2023年10月17日火曜日

岩崎姉妹SP合唱団06:本番,終わりました。ポップスの世界は…


  10月14日(土),「宝くじ まちの音楽会 岩崎宏美・岩崎良美ふれあいコンサート」の本番が奥州市文化会館Zホール大ホールで開催されました。チケットは早くに完売,客席は満席でした。

 午後の最初にリハーサルでした。ステージ上には合唱団の後ろにバンド(ドラム,ギター,ヴァイオリン,ピアノ)がおり,ステージ中央の指揮の位置からはほとんど見えません。「タイミングはドラムのカウントで」とのことで,テンポもなにもバンドが優先されました。岩崎姉妹が登場してマイクを持って歌います。「埴生の宿」です…が,これまでこの楽曲を読み解き合唱団員と共有して来たイメージとは程遠い,アップテンポでがんがん歌う「埴生の宿」なのです。「あぁ,これがポップスの世界なんだなぁ。」と思わされました。歌詞の意味とか情景とか,全く関係ないんですね。それでも合唱はそんな中でもこれまでやって来たことをきちんと表現しようと歌っていました。

 リハから戻っての練習時間。どうしたものかいろいろ考えました(おかげで足がつってしまいました)が,このまま諦めるのも悔しいので,あの状況下で合唱を生かす方法を考えました。子音を明確にして言葉を伝えること,合唱の厚みを出すこと,声を飛ばすことなどです。合唱団の皆さんはすぐに対応してくれて,早くなったテンポの中でも練習でやってきたことをきっちりとやってくれていました。

 第2部の冒頭,「埴生の宿」の前奏で緞帳が上がりました。本番のステージはリハより合唱が合唱らしく生きていたように思います…これもポップスの世界では客席で聴かないとまったくわからないものです。合唱にも一応マイク4本立っていましたから,ミキシングされていたのだと思うのです。

 岩崎姉妹に挟まれて紹介されたりインタビューされたりもしました(会場に知り合いがきっといたでしょうね,お恥ずかしい)。得難い経験とは思いますが,ポップスの世界の音楽にはがっかりもしました。

 たった2曲のバックコーラスの取り組み,本番含め計7回の練習でした。ご参加くださった方から「楽しかった。」「いい時間だった。」とたくさん言っていただいて,とっても嬉しく思いました。本番のステージはもちろんですが,そこに向かう過程で音楽することが楽しくなくっちゃ!これを機会に合唱好きが増えることを楽しみにしています…というか,それを狙って取り組んできたのですから。

 10月28日(土)には「打ち上げ会」があります。この楽しかった時間を振り返りながら,次につながる絆づくりになるといいなと思っています。皆さんで参加しましょう!!

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