2025年12月6日土曜日

【合唱音楽研究会奥州60】新シーズン,スタート!!

 12月6日(土),午前中に盛岡第一高等学校で(先週の予定していたけれどインフルエンザ流行のため延びて)行われた高文連盛岡地区高校合同合唱祭の練習を途中で抜けて,奥州市に向かい,合唱音楽研究会奥州の60回目となる活動を行いました。

 前回の活動でおよそ1年半取り組んできた①パレストリーナ,②ラター,③《ぜんぶ》に「第2回研究発表会」で一区切りつけたので,今回から新しいシーズンのスタートとなります。しかも14:00から16:00といつもより1時間短い活動の予定(その後は忘年(?)茶話会)なのでどのように進めようかいろいろ考えながら車を運転して向かいました。

 約30名の方が集まってくださいました。始めに前回の発表会に参加されなかった方から自己紹介をしていただきました。発表会はたまたま他用で参加できなかった方,以前入っていたけれども途中で来られなくなり再び参加することにしたという方,新しく入会された方など8名ほどいらっしゃって,嬉しくなりました!

 今回は2つのテーマにチャレンジしていきます。(発声に続いて)始めに《ふるさとの四季》という唱歌のメドレーに取り組みました。唱歌の主旋律は皆さんが知っているので,①音取りに時間がかからない,②和声進行がわかりやすい,③言葉をいかに表現するか吟味できる,ということが選曲の主な理由です。この日は全ての唱歌の主旋律を歌ってみて終わりました。次回からは副旋律を「移動ド唱法」でさらっていくことをお伝えしました。

 もう一つのテーマはモーツァルトのミサ曲K259です。楽譜は前回配られていたのですが,「音源をお聴きになった方は?」と尋ねると半数くらいいらっしゃいました!これは素晴らしいことです。この曲への興味をもって少しでも理解しようという意欲の表れです!これから先が楽しみでもあるし,ご期待に応えるように頑張らなければというプレッシャーでもあります。
 はじめに,モーツァルトのミサ曲全般について(たくさん作られていること,演奏時間の制約の中で作ったこと,実用音楽だったこと,ビオラ無しの編成だったこと…)お話ししました。そして,①ハ長調で音とりがしやすいこと,②ホモフォニックで音楽がわかりやすいこと,③テキストには慣れていること,④ソロにもチャレンジできること,⑤音楽が楽しいこと…などこの曲を選んだ理由もお伝えしました。
 最初なので1曲ずつ楽譜を見ながら音源を聴きました。途中で演奏史についてもお話しました。というのはアーノンクール指揮の演奏が持参した音源だったので,半音程度低いのは当時のザルツブルクの基準音を使っていること,当時の楽器を再現して使っていること,歌詞はドイツ式の発音にしていること…など,「古楽」の演奏スタイルや考え方などもご理解いただきたかったからです。全体で20分くらいと短いミサ曲ですので,時間内に一通り聴くことができました。

 その後,忘年会を兼て茶話会を行いました。会員の方々が食べ物や飲み物を準備してくださって,いろいろな方とお話することができました。こういう時間も大切なんですよね!

 今後は1月11日(日),2月1日(日),2月14日(土),3月 8日(日),3月22日(日)と日にちは決まっていますが場所は未定です。参加ご希望の方は場所をご案内いたしますのでご連絡ください( m3_yj@yahoo.co.jp )。

 新しいメンバーを加えて新シーズンがスタートしました。楽しく学び経験でいけるように頑張っていきます!

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