2025年6月30日月曜日

【ZホールSP合唱団・14】成長はしているけれどゴールは遠い…

 6月28日(土)と29日(日)にZホールの展示室で,ZホールSP合唱団の練習がありました。土曜日は前半に日本民謡。まず前回時間をかけた伴奏つき混声三部の《千福山》で身体の使い方に慣し,無伴奏混声四部の《外山節》で響き合いをつくって…とやっているうちに持ち時間のほぼ1時間半のうち発声と連絡休憩をのぞいた実質1時間の時間切れ!後半のはじめ40分ほどは男女別れてスタートし,男声は及川貢先生と別室でレッスン,女声は私と女声合唱に取り組みました。女声合唱はアルトやメゾ・ソプラノのパートが弱く聞こえないので,低音域でも身体を鳴らす発声法を意識する練習を主にやりました。しかし《アル・ディ・ラ》がだいぶ良くなり《夢見る思い》に入ったあたりで男声の練習が終わって合同となりました。

 翌日曜日は諸般の事情により参加者が減ることがわかっていたので,イタリア民謡を先にして,1時間40分くらいかけて全部の楽曲の音を出しました。次回の7月12日,13日には本番のピアニストの島田知恵さんがいらっしゃる(そして2日間すべてイタリア民謡の練習!)からです。その後の1時間で日本民謡となり,まず前日やった《外山節》,そして歌い慣れていない《大漁節》と,2曲だけで時間切れになってしまいました。でも,少ない人数でも声を出して歌えるようになってきました(特に男声パート)。

 練習しながら良い感じに変わっていきます。始めた当初から比べるととてもよく歌えるようになったと思います。でも9月14日のゴールやそこまでの練習回数を考えると危機感もあります。ここでもやはり3週間という1ヶ月近いブランクが災いしていると思いました。歌うことは運動ですから,続けないと筋肉の使い方が習慣化されないし強化されないのだと思います。毎回同じように声作りに時間をとられるところを少しでも改善する方策を考えなければいけないと思っています。

 この日はいくつかお知らせもしました。

 まず日本民謡に関する資料を3つ持って行ったことです。①東日本旅客鉄道株式会社発行の雑誌『トランヴェール』の6月号。「アガる 民謡採集の旅」が特集です。②黒沢勉著『東北民謡の父 武田忠一郎 ー東西音楽の架橋ー』(信山社1996)。今回の民謡を含めたくさんの民謡を集め出版した人の伝記です。③日本放送協会『東北民謡集・岩手県』(日本放送出版協会S42)。実質は武田忠一郎がまとめた民謡の記録(採譜と解説)です。休憩時間などに団員の多くのみなさんが興味を持って開いていらっしゃったのが嬉しく思いました。

 また,自主的に練習に取り組むための練習会についてです。練習予定の土曜日は13:00から,日曜日は16:00からそれぞれ1時間程度,暗譜できるようになるために楽曲に慣れる時間としての練習会を設定しました。予定時間外ですので任意参加ですが,苦手で時間のある方はぜひご参加ください。(団員の方には,後日詳しく連絡網を通じてお知らせします。)

 7月2日(水)にZホールで開催される岩手県の高校合唱祭の宣伝もしました。せっかく合唱に関っているので,この機会に聴いてもらえたらと思っています。

 そして懇親会について。合唱団が組織立っていないので横の繋がりが薄く,そのことが音楽や取組にも少なからず影響していると思うので,暑気払いをかねて7月19日の練習後に懇親会でもやりましょうという提案でした。

 「市民参加の表現活動」が一つの大きな目標にもなっている今回の演奏会,ゴールは少々遠いのですが,着実な成長を(効率よく)重ねて,充実感をもって終えたいと思っています。共にがんばりましょう。

2025年6月27日金曜日

【宮古木曜会合唱団】1ヶ月ぶり…ってことはこういうこと

 6月26日(木)の夜,宮古木曜会合唱団の通常練習に行ってきました。初めは5人ほどでしたが,最終的にはソプラノ4人,アルト2人,テノール3人,バス1人と10名ほどが集まりました。国道106号線を宮古に向かいながら「久しぶりだなぁ。」と思ったのですが,やはり前回は5月25日(日)の強化練習でしたから,1ヶ月ぶりでした。

