7月13日(土)15:00から,トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)中ホールにて,「岩手県立盛岡某高等学校音楽部 第38回定期演奏会」を行いました。(写真はリハーサル時の一場面)
4月に新入生4名(と私)を加えて,部員9名,指導者2名体勢で約3ヶ月間取り組んできました。様々な理由から取り組み開始が遅くなってしまったようでした。第1部については選曲が確定するのに時間がかかり,それに伴って最後に決まった楽譜の購入も6月に入ってから。部外のピアニストの生徒と合わせられる日は3週間に1回(もあったかな)といったペース(でもこの子,とっても音楽的で賢いピアニストさんでした)。第2部についてはミュージカルの台本がまとまったのは5月に入ってからでしたので,そこからステージ本番に向けてミュージカル練習を優先に時間をとることとなりました。
そんな中でも生徒たちは力を合わせてしっかりと取り組みました。自分たちで責任を引き受け,考え,実行していく高校生の力って,想像以上でした。本番2日前は授業後にホールに集合して夜の9時過ぎまで,本番前日は丸一日「公欠」となって朝から夜までホールに。そして当日の午前中も…。この3日間のほとんどは第2部ミュージカルの照明等の確認・調整と,演技や歌のブラッシュアップでした。第1部担当の私としては,喉が固まっていくのをとても心配しながらリハーサルを見ていました。でも本番の第1部の喉の調子は心配していたほどではなく(でも結構固まっていて,一番いいところは出せなかったのが残念),なんとかなった感じでした。そして全力で取り組んだ第2部は予想以上の出来で,演技も舞台の使い方も歌も,よく練られた感じでした。
ミュージカルについては,指導を担当された佐藤恵津子先生の指導力を見させていただきました。歌や音楽,演技や台詞などの表現の豊かさはもちろん(先日の「還暦だった乙女たち」のリサイタルでご自身がお示しくださっています)ですが,どこまで伝えればその先を子どもたちが創るのか,どんな風に伝えるのかといった高校生の掴み方・指導力も素晴らしいものでした。高校生の力を引き出す(おまけにOGの力も引き出す!)ってのはこういうことなんだなぁ,と見せつけられた感じでした。
他校の定期演奏会も聴いて参考にしたいと思ったのですが,土日の予定は(高校生と関わるとは考えていなかったので)すでにほとんど埋まっていて,今年は行くことはできないようです。残念。次は全日本合唱コンクールに向けての取組がはじまります。頑張ります。
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