2025年1月5日日曜日

【盛岡某高音楽部】歌いぞめ!

 1月6日(月)盛岡某高音楽部の今年最初の部活動に行って来ました。冬休み中なので午前中です。 まだ部活動を開始しているところは少ないようで,外にも体育館にも運動している高校生の姿はほとんど見えませんでした。音楽室に行くと,昨年暮れにインフルエンザの流行により残念ながら中止となった「クリスマス・コンサート」の文字が黒板に残っていました…。

 8名全員が揃ってスタートできました!久しぶりなのでまずは聴かせてもらいました。ここからは2週間後に迫ったアンサンブル・コンテストに向けた練習なので,そこで演奏する2曲が中心です。

 1曲目は中原中也の詩に信長貴富が作曲した《逝く夏の歌》です。久しぶりの合わせだと思うのですが,パートの声がよく揃っていてハーモニーの音程も綺麗に決まっていました。息遣いも時折感じられる音楽の運びでした。中間部の「con moto」の感じを表現するため「自分がどう歌いたいか」を考え表現させてみました。特に「歌詞のないヴォカリーズの部分は吹奏楽部のやってることと同じなんだよ」と「合唱」とか「歌」とは違った「音楽」を意識させてみました。音符や拍節感からだいぶ自由になって動けるようになりました。

 2曲目はルネサンスの教会音楽でAlessandro Costiantiniが聖書の詩篇第118篇第1節に曲づけした三声のモテット《Confitemini Domini》です。こちらはやはり難しいようで,だいぶ苦戦していました…というか「苦戦している」自覚はあまりないように感じました。つまりゴールが見えていない,完成形のイメージが弱い,言い換えると様式感がない…。この日はとりあえず冒頭の「祝祭的」なところと後半の「Alleluja」のエネルギッシュな音楽のところについてアドバイスしました。

 久しぶりに澄んだハーモニーに包まれた感じがしました。今年も子どもたちの音楽性が広がり深まるようお手伝いができればと思いました。

【ZホールSP合唱団・02】真剣な取組でした

 

 1月5日(日)13:00〜16:00の3時間,奥州市文化会館Zホールの大ホールで,ZホールSP合唱団の2回目となる練習を行いました(前回1回目は結団式と貢先生のレッスン)。

 参加者は前回より若干少ないようでしたが,その1/3程は今回が初参加の方でした。前回「宿題」と称してお願いした①配布された楽譜を綴ること,②小節番号を書き込むこと,は多くの方がやって来てくれたようでした(私が小節番号を振り誤ったのを指摘してくださった方もいるほどでした ^_^; )。

 佐藤智恵子先生の発声練習に続いて,私から少々長めの説明をした後,始めに前回の復習として《フニクリ・フニクラ》の音を取り直し約束事を確認しました。各自が自分のパートを歌えるようになりました。

 続いて,次回(1/18,19)の及川貢先生のレッスンで予定(予告)されているイタリア民謡の混声曲3曲《忘れな草》《ナポリは恋人》《ヴォラーレ》の音源を聴いて主旋律に馴染んだ後,女声と男声に別れて3曲の音取りをしました。ただし時間切れで初めの2曲くらいしかできませんでしたが。

 その後20分くらいのところで《忘れな草》と《ナポリは恋人》の前半を全体で合わせてみました。パート練習の成果があり,だいたい歌えるようになっていました。

 練習や説明の際に質問が出たり,近くの席の方にどこを歌っているか楽譜を指差して教えてあげたり,休憩時間に伴奏の先生のところに数人で行って自分のパートの音を弾いてもらったりと,皆さんが真剣に取組んでいる様子が見られました。

 まだまだ始まったばかりの合唱団です。一般公募なので音楽レベルはもちろん意識の持ちようも様々です。「多様性」をいかに取り込んで対応して成長させていくか,今後が楽しみになりました(…日本の民謡の概要を掴むところまでできなかったのは見通しが甘かったです。ごめんなさい)

 次回は1月18日(土),19日(日)と2日続けての及川貢先生のレッスンです。お楽しみに!

2025年1月4日土曜日

【合唱研:1〜2月の予定のお知らせ】

  合唱音楽研究会奥州の本年1月〜2月の予定をお知らせします。(先日事務局からメールでも連絡があったと思います。)

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・1/11(土)PM️(14:00~17:00) 水沢教会
・1/26(日)AM( 9:30~12:00) 水沢南地区センター
・2/08(土)AM( 9:30~12:00) 場所未定
・2/22(土)PM(14:00~17:00) 水沢南地区センター
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 (Zホールスペシャル合唱団の関係で)午前の活動日があります。また,場所が「水沢南地区センター」(消防本部・水沢消防署の隣)のこともありますので,ご注意ください。

 なかなか手強い,パレストリーナのミサ・ブレヴィス《Credo》の攻略を中心に取り組んでいきたいと思っています。【無伴奏】【ポリフォニー】【ラテン語】【宗教曲】の攻略法を皆で考えチャレンジしていきましょう。ちなみに彼は今年で生誕500年だそうです。記念の年のうちに「第2回研究発表会」が開催できるよう頑張りましょう!

