8月23日(土)の午後,盛岡市民文化会館・大ホールにN響盛岡公演を聴きに自宅から歩いて行ってきました。今回もステージ近くの席(1階6列12番)でした。
プログラムは以下の通りのオール・モーツァルト!
①セレナード ニ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
②ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
アンコール:フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト ヴァイオリン・ソナタ第1番から「ジーグ」「シャコンヌ」
③交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
アンコール:ディベルティメント ニ長調 K.136 第3楽章
プログラム②のソリストは佐藤俊介さん。非常に伸びやかで自由自在に「音楽」を紡ぎ出しtuttiとの対話を楽しんでいるようでした。指揮のトン・コープマンさんは昨年6月にLiepzigの(ちょっと残念だった)ワークショップでバッハのモテット"Jesu, meine Freude"について学んだ方です。その時の彼の音楽も指導のテンポも早い,というか小気味よい感じでしたが,この日のモーツァルトでも流れるような音楽の作りでした。さらに,表現がはっきりしていながらパターン化していない「勇気的な」音楽でした。モーツァルトのみのプログラムだったせいか,あるいは前日が仙台,翌日が弘前とツアーだったせいか,N響の編成は小さめでした。開演して始めに驚いたのは音質,とくに弦楽器群の音の輝かしさでした。しかもパート数人の音楽がまったく一つに聞こえてくることでした。そしてその音楽のなんとわくわくすること!そこには「音」を超えて「音楽」がありました!演奏者も楽しそうに演奏していました。モーツァルトの音楽の喜びを味わっているような…。
岩手にいてこのような音楽が聴けるのはとても嬉しいことです。今シーズンのN響はこのあとブロムシュテットの指揮(いずれもNHKホール)で,①10/18(土)の夜にストラヴィンスキー/詩篇交響曲&メンデルスゾーン/交響曲 第2番 変ロ長調 作品52 「讃歌」,②10/25(土)の午後にブラームス/ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83&ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 作品90,と聴く予定です。楽しみです!
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