2025年10月6日月曜日

【演奏会・ご案内】「合唱・器楽演奏会」10月19日(日)宮古市

 毎年この時期に開催されている演奏会のお知らせです。(一昨年の様子はこちら。)
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第73回みやこ市民文化祭 第44回 合唱器楽演奏会
日時:10月19日(日) 13:30開演
会場:宮古市民文化会館・大ホール
入場料:300円(高校生以下無料)
主催:宮古市・宮古市教育委員会・宮古市芸術文化協会・いわてアートサポートセンター(主管:宮古市音楽団体連絡協議会)
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 宮古市で活動している合唱団と器楽サークルの合同演奏会です。出演団体は以下の7団体です。

・岩手県ピアノ音楽協会宮古支部
・コーラス「ブリランテ」
・女声合唱団「コールふじ」
・STRING・DESIGN(あやとり)
・宮古ジュニア弦楽合奏団・宮古弦楽合奏団
・イーハトーヴシンガーズ

 私は宮古木曜会合唱団の《岩手県民の歌》《緑の森》《糸》《風になりたい》を指揮します。15分ほどのステージです。また,演奏会のオープニングに参加団体全員(ピアノ,弦楽,合唱)で《宮古市民歌》を,演奏会のフィナーレに合同演奏として《もみじ》《手のひらを太陽に》を指揮する予定です。器楽と合同での演奏は音楽に厚みが増して楽しいものです!

 音楽活動が盛んな宮古市の音楽系諸サークルが集まっての演奏会です。ぜひ脚をお運びください(招待券も若干あります。ご連絡ください)。お待ちしています!

【演奏会・ご案内】「胆江合唱祭」10月12日(日)奥州市

 毎年この時期に開催されている合唱祭のお知らせです。(昨年はこちら一昨年はこちら。)

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第20回 奥州市民芸術文化祭 第32回胆江合唱祭
日時:10月12日(日) 13:00開演
場所:前沢ふれあいセンター
入場料:無料
主催:奥州市・奥州市芸術文化協会
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 胆江地区というのは今の奥州市と金ケ崎町をさしますが,この地域の合唱団が集まって年に1回合同の発表会を行っています。今年は第32回,ということは32年前から続く行事ということです。我が友人のM氏が立ち上げに関ったと聞いています。今年は全部で16団体が出演し,合同演奏を含めた17のステージが楽しめます!

 出演順は次の通りです。
①今年初参加の「Zホール児童合唱団」。先日の民謡コンサートでご一緒しましたね。②「コーラス コスモス」(水沢),③「椿の会」(水沢),④「江刺ユネスコ・コーラス」(江刺),⑤「エコーレインボー」(前沢),⑥「コール ミンツァーノ」(水沢),⑦「コーラス・スコーンズ」(江刺),⑧「コーラス白ゆり」(金ケ崎),(休憩)⑨「カ・オ・ナ・サークル」(金ケ崎),⑩「えさし唱歌と童謡の会」(江刺),(11)「やまなみ合唱団」(金ケ崎),(12)「混声合唱団アミューズ」(江刺),(13)「メンネルコール」(水沢),(14)「アンサンブル・コンフォーコ」(水沢),(15)「のだめフェリーチェ」(胆沢),(16)「合唱音楽研究会奥州」(水沢),(17)「合同演奏」

 私は3団体の指揮をします。合唱団の方々と一緒に音楽を丁寧にお届けしようと思っています。
(14)「アンサンブル・コンフォーコ」…《歌いながら行こう》《祈ってもいいだろうか》
(16)「合唱音楽研究会奥州」…《Look at the world》《For the beauty of the earth》《ぜんぶ》
(17)「合同演奏」…《大地讃頌》

