2024年12月29日日曜日

山形テルサの第九・本番終了!!


 12月28日(土)15:00から「山形テルサの第九」 に出演して来ました。会場は山形テルサテルサホールです。山響アマデウスコアのお手伝いに熊友会ヴォーカルアンサンブルの一員としての参加でした。このパターンは,今年6月の定期演奏会,そしてさくらんぼコンサートのときと同じです。

 この「山形テルサの第九」コンサートは地元新聞紙上「年末恒例」と言われるように数年前から続けられている演奏会で,プログラムは《第九》のみですが,チケットは完売!客席はほぼ満席でした。

 オーケストラは山形交響楽団,指揮は飯森宣親さんです。常任指揮者から桂冠指揮者になられてからは主にこの第九演奏会の時だけ振りに来ているようです。

 前日の公開リハーサルには高校生らしき姿がたくさんみられました。飯森マエストロと山響そしてアマデウスコアのメンバーが音楽を作り上げていく過程を,変わりゆく音楽を聴きながら体験できるなんて,素晴らしい環境だなと思いながらステージから見ていました。

 本番は第4楽章から合唱はステージに入り,バリトンソロの始まるあたりにソリストが登場するという展開でした。これまで飯森マエストロは丁寧に音楽することを要求してきたと思うのですが,今回はそれをベースにしながらもさらに情感を表出するような指示が多く,エネルギーがほとばしりを聴かせる音楽となったと思います。

 《第九》演奏後はマエストロのお話,そして《蛍の光》を会場の皆さんと一緒に歌う(途中でキャンドルサービス(?)付き)という流れで,2024年を締めくくる演奏会となりました。

 上質のオーケストラ,素晴らしいマエストロ,豊かな表現力の合唱団やソリストと,山形には恵まれた音楽の土壌があるなぁ,と毎度毎度思います。聴き手も演奏家もそして地域社会もこういう環境が身近にあることの恩恵をたくさん受けていることでしょう。無い物ねだりはできませんが,ある物をどうしていくのがよいのか考えながら,少しずつ環境をよりよくしていければいいなと思いました。

2024年12月25日水曜日

【宮古木曜会合唱団】クリスマス・イヴ礼拝参加

  12月24日(火),この日は午前中に,冬休みに入り翌日のクリスマスコンサート(といっても先輩&顧問向け)を控えた盛岡某高音楽部のレッスンに行き,夕方からは宮古木曜会合唱団として日本キリスト教団宮古教会のクリスマス・イヴ礼拝に参加してきました。これは毎年参加させていただいているもので,昨年の12月24日は日曜日で強化練習の後に参加させていただいていました

 式次第の最初の「入堂」でJ. S. Bachの《Jesus bleibet meine Freude》,「点火」でラター の《ともしびのキャロル》,「退堂」で賛美歌259番《いそぎきたれ主にあるたみ》と3曲を演奏させていただきました。また,間に挟まれる以下の賛美歌も可能な限り四声体の合唱にして会衆のみなさんと歌わせていただきました。

・賛美歌第62番《天にいますわたしたちの父》
・賛美歌第264番《きよしこの夜》
・賛美歌第258番《まきびとひつじを》
・賛美歌第263番《あら野のはてに》
・賛美歌第261番《もろびとこぞりて》
・賛美歌第26番《グロリア,グロリア,グロリア》

 聖書のイエスの誕生に関する記事の場面ごとの朗読があり,それに応じて賛美歌を歌う。このスタイルはJ. S. バッハの《クリスマスオラトリオ》を思い起こさせます。エヴァンゲリスト(福音朗読者)のレチタティーヴォに続いてコラールやアリアが展開する構造です。今回は知人を連れて行ったのですが,曰く「お話があって賛美歌を歌うのはドイツの礼拝みたい」とのことでした。

 教会音楽に取り組んでいる合唱好きとしては,教会における音楽の有り様を知ることは大切です。そして(以前も書きましたが)ヨーロッパでは賛美歌を歌うとかオルガン演奏を耳にするといった環境で音楽性が「培われていく」のだと思うのです。「学校で勉強する」のではなくて。

 司会の方からは「木曜会の演奏は年々良くなっていきますね」と,牧師の森分先生からは「来年もぜひお願いします」とお話がありました。嬉しいことですね。来年は定期演奏会のチラシを持参できるように準備しましょう。

