7月23日(木)の夜,盛岡市の盛岡プラザおでってにあるおでってホールで明和電機の「UME TURE 2026」を聴いて(?)きました。
明和電機には30年ほど前に出会いCD「魁」を購入したのですが,何度も聴くものでもなく(ごめんなさい)そのままお蔵入りしていました。それが先月街で偶然にコンサートのチラシを見つけたので,すぐにネットでチケットを購入したのでした。
明和電機とは「総合芸術ユニット」で「作品を「製品」,ライブを「製品発表会」と呼び世界に向けてその製品のすばらしさを公開」しているグループです。
会場に入ってまず驚いたのは,お客様が多くしかも若者が多かったことです。中高生の子どもを連れた家族,赤ちゃんを抱いたご夫婦もけっこういました。普段私が行く演奏会とは客層が違い,しかもほぼ満席!マスメディアにほとんど登場しない明和電機ですからお客さんはそう多くないと私は思い込んでいました。社長(演奏者)のトークや近くのお客さんの言葉から,実は youtube などのメディアでけっこう知られていたようだということがわかりました。私は youtube をあまり利用しないもですから…。
開演直後に社長から「演奏中の写真撮影,動画撮影はOKです。拡散してください」との言葉があったのですが,この感覚もネット・メディアをよく知っているんだなぁと思いました。そこで,写真や動画をたくさん撮ってきました。というのも明和電機の「音楽」あるいは「楽器」はそのライブ性に特徴があり,楽器の様子まで一緒に見ないと音楽(やコンセプト)が理解できないと思うからです。電気を使って演奏するのですが,「音は生」なのです。仕組みは,コンピュータを使ってMIDI信号を操作し,それで100Vの電気信号を操作して(叩いたり弾いたり吹き込んだりして)フィジカルな楽器から音を発するのです(発音が小さいのでPAを通しはしますが)。ですからコンピュータ制御でありながら音源は生,それをバックに社長がマイクを持って歌うので「生演奏」と言えなくもありません。しかし演奏がうまいとかいいとかいうのではなく(もちろん社長のリズム感や歌はなかなかのものでしたが),意識はほぼ楽器(製品?)のほうに向いています。
今回お披露目の新製品は「UMEBOX」で,社長のひとりツアーで持ち運べるようにコンパクトにまとめられる楽器です。ステージ上には4体+αとなって登場していました。そしてなんと,舞台の撤収,つまり楽器をコンパクトにまとめて片付けるところまで(アンコール後の)ショーとして見せてくれました。
音楽そのものも社長曰く「AIには作れない音楽を」とのことでナンセンスで非効率的なところもあり,でもそこに人間の手仕事や肉体を感じられるものでした。フィジカルな物づくりを知っている昭和世代の私はこのコンセプトも含めてハマりました。「生演奏」とそのアイディアやそれを実現する手仕事をおおいに楽しみました!

0 件のコメント:
コメントを投稿