8月25日(月)の午後(13:00ー16:00),岩手大学構内の大学会館第5集会室で岩手大学合唱団の練習に参加させてもらってきました。ピアノのない部屋(なぜか管楽器らしいケースが部屋の片隅にある)でしたが,十数名の団員が集まって,新しく配布された楽譜をもとに音取り&合わせ練習を行いました。
岩手大学合唱団は私が学生時代に大変お世話になったところ。今年度は12月21日(日)に盛岡市玉山の姫神ホールで第71回の定期演奏会(一昨年度は第70回,昨年度は定期演奏会を開催さずウィンターコンサートのみ)を開催することとなり,その第3部で演奏する楽曲のエキストラの「団友」として参加することになったので,月曜日の通常練習にお邪魔しました。
今回のステージ(第3部)は「日本人になつかしいドイツの歌めぐり〜名田綾子編をベースにして」(佐々木正利編纂)というタイトル。日本でよく知られたドイツ発祥の歌(「かえるの合唱」「ちょうちょう」「ぶんぶんぶん」…)のメドレーで,歌詞が日本語だけでなく部分的にドイツ語にもなっています。初回は,男声のパート練習では40ページある楽譜のほぼ半分まで音を出しました。でも全体の合わせ練習では15ページくらいまでしか進みませんでした。早い時期に全体像をつかんで「ここが難しい」「この辺は大変そう」などと見通しを持つためにも,なるべく多く音を出したほうがいいことを,コンダクターのTさんにはお伝えしました。
コロナ禍で人数が大幅に減り,合唱という活動そのものも減り,そんな中でもサークル活動を続けてきた学生たちを頼もしく思うと同時に,当たり前になされてきたことが途切れている現実も見せられたように思いました。活動(練習)がなんだかぎこちなく,形式ばったことが優先されている感じが強いのです。大学生同士ですから一人一人がもっと自由に行動してほしいし,そういう場にしか生き生きとした「音楽」は生まれないのだと思っています。でもそれは,かつては盛んだった仲間と一緒にお酒を酌み交わしながら自己開示する文化(?),コミュニケーションが,今は失われたからかもしれませんし,そうする他にも方法はあるのかもしれませんが。
これから4ヶ月弱,先生の指導はほぼ毎週月曜日の12回です。学生と交流しながら良い音楽体験の場となるよう楽しんでいきたいと思っています。12月21日(日)の予定は今から確保し,聴きにいらしてください。お待ちしています!
0 件のコメント:
コメントを投稿