2024年12月14日土曜日

【アンサンブル・コンフオーコ】発声について学びたい…

  12月11日(水)の夜,奥州市の地域交流館アスピアでのアンサンブル・コンフオーコの練習に行ってきました。前回は10月21日の胆江合唱祭に向けて8月21日から10月16日までの6回でした。その中でリーダーのOMさんはじめみなさんが発声について課題を感じ,なかなか改善できないというので,今回はそれをクリアすべく「発声について学びたい」ということで1回だけのレッスンでした。

 1回だけなのでどうしてもレクチャー的に「教える」ことが多くなってしまいました。発声練習時に取り組んでいることの目的とか考え方とか評価の仕方など,やってみながらいちいち説明を加えるという感じでした。前回の6回のレッスンで発声のための「方法」は伝わったと思うのですが,それをなぜ,何のためにやるのかとか,やることで何がどうなるのかとか,どうなればできていることになるのかとか…。

 発声のための筋肉の動きは,そのほとんどが目に見えず,随意的に操作するのが難しいものです。ですから,構造や部位の用語,運動による音質の変化との関係など,説明すべきことが多くなってしまいました。知らなくてもできることはあると思いますが,理解してできることもあると思っています。

 後半は無伴奏の楽曲《ここで》を使いながら,演奏する中で起こるいろいろな問題について確かめながら改善を試みました…が,そう簡単ではありませんでした。息を送る腹部の筋肉運動不足。特にピッチの下がり傾向が治らず,今回も力不足を感じました。

 2025年7月6日(日)に演奏会をする予定とのこと。奥州市で素晴らしい合唱音楽を提供している団体ですので,よりよい演奏となるよう応援していきたいと思います。

2024年12月8日日曜日

【演奏会・聴いてきました】第77回岩手芸術祭 合唱祭

  12月8日(日)の午後,岩手県民会館大ホールで,第77回岩手芸術祭の合唱祭が開催され,聞きに行ってきました。数十年前,全日本合唱コンクールと同日に開催されていたころ盛岡バッハ・カンタータ・フェラインを指揮して(確かH. Schützの詩篇第100篇だったと思う)出場して以来のような気がします。

 全体合唱や合同合唱など趣向を凝らした「出し物」もありましたが,単独では16の団体が出場していました。その内中学校が2つ,高校が1つ,大学が1つでしたから,一般だけでも12団体。その内花巻市が1つと矢巾町が2つで,あとの9団体が盛岡市です。印象としては,混声合唱が多いこと(男声が充実していること),女声合唱団や男声合唱団も意外に多いこと,そして「若者が多いなぁ!」などと感じました。

 各地から盛岡に人が集まっているからだろうか?中学や高校での合唱活動が盛んで卒業後も続けている人が多いのだろうか?合唱団に魅力があって新しく入団する人が多いのだろうか?…などいろいろ考えながら見ていました。

 発表内容はそれぞれの団体のカラーが現れていると感じました。エンタメ的な要素が盛り込まれていて,工夫されていると思いました。ただし少々内向きな感じもしました。ご本人たちの感じている楽しさが伝わってこないというか,各団体からの「出し物」的というか…。このように多くの団体がかかわる音楽会って,その捉え方が難しいものですね。

 今回は盛岡市,翌年はその他の地域と,開催地は隔年で移っているそうです。来年はどこに決まっているのやら?

★☆演奏会のお知らせ☆★岩手大学合唱団 Winter Concert 2024


  12月15日(日)盛岡市中央通りの岩手県公会堂で岩手大学合唱団「Winter Concert 2024」を開催します。前回は第70回定期演奏会を1月21日に開催したのですが,今回は「定期演奏会」とはならず「Winter Concer」という形での演奏会のようです。

 5月10日にお伺いして以来行っていないので,どんな演奏になるかわかりませんが,学生たちの(コロナ後)数少ない発表の機会なので,お時間のある方はぜひ足をお運びの上,応援してください。



●2024年12月15日(日)開場 13:00 開演13:30
●場所:岩手県公会堂大ホール 入場料無料
●プログラム
第Ⅰ部「おんがく~宇宙に生きる私たち~」 指揮 岡本光世  ピアノ 池田結
 春に・はじまり・二十億光年の孤独・おんがく
第Ⅱ部「お楽しみステージ」 指揮 千葉亜柚奈  ピアノ 細越佳菜
 風になる・いのちの歌・Hail Holy QUEEN・Oh Happy Day

