12月1日(日)の午後,宮古木曜会合唱団の強化練習に行ってきました。会場は磯鶏幼稚園のホール。ここは響きが良くて歌いやすい練習会場です。前回は《O Musica》のドイツ語で行き詰まったまま帰ってきたので,リベンジのつもりで宮古に向かいました。
今回はソプラノ4名,アルト4名,テノール2名,バス2名と,久しぶりに4パートが揃いました!テノールには先日演奏会を終えたばかりのコール・ネネムのNKさんも来てくださいました。人数バランスとしてはとてもよい感じでした。
会場の響きを利用して柔らかく発声しながら,自分の身体の操作と音色の変化を確認する練習をした後,まずは12/24(火)のクリスマス・イヴ礼拝(日本基督教団宮古教会)で歌う3曲中の2曲に取り組みました。《ともしびのキャロル》は発声練習の音を生かしながら歌いました。《Jesus bleibet meine Freude》は前回の練習時のドイツ語歌唱の改善を目指して練習しました。宮古に向かう直前にNHK-FMの放送でメゾソプラノ歌手のAnne Sofie von Otterさんの演奏特集(聞き逃しはこちら)をやっていたのをたまたま聴いたのですが,その演奏の素晴らしいこと!しなやかな音楽の運びの中で歌詞が明確に聞き取れ伝わってくるのです。その演奏に刺激されての目標設定でした。
その後Ale Mölerの《Glaspolskan》に取り組みました(練習時にご紹介した元曲のアルバムはこちら。9曲目)。なにせテノールがいましたから!難しい歌詞(無意味シラブル)ののせ方は意外に慣れているようました。「北欧的な響き」にするにはどうしたらいいものか考えながら,①完全音程(8度,5度,4度)を純正に溶け合わせること,②(そのためにも)音の立ち上がりを早くし,③細かい音符で声の響きを落とさないようにして,短い音価でも和音を響かせること,をポイントにまとめてみました。聴き合うことができるようになり全体の「響き」がとてもすっきりとしてきました。
続けて《Deep river》そして《七里ヶ浜》。4パート揃うのは久しぶりです。扱うのも久しぶりなのですがその割には良い感じです。会場のせいか,4声部のせいか…。聴き合う耳が(この日は)良くなってきているのは確かだと思いました。
そして《O Musica》。テノールを加えて5声部で歌うのは久しぶりでした。前回のドイツ語の取り組みが活きたのか,これもまたいい感じに表現できていました(Otterほどではありませんが…)。
あとはVictoriaの《Taedet》。ラテン語の意味を理解しながら,まずは読むことに慣れることに取り組みました。そして音をつけて歌ってみました。この曲は音楽の流れが悪くなり,まだまだ難しい感じです。でも(会場の響きに助けられているのか)歌詞をつけても力みのない声でアンサンブルできていました。
最後に《いのちの歌》を駆け足で練習しました。言葉を丁寧に表現することが日本語ならばなんと楽なことか!外国語でも同じように表現できるようになりたいものですね。
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