2024年12月23日月曜日

【合唱研第35回:活動報告】今年もお付き合いくださりありがとうございました

 12月22日(日)の午後,雪の降る中奥州市水沢の龍昇殿で合唱音楽研究会奥州の35回目の活動を行いました。この日はアンサンブル・コンフオーコの特別練習があり,そちらに所属している方々は16:30頃からの参加となったため,少人数での活動となりました。またピアノ伴奏のYEさんはお休みでした。

 発声練習を少し丁寧にやりました。というのも,いつもの教会ではスペースが狭いために身体の動きなどについての細かいことはお伝えできないことが多かったことに加えて,この日は全体に少ない人数だったので動きやすかったからです。

 初めに《ぜんぶ》をやったのですが,「音符歌い」の傾向が強く,それを「一筆書き」にするのにだいぶ苦労しました。その後《Credo》の前回の続きをやろうとしたのですが…前回やった冒頭の部分をよく覚えていないということだったので復習に取り掛かりました。しかし,それが判断ミスでした!この「復習」に長い時間を取られてしまったのです。会場の響きが少ない,人数が少ない,といった悪条件ではありましたが,前回やったことと同じことに長い時間を費やしてしまったのです。新しく音を出した(つまり進んだ)のはたった6小節くらいでした。全パートを全員でさらうこと,音程感覚を養う時間を設定することなど,次回から取組みたいと思います。

 その後,忘年会として茶話会を行いました。また,この日新しくテノールの方がいらっしゃいました。前沢在住で一関にお勤め,一関の合唱団に入っていらっしゃるとのことでした。来られる時は続けてきてくれると嬉しいのですが。

 4月17日(土)に「第1回研究発表会」を行いモツレクの後半を発表した後8ヶ月ほどかけてラター4曲とパレストリーナのミサ曲に取組んできましたが,ルネサンスのア・カペラ&ラテン語&ポリフォニー宗教曲は難しいようで,なかなか形になりません。来年はなんとか前に進んでいけるようにしたいと思います。

 ご参加くださる方々に楽しんでいただけるようにと取組んでいますが,なかなかうまくできず飽きてしまっているのではないかと心配することが多いのです。遅々として進まない活動ながら,1年間お付き合いくださりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年12月22日日曜日

【ZホールSP合唱団】発足式と2曲の初見大会!

 


 12月21日(土)の午後,奥州市のZホールで「合唱で綴る日本の民謡・世界の民謡コンサートin奥州」のためのスペシャル合唱団の発足式に行ってきました。本番は2025(R07)年9月14日(日)で,ZホールSP合唱団が日本の民謡とイタリアの民謡を,東京から「合唱団白樺」を招聘してロシアの民謡を演奏する企画です。

 実はこれまで同会館の周年行事として5年に1度市民参加オペラが上演され,その度に合唱団が組織され,練習し,出演してきました。
・2022年7月31日…30周年記念《トスカ 》
・2017年7月30日…25周年記念《ラ・ボエーム》
・2012年…20周年記念《椿姫》

 しかし取組み方として,1月にスタートし7月で終わりその後4年間は何もなし,という活動サイクルで,5年に1度の打ち上げ花火的取組でした。ですからなかなか「積み重ね」とならず,毎回一からの取組(「今,楽譜のどこをやっているの?」「「◯小節目」ってどういうこと?」「副旋律ってなに?」「イタリア語が読めません」…)になっていました。

 そこで,
・ご参加の方々が音楽をより身近にし親しむようになる
・新しいことを体験することを通して学ぶ楽しさを実感し意欲を喚起する…
などなど,そんなねらい(そして願い)をもって「1年に1回合唱団が関わるコンサートをしてはいかがですか?」と2022年の《トスカ 》上演時に提案した結果,これまでZホールの主催で1年に1回合唱団が関わるコンサートを企画されてきたのでした。

 この延長上にあるのが今回スタートした「合唱で綴る日本の民謡・世界の民謡コンサートin奥州」なのです。

 今回の合唱メンバーは現時点(まだまだ募集しています!)で58名(S30,A18,T6,B4)で,この日は45名ほどが集まりました。前回や前々回にもお顔を拝見した方々がほとんどでした。場所は大ホール。簡単なセレモニーに続いて集合写真を撮影し,その後,及川貢先生による初レッスンとなりました。曲は《フニクリ・フニクラ》と《忘れな草》,いずれもイタリア民謡です(日本の民謡は私が指揮する予定なので後日の練習としました)。奥州大使でもある及川貢先生はプロのオペラ歌手を相手に合唱のお稽古を長年やって来られた方ですが,アマチュア合唱団の指導も長く取り組んでいらっしゃるので,公募による市民参加の合唱団でも根気強く指導し高めてくださいます。この日は初日,楽譜も受付でもらってきたばかりでいわゆる「初見大会」の様相でしたが,及川先生のご指導により全体で音取りをしながらこの2曲はほぼ通せるようになりました(もちろん全員ではありませんが)。

