6月28日(土)の14:00-17:00,奥州市の日本基督教団水沢教会にて23回目となる活動に取り組みました。4月の「モツレク」演奏会(マリオス)と研究発表会(Zホール)以後,取り組んでいる楽曲は,J. ラターの伴奏付き讃美歌集とパレストリーナの《ミサ・ブレヴィス》でした。6月はドイツへの演奏旅行あり,山形交響楽団の定期演奏会,東京・大阪での「さくらんぼコンサート」ありと,岩手に不在の日が多かったので,合唱研の活動は5月11日以来,実に1ヶ月半ぶりでした。
水沢駅に置いたままにしていたスクーターに乗って活動会場に行こうと思ったのですが,3ヶ月放置していたせいかエンジンが掛からず(練習後に修理のため立町のバイク屋まで押して行きました),妻の車に乗せてもらってギリギリに会場につきました。
会場の水沢教会に入ると,「こんなに会員いたっけ?」と思うほどたくさんの人がいてわいわいやっていました。会長さんの発案による会のTシャツ作成に関わって,サイズや柄を選んでいたからです。なんだかとっても新鮮な感じがして,皆さんの活気を感じることができました。皆さん,待っていたのね!
発声練習では,息のスタート地点をなるべく深い腹からにすることを意識してもらいました。歌は,久しぶりなのでピアノ伴奏付きの曲からと思って《All things bright and beautiful》の復習から始めました。その後,休憩を挟んで,音高のオーディエーション能力のチェックとトレーニングを,「風船」からハンドサインまでざっとやってみました。そしてこの日は《Look at the world》の初見に挑戦しました。もちろん移動ド唱法です。4番まで繰り返される主旋律の前半は調が変わってもほぼ同じ「ミファソ・ソー…」と歌えますし,主旋律後半のハーモニーを作る部分も調こそ変われども階名は同じですから。この曲は歌詞は付かないものの全曲の音出しを終えることはできました(あとは英語ですね)。
再び休憩を取った後,パレストリーナの《Missa brevis》。ほぼF-durなので,この曲も移動ド唱法で復習しました。Kyrieを思い出したのち,短い曲のSanctusも同様の方法で音出しを終えることができました。歌いまくる,声を出しまくるのではなく,なかなか良いハーモニーを作りながら初見で歌うことができました。かつての宮古木曜会合唱団もそうでしたが,こういったチャレンジを続けることで音取りが早くなり,音楽性も高まっていくのだと感じています。移動ド唱法は少々面倒そうですが,慣れて使いこなせるようになっていきましょうね。取り組む楽曲はほぼ機能和声の世界の音楽に限られていますから。
この日も新しい方が1名,入会されました。ソプラノです。4月のZホールでの第1回研究発表会「モツレク」を聴いて衝撃を受け,一緒にやってみたいと思ったのだそうです。そんなきっかけの一つになれたというのは嬉しいことです!ちなみにこの日は,7/13(土)の盛岡某高音楽部定期演奏会,7/14(日)の混声合唱団北声会の定期演奏会,8/11(日)の福井敬ふるさとコンサートvol.3,8/31(土)の菊池葉子さんコンサートなど多くの演奏会の紹介もなされました。奥州市でこのような情報交換ができる場は少なかったと思うので,そういう機会となれたことも嬉しいことです! 次回は7月7日(日)14:00〜17:00奥州市水沢の龍昇殿です(さらにその後の予定はこちら)。ZホールF合唱団の翌日ですが,皆様お誘い合わせの上,ぜひご参加ください。お待ちしています。