12月28日(土)15:00から「山形テルサの第九」 に出演して来ました。会場は山形テルサのテルサホールです。山響アマデウスコアのお手伝いに熊友会ヴォーカルアンサンブルの一員としての参加でした。このパターンは,今年6月の定期演奏会,そしてさくらんぼコンサートのときと同じです。
この「山形テルサの第九」コンサートは地元新聞紙上「年末恒例」と言われるように数年前から続けられている演奏会で,プログラムは《第九》のみですが,チケットは完売!客席はほぼ満席でした。
オーケストラは山形交響楽団,指揮は飯森宣親さんです。常任指揮者から桂冠指揮者になられてからは主にこの第九演奏会の時だけ振りに来ているようです。
前日の公開リハーサルには高校生らしき姿がたくさんみられました。飯森マエストロと山響そしてアマデウスコアのメンバーが音楽を作り上げていく過程を,変わりゆく音楽を聴きながら体験できるなんて,素晴らしい環境だなと思いながらステージから見ていました。
本番は第4楽章から合唱はステージに入り,バリトンソロの始まるあたりにソリストが登場するという展開でした。これまで飯森マエストロは丁寧に音楽することを要求してきたと思うのですが,今回はそれをベースにしながらもさらに情感を表出するような指示が多く,エネルギーがほとばしりを聴かせる音楽となったと思います。
《第九》演奏後はマエストロのお話,そして《蛍の光》を会場の皆さんと一緒に歌う(途中でキャンドルサービス(?)付き)という流れで,2024年を締めくくる演奏会となりました。
上質のオーケストラ,素晴らしいマエストロ,豊かな表現力の合唱団やソリストと,山形には恵まれた音楽の土壌があるなぁ,と毎度毎度思います。聴き手も演奏家もそして地域社会もこういう環境が身近にあることの恩恵をたくさん受けていることでしょう。無い物ねだりはできませんが,ある物をどうしていくのがよいのか考えながら,少しずつ環境をよりよくしていければいいなと思いました。
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