★☆参加者大募集☆★合唱で綴る日本の民謡世界の民謡コンサートin奥州  スペシャル合唱団

 

 奥州市のZホールで奥州市文化振興財団主催の合唱で綴る日本の民謡世界の民謡コンサートin奥州」が2025(R7)年9月14日(日)に開催されます。5年に一度のオペラ公演でお世話になっている及川貢先生のプロデュースで,東京から「合唱団白樺」とテノール歌手の中鉢聡さんが来て,ロシア民謡,イタリア民謡,日本民謡を演奏します。その際「スペシャル合唱団」を編成して共演することになり,先日から参加者の募集が始まりました。

 「スペシャル合唱団」の演奏曲は①日本民謡(主に岩手の民謡)を故千葉了道先生が編曲したもの,②イタリア民謡(主に20世紀前半のポップスから)です(ロシア民謡の合同演奏も1曲あります)。いずれも日本語による演奏です。

 そして,例によって参加費は無料!です。ありがたい企画ですね。

 詳しくはZホールの関連ページをご覧ください。また,申し込みはこちらでも受け付けているようです【それにしても遅いのですが…】。2023年の岩崎宏美・良美コンサートでは約100名2024年の福井敬ふるさとコンサートでは約130名が集まり,練習を重ねてステージを成功させました。奥州市での音楽活動が少しずつ盛んになってきていると思います。今回もたくさんのかたのご参加をお待ちしています!ふるってご参加&ご近所お誘いあわせの上申込ください!お待ちしています。

【合唱研第34回:活動報告】新曲へのアプローチ

  12月7日(土)の午後,奥州市の日本基督教団水沢教会にて合唱音楽研究会奥州の34回目となる活動を行いました。おおよそソプラノが15,アルトは8,テノール2名,バス2名のご参加でした。

 この日は新しい曲2つに手を付ける予定で始めました。まずは≪ぜんぶ≫(さくらももこ詩,相澤直人作曲)です。会員の中から「日本語をやったらどんな風になるのでしょう?」という声がだいぶ前にあり,いくつか日本語の希望曲が挙げられた中から,3つの混声版が手元にあったので①比較してみることができそうなこと,②音とりが簡易な版があり取り掛かりやすそうだったこと,から選びました。この日扱ったのは混声3部版です。

 新曲へのアプローチには大きく,A音楽から始める方法,Bテキストから始める方法,があると考えています(おそらく作り手の意図を探る視点の持ち方の違いなのかも知れません)。今回はAで導入してみました。詩を読んで音楽を想像してから音符に当たる,といった流れです。作曲家は詩を読んで「合唱曲にしたい」と思って,言葉を選びながら付曲したと思うので,その過程をなぞってみる流れです。3つの声部をそれぞれ音に出し(基本は移動ド唱法)ながら歌詞を乗せ,とりあえずの合唱にしてみました。表現を詳しく考えるのは次回です。

 続いてRutterの2曲を簡単に復習しました(と思ったら意外に時間がかかってしまいまいました)。

 最後にパレストリーナのミサ・ブレヴィスの≪Credo≫です。今回はテキストの1フレーズずつ,【読みを知る】→【意味を知る】→【読みを練習する】→【階名等で(全パートの)旋律確認する】→【しだいに歌詞をつけて歌う】といった流れにしてみました。特にラテン語の【意味を知る】時には覚えやすいように関連する外来語を例に出しながら意味記憶の促進をはかりました(宮古木曜会合唱団でやったように!)。この方法はうまくいき,短時間で(冒頭部分だけですが)ラテン語で歌うことができました。一文程度ずつに短く区切ったのも,記憶しやすい原因となったのだと思います。

 次回の第35回は今年最後の活動で12月22日(日)龍昇殿です(お間違えの無いように)。≪Credo≫の先へ先へと進みたいと思っています。

2024年12月6日金曜日

【演奏会・聴いてきました】歌芝居『セロ弾きのゴーシュ』バトンパス・コンサート④

 

 12月6日(金)の19:00から,盛岡今シーズン初積雪の中を歩いて,トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)の中ホールに,歌芝居『セロ弾きのゴーシュ』を見に,聴きにいってきました。「バトンパス・コンサート」というシリーズで,9月上旬からこの日まで計4つのコンサートが,筋の通ったテーマのもとで行われたようです。残念ながら日程が合わず,3つのコンサートには行くことができませんでしたが。中ホールは8割以上の入り。仕掛け人は長谷川恭一さん。盛岡在住の税理士さんながら作曲家でもあり鍵盤奏者でもあります。

