2026年8月7日金曜日

【宮古木曜会合唱団】ピアノ伴奏は音楽のイメージを与えてくれます!

 8月6日(木)の夜,宮古木曜会合唱団の通常練習に行ってきました。この日の宮古は盛岡よりも最高気温が高く33度もあったようで,夕方になってもモワッとした暑さが残っていました。

 発声練習では横隔膜を意識してもらうために,①胸郭広げ(=横隔膜広げ),②鳩尾押し返し,③押し返しながら呼気,④その呼気で発音などにチャレンジしてもらいました。盛岡某高音楽部の子どもたちはこれでだいぶ変わってきたので期待したのですが,やはり1回やったくらいでは身につきません。継続して取り組みたいと思いました。

 久しぶりに高校生の作曲作品を練習しました。まずは《僕らの歌》と《秘密の海》の復習から始めました。発声練習で身体の鳴りを少しつかみ始めたので,実際に楽曲の中で使えるようにと,「アー」で歌いながらハモりや溶け合いをめざしました。最後に新曲の《繋がり》を,全パートを全員で階名唱しながら音とりし,最後に1回だけ歌詞で歌いました。

 この日は練習のピアノ伴奏を希望してくださった宮古在住の大久保和歌子先生が来てくださいました。かつて(第30回から第33回までの定期演奏会)宮古木曜会合唱団で一緒に歌ったりピアノ伴奏をしていただいたりした先生です。高校生の作曲作品は音源などがないので,ピアノ伴奏がないと楽曲のイメージをもちづらかったのですが,今回伴奏を入れていただいたのでだいぶイメージがつかめたように思いました。有難いことです!!(ただし,山口公民館のピアノの調律が…)

 次回は1ヶ月以上先の9月12日(土)の午後,その次は9月24日(木)の通常練習となります。今回の音楽的なイメージが失われないことを願っています。

2026年8月4日火曜日

【宮古市立磯鶏小学校合唱クラブ】久しぶりの小学生は楽しかった!

 8月4日(火),東北北部も「平年より7日遅く梅雨明けしたと思われる」爽やかな日の午前中,宮古市の磯鶏小学校の合唱クラブの指導をしてきました。宮古市は昔から音楽が盛んな地域で,小学校にはかつてたくさんの合唱クラブ・合唱委員会がありNコンなどにも数チームが出ていたのですが,今やこの1校だけになってしまいました。指導している先生がかつて同じ学年を組んだこともある同僚で,その関係でここ3年ほど夏休みにお邪魔しています。(ちなみにこの学校は宮古市の連合音楽会の事務局校でもあります。11月の連合音楽会では今年も講師としてお世話になる予定です。)

 今年のNコン課題曲は《どっきん せみさん》,自由曲は《いっしょけんめい》(新川和江作詞/三宅悠太作曲)です。《いっしょうけんめい》のほうは2日前の「音楽の夕べ」で聞いていました

 夏休みの合唱クラブの練習のために登校してくる子どもたちのなかには,すでに歌いながら歩いてくる子もいて,合唱クラブを楽しんでいるように感じました。

 練習は2時間,自由曲は本番を終えたばかりで課題曲は音とりが終わった程度とのことでしたので,まずは2曲を聞かせてもらいました。昨年の印象(記憶?)よりも柔らかい声で一人ひとりがしっかりと歌っているように感じました。聞かせてもらってから,例によって「今日はなにをしたい?」と問いかけました。すると「声を大きく響せたい」とか「強弱をつけて歌えるようになりたい」といった声が聞こえてきました。(昨年のブログを見たら昨年も同じでしたね。)

 はじめは,発声練習で使っていた《あくびの歌》を使って①F-durから長2度ずつH-durまで移調しながら高い音(gis)までチャレンジさせたり,②あくびの真似をさせたりしました。あくびの真似は恥ずかしがってなかなかできなかったので,「歌うってことは作詞者や作曲者になったつもりで言葉を発したりするわけだから,それは真似してるってこと。真似が上手な人は歌もうまくなるんだよ。」と教えて,恥ずかしがらないことを教えました。加えて喉の響きの部屋を広げることも真似させながら,狭い喉を開かせました。

 喉が開くと,(響きはつきますが)同じ程度の音量を出そうとする当然息が足りなくなります。それを「マヨネーズ」とか「水まきホース」のイメージで伝え,お腹から息を送ることの必要性を納得させました。《いっしょけんめい》(の冒頭のユニゾン部分)を何度も繰り返しながら「どこが疲れてくるかな?」とお腹周りの筋肉を使っていることを意識させた上で「歌うってことは筋肉運動だから,使えば使うほど疲れるし,強くなっていきます。」という話をしました。子どもたちはよくチャレンジし,活動していた普通教室ではうるさいほどの大きな声が出てきました。