 会場の前沢ふれあいセンターはJR前沢駅のすぐ近くですので,列車でふらりと足を伸ばすのも良いかもしれません。皆様のご来場をお待ちしています!m(._.)m


【宮古木曜会合唱団】こちらも本番近し

 10月5日(日)の午後,宮古市の磯鶏幼稚園のホールで宮古木曜会合唱団の強化練習を行いました。開始時の参加者はS4, A4, T1, B1といつも通りでしたが,終わり頃にはS5, A4, T4, B2と男性陣が充実しました。盛岡から定連のNさん,そしてそのお友達のOHご夫婦は3月の定期演奏会に参加してくださることとなり今回初めて練習にご参加くださいました。

 今回の練習は10月19日(日)宮古市民文化会館・大ホールで行われる「第73回みやこ市民文化祭参加 第44回合唱・器楽演奏会」に向けて最後の練習の機会でしたので,そこで発表する楽曲を順に練習しました。

 まず千葉了道先生編曲の《岩手県民の歌》です。1番はピアノ伴奏と共にユニゾン,2番はア・カペラで混声四部合唱,3番はピアノ伴奏つき混声四部合唱,と今年3月の第42回定期演奏会のオープニングで演奏したのと同じパターンで演奏します。歌い慣れてくると音の取り方が甘くなり響きが下がり気味になる点の改善に取り組みました。次はメンデルスゾーン作曲の《緑の森》を1番として諸園涼子さんの訳詞の1番,2番としてドイツ語詩の1番で歌います。まず日本語の歌詞で言葉のニュアンスとその時の気持ちの表現にチャレンジしました。メンデルスゾーンの音楽が気持ちを表現してくれているのですね。先週木曜日の通常練習でとりあげて練習していたようでドイツ語の発音に馴染んでいましたから,続けてドイツ語でも同じことにチャレンジしました。ただ発音するのではなくより明確なイメージを伴って歌うと,よりよく伝わって来ました。続けて《糸》です。とても立派に歌っていたので「歌詞から迷いや戸惑いを感じませんか?」と歌のモードを確かめながら歌いました。最後は《風になりたい》です。16ビートを常に感じながら歌うことを意識してもらいました。

 おしまい1時間のところで,当日ピアノ伴奏をお願いしたS君に来てもらってピアノと合わせて歌いました。ピアノ伴奏から音楽的な発信がたくさんあるので,ピアノ伴奏だけを何度か聞いてもらってから歌ってみたりもしました。ピアノの音と歌が馴染むには時間が必要ですね。

 盛岡から初参加のご夫婦は「楽しい練習でした。」と感想を述べられました。様々な合唱団を経験されている方の感想なので,とても嬉しく思いました。

 「合唱・器楽演奏会」当日は宮古木曜会合唱団のステージだけでなく,オープニングでは参加者全体での《宮古市民歌》の合同演奏,フィナーレでも合同演奏で《まっかな秋》《てのひらを太陽に》を指揮します。10月19日(日),宮古市でお待ちしています!

2025年9月29日月曜日

【合唱音楽研究会奥州53】本番近し

 9月28日(日)の午後,奥州市の水沢南地区センターの音楽室で,合唱音楽研究会奥州の53回目の活動を行いました。

 前回は9月21日(日)に同じ場所で行いました。その時「次はパレストリーナの《Credo》からやるので予習してきてくださいね。」とお伝えしたのでしたが,今回は最初に《ぜんぶ》,次にラターと取組んでいるうちに2時間たってしまいました。もちろん声出し的な意味もありましたが,当面の本番が10月12日の「胆江合唱祭」と迫っていてその本番で演奏する曲のほうが心配になったからでした。

 《ぜんぶ》は音符歌いが甚だしく,「一筆書き」にするために「ア」で歌う段階にまで戻って練習しました。徹底的にレガートを要求しました。

 ラターの2曲はどちらも英語です。聞き取ってもらえる英語にしたいのですがなんだか不明良でした。お腹をしっかりと使っていないので子音と母音の分離が不明確になっていました。やはり発声,つまり楽器やその使い方が大きく関係しているのですね。

 最後の45分くらいになってパレストリーナの《Credo》を始めました。まずは通してみました。音下がりがほとんどなかっく,皆さんが一緒に終わることができました。予習してきてくださった成果と思いました。また,前回の予告を受けて音取り音源を作成して配布してくださった会員の方がいました。その成果も多いにあったと思いました。ありがとうございます!

