2024年4月27日土曜日

【合唱研第21回:活動報告】新シーズンが始まりました!

  4月27日(土)の午後,日本基督教団水沢教会で合唱音楽研究会奥州の21回目となる活動に取組みました。前回はこれまでの学びのまとめとしての発表会でしたので,今回から新しいシーズンとなります。ちなみに前回の発表会については,聴き手はもちろん歌い手である会員の方々からもいろいろな感想が届きました。ありがとうございました。

 今シーズンは2つのテーマに取組もうと思います。
1.ルネサンスの宗教音楽(パレストリーナ作曲の『ミサ・ブレヴィス』)
・無伴奏(「ア・カペッラ」)にチャレンジ
・(調性確立以前だが)調性感がある…移動ドで読む=和声の機能を感じる
・ミサ通常文に慣れる
2.ポップな宗教音楽(J.ラター作曲のアンセム4つ)
・英語…外国語だが理解しやすい
・歌詞が(直接「神様」でなく)身近な視点から書かれている
・リズミックで楽しい
・ハーモニーが素敵

 初めに,上記の特徴をお話ししてから,演奏を一通り聴いてみました。音源は(上手な「お手本」には程遠いのですが)自分が指揮した宮古木曜会合唱団の定期演奏会のもの(パレストリーナは2022年の第39回ラターは2020年の第37回)を使いました。

 その後,まずはラターの「All things bright and beautiful」から音を出してみました。この日はピアニストが不在だったので,私が弾きながら…。まず歌詞(わかりやすい歌詞対訳を事務局長のOMさんが準備してくださいました)を読み意味の概要を掴みました。その後,部分に区切りながら,主旋律から順に全部のパートを全員で歌ってみました。そうしていたらなんと1曲の最後まで行ってしまいました!会員の皆さんの「音楽性」が高まっていたんだなぁと改めて感じました。

 次にパレストリーナのほうは「Gloria」からはじめました。ホモフォニックな部分が多いので音を取りやすいと考えたからです。もちろん移動ド唱法です。すると,なんと「Gloria」も最後まで音を出すことができたのです!そこで残りの15分間くらいで「Kyrie」にチャレンジしました。そうしたらなんとなんと,1回でおしまいまで止まらずに歌えたのです!正直言って驚きました。聴いたこともない無伴奏の宗教曲を初見の1回で通して歌ってしまうなんて,昨年「モツレク」の後半に取組み始めた頃には想像できませんでしたから。一人ひとりの「音楽性」が確かに向上していると実感しました。(そうそう,おまけにテノールは2名,バスは1名でしたから!)

 また,この日新しく会員になった方が,なんと4名!先日の発表会を聴いて興味を持った方,「モツレク」の取り組みを通して興味を持って山形からご参加の方,高校時代に合唱をやっていたという若手など,会の趣旨が広がり仲間が増えていることを嬉しく思いました。こちらでも帰りがけに「今日も楽しかったです。」「新しい曲もよろしくお願いします。」と幾人かから声をかけていただきました。ありがたいことです。

 なお,現会長のSMさんが事情により退任することになったので,新会長をIEさんにお願いすることも,今回了承されました。よろしくお願いいたします。

 次回は(こちらもZホールF合唱団と同日の5月11日(土)14:00〜17:00,場所は今回と同じ日本基督教団水沢教会です。ぜひお誘い合わせの上,ご参加ください。お待ちしています。

4 件のコメント:

  1. 宮古木曜会はレベルが高いと思いました ソプラノがきれいで曲の印象を高めていました

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  2. ありがとうございます。良い印象を持っていただけたようでとても嬉しく思います!YouTubeやCDをご活用なさって,いろいろな演奏にぜひ触れて,表現の幅を広げていきましょう。

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  3. こんにちは。
    次回の水沢教会での練習を見学(&参加)したいのですが、当日突然行ってもよいでしょうか?

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  4. 全く問題ありません。どうぞいらしてください!14:00からの活動ですが13:30頃には会場準備のために会員がいるはずです。自家用車でお越しの際は教会の西隣の水沢保育園のさらに西,前の道を挟んだ向かい側(南側)の駐車場が使えます。お待ちしています!

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仲間が増えました!

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