8月11日(日)奥州市民文化会館(Zホール)大ホールにて,「福井敬ふるさとコンサート Vol.3」が開催され,「地元合唱団」として共演させていただきました。(地元の胆江日日新聞の記事はこちら)
福井敬さんは私の高校の1年先輩。彼は受験の年に音楽室で歌の練習をしていて,私が「福井さん,音大受けるんですか?トロンボーンですか?」と聞いたら,「やっぱり歌がいいよね!」との答えをいただいたことを今でも覚えています。そんな福井さんは奥州市のZホールを管理している奥州市文化振興財団の企画で数年に1度,「ふるさとコンサート」を開催してきました。
今回のステージは2部構成で,第1部の「日本の歌」のコーナーで,特設合唱団が《夏の思い出》を四部合唱で歌いました。また第2部では「宮沢賢治の心」のコーナーで《精神歌》(2部合唱)と《風の又三郎》(ユニゾン)を,オペラアリアのコーナーの最後に《誰も寝てはならぬ》(これは女声だけで舞台袖,反響板の裏から民衆の合唱)を,アンコールの最後に《乾杯の歌》を演奏しました。福井さんは適宜,合唱に絡んで歌っていました。同じステージ上で歌う福井さんを間近で見聞きした団員の皆さんは,その声や音楽,それを生み出す身体の使い方に驚いていました。
Zホール児童合唱団も含め総勢129名の合唱団は壮観でした。近頃,合唱人口が減っていて,こんなに多くの団員のいる合唱団ってありませんから。聴いてくださった方々からは「よくまとまっていた」「よくまとめた」「ソロと遜色なかった」などと言っていただけました。
Zホールは5年に1度,本格的なオペラを公演しています。これまでは公演の年の初めに合唱団が発足し,夏の公演を終えると解散,そして4年半くらいは関連する活動は何もない…というサイクルでした。そこで前回の2022年《トスカ》の後,「もっと継続的な取り組みにしないと,市民の皆さんの文化として根付かないのでは。」と提案させてもらいました。その結果2023年には(ポップスですが)「岩崎宏美・良美コンサート」のバックコーラス,2024年(本年)は「福井敬ふるさとコンサートvol.3」,2025年には東京の合唱団白樺を招いて「世界の民謡・日本の民謡コンサート」の現地合唱団(2ステージを担当)が実現しました。合唱に参加する皆さんからは「楽しい時間だ」「ためになる」「達成感がある」という感想を聞くことができ,充実した時間になっていることがわかります。
主催する文化振興財団の取り組みも,毎回少しずつ良くなってきていて,毎回の練習の設定の仕方,LINEを利用した連絡体制,そして今回は合唱団の解散の前に,来年のコンサートのための合唱団員募集のチラシが配布されるようになりました。
及川貢先生や福井敬さんはもちろん奥州市の宝だと思いますが,それだけでなく音楽そのものあるいは豊かな文化に親しむ生活そのものが奥州市民の宝になっていけばいいなぁ…と思っています。
聴衆の皆さん、関係者の皆様さんの称賛のお声は、幹雄先生の緻密なご指導の結果とつくづく感じ入っております‼️
返信削除ご指導に心から感謝申し上げます🙇♀️❣️ (合唱団参加者より)
ご参加くださりありがとうございました。取組は楽しい時間となりましたか?次回の企画にもぜひご参加ください。また皆さんで楽しみましょう!心よりお待ちしています。
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