 発声練習を始めてすぐに身体を使えていないことが気になりました。息の浅さ響きの空間の狭さです。発声練習だけでは改善が見込めないので,楽曲の練習に移りました。

 はじめは《El noi de la mare》。歌詞なしで主旋律を全員で歌ってみたのですが,音程も響きも悪く悪戦苦闘しました。身体の使い方と合わせて説明しながら少しずつ改善してきました。カタルーニャ語の歌詞を調べてくるという宿題はどのくらいできたかわかりません(こちらに評価の基準がない!)が,なんとなく意味を表現する気持ちで歌えるくらいになったように思います。

 次にシューベルトの子守歌。これは全4パートを全員でさらってみました。単純な和声なので移動ド階名唱ですぐに歌えるようになりました。が…大変だったのはこの先のドイツ語の歌詞付けでした。読みと意味を伝え読ませてみますが,どうも昔のコンピュータ読みみたいで意味が伝わる読み方になりません。なんとか1番を通して歌ってはみましたが,まだまだゴールが見えない幹事でした。

 「1ヶ月ぶり」…かつて宮古を離れた最初の年,1ヶ月に1回の強化練習のみのペースでお稽古し声が育たなくて大変なまま本番を迎えた(その時も外国語曲担当だった)のでしたので,1ヶ月に2回(日曜日1回と木曜日1回)という今のペースにしたのでしたが,あの年の感じを思い出しました。もう10年近くやってきても身体を使うことが身に付いていないというのは指導が原因なのですが…。来週木曜日もお伺いする予定です。一つ一つ徹底しながら前に進んでいきたいと思いました。

2025年6月25日水曜日

【盛岡第三高等学校音楽部】お知らせ!! 7月21日(海の日)県民会館中ホールで開催!!


  岩手県立盛岡第三高等学校音楽部の「第39回定期演奏会」が開催されます!!ルネサンス時代の宗教曲,日本のア・カペラ,昭和歌謡(ポップス),ミュージカルと多彩なプログラム(大丈夫か?)を用意して皆様をお待ちしています。

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日時:2025年7月21日(月・祝) 13:00開演
場所:トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)・中ホール
入場料:無料!
プログラム:
【第1ステージ】ア・カペラの響き
・カルパントラ作曲《Recordare Domine》
・モラレス作曲《O magnum mysterium》
・パレストリーナ作曲《Sub tuum praesidium》
・信長貴富作曲《あるくうた》《みえないはばたき》《逝く夏の歌》《それじゃ》
【第2ステージ】あの名曲をもう一度
・《秋桜》《麦の唄》《青いサンゴ礁》
【第3ステージ】ミュージカル
・《ウィキッド》
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 3年生2名,2年生4名,1年生5名の計11名で取り組んでいます。第3ステージのミュージカルは部員が作った台本を使って演技し,盛岡の声楽家でステージ経験豊富な佐藤恵津子さんが歌だけでなく演出全般をご指導くださいます。

 丁寧に音楽に取組んできた成果を,ぜひ聴きにいらしてください。入場無料ですので当日ふらっといらしていただいて大丈夫!お待ちしていま〜す!!m(._.)m

2025年6月23日月曜日

【MBKV】超丁寧なご指導!

  6月22日(日)の午後,盛岡バッハ・カンタータ・フェライン(以下,略して「MBKV」)の強化練習がありました。毎週火曜日の夜に盛岡市舘坂にある舘坂橋教会で通常練習を行っているのですが,1ヶ月に1回,日曜日に強化練習を行います。今回は久しぶりに内丸教会が会場でした。ここは数年前まで通常練習の会場としてお借りしていた教会です。古いけれども大切に使われてきた歴史を感じる建物で響きも良く,エアコンなどないものの天井が高く風通しがよい(でもこの日は汗ダクでした)会場です。近くの県民会館で某合唱団の定期演奏会があったせいか(アルトの)参加者が少なく残念でした。

 「30分も発声練習の時間がとってあって,なにをやりましょう?」と思って発声練習を始めたのですが,15分ほどすると指揮者の佐々木正利先生の姿が見えたので発声練習は早めに切り上げました。先生がいらっしゃっているのですから,少しでも多くレッスンしていただきたいからです。

 しかし…先生は合唱団の代表の方との打ち合わせが必要とのことで,レッスン開始までの練習を任されました。この日取り組むのはH. Schuetz作曲の"Meine Seele erhebet den Herrn"の87小節からと予告されていたので,歌詞なしでどう音楽表現できるにチャレンジしながら先生が来られるのを待ちました。ちなみに以前お知らせした今シーズンの楽曲が一部変更(BWV10→BWV187)になっています。