 ただし,まったく音楽らしくない(?),なにやっているかわからない状態でしたので,テキストのまとまりごとに区分けして,1パートの確かめ,2パートの絡み,3パートの絡み,と順を追って整理しました。ほんの少しの部分しかとりあげることができませんでしたが,それでもその部分は「なにをやっているかわかる」ように聞こえました。次回はその続きをとりあげ,丁寧に整理していこうと思っています。まずは《Credo》,そして《Sanctus, Benedictus》,そして《Agnus Dei I, II》と進んでいきましょう。

 次回は胆江合唱祭の前日,10月11日(土)です。予習して成果をあげましょう!

2025年9月25日木曜日

【出前授業③】どんどん変わる!楽しい45分間

 9月25日(木)の午前中,宮古市の某小学校で出前授業をやってきました。今年3回目で最後となります(1回目の様子はこちら2回目の様子はこちら)。対象は4年生の90名弱で体育館での授業でした。11月には連合音楽会(昨年の様子はこちら。今年も行く予定です),そして学習発表会で演奏する曲の1つ,《この歌を》という曲でした。担当の先生は宮古勤務時代の大先輩,サポートで入っているようですが,音楽指導のサポートもバリバリやっているようでした。

 まず聴かせてもらったら,よく喉の開いた美しい声!2部合唱もだいたいできていました。そこで例によって「今日は何をする?」と問いかけると「合唱練習」との答え。なるほど。そこで「何をポイントに練習する?」と聞き返すと,声のことや言葉のことなど様々な点が挙げられました。自分たちの演奏を評する観点をしっかりもつように育てられた子どもたちでした。そこで視点をとりあえず「言葉を力強く」として始めました。ちなみに言語化が多様にできる子どもたちでした。問いかけるとそれぞれの言葉で呟き発信してきます。のびのびと,そしてよく育てられている感じがしました。

 長い音符の支え,休符のまたぎ方(超え方)など,言葉や文の視点でアドバイスすると,それまで以上にしっかりとした声で音楽をグングン進めるようになってきました。部分部分の歌い方も言葉から考えさせると音楽が変わっていきます。途中でリズムの誤りや音の誤りを修正したときも,すぐに誤りに気づいて直っていきました。(ただし,楽譜は見ていないとのことでしたので,4年生なら読譜とも関わらせた指導にするためにも楽譜は見せておきたいところですね。)

 45分間はあっという間でした。「もう時間だからここまでにするけど」と口にした途端,「ええ?」と驚きの反応でした。皆,集中して取り組んでいたのですね。楽しい時間でした。

 かつては合唱委員会があり全校のための合唱活動が行われいていました。その後は合唱クラブとなり好きな子どもたちが集まって活動しコンクールなどにも出ていました。今は特設クラブ扱いで11月の文化祭に向けて2学期になって募集をかけ十数名の希望者がいたとのことでした。ですから全員が参加する学年取組は貴重な機会です。音楽や合唱の良さや楽しさを体験させ,この先の暮らしの糧にしてほしいなぁと思いました。11月の連合音楽会が楽しみになりました。

2025年9月24日水曜日

【演奏会・聴いてきました】素晴らしいチャレンジ


 9月23日(火),山形テルサ3階のアプローズというホールに,山響アマデウスコア特別演奏会を聴きに行ってきました。秋晴れの気持ち良い日でしたので,雫石から沢内,湯田,横手と通って東北中央道を南下と,ドライブしながら山形に向いました。

