2024年11月10日日曜日

【宮古市連合音楽会】小学生の可能性は無限大!

  11月8日(金)に宮古市民文化会館で宮古市連合音楽会の小学校の部を,じっくり集中して聴いてきました。というのは講師を頼まれたからです。講師として主にやることは①各校へのアドバイスを書く、②閉会行事で会場の全員に「講評」を話す、といったことです。そのためには伝える内容や表現を考えながら集中して聴かなければなりません。

 午前中に8校、午後は7校の計15校が出場しました。山田町からも来ていました。田野畑村からは(前日実施の中学校の部には来ていたようですが)参加はありませんでした。もちろん10月に出前講座③でおじゃました学校も出場していました。

 多くの学校が3・4年生で合唱2曲という構成で,合奏を取り入れているところは少なく数曲だけでした。いずれの学校の子どもたちも一生懸命に歌っています。この日までたくさん学習に取り組んできたのでしょうね。「連合音楽会のステージに立つ」という経験は子どもたちの生涯においてとても意義のある経験だと感じます。

 演奏について。合唱はほとんどの演奏で同じ傾向でした。それは「最高音で声が変わって響きが伸び,低い方では会話発声になっていてハモらない」という傾向です。そこで「上の響きが良いので,それを下の音域でも使えるようになると2部合唱が溶け合いますよ。」とアドバイスしました。「ハモるためには音程の正確さだけではうまくいきません。溶け合う音質(声質)も関係しています」と。


 合奏では多くのパートがある中,自分のパートをしっかりと覚えて演奏していました。こちらも「自分のパートはしっかり覚えて間違えずに音を出していて,それを合わせている。」という傾向です。そこで「①自分のパートの音高とリズムだけでなく『音質』も吟味してみましょう。」とアドバイスしました。また「他のパートが何をやっているか聴いて感じてみましょう。」と。一つの音楽世界をステージに(会場に)つくるわけですから,自分の音は全体の中のどこにどんなふうにはまるとよりよくなるのか,と考えることができるようになると合奏(音楽)をより楽しめます…そしてそれは学級での暮らしや身の回りの人との人間関係にも言えることなのです!

 久しぶりに大勢の小学生の前に立ち,また大勢の小学生の活動・頑張っている様子を目にして,「小学生の可能性は無限大だ!」とあらためて感じました。日々接していると見えなくなることが多いのですが。今後の小学校生活はもちろん,これからの長い人生で音楽に親しんでいってほしい,そのための環境を作ることが年寄りの仕事だ,と思いました。先生方の日々のご努力に敬意を評します!

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