1月11日(日)の午後,合唱音楽研究会奥州の今年最初の活動を行いました。61回目となりました。
お正月休みを挟んだので,始めにまず発声練習で喉の仕組みを復習しながら声を出しました。続けてモーツァルトの《オルガン・ソロ・ミサ》KV259の音出しに取組みました。音を出す前に,初めて接する楽譜からどんな情報を読み取ることができるか,といったようなことを簡単に説明しました。その後音取りをはじめました。このミサ曲は部分的な転調はあるもののほとんどがC-Durで書かれています。ですから階名唱をするのは比較的楽です。今回は全体で29小節からなる《Kyrie》です。ホモフォニックな音楽なので,短いフレーズごとにまず主旋律となるソプラノパートを,続いて和声の進行を支えるバスパート,そして主旋律とデュエットすることが多いアルトパート,最後にテノールパートをそれぞれ全員で階名唱しながら進めていきました。他のパートの旋律を知っておくことはアンサンブルをより良質にするからです。臨時記号が出てくるところは少々難しく繰り返して確かめたりもしましたが,以前よりもすんなりと音高が浮かんでくるようになったようでした。「階名唱に慣れることが大切」と言い続けてきましたが,成果となって表れているように思いました。階名唱に続いて「楽器唱」と名づけた合唱をしました。「楽器唱」とは「身体を楽器にして演奏すること・声を出して音楽すること」を私なりに名けたものです。何の母音でもあるいは「la」などの無意味シラブルでもかまわないので,身体という楽器から出る声という音で音楽を表現しようというものです。楽器唱の段階を経ることで,①階名に頼らないで音高を想起できるようになる,②音楽的な息づかいを考えて意識できるようになる,③(歌詞の)母音に左右されない安定した響きで音楽することができるようになる,ことを期待しています。結局この日は歌詞唱までは進みませんでした(その方が良い音楽の印象で終われると思ったからです)。
続いて《ふるさとの四季》です。参加者の半分くらいがこの楽曲の演奏経験があるようでした。「故郷」はG-Dur,「春の小川」はD-Dur,「朧月夜」もD-Durで,それぞれ「移動ド階名唱」,「楽器唱」,「歌詞唱」と歌いました。主旋律がわかり和声の進行もある程度思い浮かべることができることもあって,音取りはどんどん進んで行きました。
《オルガン・ソロ・ミサ》も《ふるさとの四季》も,どんな曲なのかこの日までに聴いてみたという方や音を出してみたという方が何人かいらっしゃいました。また休憩時間に,以前に別な会で私がお配りした資料を手にしながら「移動ドの仕組みがまだよくわからないので詳しい方に聞いてみました。」という方もいらっしゃいました。積極的な学び,主体的な学びが起こり広がっているのが嬉しいです!
次回は2月1日(日)14:00〜17:00に今回と同じ水沢南地区センター音楽室です。内容は①《Gloria》の音取り,②「鯉のぼり」以降の音取り,③(16:00〜)今年度の総会,の3つの予定です。
今回はなんと3名もの新入会員をお迎えできました!アルトにお二人,テノールにお一人です。お住いも一関市や奥州市江刺など広い範囲からのご参加です。終了後に「楽しかった」「頭を使った」など気づきや学びがあったようで,とても嬉しく思いました。今年も楽しく学びながら素敵な音楽ができたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

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