いつもは楽曲そのものについて教えていただくことが多いのですが,この日は演奏法一般というかバロック音楽の演奏様式に関する様々なことを教えていただきました。例えば「accennt」と「betonen」すること(Betonungを与えること)の違い,順次進行における「enegal(イネガル)」の常識,ドミナントからトニックに移る時の音の運び方,旋律が掛留した後の動き方,音楽の躍動感を表現する方法…そしてもちろん語感の生かし方などなど。
シュッツ作品のほんの43小節間の音楽から様々なポイントを引き出し関連づけて教えていただき,学ぶことができました。シュッツの音楽は音がそれほど難しくないからこそ,様式を,音楽をよくわかっていないと生かせません。それを(座学としてではなく)音楽を通して学ぶことができる環境にいる盛岡バッハ・カンタータ・フェラインは本当に貴重な場だとあらためて感じました。
ちなみに演奏会は来年(2026年)11月14日に盛岡市民文化ホール・大ホールで行うことになりそうです。皆様,予定を空け手おいてください!

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