2026年8月4日火曜日

【宮古市立磯鶏小学校合唱クラブ】久しぶりの小学生は楽しかった!

 8月4日(火),東北北部も「平年より7日遅く梅雨明けしたと思われる」爽やかな日の午前中,宮古市の磯鶏小学校の合唱クラブの指導をしてきました。宮古市は昔から音楽が盛んな地域で,小学校にはかつてたくさんの合唱クラブ・合唱委員会がありNコンなどにも数チームが出ていたのですが,今やこの1校だけになってしまいました。指導している先生がかつて同じ学年を組んだこともある同僚で,その関係でここ3年ほど夏休みにお邪魔しています。(ちなみにこの学校は宮古市の連合音楽会の事務局校でもあります。11月の連合音楽会では今年も講師としてお世話になる予定です。)

 今年のNコン課題曲は《どっきん せみさん》,自由曲は《いっしょけんめい》(新川和江作詞/三宅悠太作曲)です。《いっしょうけんめい》のほうは2日前の「音楽の夕べ」で聞いていました

 夏休みの合唱クラブの練習のために登校してくる子どもたちのなかには,すでに歌いながら歩いてくる子もいて,合唱クラブを楽しんでいるように感じました。

 練習は2時間,自由曲は本番を終えたばかりで課題曲は音とりが終わった程度とのことでしたので,まずは2曲を聞かせてもらいました。昨年の印象(記憶?)よりも柔らかい声で一人ひとりがしっかりと歌っているように感じました。聞かせてもらってから,例によって「今日はなにをしたい?」と問いかけました。すると「声を大きく響せたい」とか「強弱をつけて歌えるようになりたい」といった声が聞こえてきました。(昨年のブログを見たら昨年も同じでしたね。)

 はじめは,発声練習で使っていた《あくびの歌》を使って①F-durから長2度ずつH-durまで移調しながら高い音(gis)までチャレンジさせたり,②あくびの真似をさせたりしました。あくびの真似は恥ずかしがってなかなかできなかったので,「歌うってことは作詞者や作曲者になったつもりで言葉を発したりするわけだから,それは真似してるってこと。真似が上手な人は歌もうまくなるんだよ。」と教えて,恥ずかしがらないことを教えました。加えて喉の響きの部屋を広げることも真似させながら,狭い喉を開かせました。

 喉が開くと,(響きはつきますが)同じ程度の音量を出そうとする当然息が足りなくなります。それを「マヨネーズ」とか「水まきホース」のイメージで伝え,お腹から息を送ることの必要性を納得させました。《いっしょけんめい》(の冒頭のユニゾン部分)を何度も繰り返しながら「どこが疲れてくるかな?」とお腹周りの筋肉を使っていることを意識させた上で「歌うってことは筋肉運動だから,使えば使うほど疲れるし,強くなっていきます。」という話をしました。子どもたちはよくチャレンジし,活動していた普通教室ではうるさいほどの大きな声が出てきました。

 一方楽曲の演奏については2つの点を主に伝えました。一つは「きちんとバトンパスをすること」でした。フレーズの最後にまで音楽の緊張感が続かなかったり,ピアノ伴奏を聞かないで歌っていたりしていたからです。もう一つは「言いたいことに応じてブレスをすること」でした。《どっきん せみさん》では「どっきんせみさん」とか「どうしたの?」とか「そうだよね」など,自分の心を表す言葉がたくさんあるのですが,それらの言葉から気持ちが感じられなかったので,その同じ言葉を様々な気持ちで話すことを通してそれぞれの気持ちに応じて息の吸い方が違っていることをわかってもらい,歌うときに活かしてもらいました。

 久しぶりの小学生の指導でした。どんどん変わっていく様子が楽しく,あっという間の2時間でした。担当の先生によると,12時に終了し帰る子どもたちはいつになくお腹が空いている様子とのことでした。身体を使って歌うと(エネルギーを使いますから)お腹が空きますよね。身体を「いっしょけんめい」使って歌った証拠です!Nコンの岩手県大会は8月26日(水)【小学校の部】(と【高等学校の部】,翌日が【中学校の部】)とのこと。岩手県民会館は近いので聴きにいきたいと思っています(審査員の先生方も様変わりしたようです。楽しみです)。みなさん,がんばってね。

2026年8月3日月曜日

【宮古木曜会合唱団】人数バランスよし…場所もよし…

 8月2日(日)の午後,宮古市の磯鶏幼稚園で宮古木曜会合唱団の強化練習を行いました。ソプラノ3,アルト3,テノール2,バス3名と人数バランスが非常によい感じの参加者数でした。

 発声練習では,盛岡某高や合唱音楽研究会奥州でやった横隔膜を意識させる運動や「鼻つまみ」を体験してもらいました。しかし残念ながらその後の練習で生かす場面は少なかったかもしれません。

 団員お勧めの楽曲シリーズから《リフレイン》《小さな空》《Jesu dulcis memoria》《O vos omnes》などを取り上げ練習しました。言葉をつけて歌える方,階名唱なら音が取れる方,階名唱でも音が不安定な方など,大きな差のある状態でした。人数バランスは良いものの,どこに合わせてどのように進めていくと参加した皆さんが充実感を得られるのか,難しいところです。今後の大きな課題と捉えています。


 この日はすぐ隣の宮古市民文化会館で「第61回音楽の夕べ」という演奏会が開催されていました。宮古で昔からヴァイオリン教室を主宰している梅村さんが長年熱意を持って開催している音楽会で,かつて私も宮古の小学校の合唱委員会を引き連れて参加したことがあります。小学生にとっては弦楽器の響きの中で歌う機会は貴重な音楽体験です。この日は磯鶏小学校の合唱クラブが出演するということで,強化練習を15分ほど中抜けして聴きに行かせていただきました。というのも2日後に磯鶏小学校合唱クラブのレッスンをする予定だからです。柔らかい弦楽アンサンブルの響きに溶け込むような声で《いっしょけんめい》を歌っていました。次のレッスンが楽しみになりました。

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