2025年3月3日月曜日

【盛岡某高音楽部】定期演奏会に向けて(やっと)スタート!

  3月3日(月)の夕方,盛岡某高音楽部に行ってきました。1週間に2回程度の割合で部活動に行っていますが,この先2週間くらい,高校入試の関係で部活動ができなくなるのだそうです。

 1月のアンサンブル・コンテストを終えてから来年度の定期演奏会のプログラム作りを進めてきました(野球部なら夏の県大会で負けた翌日から目標は決まっているのでしょうけれど…)。昨年は2部構成で第1部が合唱名曲集,第2部がミュージカルといった感じでした。今年も当初はそのようなイメージでしたが,ア・カペラの曲数が多くなったのでポップスのステージを別にして,第1部がア・カペラ,第2部がポップス,第3部がミュージカルとすることにして選曲を進めていました。ミュージカルやポップスについては相談には乗りましたが基本的にはお任せでした。ア・カペラについては,子どもたちが歌ってみたい曲にしようと思って揚げてもらったのですが…ほとんど知らないようでしたので,ラテン語宗教曲と日本語の現代曲(「現代音楽」ではありません)それぞれを数曲ずつ紹介して子たちに選ばせ,この日,決定しました。目標が明確になるとエネルギーが湧いてきますね。

 この日の練習では,日本語の楽曲の音出しでした。1曲だけでしたが移動ド唱法で音高をイメージしながら,音域やフレーズに左右されずに良い音質を提供し続けることを目標に練習しました。また,全パートそれぞれの旋律を全員でさらっていくと,様々な音程が出てきます。難しい音程(跳躍音程や臨時記号が付くもの)が出てきたときには,その音が使われている意味を旋律の運び方から解説し,基本の旋律を体に入れながら難しい音程をイメージして取り込むように練習してみました。
 例えば終止形あたりの上向音形で「ソーシーレードー」と進む場合は,
①基本音程の「ソードー」を体に入れ→
②経過する「シ」を挟むように「ソーシードー」と進行し→
③係留する「レ」を経由するように「ソーシーレードー」の流れを掴む
といった感じです。機能和声(「ドミナント・トニックシステム」?)を使って作曲されていますから,音の使い方には作曲者の意図があると思うので,それを想像(解釈?)しながら音楽を作っていく,理解した上で表現するための一つの方法だと考えています。

 飽きやすさも持っている子どもたちですが,「吹奏楽部はこんなことは基本として当たり前にやっているんだよ」と言いつつ,この方法の「良さ」を感じてもらいながら今後も取組んでいくことで,音楽性を高めていけたらと思っています。

 ちなみに,来年度の定期演奏会の予定は7月21日(月・祝)です!1年生がたくさん入るといいなあ。

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