9月19日(土)の午後,奥州市文化会館Zホールの展示室で,10回目となるZホールSP合唱団の「燻銀の響き」コンサートに向けた練習を行いました。前回は9月13日(日)でしたから,なんとたった1週間しか間が空いていませんでした。一般的にアマチュア合唱団の練習頻度は1週間に1回の練習が多いと思います。先週の練習との繋がりをもって積み重ねていければいいなと思って,盛岡市から奥州市に向いました。
発声練習の声を聞いていたら,「i」母音の時に声が全く落ちていました。そこで《秋・村祭》の練習の最初に「i」母音で歌ってもらって声の響きを整えようと思ったのですが…声が全く鳴らず,従ってハモりも生まれませんでした。そこで発声の仕方の基本から確認しました。①響きの部屋を開けること,②息は響きの部屋に回すこと,③声はおでこや上顎から前に響かせることなどです。また④音域によって音色と強さが変わらないこと(音高だけが変わること),最後に⑤どの母音でも同じ音色で響くよう楽器の形(声道の形状)をなるべく変えないこと(母音の違いは唇の形で決まるのではないこと)も確認しました。その後「a」母音で出だしの音からハモらせ,ハモったことを実感してもらい,次は「i」母音,「o」母音と変えながら全体を歌わせました。すると多くの方が,ハモるようになったこと,綺麗な響きになったことを感じてくれました!
ここに至って「これでやっと調律が終わりました。」とお伝えしました。なぜなら身体という楽器から声という音が出ます。ですから等質な音を出そうとする意識と方法をきちんと自覚し楽器をコントロールできるようになって初めて,音楽に使える音が出る楽器を手にした状態になったと言えると思うからです。
またこの日はこのように整えた音を使って各パートの歌い方を丁寧に吟味しました。ですから声を出している時間より他のパートのレッスンを聞いている時間の方が長かったかもしれません。しかし合唱団の皆さんは他のパートのレッスンを聴きながら音楽的な様々なことを感じ学びとっていて,いざ自分が歌う時になると以前とは比べものにならないほど音楽的な表現をしてくれました。素晴らしいことです!違いがわかる音楽的な耳の良さ,どんな音楽がより良いと思うかという判断力,そしてそれまでの歌い方を(言われなくても)より良くしようと自分から変えるチャレンジ精神。10回目にしてここまで育ってきたのだなぁと,とても嬉しく思いました…もしかしたら4年間の積み重ねもあるのかもしれません。
1週間しか間をおいていなかったことももちろん良かったと思います。頭だけでなく心もそして身体も音楽モードへと活性化しやすかったと思うからです。次の練習は10月12日(月・祝)です。3週間も空いてしまいます!今回の良かった感じをぜひ次回に繋げるよう,各自で取り組んでもらえたらと強く思いました。11月21日(土)の「燻銀の響き」コンサート本番まであと3回。より良い音楽を実現して音楽を楽しめるように共にがんばりましょう。

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