 先生がいらしてから,始めに6月21日・22日と開催されている日本音楽表現学会の大会で先生が指揮されたドイツ語合唱("野ばら")の演奏についての振り返りをお話しなさいました。(詳しくは書けませんが)その評価にはまったく同感でした。先生は「でも私たちは他者を批判するとかではなく,自分たちがやるべきことをきちんとやってよりよい音楽を作って行きましょう。それがライプツィヒ(バッハ音楽祭事務局のマウルさん)やドレスデン(フレーミヒさん)からの評価を得るのですから。」とおっしゃっていました。

 そして始まったレッスンではとても丁寧にご指導いただきました。テキストのまとまり(文)ごと区切って,①歌詞なしで歌い歌詞の内容の表現に近づける,②歌詞の発音,③歌詞の楽曲に合わせたリズム読み,④歌詞唱,を繰り返しました。特にも②については懇切丁寧で,母音のわずかな違いも妥協せずに(「譲歩はするか…」とおっしゃってましたが)できるまで繰り返しました。また③では語尾をどう切るかについて3つに類型化して示されました。

 それにしてもこの日の先生は随所で「シュッツはすばらしいね!」とおっしゃっていました。ドイツ語の音や意味が活きるように付曲されていることが音にするとさらによく分かるから,とのことでした。そしてこれがバッハやヘンデルにつながっていくのですね。(G・トラシュブロス・ゲオルギアーデス著,木村 敏訳『音楽と言語』(講談社学術文庫1108, 講談社1993)を読むとその意味がよくわかります。ヨーロッパの合唱音楽に取り組む方はぜひご一読ください。)楽曲の素晴らしさが伝わる演奏は,自分が目指している演奏の一つですから,そのように感じられたことはとても嬉しく思いました。

 真摯に音楽に向かうこと,この基本をあらためて示された練習でした。

 なお,練習後のミーティングで以下の演奏会を宣伝しました。
・7月6日(日)Zホール:女声合唱団アンサンブル・コンフオーコ「第15回コンサート
・7月21日(月・祝)岩手県民会館中ホール:盛岡第三高等学校音楽部「第39回定期演奏会
・9月14日(日)Zホール:「合唱で綴る日本の・世界の民謡in奥州
(7月2日(水)Zホール:「第44回岩手県高校合唱祭」は宣伝しないでしまいました。)
 お時間のあるかたはぜひ足をお運びください。

2025年6月16日月曜日

【レコード・コンサート】さまざまな演奏のタイプがありました

 


 6月16日(月)の午後,盛岡バスセンターの3階にあるCafe Bar West38に「ジョニーのレコードを聴くかい!?」を聴きに行ってきました。盛岡は今年一番の暑さで30度もあったのですが,涼しい店内で熱い民謡を2時間たっぷり聴いてきました。

 ジョニーさん(照井さん)の今回のチョイスは「東北の民踊」。(冒頭に岩手を少しやって)青森,秋田,山形,宮城と代表的な民謡をそれぞれ3〜4つくらいの盤で聴き比べました。

 事前に前回この会で教えていただいた武田忠一郎に関する本,黒沢勉著『東北民謡の父 武田忠一郎伝 ー東西音楽の架橋ー』信山社1996を一通り読んでいたので,各盤における「民謡」の捉え方の違いを,とても興味深く聴くことができました。「民謡」の捉え方の違いは,歌にはもちろんですが伴奏楽器の編成や編曲などにも現れます

 発声的な観点からも驚くような声の使い方が随所にあり,それがその歌の「味」を出しているように感じました。民謡歌手のテクニックの素晴らしさに感心しました。さて,合唱ではどうすれば「日本の民謡らしくかつ合唱の良さを表現できるか」,新たな課題です!がんばります!

 終了後,デイリー山崎さんのピアノで,民謡に基づいた即興演奏を2曲(《花笠音頭》《会津磐梯山》)聴くことができました。これも多彩な表現で,味わい深い音楽でした。デイリー山崎さんの「ピアノ聴くかい!?」は月に1回ほぼ月曜日(7/14, 8/11, 9/8, 10/14(火), 11/10, 12/8)に開催しているようなので,時間を合わせて聴きにいってみたいと思いました。

 照井さん,山崎さんとお知り合いになることもでき,これから広がっていく音楽が楽しみになりました。

【合唱研第47回:活動報告】音楽に真摯に向き合うこと!

