10月15日(日)に胆沢文化創造センターの大ホールで胆江合唱祭の本番がありました。「胆江」というのは旧市町村名で言うと胆沢郡(胆沢町,金ケ崎町,前沢町,衣川村)と江刺市,水沢市という岩手県南の(かつては)農村地域一帯を指す地名で,合併の結果現在では奥州市と金ヶ崎町の2市町を指します。
人口は12〜13万人とのこと。そこから15の合唱団(と客演として1つの吹奏楽団)が参加しました。以前は団体数がもっと多かったように思います。私は2つの合唱団を指揮しました。
前半の部には「アンサンブル・コンフオーコ(女声23名)」《にじ》《いのちの歌》の2曲でした。8月2日から始まったレッスンは8月30日,9月6日,9月20日,10月4日,10月11日,と計6回の水曜日の夜に取り組んできた成果の発表の場でした。ポップな曲をどう解釈して,合唱としてどう生かすか,私もチャレンジと学びの期間でした。
後半の最後には,今年の1月から活動を始めた「合唱音楽研究会奥州(混声38名)」メンデルスゾーン作曲《賛美歌262篇》,J. S. バッハ作曲《Jesus bleibet meine Freude》,W. A. モーツァルト作曲《Domine Jesu》の3曲でした。発足間もない団体で,しかも「合唱団」として本番ステージに向けて「練習」するのではなく,「研究会」としていろんな合唱曲を体験してみようというコンセプトの団体でしたが,本番が決まったところから「練習」を重ねる「合唱団」になりました!
男声不足でテノール3名,バス4名の本番でしたが,難しい,でも素晴らしい宗教曲に真摯にそして楽しんで取り組んできた成果を発表できました。ドイツ語はもちろんのことラテン語も難しく,言葉に気が行くと音質が疎かになるのは否めません。でも練習時よりずっとまとまって聴こえてきました(ホールのせいか?)。
でも,38名は本日の最大人数で,しかも女声合唱が多い中での混声合唱でしたし,クラシックな宗教音楽を胆江地区に響かせることができたことには,大きな意味があると思っています。なにせ「入って一緒に歌ってみたい」という声が聞こえて来ましたから!この団体はできたばかり。これからいろいろと楽しんでいきたいと思っています。
以前に比べて,どの団体も人は減ったのだと思いますが音楽的に充実したように感じました。前は(失礼ながら)自分たちで歌って楽しんでいる感じがありましたが,今回は少人数ながら声をしっかり出していたり,綺麗なハーモニーを聴かせていたりしました。ここ数年奥州市で音楽活動(Zホールのオペラ,Z管弦楽団の《モツレク》前半,岩崎姉妹ふれあいコンサート…)をしてきたことが何かの形でつながってくれていたなら嬉しいなと思っています。
アンサンブル・コンフオーコとはここでいったんお別れです。合唱音楽研究会奥州のほうはここから新しいことへのチャレンジが始まります!お楽しみにしてがんばりましょう!
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