9月12日(土)の午後,宮古市の山口公民館に宮古木曜会合唱団の強化練習に行ってきました。いつもなら1ヶ月に1回日曜日に開催している強化練習なのですが,9月は私の都合がつかなかったので土曜日に設定していただきました。その関係もあり前半は2階の(響きの悪い)会議室で,後半はいつも木曜日に使う1階のホールでと場所の移動がありました。
発声練習では横隔膜を下げて体を開くための運動を紹介したり,腹からの息で音を出して鳴らしてみてりしました。
身体を開いたその音で,始めに《糸》を練習しました。前回の定期演奏会(3月)で歌った曲ですが,10月18日(日)に宮古市文化会館で開催される宮古市民文化祭のステージで歌うことにしたからです。「p」と楽譜に書いてあるからと言って,ただ弱くするだけでは歌に込められたメッセージは伝わりません。まずは聴き手に届く声・言葉として発することが基本です。大きめでも身体がよく鳴った声で歌えば,聴き手の耳は開かれます。久しぶりに充実した混声合唱の響きを聴くことができました。
続いてビクトリア作曲の《Jesu dulcis memoria》に移りました。音はよく鳴っているものの解け合いません。「様式が違う」といった感じでした。そこでハーモニー,つまり聴き合うことを吟味しました。出だしのh-mollの和音の決まり具合,次のFis-durの時の自分のパートの役割を考える,さらにh-mollに戻ってきて再び溶け合う…といった基本的な和音をそれぞれのパートの音で共同で作り上げる感覚は合唱の基本中の基本ですが,発声に気を取られて聴き合うことがおろそかになっていたようでした。途中から響きが少しは良いホールに移動して続け,曲全体のトーンが揃ってきました…しかしまだ任意の母音唱です。ここから歌詞をつけたのですが,一気に崩れてしまいました。残念ながらこの日は時間切れ。
次に(私は今日初めてとなる)《どこかで春が》(島頼子編曲)の「どんぐりころころ」「村まつり」「ゆうやけこやけ」に取り組みました。これも宮古市民文化祭で歌います。ひと通り聞かせてもらった後,まず「ゆうやけこやけ」の難しい男声パート(4部!)の音をさらってから,日本語の子音を明瞭にすることを練習しました。続けて「村祭」はZホールSP合唱団同様に「どんどん(ヒャララ)」の太鼓の大きさのイメージを考えさせて,声を吟味しました。また全体にレガートすぎたので,お祭の弾む感じを引き出しました。そして「どんぐりころころ」では短いながらドラマがあるので,場面の変化を音楽で明瞭に示すようにしました。
最後に《僕らの歌》で,言葉のイメージを音楽にきちんと表現することに取組み,《リフレイン》は思い出しておく程度に通しました。
何か手を打てばそれなりに変化をもって応えてくれるのがこの合唱団の良いところ!一方毎回「振り出しにもどる」状態で身体を使って声を出すことや言葉のイメージをもって明瞭に表現することなどをゼロからスタートで取り組まなければならないところが残念なところと思っています。10月18日(日)の宮古市民文化祭まではあと2回(10/11(日)と 10/15(木)),3月28日(日)の定期演奏会まではおよそ10回程度しかありません。効率よく進めて行きたいものです。
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