 演奏曲目は次の通りで,すべて日本語での演奏です。
【イタリアの民謡】
女声合唱メドレー…《夢見る思い》《スペインの女》《アル・ディ・ラ》
男声合唱…《マンマ》
混声合唱…《ナポリは恋人》《ヴォラーレ》《忘れな草》
【日本の民謡】…『千葉了道作品集』より
女声合唱…《南部松坂節》《外山節》
男声合唱…《酛摺り唄》
混声合唱…《千福山》《子もり唄(あずきまんまさ)》《南部外山節》《大漁節》
【合唱団白樺と合同】
イタリアの民謡…《フニクリ・フニクラ》
ロシアの民謡…《百万本のバラ》

 合唱団白樺はロシア民謡を演奏します。同行するテノール歌手の中鉢聡さんはソロでイタリア民謡を数曲歌います。また,地元(江刺民謡保存会所属)の民謡歌手の佐藤文治さんによる民謡の演奏もある予定です。

 9月までの長丁場となりますが,ご参加のみなさんと楽しみながら学び,音楽していきたいと思っています!興味のある方,ぜひご参加ください。「まだ」お待ちしています!

2024年12月21日土曜日

【宮古木曜会合唱団】千葉了道先生編曲版《岩手県民の歌》

 


 12月19日(木)の夜,宮古市の山口公民館にて宮古木曜会合唱団の練習がありました。この日は先日コンサートを終えた岩手大学合唱団のチーフコンダクターのOMさんが練習の様子を見学したいというので,車に乗せて一緒に行きました。

 前回は久しぶりに4パート揃ったのですが,今回は前半は残念ながらテノールなし(バスは1名)でした。発声ののち,ヴィクトリア作曲の《Teadet》,《岩手県民の歌》,《いのちの歌》《群青》と音を出しました。

 《岩手県民の歌》は3月23日(日)にイーストピアみやこで開催予定の定期演奏会(左のチラシは暫定版です)のオープニングとして選びました。今日一般的に演奏されている編曲は県のサイトにありますが,今回私たちが演奏するのは,私が大学時代に慣れ親しんだ故千葉了道先生による編曲です。合唱譜だけが手元にあって練習を始めたのですが,大学合唱団の先輩でありキャラホール少年少女合唱団を指導なさっているARさんに先日のWinter Concert 2024の際にお会いしたので「もしかしてピアノ伴奏譜をお持ちではありませんか?」とお尋ねしたら,すぐに送ってくださいました(ありがとうございました!)。それも千葉了道先生の自筆譜です!!もともと清々しい曲ですが,千葉了道先生の編曲版は清々しさが増してかつ華やかな感じがします。前奏に続けて1番はユニゾン,2番と3番は混声四部合唱で歌おうと考えています。

 校歌とか市民歌といったオフィシャルな(?)曲は,「大きな声で,元気よく」歌われがちです。それは,歌に,所属する人々の統合の役割があり,それを(知ってか知らずか)受け入れて歌っているからと思います。この日の《岩手県民の歌》も同じ感じで,まさに「音符歌い」で張り切って歌っていました。しかし,歌詞をよく読み旋律や和音を感じると,丁寧に表現すべきことが随所にあることがわかります。そこで,しつこいようでしたが1フレーズごとにイメージを確認し歌い方を吟味していきました。宮古木曜会合唱団の皆さんは,「わかるとかわる」んです!広々とした(内陸部のイメージに引っ張られているかもしれませんが)若々しい(昭和45年国体のイメージが強すぎるかも…)岩手県の様子が《岩手県民の歌》から聞こえてくるようになったように思います。

 千葉了道先生といえば,12月21日(土)から始まるZホールの「合唱による日本の民謡・世界の民謡in奥州」では日本の民謡として『千葉了道作品集』(カワイ楽譜)から南部地方の民謡を数曲取り上げて演奏する予定です!本番は9月14日(日),一緒に歌いませんか?参加者を大募集中です。



