第1部は丸岡さんがブリテン(1913-1976)の「フランス民謡集」,佐藤さんがオブラドルス(1897-1945)の「古いスペインの歌 第1集」でした。第2部は加藤由美子「小噺唄」から12曲を寸劇(?)付きで表現されました。第3部は主に英語の歌(クィルター(1877-1953),バーンスタイン(1918-1990),マクヒュー(1894-1969))そしてグラナドスでした。ピアノ伴奏は全て鈴木さん。
丸岡千奈美さんは,5月のフランス歌曲のコンサートでもフォーレの歌曲をしっかりと歌われていました。大先輩の佐藤恵津子さんは,聴き手を意識して表現することにいつも丁寧に取り組んでいます。この日も第2部の寸劇は小道具やら舞台の使い方やら随所に工夫があり,歌の世界(そして「オチ!」)を理解する助けとなりました。また第3部では英語の歌の途中に日本語の訳詞の歌を入れるなど,(歌詞カードがないからこそ)理解を助ける工夫がなされていました。
「還暦だった」ってことは…。声も歌もとてもしっかりとしていて年齢を感じさせない音楽表現でした。平日の日中だったので足を運べる人は少なかったかもしれないのが少々残念でしたが,とても楽しい時間でした。ありがとうございました。
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