8月24日(日)の午後,奥州市の水沢南地区センター音楽室で51回目となる合唱音楽研究会奥州の活動に取り組みました。前回は8月9日でしたから約2週間ぶりです。猛暑のせいか参加者はいつもより少し少なめでしたが,テノール2名,バス3名と男声陣は充実していました。
初めの発声練習では,「脱力」を確かめました。思っていた以上に上半身の力を抜けない方が多くいました。ストレスにやられ,無自覚にこわばっているのかもしれませんね。
久しぶりに伴奏者の八木絵未さんが来てくださったので,ラターのアンセムだけの練習になってしまいました。10月12日(日)前沢ふれあいセンターでの胆江合唱祭で歌う2つの楽曲のうち,まず《For the beauty of the earth》について,細かい点まで吟味しながら練習しました。音程,音質,息の流れ,ハーモニー…そして歌詞の意味とイメージまで。続けて《Look at the world》も同様でした。ただしこちらは繰り返されるサビの部分が調が違うだけで音使いや歌詞は同じなので,せめてそこは楽譜から目を放そう,とお話しました。最後に,久しぶりの2曲《All things bright and beauthiful》《I will sing with the spirit》ざっと通して終わりました。
細かい点は指導すると改善するのですが,なかなか改善しない点は2つ。まずは歌詞のニュアンスを表現すること。(日本語だろうと英語だろうと)当然のことながら可能な限り歌詞内容を具体的にイメージして歌うことです。それも歌い出す前にです。でも歌うこと(というより声を出すこと)い気持ちがいってしまって,何を歌っているのか考えられないようです。表現者に「伝えたいこと」がなければ伝わるはずはないのですが。もう1つは…(残念ながら)音下がりです。ピアノの音高と歌の音高が合っていないことが多いのです。これもまた歌うこと(というより声を出すこと)に気持ちがいってしまって,響を合わせることに意識も耳も働いていないからだと思います。そしてもちろん発声の仕方がよろしくないことも原因の一つでしょう。ピアノ伴奏が鳴るとカラオケ伴奏みたいにただただ流れに乗せてもらって歌いっぱなしになってしまうという誤った習慣・意識をなんとか払拭させなければいけないと,強く思いました。
次回の活動は9月21日(日),その次は9月28日(日)です。十分に備えて臨みましょう。
会員の方から一関の合唱コンサートについてご紹介がありました。①第32回東日本合唱祭は10/4(土)13:00から一関文化センター,②第37回コーラスいわいフェスティバルは9/7(日)13:00から一関文化センターの2つでした。なお12/14には東京混声合唱団の演奏会もあり,一緒にステージで歌う体験コーナーもあるようです。身近に良い音楽がたくさんある素敵な環境ですね。一関文化センターの取組は注目する価値がありそうです。
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