなくなって喉で歌うので音程も音質も悪くなってしまいました。「声楽体力」不足ですね。次シーズンの課題です。

 歌の合い間には発表会の流れの確認や仕事の分担などについて事務局のOMさんが準備と話し合いを進めてくれました。進んで動いてくださるのでとっても助かります!今週末の11月22日(土)Zホールに12:50集合,15:00開演です。1年半の学びの成果(と課題)を発表しますので,ぜひご来場ください!!!

2025年11月15日土曜日

【演奏会・ご案内】合唱音楽研究会奥州 第2回研究発表会

 このブログを始めるきっかけとなった合唱音楽研究会奥州という団体の第2回研究発表会を行います。この団体は「クラシカルな合唱音楽を奥州市で体験する場」として2023年1月にスタートしました。第1回発表会は2024年4月で,その後新しくスタートしてから1年半ほどかかっての開催です。

 今シーズンチャレンジしてきた大きなテーマ(キーワード)と楽曲は以下の通りです。
①テーマ:「ルネサンス音楽」「ア・カペラ」「ミサ曲」「ラテン語」…パレストリーナ作曲《ミサ・ブレヴィス》F-Dur
②テーマ:「英語」「英国国教会」…ジョン・ラター作曲《4つの伴奏付きアンセム》
③テーマ:「日本語」「語感を生かす」…相澤直人作曲《ぜんぶ》

 これまでの活動の様子は,このブログで報告してきました

 ③は比較的容易に実現できましたが,②は「英語」,③は「ア・カペラ」や「ラテン語」が大きな壁となりなかなかうまく演奏できませんでした。残念ながら今回の発表会も上手な演奏とは言い難いのですが,ゼロからのチャレンジでここまで学ぶことができたという成果はお見せできると思います。当日は約30名の混声合唱,入場は無料のレクチャーコンサートです!ご近所お誘い合わせの上ぜひ足をお運びください!

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日時:2025年11月22日(土) 開演15:00(開場14:30)
場所:奥州市文化会館Zホール・中ホール
入場料:無料!
発表曲目:
 生誕500年を迎えたパレストリーナ作曲《ミサ・ブレヴィス》
  ・「F-Dur」と称されている4声のミサ
 生誕80年を迎えたジョン・ラター作曲《4つの伴奏付きアンセム》
  ・《All things bright and beautiful》《Look at the world》
   《For the beauty of the earth》《I will sing with the spirit》
 相澤直人作曲《ぜんぶ》
  ・ピアノ伴奏付き ・混声3部版
ピアノ:八木絵未さん
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 なお,当会はいつでも会員を募集しています。1ヶ月に2日程度,週末に活動しています。会費は無く,1回の活動時にワンコイン(五百円)の参加費がかかるのみです。また,この発表会の後は次のテーマ,楽曲に取り組む予定です。一緒にチャレンジしてみませんか?

①「ミサ曲」「モーツァルトの音楽」
  …モーツァルト作曲《ミサ・ブレヴィス》KV.259(オルガン・ソロ・ミサ)
②「日本語」「語感」「和声付け」
  …源田俊一郎 編曲《混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」》

2025年11月9日日曜日

【合唱音楽研究会奥州】「声楽体力」

 11月8日(土)のお昼前に在来線に乗って水沢駅に行き,日曜日には閉まっている「ROLLING ROLLING BAKE」というこじゃれたお店に寄って昼食がわりのアップルパイとチョコチップ・スコーンを買ったり,水沢公園内のベンチでそれを食べたりしながら,歩いて水沢南地区センターに行き,第57回となる合唱音楽研究会奥州の活動を行いました。

 この週,火曜日夜には盛岡バッハ・カンタータ・フェライン,水曜日は盛岡某校から岩手大学合唱団,木曜日は宮古市連合音楽会中学校の部から宮古木曜会合唱団,金曜日は同小学校の部から盛岡誠桜高校音楽部定期演奏会,とみっちり音楽的な刺激を受けていました。その流れの中で,最も本番が近く(11月22日!)仕上がりの及んでいない合唱音楽研究会奥州の音楽をなんとか引き上げなければ,と考えながら活動に向いました。久しぶりの土曜日開催のせいか,あるいは金ケ崎町でも江刺でも町の音楽的な催し物が午前中にあったせいか,開始時の人数が少な目で心配したのですが,そのうちだんだん人が増えいつも並の30名ほどになりました。

 発声に続いてまずラターの楽曲から始めました。先週水沢教会で行われた礼拝で歌わなかった《All things bright and beautiful》を最初に母音(「a」とか「o」とか)で歌い,音と音楽を整えてから歌詞で歌いました。続けて他の3曲もざっと通しながら歌いました。《Look at the world》の無伴奏になるところの音下がりに苦戦したので,①和音の分析(各パートの役割の確認)や,②フレーズの最後に気を抜く癖の自覚,に時間をかけました。

