2025年3月11日火曜日

【ZホールSP合唱団・06】音取りから新たな段階へ

  3月8日(土)と9日(日)に奥州市のZホールでZホールSP合唱団の練習を行いました。今回は男女分かれてそれぞれの日に集まる形での練習会となりました。

 3月8日(土)は2階の会議室で男声のみの練習でした。ここは狭いけれどもよく響くので,喉に負担をかけずに歌える場所でした。テノールは全員,バスは半分ほどの参加でした。はじめに発声練習に取組ました。普段合唱に馴染みのない方も多くいらっしゃるからです。体を楽器にして音を出す,だから姿勢が大事,息を流すと声帯から音が出る,だから響かせる空間を広くする,などなど基本的な考え方を確認しながら発声してみました。続いて男声合唱曲の《マンマ》の復習を通して,先ほどの声を使って歌う(音楽する)ことにチャレンジしました。歌詞をつけると口元で「喋ろう」とするので響きの空間が狭くなるし息も流れなくなるからです。自信のない音程を確かめながらより良い音で音楽することができるようになってきました。続いて男声が4パートに分かれる《ヴォラーレ》,最後に混声の楽曲の《ナポリは恋人》と同様に進んでいき,音がだいぶしなやかでよく鳴るようになりました。

 翌9日(日)は展示室で女声の練習でした。50名以上は集まったと思います。しかしいつも主力となっていたアンサンブル・コンフオーコの方々がこの日は先生のレッスンがあるためお休みしたので,集まった皆さんは心配そうにしていました。はじめに女声合唱メドレーの《夢見る思い》のユニゾン部分を使って,音高に左右されずに音量を安定させることに取組ました。つまり「高いところは強く大きな音,低いところは弱く小さな音」とでこぼこにならないようにすることです。こちらも不安な音程を確かめながら音楽の運び方を練習しました。次に《アル・ディ・ラ》では部分的なパートのコンバートがあるので,それを確かめながら各パートの旋律やその音が持っている音楽的な意味を考えながらハーモニーをイメージして歌えるように練習しました。


 男声も女声も前回までは楽曲の全体像をつかむことに重点がありましたが,今回からは細かい課題を解決することを通して演奏を高めていくことに重点が移ってきたように思います。次回(3/15, 3/16)も男女別の練習,その次(3/29)が久しぶりの合わせ練習,そして4/5, 4/6の及川貢先生のレッスンの出来具合でその後のイタリア民謡と日本民謡の練習時間の配分が決まるということなので,音楽の楽しさを体験してもらいながらより良い状態で4/5, 4/6のレッスンを迎えられるように進めていきたいと思います。(右の表にある3/30(日)は練習なしとなりました。ご注意ください!)

 それから,Zホール児童合唱団の発表会があるようです。3月23日(日)14:00から大ホールです。お時間のある方はぜひ応援にいらしてください(私は宮古で本番が…残念です)。



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