2025年の予定「どうぞよろしくお願いいたします。」m(._.)m

  皆様,あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 2024(令和6)年は(コロナ禍が概ね終わったことに加え)仕事が変わった関係もあり,たくさんの取組や本番を経験させてもらいました。

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1月
 岩手大学合唱団第70回記念定期演奏会(1/21)
2月
 ライプツィヒへの旅vol.4(2/11)
3月
 宮古木曜会合唱団第41回定期演奏会(3/17)
4月
 モーツァルト「レクイエム 」全曲演奏会(4/6)
 合唱音楽研究会第1回研究発表会(4/17)
6月
 Bachfest-Leipzig コラールカンタータ演奏会(6/8)
 山形交響楽団第318回定期演奏会(6/15,16)
 山形交響楽団さくらんぼコンサート(6/20,21)
7月
 岩手県高校合唱祭(7/2)
 盛岡某高音楽部定期演奏会(7/13)
8月
 福井敬ふるさとコンサート vol. 3(8/11)
10月
 胆江合唱祭(10/20)
12月
 高文連盛岡地区合唱祭(12/13)
 宮古教会クリスマス・イヴ礼拝(12/24)
 山形テルサの第九(12/28)
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 機会をくださった皆さま,本当にありがとうございました。楽しい音楽経験はもちろん,たくさんの刺激と学びの場となりました。

 2025(令和7)年は今のところ次のような予定が決まっています。
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1月
 (岩手県合唱小アンサンブルコンテスト(1/18・キャラホール))←自分は出場しません
3月
 宮古木曜会合唱団第42回定期演奏会(3/23・イーストピアみやこ)
4月
 「ヨハネ受難曲第2稿」演奏会(4/26・日立システムズホール仙台,4/29・盛岡市民文化ホール大ホール)
7月
 盛岡某高音楽部定期演奏会(7/20・岩手県民会館中ホール)
8月
 全日本合唱コンクール岩手県大会(8/30・岩手県民会館大ホール)
9月
 「合唱で綴る日本の民謡世界の民謡コンサート in 奥州」(9/14・奥州市文化会館Zホール)
10月
 胆江合唱祭(10/12・前沢ふれあいホール)
12月
 岩手県合唱祭?(12/7・宮古市民文化会館)
 宮古教会クリスマス・イヴ礼拝?(12/24・日本基督教団宮古教会)
◯月
 合唱音楽研究会奥州第2回研究発表会(日時・場所未定)
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 いずれも貴重な音楽経験の機会ですし,その本番に至る過程ではまたたくさんのことを学ぶ機会となると思います。新しい年もご参加の皆さんと音楽を,学びを,そして成長を楽しみながら取り組んでいきたいと思います。

2024年12月29日日曜日

山形テルサの第九・本番終了!!


 12月28日(土)15:00から「山形テルサの第九」 に出演して来ました。会場は山形テルサテルサホールです。山響アマデウスコアのお手伝いに熊友会ヴォーカルアンサンブルの一員としての参加でした。このパターンは,今年6月の定期演奏会,そしてさくらんぼコンサートのときと同じです。

 この「山形テルサの第九」コンサートは地元新聞紙上「年末恒例」と言われるように数年前から続けられている演奏会で,プログラムは《第九》のみですが,チケットは完売!客席はほぼ満席でした。

 オーケストラは山形交響楽団,指揮は飯森宣親さんです。常任指揮者から桂冠指揮者になられてからは主にこの第九演奏会の時だけ振りに来ているようです。

 前日の公開リハーサルには高校生らしき姿がたくさんみられました。飯森マエストロと山響そしてアマデウスコアのメンバーが音楽を作り上げていく過程を,変わりゆく音楽を聴きながら体験できるなんて,素晴らしい環境だなと思いながらステージから見ていました。

 本番は第4楽章から合唱はステージに入り,バリトンソロの始まるあたりにソリストが登場するという展開でした。これまで飯森マエストロは丁寧に音楽することを要求してきたと思うのですが,今回はそれをベースにしながらもさらに情感を表出するような指示が多く,エネルギーがほとばしりを聴かせる音楽となったと思います。

 《第九》演奏後はマエストロのお話,そして《蛍の光》を会場の皆さんと一緒に歌う(途中でキャンドルサービス(?)付き)という流れで,2024年を締めくくる演奏会となりました。

 上質のオーケストラ,素晴らしいマエストロ,豊かな表現力の合唱団やソリストと,山形には恵まれた音楽の土壌があるなぁ,と毎度毎度思います。聴き手も演奏家もそして地域社会もこういう環境が身近にあることの恩恵をたくさん受けていることでしょう。無い物ねだりはできませんが,ある物をどうしていくのがよいのか考えながら,少しずつ環境をよりよくしていければいいなと思いました。

