8月30日(水),仕事を終えて夜にアンサンブル・コンフオーコの今シーズン2回目のレッスンに行ってきました(1回目の様子はこちら)。ほぼ1ヶ月の間がありましたが,その間3回ほどの練習に丁寧に取り組んでいたからでしょうか,どのパートも自信を持って歌っている様子が見られました。
この日は,まず溶け合いやすい声,発声法にチャレンジしました。例の木下マティアス義久先生の真似です。団員の皆さんはとても素直で,頭で考えるより先にサッと真似して(声でなく)音を出すので,柔らかく響きのある音が比較的早く得られました。
まずはそのまま(つまり「音」の状態のまま)主旋律を皆で歌うことを通して,①(音符歌いでなく)「一筆書き」の息,②音域やリズム,特に跳躍音程などで響きが変わらない,という楽器作りをしました。
そしてそのまま自分のパートを歌って3部合唱へと移りました。その響き合いの素晴らしいこと!
続いて「母音唱」。その後にやっと(子音もつけての)「歌詞唱」。とても素敵な響きの合唱となりました。団員の皆さんもその音を体験してニコニコしていました。
さて。私は苦手意識が強いポップス(曲はこちら)。でも歌い込んで楽曲に馴染んでくると楽譜からいろいろなことが見えてくるものです。歌詞の区切りの構造,休符の意味,(編曲者によって)割り振られた各パートの音の役割…などなど。なにより,《にじ》で繰り返される(ある意味単調な)三連符を生かす表現の仕方のアイディアが見えたのが本日の収穫でした。
この合唱団はとても反応がよく,私のアイディアを伝えるとよく理解してくれて,どんどんチャレンジしてくれるので,音楽がどんどん変わっていきます。やっていて楽しいのです。音楽の変化を聞き取って,「今の歌は,前と変わっていたの,わかりますか?」と歌い手に返してやることで団員の皆さん一人ひとりがニコニコして「うんうん」とうなずいています。取り組み方についての「メタ認知」&「自己効力感」,そして音楽そのものについてのより良いイメージの定着!仕事がら,学習者(?)が変わるこういう瞬間が大好きです。
今日水曜日はアンサンブル・コンフオーコで《にじ》と《いのちの歌》,明日木曜日は宮古木曜会合唱団で《ハナミズキ》(と《前へ》),土曜日は岩崎姉妹SP合唱団で《翼をください》(と《埴生の宿》)と,ポップス音楽が続きます。毛嫌いせずに,丁寧に音楽に取り組んでいこうと思った2回目のレッスンでした。
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