9月25日(木)の午前中,宮古市の某小学校で出前授業をやってきました。今年3回目で最後となります(1回目の様子はこちら,2回目の様子はこちら)。対象は4年生の90名弱で体育館での授業でした。11月には連合音楽会(昨年の様子はこちら。今年も行く予定です),そして学習発表会で演奏する曲の1つ,《この歌を》という曲でした。担当の先生は宮古勤務時代の大先輩,サポートで入っているようですが,音楽指導のサポートもバリバリやっているようでした。
まず聴かせてもらったら,よく喉の開いた美しい声!2部合唱もだいたいできていました。そこで例によって「今日は何をする?」と問いかけると「合唱練習」との答え。なるほど。そこで「何をポイントに練習する?」と聞き返すと,声のことや言葉のことなど様々な点が挙げられました。自分たちの演奏を評する観点をしっかりもつように育てられた子どもたちでした。そこで視点をとりあえず「言葉を力強く」として始めました。ちなみに言語化が多様にできる子どもたちでした。問いかけるとそれぞれの言葉で呟き発信してきます。のびのびと,そしてよく育てられている感じがしました。
長い音符の支え,休符のまたぎ方(超え方)など,言葉や文の視点でアドバイスすると,それまで以上にしっかりとした声で音楽をグングン進めるようになってきました。部分部分の歌い方も言葉から考えさせると音楽が変わっていきます。途中でリズムの誤りや音の誤りを修正したときも,すぐに誤りに気づいて直っていきました。(ただし,楽譜は見ていないとのことでしたので,4年生なら読譜とも関わらせた指導にするためにも楽譜は見せておきたいところですね。)
45分間はあっという間でした。「もう時間だからここまでにするけど」と口にした途端,「ええ?」と驚きの反応でした。皆,集中して取り組んでいたのですね。楽しい時間でした。
かつては合唱委員会があり全校のための合唱活動が行われいていました。その後は合唱クラブとなり好きな子どもたちが集まって活動しコンクールなどにも出ていました。今は特設クラブ扱いで11月の文化祭に向けて2学期になって募集をかけ十数名の希望者がいたとのことでした。ですから全員が参加する学年取組は貴重な機会です。音楽や合唱の良さや楽しさを体験させ,この先の暮らしの糧にしてほしいなぁと思いました。11月の連合音楽会が楽しみになりました。
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