 歌芝居『セロ弾きのゴーシュ』のステージは,下手にピアノとチェロとフルートが常にいて,その後方にパーカッションが置いてあり,舞台の上手側四分の三を使って演じられました。歌い手のほとんどは普段一緒に音楽している仲間だったり先輩だったりする方々,セミプロの歌手たちです。アンサンブルがとても整っていて,言葉もよく聞こえてきました(PAも上手に使っているようでしたが)。演技が素晴らしい!みなさん役者で,それぞれ役を上手に表現していました。時々登場するかわいいダンサーたちやリズムセクションもとてもキマッていました。演出は盛岡のおおしだまごさんです。さすが「演劇の街盛岡」って感じでした。

 長谷川さんの作曲した音楽は,テーマが『セロ弾きのゴーシュ』だけに,スケールを入れるなど音楽の要素を巧みに取り入れながら,時々ベートーヴェンの『交響曲第6番』を匂わせたりして,ほぼ休みなく展開して行きました。楽しい重唱やポリフォニックな展開があっても(前述したように)言葉がよく聞き取れるように作られていました。

 自前の楽曲,自前の器楽奏者,自前の演出,自前の歌い手…と本当にオリジナルでこのように楽しめる=レベルの高い「歌芝居」でした。それらの才能や努力やを考えると…本当にすばらしいエネルギーの結集でした。刺激の多い公演でした!

2024年12月2日月曜日

【宮古木曜会合唱団】久々に4パート揃いました

  12月1日(日)の午後,宮古木曜会合唱団の強化練習に行ってきました。会場は磯鶏幼稚園のホール。ここは響きが良くて歌いやすい練習会場です。前回は《O Musica》のドイツ語で行き詰まったまま帰ってきたので,リベンジのつもりで宮古に向かいました。

 今回はソプラノ4名,アルト4名,テノール2名,バス2名と,久しぶりに4パートが揃いました!テノールには先日演奏会を終えたばかりのコール・ネネムのNKさんも来てくださいました。人数バランスとしてはとてもよい感じでした。

 会場の響きを利用して柔らかく発声しながら,自分の身体の操作と音色の変化を確認する練習をした後,まずは12/24(火)のクリスマス・イヴ礼拝(日本基督教団宮古教会)で歌う3曲中の2曲に取り組みました。《ともしびのキャロル》は発声練習の音を生かしながら歌いました。《Jesus bleibet meine Freude》は前回の練習時のドイツ語歌唱の改善を目指して練習しました。宮古に向かう直前にNHK-FMの放送でメゾソプラノ歌手のAnne Sofie von Otterさんの演奏特集聞き逃しはこちら)をやっていたのをたまたま聴いたのですが,その演奏の素晴らしいこと!しなやかな音楽の運びの中で歌詞が明確に聞き取れ伝わってくるのです。その演奏に刺激されての目標設定でした。

 その後Ale Mölerの《Glaspolskan》に取り組みました(練習時にご紹介した元曲のアルバムはこちら。9曲目)。なにせテノールがいましたから!難しい歌詞(無意味シラブル)ののせ方は意外に慣れているようました。「北欧的な響き」にするにはどうしたらいいものか考えながら,①完全音程(8度,5度,4度)を純正に溶け合わせること,(そのためにも)音の立ち上がりを早くし③細かい音符で声の響きを落とさないようにして,短い音価でも和音を響かせること,をポイントにまとめてみました。聴き合うことができるようになり全体の「響き」がとてもすっきりとしてきました。

 続けて《Deep river》そして《七里ヶ浜》。4パート揃うのは久しぶりです。扱うのも久しぶりなのですがその割には良い感じです。会場のせいか,4声部のせいか…。聴き合う耳が(この日は)良くなってきているのは確かだと思いました。

 そして《O Musica》。テノールを加えて5声部で歌うのは久しぶりでした。前回のドイツ語の取り組みが活きたのか,これもまたいい感じに表現できていました(Otterほどではありませんが…)。

 あとはVictoriaの《Taedet》。ラテン語の意味を理解しながら,まずは読むことに慣れることに取り組みました。そして音をつけて歌ってみました。この曲は音楽の流れが悪くなり,まだまだ難しい感じです。でも(会場の響きに助けられているのか)歌詞をつけても力みのない声でアンサンブルできていました。

 最後に《いのちの歌》を駆け足で練習しました。言葉を丁寧に表現することが日本語ならばなんと楽なことか!外国語でも同じように表現できるようになりたいものですね。

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