5月15日(土)と5月16日(日)の二日間に山形テルサのテルサホールで山形交響楽団の第318回定期演奏会が開催され,山響アマデウスコアに混じって熊友会ヴォーカル・アンサンブルとしてモーツァルト作曲《戴冠式ミサ》(KI.315)を歌ってきました。
山形テルサは山形交響楽団の定期演奏会のホームグラウンドとのこと。そういえば久しぶりの「定期」演奏会出演だなぁと思いました。前日まで2日間のオケ合わせは,曲が短い&テンポが速いので短時間で終わっていました。当日のG. P. もあっと言う間。でも会場が変わると響はまったく変わるもの。前日までのオケ合わせは,文字通りオケとの合わせ(あるいはオケ内での合わせ)が主な狙いで,サウンドとしての音楽作りはやはり本番の会場での響きを聴きながらでないとできないのだなぁとあらためて感じました。(←写真は第2部のG.P.の最中)
ソリストは合唱のすぐ前で歌います(私の楽譜はソプラノの老田裕子さんの頭上です)。1日目より2日目がより音楽的になってきたように感じました。オーケストラは,実は合唱席まで細部は聞こえません(特に前日から加わった今井奈緒子さんの,楽しみにしていたコンティヌオオルガンがバロックのオケのようには聞こえません)。全体としては大きくて圧が強すぎな感じがしました。ドイツでのバロック的なオーケストラをだいぶ聴いてきたからと思いますが…。
合唱は…よく健闘したと思います。ドイツ本番帰りで次々と音楽的なアイディアが湧いてくる音楽監督佐々木正利先生の音楽的な要求になんとか応え実現しようと,猛烈に速いテンポの中でどう音楽を表現するか,さまざまチャレンジした2日間でした。
本番はあと2回,6月20日(木)が東京オペラシティ,6月21日(金)が大阪ザ・シンフォニーホールです。この「さくらんぼコンサート」に合唱団を参加参加させるのは初めてのことだそうです。事務局も地方オケの充実のため様々な努力を重ねているとのことでした。関東の方,関西の方,いらっしゃいましたらぜひぜひ聴きに来てください。ちなみに合唱団の構成がだいぶ変わると思います。東京では佐々木先生門下生の熊友会ヴォーカルアンサンブルの比率が高まりますし,大阪ではびわ湖ホール声楽アンサンブルとパナソニック合唱団が加わります(もちろん山響アマデウスコアと熊友会ヴォーカルアンサンブルは可能な限り全公演に参加します)。お楽しみに!
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