2024年12月24日火曜日

【宮古木曜会合唱団】クリスマス・イヴ礼拝参加

  12月24日(火),この日は午前中に,冬休みに入り翌日のクリスマスコンサート(といっても先輩&顧問向け)を控えた盛岡某高音楽部のレッスンに行き,夕方からは宮古木曜会合唱団として日本キリスト教団宮古教会のクリスマス・イヴ礼拝に参加してきました。これは毎年参加させていただいているもので,昨年の12月24日は日曜日で強化練習の後に参加させていただいていました

 式次第の最初の「入堂」でJ. S. Bachの《Jesus bleibet meine Freude》,「点火」でラター の《ともしびのキャロル》,「退堂」で賛美歌259番《いそぎきたれ主にあるたみ》と3曲を演奏させていただきました。また,間に挟まれる以下の賛美歌も可能な限り四声体の合唱にして会衆のみなさんと歌わせていただきました。

・賛美歌第62番《天にいますわたしたちの父》
・賛美歌第264番《きよしこの夜》
・賛美歌第258番《まきびとひつじを》
・賛美歌第263番《あら野のはてに》
・賛美歌第261番《もろびとこぞりて》
・賛美歌第26番《グロリア,グロリア,グロリア》

 聖書のイエスの誕生に関する記事の場面ごとの朗読があり,それに応じて賛美歌を歌う。このスタイルはJ. S. バッハの《クリスマスオラトリオ》を思い起こさせます。エヴァンゲリスト(福音朗読者)のレチタティーヴォに続いてコラールやアリアが展開する構造です。今回は知人を連れて行ったのですが,曰く「お話があって賛美歌を歌うのはドイツの礼拝みたい」とのことでした。

 教会音楽に取り組んでいる合唱好きとしては,教会における音楽の有り様を知ることは大切です。そして(以前も書きましたが)ヨーロッパでは賛美歌を歌うとかオルガン演奏を耳にするといった環境で音楽性が「培われていく」のだと思うのです。「学校で勉強する」のではなくて。

 司会の方からは「木曜会の演奏は年々良くなっていきますね」と,牧師の森分先生からは「来年もぜひお願いします」とお話がありました。嬉しいことですね。来年は定期演奏会のチラシを持参できるように準備しましょう。

2024年12月23日月曜日

【合唱研第35回:活動報告】今年もお付き合いくださりありがとうございました

 12月22日(日)の午後,雪の降る中奥州市水沢の龍昇殿で合唱音楽研究会奥州の35回目の活動を行いました。この日はアンサンブル・コンフオーコの特別練習があり,そちらに所属している方々は16:30頃からの参加となったため,少人数での活動となりました。またピアノ伴奏のYEさんはお休みでした。

 発声練習を少し丁寧にやりました。というのも,いつもの教会ではスペースが狭いために身体の動きなどについての細かいことはお伝えできないことが多かったことに加えて,この日は全体に少ない人数だったので動きやすかったからです。

 初めに《ぜんぶ》をやったのですが,「音符歌い」の傾向が強く,それを「一筆書き」にするのにだいぶ苦労しました。その後《Credo》の前回の続きをやろうとしたのですが…前回やった冒頭の部分をよく覚えていないということだったので復習に取り掛かりました。しかし,それが判断ミスでした!この「復習」に長い時間を取られてしまったのです。会場の響きが少ない,人数が少ない,といった悪条件ではありましたが,前回やったことと同じことに長い時間を費やしてしまったのです。新しく音を出した(つまり進んだ)のはたった6小節くらいでした。全パートを全員でさらうこと,音程感覚を養う時間を設定することなど,次回から取組みたいと思います。

 その後,忘年会として茶話会を行いました。また,この日新しくテノールの方がいらっしゃいました。前沢在住で一関にお勤め,一関の合唱団に入っていらっしゃるとのことでした。来られる時は続けてきてくれると嬉しいのですが。

 4月17日(土)に「第1回研究発表会」を行いモツレクの後半を発表した後8ヶ月ほどかけてラター4曲とパレストリーナのミサ曲に取組んできましたが,ルネサンスのア・カペラ&ラテン語&ポリフォニー宗教曲は難しいようで,なかなか形になりません。来年はなんとか前に進んでいけるようにしたいと思います。

 ご参加くださる方々に楽しんでいただけるようにと取組んでいますが,なかなかうまくできず飽きてしまっているのではないかと心配することが多いのです。遅々として進まない活動ながら,1年間お付き合いくださりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

【盛岡某高音楽部】歌いぞめ!

 1月6日(月)盛岡某高音楽部の今年最初の部活動に行って来ました。冬休み中なので午前中です。 まだ部活動を開始しているところは少ないようで,外にも体育館にも運動している高校生の姿はほとんど見えませんでした。音楽室に行くと,昨年暮れにインフルエンザの流行により残念ながら中止となった...