2024年12月15日日曜日

【演奏会・聴いてきました】岩手大学合唱団 Winter Concert 2024

 12月15日(日)の午後,雪が降る中,岩手県公会堂の大ホールに,岩手大学合唱団のWinter Concert 2024を聴きに行ってきました。先日お知らせしていた演奏会です。全回は第70回記念定期演奏会として今年の1月21日に大々的に開催したのですが,今年は定期演奏会は無くWinter Concertという形での演奏会となりました。

 2ステージ構成でしたが,オープニングとして《岩手大学学生歌》が演奏され,続いて第1部は木下牧子の作品から《春に》《はじまり》《二十億光年の孤独》《音楽》の4曲が演奏されました。メンバーは1年生が13名で計16名ほどですからほとんどが1年生ということです。そのためか発声の浅さや音楽の硬さが耳につきました。音楽科などで専門的に音楽を学んでいる学生がいないこともあるでしょうし,音楽家の先生をお呼びしてご指導いただくという機会も今年はなかったことも理由かもしれません。一方でチーフコンダクターの子の学びの意欲は高く,自分たちでここまでできたことは成果の一つと思います。

 第2部は「お楽しみステージ」ーこのネーミングが心配です。誰のお楽しみなのか?ーと題して,サブコンダクターの指揮でポップスを4曲《風になる》《いのちの歌》《Oh Happy Day》《Hail Holy QUEEN》でした。こちらはポップスと割り切った発声(?)のようにも聞こえましたが,やはりその分ハモらないのが残念。楽曲のよさを見抜いてそれを引き立たせる演奏となると,聴き手もより楽しめたと思います。

 学生生活の様々な制約の中,こうやって一つの大きなステージを自分たちで開催できたことは,1年間のまとめとしてとても良かったと思います。昨年のつながりからか,大先輩も遠方からも数名聴きに来ていらっしゃいました。来年はさらに充実した活動,充実した音楽体験ができる場となることを願っています。

2024年12月14日土曜日

【演奏会・聴いてきました】盛岡市民クリスマスコンサート

 


 12月14日(土)の午後,(前日に10時間近くカンヅメになった)盛岡市民文化ホール小ホールで盛岡市民クリスマスコンサートを聴きました。サブタイトルは「14年目の冬を迎えた被災地の方々を覚えて…」とあります。これまで何度か聴きにいっているコンサートです。合唱は月ヶ丘キリスト教会を拠点として活動する「月ヶ丘クワイヤ」と「月ヶ丘クワイヤジュニア」,ピアノは千葉浩子さん,オルガンは芳賀あきさん,指揮は佐々木まり子先生です。

 コンサートとはいってもクリスマスの本来の趣旨を大切にしたキリスト教的な会で,前半はポジティフ・オルガンの独奏の後,クリスマス・キャロル集として6曲,鈴木輝昭編曲の「うれしいなクリスマス」から5曲,そして近藤愛哉さんによる「クリスマスのおはなし」でした。後半は「14年目の冬を迎える被災地の方々,世界の戦争や紛争で苦しんでいる方々を覚えて」と題して6曲,最後にJ. S. Bach作曲のカンタータ39番「Brich den Hungrigen dein Brot」全7曲を日本語で演奏しました。カンタータの後には,終曲の四声体のコラールの主旋律を会場の皆で唱和する企画もあり,ドイツのライプツィヒ市で行われたバッハ・フェストでのカンタータ演奏会を思い出しました。

 「月ヶ丘クワイヤジュニア」として子どもたちが参加しているもいいなと思いました。本来ヨーロッパの人たちの多くは,毎週末教会に通い,讃美歌を歌うことを通して(神様を賛美することはもちろんですが),歌や和声など音楽的な様々なことを感じ自然に学んでいくのでしょうから,その原点を見たように思いました。

 選曲がクリスマスにぴったりでした。宗教曲は本来こういうものなのですね。また演奏も一つひとつがとても丁寧で,演奏者の方々の想いが伝わってくるようでした。「今日,ここに来てよかったなぁ」と思える時間でした。12/24(火)は日本キリスト教団宮古教会でのクリスマス・イヴ礼拝に宮古木曜会合唱団として参加します。イヴの夜の礼拝にふさわしい丁寧な音楽を提供できるようにしようと思いました。

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