  6月15日(日)の午後,水沢南地区センターの音楽室で合唱音楽研究会奥州の47回目の活動に取り組みました。約30名が参加しました。

 発声では,一通り終えたところで「ソプラノの音域が十分でない」とのご指摘をいただき,ソプラノだけ高音域まで安定して響かせる発声練習を加えました。最近の(でもないか)課題は「音下がり」でしたので,音下がりへの対策のイメージももちつつ行いました。

 少しの間,前日に行われた県南部某合唱団の演奏会に出た人2名,聴いた人3名の感想を交流しました。他の人が音楽をどのように聴いてどのように評価しているかについては,普段はほとんどわかりません(だから,演奏会後にいっしょに飲んだりすると交流できて楽しいんですよね)。言葉にしてみることで自分とは違う聞き方や評価に出会えるのだと思い,これもまた合唱音楽の幅を広げることに繋がると思いました。

 ピアノ伴奏の八木絵未さんが早めに来てくださったので,《Look at the world》のア・カペラでのリフレインのフレーズから練習しました。歌詞なしではレガートに歌えるのですが,言葉がつくと音符歌い&音程まで悪くなる傾向は相変わらずでした。でも妥協せずパートごとに取り出してより良いと思う音楽の方向に進めるように取り組んでみました。その結果,ア・カペラの部分では音がほとんど下がらなくなっていき,合わせてそれ以外の所の音程の悪さにも気づき修正できるようになっていきました。続いて《For the beauty》でしたが,やはり「普通」に歌い出すと音程がアバウト過ぎ!しかしよい音程に戻るのもこの日は早かったです。耳や音高調節の精度が高まったのでしょう。学びの成果ですね。一方で気持ちが「正しく表現」することに向かうと,歌詞の中身が伝わってきません。「上手なことは良いことだし上手でありたいけれど,それがゴールではなくて,伝えたい思いが歌から伝わってくるってことを大切にしましょう」と基本の基本を確かめました。あらためて,音楽に真摯に向き合うことしかないということを思い知らされた感じがしました。

 最後の1時間は《Gloria》。歌詞の発音と意味を再確認し,音読して口馴れしてから歌詞をつけて歌ってみました。以前は一回で最後まで通ることはなかったのですが,今回はほほ通せるようになりました。音下がりもほとんどありませんでした(「ほぼ」とか「ほとんど」とか限定つきですが…)。

7月21日(月・祝)岩手県民会館中ホール:盛岡第三高等学校音楽部「第39回定期演奏会」を宣伝し忘れました(チラシ&ポスターはまだ…大丈夫か?)。

 次回は7月12日(土)の午前中(場所は未定…水沢教会か龍昇殿)です。パレストリーナは《Credo》を中心にルネサンス音楽の「様式」に近付けるように取り組みたいと思います。みなさん,ぜひいらしてください。

2025年6月11日水曜日

【岩手県高文連・岩手県高校合唱祭】お知らせ!! 7月2日Zホールで開催!!



 奥州市のZホールを会場に,岩手県高文連主催岩手県高校合唱祭が開催されます!
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日時:2025(令和7)年7月2日(水) 12:00開演(終演16:00頃)
入場料:無料!!
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 岩手県内の公立・私立高等学校が参加し,プログラムは全部で27個(合同演奏含む)あります。出場校を整理すると…
【盛岡とその近郊】盛岡北,盛岡白百合,紫波,盛岡大学附属,岩手女子,盛岡地区合同,盛岡スコーレ&盛岡市立,盛岡三(予定時刻は15:08〜),盛岡誠桜,南昌みらい,盛岡二,盛岡四,盛岡一
【県南部】一関地区合同,水沢,千厩,大東,一関修紅,黒沢尻北,花巻北&遠野,一関二,一関一
【県北部】福岡,
【沿岸部】釜石,久慈,宮古,沿岸地区合同
と,圧倒的に盛岡とその近郊が多いのです。県南部も多いけれどもそのほとんどは一関地区です。胆江地区はさびしくなりました。でも水沢高校は2名の重唱で出場(予定時刻は12:14〜)するようですからみなさん応援にいらしてください。またこのような催し物を奥州市で開催する機会を通して,奥州市の合唱が盛んになることを目指してもいるのだと思います

 前半はプログラム1から13。13:45頃から14:10まで休憩ののち後半となります。最後には講師の先生の講評もあります。今年は横地裕子先生と横山泉先生!演奏を聴いていただいてたくさん学びたいと思います。

 ポップスあり,日本の合唱曲あり,ルネサンス・ポリフォニーあり,ピアノ伴奏付きやア・カペラ,150名超の合同合唱…と(胆江合唱祭以上に)さまざまな合唱を聞くことができます。平日の午後ですがなんとかお時間をつくってぜひご来場の上お聞きいただき,感想をお聞かせいただけたらと思います。



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