 一方楽曲の演奏については2つの点を主に伝えました。一つは「きちんとバトンパスをすること」でした。フレーズの最後にまで音楽の緊張感が続かなかったり,ピアノ伴奏を聞かないで歌っていたりしていたからです。もう一つは「言いたいことに応じてブレスをすること」でした。《どっきん せみさん》では「どっきんせみさん」とか「どうしたの?」とか「そうだよね」など,自分の心を表す言葉がたくさんあるのですが,それらの言葉から気持ちが感じられなかったので,その同じ言葉を様々な気持ちで話すことを通してそれぞれの気持ちに応じて息の吸い方が違っていることをわかってもらい,歌うときに活かしてもらいました。

 久しぶりの小学生の指導でした。どんどん変わっていく様子が楽しく,あっという間の2時間でした。担当の先生によると,12時に終了し帰る子どもたちはいつになくお腹が空いている様子とのことでした。身体を使って歌うと(エネルギーを使いますから)お腹が空きますよね。身体を「いっしょけんめい」使って歌った証拠です!Nコンの岩手県大会は8月26日(水)【小学校の部】(と【高等学校の部】,翌日が【中学校の部】)とのこと。岩手県民会館は近いので聴きにいきたいと思っています(審査員の先生方も様変わりしたようです。楽しみです)。みなさん,がんばってね。

2026年8月3日月曜日

【宮古木曜会合唱団】人数バランスよし…場所もよし…

 8月2日(日)の午後,宮古市の磯鶏幼稚園で宮古木曜会合唱団の強化練習を行いました。ソプラノ3,アルト3,テノール2,バス3名と人数バランスが非常によい感じの参加者数でした。

 発声練習では,盛岡某高や合唱音楽研究会奥州でやった横隔膜を意識させる運動や「鼻つまみ」を体験してもらいました。しかし残念ながらその後の練習で生かす場面は少なかったかもしれません。

 団員お勧めの楽曲シリーズから《リフレイン》《小さな空》《Jesu dulcis memoria》《O vos omnes》などを取り上げ練習しました。言葉をつけて歌える方,階名唱なら音が取れる方,階名唱でも音が不安定な方など,大きな差のある状態でした。人数バランスは良いものの,どこに合わせてどのように進めていくと参加した皆さんが充実感を得られるのか,難しいところです。今後の大きな課題と捉えています。


 この日はすぐ隣の宮古市民文化会館で「第61回音楽の夕べ」という演奏会が開催されていました。宮古で昔からヴァイオリン教室を主宰している梅村さんが長年熱意を持って開催している音楽会で,かつて私も宮古の小学校の合唱委員会を引き連れて参加したことがあります。小学生にとっては弦楽器の響きの中で歌う機会は貴重な音楽体験です。この日は磯鶏小学校の合唱クラブが出演するということで,強化練習を15分ほど中抜けして聴きに行かせていただきました。というのも2日後に磯鶏小学校合唱クラブのレッスンをする予定だからです。柔らかい弦楽アンサンブルの響きに溶け込むような声で《いっしょけんめい》を歌っていました。次のレッスンが楽しみになりました。

2026年7月27日月曜日

【ZホールSP合唱団燻銀06】平沢匡朗先生登場!

 7月26日(日)の午後,奥州市文化会館Zホールで,Zホールスペシャル合唱団の6回目の練習を行いました。前回までの5回の練習で全4曲をそれぞれ個別にさらってきて,一応全曲の音とりを終えての今回でした。

 はじめにパート練習を1時間程度とりました。特にも前回取り組んだ《《冬》ペチカ》が難しかったので,それを中心に復習してもらいました。テノールとバスは合同でバスパートリーダーのIさんのご指導で,アルトはパートリーダーがお休みでしたので私が指導しました。アルトのみなさんはとても積極的で,歌い手の中にピアノ弾き担当者がいらっしゃったり,「ここが歌えない」「ここがどうもはっきりしない」と声を出してくださったりするので,ポイントを絞って繰り返して練習することができました。

 1時間パート練習をした後にアルトがパート練習をしていた中ホールのステージに全員が集合して全体練習を行おうとしたら,なんと本番のピアニストの平沢匡朗先生がいきなりショパンのワルツを1曲弾いて登場なさいました!

