2024年3月31日日曜日

【モツレク合同練習⑦:活動報告】大きな課題が残りました

  3月31日(日)13:30から青山地区活動センターで,今度の週末に本番を迎える「モツレク」演奏会の最後の練習をしてきました。この日は,先日急逝された北声会の元委員長であり岩大合唱団の大先輩でもある中野攻さんの火葬の日でもありました。たくさん声をかけていただき支えてくださいました。ご冥福をお祈り申し上げます。

 前半は山田先生のレッスンでした。主にポリフォニックな部分について,リズム読みを繰り返しながら聞かせるべきテーマとそうでない部分を意識させ,整理してから音をつけて歌うといった練習に取り組みました。また,最終練習なので全曲の音を出しました。

 中に入って歌っていて気になったのは,(指揮を見ていないと思われる方の声と)喉声です。どのパートも音を出すことに懸命で,「出てくる音」で音楽しようという基本的なことを忘れてしまっているようでした。それはピッチの悪さと音質の悪さに現れます。前回改善したつもりでしたが…(「習熟」するって難しいですね)。

 音質の悪さは分かりやすいと思います。力んでいるので音が「硬く」なりパート内の声が溶け合いません。
 自分のピッチの悪さは気づきにくいものです。というのも自覚症状がないからです。自分では正しいと思ってやっていてもそうでない事態(特にソプラノがそうでした)の場合が最も解決が難しいと思います。原因は(おそらく)発声の仕方,筋肉運動の仕方にあります。「喉頭だけ」で音高を調節しよう,ピッチを保とうとするので,息の流れが悪くなり押さえつけられたような,響の少ない音質になってしまっていたのだと思います。音が出るのは喉頭なのでピッチが悪い時はそこに意識がいってしまいます。喉でなんとか解決しようとする。そのために喉頭部分を力ませてしまい,逆に豊かな響きが失われてしまうのだと考えます。解決のポイントは「腹を働かせる」「楽器(喉頭部分)の形を変えない(よく開けておく)」こと。そして「無理をしない」こと。発声練習でやったように,身体を楽器だと思って物理的に音を出す。簡単に言うと「力まない」ことです。

 最後の30分間をいただき,私の担当部分(「モツレク」の前半)の練習に取り組みました。全曲の音を出しておくという最優先課題のために,残念ながらピッチや発声のための身体の使い方に取り組む時間をとれませんでした。でも,ソプラノに「歌わなくていいよ。鼻歌でいい。」と伝えたら,ピッチの悪さはだいぶ改善しました。力んで声を出していなかったからだと思います。そしてその分,他パートで起こっている同様の事態(身体を使わないで喉で歌っていること)が露わになりました!


 あとは前日リハと当日GP。喉に負担をかけずに発声の仕方を改善する作戦を考えなければなりません。せっかく100名近くで合唱できる機会,盛岡,奥州,その他から集まった皆さんでで一つの表現に向かえる機会ですから,よい音楽を共有できるように頑張ります!(そして中野さんに届くように心を込めて演奏します。)4月6日(土)15:00,盛岡市民文化ホールに聴きにいらしてください。お待ちしています。

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