3月30日(土)13:30〜16:30奥州市文化会館Zホールの展示室で,「「福井敬ふるさとコンサートvol.3」合唱団」の第1回の練習を行いました。本年8月11日に奥州市文化会館Zホール大ホールで同コンサートが企画されており,そのコンサートの中で5曲をテノール歌手福井敬さんと一緒に歌う合唱団です。短い名前がないので,正式ではありませんが「Zホール合唱団」と勝手に呼ぶことにします(奥州市文化振興財団の理事長からも「Zホールの専属の合唱指導者」とよんでいただけましたから…)。
昨年(2023年)の1月に奥州市文化振興財団に呼ばれ,今後のZホールの催し物のあり方について意見を求められた際に「5年に1度本格的なオペラ公演に市民が参加できる機会を,その時だけの「お祭」で終わらせるのでなく,市民の生活の充実・これからの生活の質の向上・今後の世代への文化的引き継ぎと発展…につながる取組にすべき。そのためには継続的に市民が参加する文化活動を企画していくことが鍵になる。「学ぶことが奥州市の伝統であり未来である。」のだから。」と人々のウェルビーイングにつながるようにと提案してきたのでしたが,それが形となった今回の一般公募合唱団の活動なのです。ちなみにこれの前は昨年(2023年)の8月27日からから始まり5回ほどの練習の後,10月14日本番を迎えた「宝くじ まちの音楽会 岩崎宏美・良美ふれあいコンサート」でした。ちなみにこの時は97名が集まりました。
今回の申し込みは,数日前に「65名くらい」と聞いていたのですが,練習開始前に事務局に聞いたところ90名を超えている」とのことで驚きました。が,さらに当日申し込みがあり100名を超え,しかも先日発表会を終えた「Zホール児童合唱団」も参加したいとのことでしたので,最終的には120を超えるのではないかと思っています(申し込み締め切りが4月13日なのでまだ確定していません)。前回の取組である「岩崎姉妹コンサート」からの「継続」参加は60名ほどです。これは「継続的に市民が参加する文化活動」を目指した私としてはとても嬉しい事態です!「岩崎姉妹」のときはマスメディア経由のポップス文化の路線上で人が集まったのでしょうけれど,今回の「福井敬」はそれとは少々異なる路線に人々が乗ってきたのではないかと感じるのです(もちろん福井さんはテレビにも出演してはいますがクラシック音楽の番組です)。ご参加の方々が期待しているのは「福井敬さんと同じ舞台に立つこと」,「ステージで表現すること」,「合唱すること」,「いろいろな人と関わること」…など様々考えられますが,いずれ単に「有名人が来るから」といった期待とはだいぶ違った質の期待ではないかと考えます。文化の「質」という言い方が適切かどうかわかりませんが,総合舞台芸術であるオペラにつながっていく路線に一歩近づいたと思っています。
さて,この日の練習を紹介します(というのも盛岡市民文化会館での「第13回JCAユースクワイア」を聴きに行った合唱人も何人かいたようでしたから)。
一通り5曲全体の概要を掴み見通しをもったところで後半に入りました。
1回目としてはこのくらい取り組めたのは上出来と思いました。この結果残った課題は次のようなことです。
残り14回もあるので,「この5曲が歌えるようになる」というコンテンツ・ベイスに目標を設定して取り組むのではなく,「合唱・音楽ってどうすれば素敵になるか」とか「オペラの世界の楽しさ」とか「声楽的な発声の仕方」とか「イタリア語の読み方・話し方」…などといったように今後の音楽活動に活かせる力を引き出すようコンピテンシー・ベイスで学べるような取組にしていきたいと考えています。
この日はなんと,奥州大使でもあり奥州市文化振興財団の理事でもある及川貢先生が急遽,練習を見にいらっしゃり,励ましてくださいました。とても嬉しく心強く思いました!
次回は4月7日(日)13:30〜16:30(って「モツレク」本番の翌日じゃん!),Zホールの中ホールです。まだ申し込み受付中のようですので,興味のある方はぜひいらしてください。お待ちしております。
3/31の胆江日日新聞に記事が載ったようです。次のURLをコピペして開けるといいのですが。
返信削除http://www.tankonews.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=10079
正式名称について事務局から連絡がありました。「Zホール福井敬ふるさとコンサート特設合唱団」とのことです。略称はやっぱりZホール合唱団」かな?
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