2024年3月23日土曜日

【モツレク合同練習⑥:活動報告】ピッチについて


  3月23日(土)の午後,青山地区活動センターにて,モツレクの合同練習⑦を行いました。前回は山田先生と時間を分け合っての練習でしたが,今回は私の都合で設定した日でしたので山田先生はいらっしゃらず,3時間フルに使って練習に取り組みました。

 といっても,事前に山田先生から「後半も音を出してください。ピッチが悪いのがなんとかなるといい…」と電話をいただいていたので,まずはホモフォニックな「Domine Jesu」からはじめて,後半の全部の曲をおさらいしたら,あっという間に約2時間経っていました。

 練習に当たってあらためて,ピッチつまり音程が悪くなる原因と改善方法を考えてみました。
◯【聴覚・外部音源の音高を聴き分けられていない可能性がある】場合…
・音高差を聞き分けれられるかどうか確認(評価)する
・聴き分けられる(認知できる)ならよし
・聴き分けられないなら…指摘し教え慣れさせて(音高感を育てて)いく
⭐︎ただしその精度を上げる必要はある
◯【自分が出している音高が低いことの自覚がない(モニターできない)】場合…
・外部音源と比較して聴かせる
・同グループ他者を聴かせる(2つに分けるとか)
・「他者の評価こそ正しい」ことの受け入れ
◯筋肉運動、器官操作【わかっているが直せない】場合…
 →発声法の改善(違う方略を案内する)
・身体の楽器化(物理的に音を出す)の上で、音高調節能力を確かめる。
・(その上で)障害は母音か、子音か、息の流し方か…

 様々なレベルでのつまずきの可能性を考え(「教材研究」ですね)ながら練習に向かったのでした。で,練習のはじめに「先生からピッチの改善に取り組むようご指示がありました」と本日の重点を伝えて(「課題把握」です)練習を始めたためか,音程の悪さはそれほど感じませんでした…実は,私の耳の精度が山田先生に追いついていない可能性が高いのですが(これは「評価」)。

 ソプラノが高音域に入るいくつかの箇所でピッチの悪さが感じられましたが,原因はほとんどが声楽的な疲れ(上記で言うと3点目)でしたが,意識づけることですぐに改善しました。地力がついてきたというか実力が高まってきたということでしょう。こう言う変化(成長)が嬉しいです!音楽がより良くなることはもちろんですが,相手がより良く変わる(「向上的変容」の)手助けができた時に喜び・楽しさを感じるというのは,37年間勤めた職業柄なのでしょう。

 あと1回,3月31日(日)に練習したら,翌週末の4月5日(金)夜にリハーサル,6日(土)に本番です。今回出会った100名ほどの貴重な仲間と,この4ヶ月間の貴重な学びの成果を発揮して,モーツァルトの『レクイエム 』の世界を表現するようがんばりたいと思います。皆様,ぜひ足をお運びください。お待ちしています。

 なお,合唱音楽研究会奥州としての発表会も奥州市で予定でしています。こちらも気軽に聴きにきていただけると嬉しいです!!

1 件のコメント:

  1. 本日(3/31)13:30-青山地区活動センターにて前日リハ前最後の練習があります。山田先生のご指導をみっちり受ける最後の機会です。奮ってご参加ください。

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