7月29日(火),ものすごく暑い日の10:00-12:00に宮古市の某小学校の合唱クラブの指導に行ってきました。会場はクーラーの効く普通教室,夏休みに入ったばかりの20名ほどのメンバーが集まりました。
昨年も指導に来ました。その時はうまく掴めなくて悔んだのを覚えています。今回こそはと久しぶりの小学生にチャレンジしました。
NHKコンに出場するために,課題曲《あおい天使》と自由曲《空は今》に取り組んでいました。まず初めに一通り聴かせてもらいました。相変わらずのどにかかった声ですがそれぞれのパートをしっかり覚えて歌っていました。最後の部分のロングトーンのハーモニーはとても綺麗に3度でハモっていました。
バトンタッチしてすぐに尋ねた子どもたちの課題意識としては,もっと大きな声で歌えるようになりたい,ということでしたので,リズムが細かく音の跳躍も多い課題曲ではなくユニゾンの多い自由曲《空は今》からチャレンジすることにしました。「体は管楽器」「管をよく開けて」「息を送ると音が出る」と言いながら上の声を「音」として出すことに慣れさせ,その「音」で旋律を歌わせました。よく喉の開いたやわらかな響きでした。途中で「ア」とか「オ」と母音を指定して「音」を変化させながら全体を歌わせると,喉を開いたまま声を出すことに慣れてきた様子でした。そして歌詞唱へ。さらに大きな音にしたい時には「楽器の形を変えないで,息をたくさん送る」ことにしました。昨年は楽譜と違う歌い方は受け付けなかったのですが,今年はすんなりと真似をしてチャレンジできるように成長していました。
後半は課題曲。こちらは音符を一生懸命歌っていたので「場面を想像し,気持ちを想像し,表れる(伝わる)ように歌詞を語る」こと,休符で止まらないで長い線で歌うこと,などにチャレンジさせました。
久しぶりの小学生,しかも合唱クラブという希望者の集まりでのレッスンで,バランスが難しいところでしたが,なんとか2時間進めることができました。かつては宮古市では3校ほどがNコン常連校でしたが,今はここだけ。子ども時代に音楽に浸れる貴重な場を少しでも残していって欲しいと思いました。
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