 その後は平沢先生に伴奏を弾いていただきながら,曲集の後ろから(冬→秋→夏→春)全曲を練習しました。どの曲においても器楽だけの部分と合唱が加わる部分とがバトンタッチしながら音楽が進むのですが,器楽だけの部分では平沢先生のピアノから音楽の方向性が示されるので,それを合唱が受け取って紡いでいくという楽しさ(そして難しさ)を体験できました。中でも《冬》と《夏》はテンポの移行がとても難しく,今後の(私の)宿題となりました…。

 早い時期に本番の(プロの)演奏者の方と合わせる,一緒に音楽づくりができるのはとても助かります。楽譜から読み取ること=楽譜の解釈は演奏者によって異なるのが当たり前です。それを擦り合わせてよりよい音楽を目指す作業は必要で,そのためには時間がかかります。ですから早い時期に合わせておけると,その後の時間でさらに自由がきくように練習を進められます。

 次回は8月9日(日)14:00-17:00です。練習後には懇親会も予定されていますので,奮ってご参加ください。

2026年7月26日日曜日

【合唱音楽研究会奥州73】声が充実!音楽が充実!

 7月25日(土)雨の午後,奥州市の日本基督教団水沢教会で合唱音楽研究会奥州の73回目となる活動を行いました。久しぶりに水沢教会をお借りしての活動でした。

 9月27日(日)の胆江合唱祭を意識したのか,あるいは「この日にモーツアルトのミサ曲(K259)のソロ箇所の希望をとります」とアナウンスメントをしたからなのか,けっこう多くの方が集まってくださいました。

 発声では,腰を落としながら背筋下部(インプルス)に息を入れ,そのまま声を出すことにチャレンジしました。背筋下部に息を入れることについては,ちょうどこの日の朝の岩手朝日テレビ「題名のない音楽会」で,6月下旬の日本声楽発声学会に「現役声楽家」の講師として来てくださった宮里直樹がやっていた息の入れ方を,再び取り上げてやってみました。すると,皆さん非常に楽にしかも大きな声が(高い音まで)出ました。いい感じだったのでそのまま楽曲の練習に移りました。

 初めはモーツァルト作曲のオルガンソロ・ミサ曲(KV259)から《Kyrie》です。「モーツアルトらしい楽しさが音楽に溢れるように歌いましょう。」と声掛けしたら,皆さんがじゃんじゃん声を出して生き生きとした感じが表れてきました。そして前回までとは声の大きさが違っていました。これは発声練習が効果的だったのか,胆江合唱祭という本番を意識してやる気が増したのか,高校生が頑張っている様子を伝えた(盛岡まで聞きに来てくださり感想発表してくださったSさん,ありがとうございました)からか,あるいは水沢教会という会場のおかげか…。いずれにしろこの音楽のモードを次回以降にも引き出していくことが大事と思いました。

 つづいて無伴奏のボブ・チルコット作曲《Furusato》に取り組みました。前回はテノールの主旋律が課題で終わっていたのですが,そこも含めて全体が音楽の方向性を共有できた感じで,とてもよい響きにまとまっていきました。「音下り」の癖も全く現れませんでした。

 最後に《紅葉・冬景色》を練習しました。音的には難しいことはないのですが,《紅葉》の色彩感,《冬景色》の空気感や朝の静寂の様子を表現することはまだまだ難しく,どうしても声(それも母音)を出しすぎる傾向が止みませんでした。

 9月27日の胆江合唱祭まではあと4回です(8/8(土)午後,8/22(土)午前,9/6(日)午後,9/26(土)午後)。学びの成果を胆江地区の皆様にお聞かせできるように,集中して取組み高めていきたいと思います。なお,ソロの分担については次回までに原案をまとめておこうと思います。お待ちくださいね。

2026年7月24日金曜日

【演奏会・聴いてきました】生演奏とは??…明和電機「UME TUOUR 2026」


 7月23日(木)の夜,盛岡市の盛岡プラザおでってにあるおでってホール明和電機の「UME TURE 2026」を聴いて(?)きました。

 明和電機には30年ほど前に出会いCD「魁」を購入したのですが,何度も聴くものでもなく(ごめんなさい)そのままお蔵入りしていました。それが先月街で偶然にコンサートのチラシを見つけたので,すぐにネットでチケットを購入したのでした。

