7月31日(木)の夕方(16:00-18:00),母校水沢高校音楽部の指導に行ってきました。県の高校合唱祭では2人で立派な重唱をしていたので「OBとしてお手伝いできることがあれば…」とお声がけしたところ顧問の鎌田先生がお誘いくださいました。卒業してから長くお付き合いがあり,コロナ禍前は毎年数回定期演奏会前やコンクール前にレッスンに行っていたのですが,コロナ禍になり顧問の先生も変わり…なかなか行く機会がなく久しぶりの母校音楽室でした。今年は残念ながら人数が(5名までしか)集まらずコンクールには出られないとのことでしたが,3年生2人の部員は一生懸命歌っていました。
二人の重唱ながら声がよく出ていて音程も良いのです。耳が良いのですね。何より取組む姿勢に意欲が表われていて,返事ははっきりしているし臆することなくチャレンジしもます!普段やらないようなこと(体の使い方とか「音」で歌うとか)もパッと真似してやってみようとするのです。一生懸命で素直な子どもたちだなぁ,顧問の先生の育て方がいいんだなぁと感心しました。
二人でそれなりの音楽世界を作っているのであまり口出しすることはないかなと思ったのですが,これだけできるならさらにもっと先を!と思ってしまっていくつかアドバイスしてきました。口や喉を固めないで声の響きを解放すること,音符でうたわないで一筆書きのメロディーラインの息遣いで歌うこと,言葉のニュアンスを息遣いに乗せて歌うこと,次に言いたいことに応じて息を吸うこと…。チャレンジして少し変わってでも元に戻って,の繰り返しではありましたが,チャレンジすることで変わっていく様子が見られ,楽しく指導できました。
顧問の先生は音楽部の行末を案じていました。そこでまずは実績を積み重ねることが大事と,オープンスクールの部活紹介には部員外の音楽選択の生徒を交えて校歌の紹介をして音楽部の存在をアピールしたり,1月のアンコンにも音楽選択の生徒でチームを作って出場したいと思っているなど,アイディアをたくさん話してくれました。奥州地区の高校で合唱を楽しめる受け皿が他にないので,奥州地区の将来の音楽性を高めるためにも高校の音楽授業や部活動を充実させて欲しいと思っていたので,心強く思いました。
次回は翌週8月4日(木)の同じ時間に行く予定です。発声についてより詳しく知りたいとのことでしたので,身体の使い方やトレーニングの方法などをお伝えしようかと考えているところです。勉強し直さなくちゃ!
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