 山響アマデウスコアは時々ご一緒させていただいている(とはいえ,直近でも1年以上も前となりました)合唱団です。いつも山形交響楽団と一緒のステージで器楽と一緒に音楽できる貴重な体験をさせていただいています(有難いことです)。演奏の度に大きな拍手や高評価をいただく合唱団が,声楽のみのプログラム,それもシュッツを演奏するというので,興味深く思い聴きに行きました。当日のプログラムは次の通りでした。
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指揮:佐々木正利 オルガン・ピアノ:菅原美穂 ピアノ:井上愛理
第1部 H. シュッツ《Musikalishe Exequien》(音楽による送葬)SWV279, 280, 281
第2部 木下牧子合唱作品集より《おんがく》《星の話し》《春に》《よかったなあ》
第3部 J. S. バッハ《Gott ist mein Koenig》(神は私の王なり)
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 第1部の《Musikalishe Exequien》はもちろん全編ドイツ語で,合唱,独唱,重唱と次々と変化します。独唱や重唱は合唱団員の様々な方が丁寧に取り組んだ成果を聴かせてくれました。合唱になると音の厚みが増し言葉の深みも多少表現されてきたように感じました。第2部は無伴奏やピアノ伴奏つきの日本語楽曲でした。強弱を中心に様々に変化する演奏でした。第3部のカンタータはピアノとオルガンの伴奏で歌われました。ソロは第1部同様に合唱団員が担当していました。

 たくさんのドイツ語,そして無伴奏あるいはコンティヌオだけの伴奏と,難しい音楽に真正面からチャレンジし丁寧に取り組んできたことが演奏から感じられました。こういうチャレンジの積み重ねが,ドイツ語だけでなく日本語の表現やニュアンスの歌い分け,それを支える声楽的な基盤を育てて実力となっていくということなのだということをあらためて感じました。


 「レクチャーコンサート」形式でした。山響アマデウスコアはオケと一緒の演奏が基本であることや指揮者の先生方は基本は下振りがお役目であるといった合唱団の紹介,シュッツやバッハの音楽史的な位置付け,バッハのカンタータ創作の様子やカンタータの演奏目的など,レクチャーいただくことで音楽のバックグラウンドが理解でき,それに合わせた聴き方ができるのだなぁとあらためて思いました。たくさんの学びがあった演奏会でした。

2025年9月18日木曜日

【アンサンブル・コンフオーコ④】本番が近いてきました

 9月17日(水)の夜,列車で奥州市に行き,アンサンブル・コンフオーコの今シーズン4回目のレッスンをしてきました。奥州市では直前の日曜日に「合唱で綴る日本の民謡・世界の民謡コンサートin奥州」の本番を終えたばかりでアンサンブル・コンフオーコの方々も半分近くは参加していたのでお疲れかと思いきや,きちんと切り替えて次に向かっていい音楽に取り組んでいました。


 10月12日(日)の胆江合唱祭のチラシも配布され,そこで発表する曲順も《歌いながら行こう》→《祈ってもいいだろうか》と決まり,より良い音楽表現の追求に積極的でした。

 この日のキーワードは「楽器の形を変えない」でした。音程が大きくて跳躍しても,母音が変わっても,音符の間に子音が入っても…。楽器の形を変えないで歌おうとすると自然にお腹が働きます,というかお腹を使うしかありません。すると声の響きがよくなるのに加えて息の流れもよくなりました。

 胆江合唱祭は「無料」で会場は奥州市の前沢ふれあいセンター。13:00開演(16:00終演予定)でアンサンブル・コンフオーコの出番は15:20〜の予定です。シンプルなだけに難しい2曲を丁寧に演奏しますのでぜひ足をお運びください。

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【演奏会・ご案内】「合唱・器楽演奏会」10月19日(日)宮古市

 毎年この時期に開催されている演奏会のお知らせです。( 一昨年の様子はこちら 。) ----- 「 第73回みやこ市民文化祭   第44回 合唱器楽演奏会 」 日時:10月19日(日) 13:30開演 会場: 宮古市民文化会館 ・大ホール 入場料:300円(高校生以下無料) 主催...

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