 明和電機とは「総合芸術ユニット」で「作品を「製品」,ライブを「製品発表会」と呼び世界に向けてその製品のすばらしさを公開」しているグループです。

 会場に入ってまず驚いたのは,お客様が多くしかも若者が多かったことです。中高生の子どもを連れた家族,赤ちゃんを抱いたご夫婦もけっこういました。普段私が行く演奏会とは客層が違い,しかもほぼ満席!マスメディアにほとんど登場しない明和電機ですからお客さんはそう多くないと私は思い込んでいました。社長(演奏者)のトークや近くのお客さんの言葉から,実は youtube などのメディアでけっこう知られていたようだということがわかりました。私は youtube をあまり利用しないもですから…。


 開演直後に社長から「演奏中の写真撮影,動画撮影はOKです。拡散してください」との言葉があったのですが,この感覚もネット・メディアをよく知っているんだなぁと思いました。そこで,写真や動画をたくさん撮ってきました。というのも明和電機の「音楽」あるいは「楽器」はそのライブ性に特徴があり,楽器の様子まで一緒に見ないと音楽(やコンセプト)が理解できないと思うからです。電気を使って演奏するのですが,「音は生」なのです。仕組みは,コンピュータを使ってMIDI信号を操作し,それで100Vの電気信号を操作して(叩いたり弾いたり吹き込んだりして)フィジカルな楽器から音を発するのです(発音が小さいのでPAを通しはしますが)。ですからコンピュータ制御でありながら音源は生,それをバックに社長がマイクを持って歌うので「生演奏」と言えなくもありません。しかし演奏がうまいとかいいとかいうのではなく(もちろん社長のリズム感や歌はなかなかのものでしたが),意識はほぼ楽器(製品?)のほうに向いています。


 今回お披露目の新製品は「UMEBOX」で,社長のひとりツアーで持ち運べるようにコンパクトにまとめられる楽器です。ステージ上には4体+αとなって登場していました。そしてなんと,舞台の撤収,つまり楽器をコンパクトにまとめて片付けるところまで(アンコール後の)ショーとして見せてくれました。

 音楽そのものも社長曰く「AIには作れない音楽を」とのことでナンセンスで非効率的なところもあり,でもそこに人間の手仕事や肉体を感じられるものでした。フィジカルな物づくりを知っている昭和世代の私はこのコンセプトも含めてハマりました。「生演奏」とそのアイディアやそれを実現する手仕事をおおいに楽しみました!

2026年7月21日火曜日

【演奏会・終わりました】良い時間!…盛岡第三高等学校音楽部第40回定期演奏会

 7月20日(月・祝),トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホールで,先日ご案内していた盛岡第三高等学校音楽部の第40回定期演奏会を行いました。

 部員は11名(内1名はピアノ伴奏専門)で女声合唱です。

 例年のようにユニゾンから三部合唱へ変化する校歌で開幕し,第1ステージは「ア・カペラの響き」と題してマドリガル,ミサ曲,邦人曲と多様な無伴奏合唱曲を演奏しました。途中少し事故がありましたがすぐに立て直して先に進みました。子どもたちの音に対するセンスは素晴らしく,ハモりはもちろん良いのですが,歌出の音取りも5曲中2回だけでした。練習時よりもはっきりと表現できたように思いました。

 第2ステージは「cinema voyage」をテーマに掲げ,映画の世界めぐり客船に見立てたステージ進行でした。指揮は無く,彼女らなりに楽曲の世界を表現した照明の工夫や振り(ダンス?)つきで演奏しました。キレのある,シンクロした動きからステージ上の一体感が伝わってきました。ポップスながら,歌詞がよく聞き取れた歌唱だったと思います。

 第3ステージは(恒例の)ミュージカル「美女と野獣」でした。OGの手も借りながら台詞,演技,ダンス,そして歌と一人ひとりがよく考えていて(リハーサルより)より良い表現になっていたと感じました。70分ほどかかり少々長目ではありましたが…。

 お客様は100名くらいでしょうか。高校生も多くなく,もっと宣伝が必要だと感じました。お客様のつぶやきからは「音楽の感覚がすばらしい」とか「クオリティが高い」などと聞こえてきて嬉しく思いました。ある先輩からは「よくまとまっているけれど,音楽が平板。発声を生かしていない。もっと立体的な音楽を!」とご指摘いただきました。先日の岩手県高校合唱祭の際にも同じようなことをアドバイスくださった方がいらっしゃったので,今後の大きな課題と感じています。

 次の発表の機会は8月29日(土)の全日本合唱コンクール岩手県大会高等学校部です。より「立体的」でダイナミックな音楽を表現できるよう練習に取り組んでいきたいと思っています。お忙しい中会場に足をお運びくださった方々,本当にありがとうございました。

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