2月11日(日)の午後,盛岡市のプラザおでってのおでってホールでライプツィヒへの旅の第4回を開催しました。盛岡バッハ ・カンタータ・フェラインです。
演目は,2024年6月にライプツィヒ市で行われるバッハ音楽祭で演奏するカンタータ3曲中,BWV177とBWV10の2曲と,パッヘルベルの「マニフィカト」でした。
おでってホールは大きくないのですが,開演前からほぼ満員(120名ほど来場とのこと)で文字通り熱気に包まれていました(暑かった…)。これまで回数を重ねてきたことが,このような期待を生み出しているのだなぁと思いました。開演直前に椅子を追加して並べたのですが,始まってからさらに増えて足りなくなり,立ち見の方もけっこういらっしゃいました(休憩時に帰ってしまった方も数名いましたが…)。
指揮者の佐々木正利先生によるレクチャーと配布の資料とによって,語り尽くせないほどのバッハやその音楽の魅力について,端的に伝えていただきながらの演奏でした。合唱は50名弱,ソリストは会員が分担して演奏しました。ピアノとオルガンの分担も見事で,本来は器楽合奏による伴奏なのですが,その良さを鍵盤楽器2台でよく表現していたように思いました。クラシック音楽にあまり馴染みのない職場の同僚が聴きにきてくれたのですが,「圧倒されました」と感想を語ってくれました。合唱の力,音楽の力,歴史の力そしてそれらに真摯に取り組む人間の力や可能性を感じてくれたのかも知れません。
始めは「マタイへの旅」シリースとして岩手銀行赤れんが館で始めた無料レクチャーコンサートでした。コロナ禍になって,岩手県公会堂や盛岡劇場など場所も変わりましたが,そのことによって逆に,コンサートそのものが運営面である意味身軽になったようにも感じました(もちろん音楽的にはいつも最高のものを目指しています)。このようなスタイルの演奏会もいいものだなぁと思いました。
盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの次のステージはドイツのライプツィヒ市におけるバッハ音楽祭(旅行社による日本語の紹介ページ。No.11が私たちの出番です。)です。様々な面からしっかりと準備して,より深く楽しんでこられるようにしたいと思っています。
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