12月19日(木)の夜,宮古市の山口公民館にて宮古木曜会合唱団の練習がありました。この日は先日コンサートを終えた岩手大学合唱団のチーフコンダクターのOMさんが練習の様子を見学したいというので,車に乗せて一緒に行きました。
前回は久しぶりに4パート揃ったのですが,今回は前半は残念ながらテノールなし(バスは1名)でした。発声ののち,ヴィクトリア作曲の《Teadet》,《岩手県民の歌》,《いのちの歌》《群青》と音を出しました。
《岩手県民の歌》は3月23日(日)にイーストピアみやこで開催予定の定期演奏会(左のチラシは暫定版です)のオープニングとして選びました。今日一般的に演奏されている編曲は県のサイトにありますが,今回私たちが演奏するのは,私が大学時代に慣れ親しんだ故千葉了道先生による編曲です。合唱譜だけが手元にあって練習を始めたのですが,大学合唱団の先輩でありキャラホール少年少女合唱団を指導なさっているARさんに先日のWinter Concert 2024の際にお会いしたので「もしかしてピアノ伴奏譜をお持ちではありませんか?」とお尋ねしたら,すぐに送ってくださいました(ありがとうございました!)。それも千葉了道先生の自筆譜です!!もともと清々しい曲ですが,千葉了道先生の編曲版は清々しさが増してかつ華やかな感じがします。前奏に続けて1番はユニゾン,2番と3番は混声四部合唱で歌おうと考えています。
校歌とか市民歌といったオフィシャルな(?)曲は,「大きな声で,元気よく」歌われがちです。それは,歌に,所属する人々の統合の役割があり,それを(知ってか知らずか)受け入れて歌っているからと思います。この日の《岩手県民の歌》も同じ感じで,まさに「音符歌い」で張り切って歌っていました。しかし,歌詞をよく読み旋律や和音を感じると,丁寧に表現すべきことが随所にあることがわかります。そこで,しつこいようでしたが1フレーズごとにイメージを確認し歌い方を吟味していきました。宮古木曜会合唱団の皆さんは,「わかるとかわる」んです!広々とした(内陸部のイメージに引っ張られているかもしれませんが)若々しい(昭和45年国体のイメージが強すぎるかも…)岩手県の様子が《岩手県民の歌》から聞こえてくるようになったように思います。
千葉了道先生といえば,12月21日(土)から始まるZホールの「合唱による日本の民謡・世界の民謡in奥州」では日本の民謡として『千葉了道作品集』(カワイ楽譜)から南部地方の民謡を数曲取り上げて演奏する予定です!本番は9月14日(日),一緒に歌いませんか?参加者を大募集中です。
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