 後半はパレストリーナ。まず久しぶりに《Kyrie》を歌ってみたらそれほど音下がりがなかったので,そのまま《Gloria》,《Credo》《Sanctus》《Benedictus》《Agnus Dei I》《Agnus Dei II》とまずは通してみました。最大の課題だった「音下がり」はおおむね見られませんでした。《Look at the world》では下がったのに,なぜ?と考えたのですが,先週あたりに有志(主に女声)でパレストリーナについてのパート練習をしたということなので,その成果なのかとも思いました。新シーズンはパート練習も考える必要がありそうです。

 しかし,始めの《Kyrie》こそレガートな歌い出しでしたが,曲が進むにつれて「音符歌い」が顕著になり,最後のあたりはもう「音楽」でなく「音の羅列」になっていました(でもとりあえず止まらず,皆一緒に最後に終われた点を褒めました!)。そこで次のことをお話ししました。①「様式」が違う(レガート=「一筆書き」の音楽にすべし),そのためには②発声の基本を大切にすること(お腹からの息を流し続けること),それを維持するには③「声楽体力」を鍛える必要があること,などです。歌うことは運動です。運動を維持するには筋力が必要です。《Kyrie》から《Agnus Dei》まで30分近く歌い続けるための筋力=「声楽体力」をつけることも次なる課題です。

 11月22日(土)の第2回研究発表会まであと2週間。その間11月16日(日)の1回の練習となりました。より良い音楽を表現できるように共にがんばりましょう!

2025年10月27日月曜日

【合唱音楽研究会奥州56】初の礼拝参加&ラストスパート

 10月26日(日)は,午前も午後も合唱音楽研究会奥州の活動(第56回)に取り組みました。(第53回はこちら。第54回は胆江合唱祭前日,第55回は胆江合唱祭当日。)


 この日は9:30に水沢教会に集合し少し声出しをした後,10:30からの礼拝(後端前第9主日)に参加させていただき,4曲歌わせていただきました。①開会直後の「前奏」として《For the beauty of the earth》,②礼拝の中頃の「特別讃美」として《Look at the world》,③礼拝を閉じた直後の「後奏」として《I will sing with the spirit》,④礼拝終了後に「アンコール」として《ぜんぶ》でした。

 礼拝に参加するとたくさんの気づきがあります。例えば歌詞に出てくる「主」とか「神」とかいった存在が説教や賛美歌の中により具体的になって登場します。また,ミサ通常文の「Credo」と同じ内容が礼拝では毎回「使徒信条」として唱えられています。私たちが音楽(あるいは音楽作品)として接している楽曲のバックグラウンド・背景,あるいは「前提」,もしかすると「常識」のようなもの,これらに気づき知ることは表現の上でとても大切なこととあらためて感じました。有難い機会をくださった伊藤牧師さんおよび水沢教会の教会員のみなさまに感謝いたします。

 午後にはいつものように14:00〜17:00の3時間で11月22日の第2回研究発表会に向けた練習を行いました。前回の胆江合唱祭の本番でラターには一区切りがついたので,ここからは私たちにとって難関のルネサンス&ア・カペラ合唱曲であるパレストリーナの《ミサ・ブレヴィス》に取り組みました。
 まずは前々回の活動の続きとして《Credo》の後半から部分ごとの合わせを進めました。歌詞なしで音を確かめ&音楽を作り,歌詞の読み方を復習し,アンサンブルを整理する,といった流れでした。この繰り返しでなんとか《Credo》を終え,《Sanctus》《Benedictus》《Agnus Dei I》そして《Agnus Dei II》と最後まで音下がりがほとんど無いまま歌い進むことができました!
 聞くところによると会員の中で音取り用音源を作ってくださった方がいて,それを何度も聴きながら練習に取り組んできた方がたくさんいらっしゃったようですし,11月1日にはソプラノではパート練習を予定しているそうです。「より良い音楽をしたい」という欲求がエネルギーを生み出すのだと思います。素晴らしいことだし,嬉しいことです!

 発表会まであと2回練習があります。「音下がりなく通すことができた」というだけで満足せず,さらに良い音楽になるように,共にがんばりましょう!!

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【合唱音楽研究会奥州71】本番に向けてスイッチ・オン!

 6月20日(土)の午後,奥州市の水沢南地区センター音楽室で合唱音楽研究会奥州の71回目の活動を行いました。今回は 2週間前に常盤地区センターで行った前回 よりも参加者が多かったように思います。  発声練習では 前回 同様に インプルスへの息入れ と, その状態での犬の呼吸 に取...

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