2025年6月29日日曜日

【ZホールSP合唱団・14】成長はしているけれどゴールは遠い…

 6月28日(土)と29日(日)にZホールの展示室で,ZホールSP合唱団の練習がありました。土曜日は前半に日本民謡。まず前回時間をかけた伴奏つき混声三部の《千福山》で身体の使い方に慣し,無伴奏混声四部の《外山節》で響き合いをつくって…とやっているうちに持ち時間のほぼ1時間半のうち発声と連絡休憩をのぞいた実質1時間の時間切れ!後半のはじめ40分ほどは男女別れてスタートし,男声は及川貢先生と別室でレッスン,女声は私と女声合唱に取り組みました。女声合唱はアルトやメゾ・ソプラノのパートが弱く聞こえないので,低音域でも身体を鳴らす発声法を意識する練習を主にやりました。しかし《アル・ディ・ラ》がだいぶ良くなり《夢見る思い》に入ったあたりで男声の練習が終わって合同となりました。

 翌日曜日は諸般の事情により参加者が減ることがわかっていたので,イタリア民謡を先にして,1時間40分くらいかけて全部の楽曲の音を出しました。次回の7月12日,13日には本番のピアニストの島田知恵さんがいらっしゃる(そして2日間すべてイタリア民謡の練習!)からです。その後の1時間で日本民謡となり,まず前日やった《外山節》,そして歌い慣れていない《大漁節》と,2曲だけで時間切れになってしまいました。でも,少ない人数でも声を出して歌えるようになってきました(特に男声パート)。

 練習しながら良い感じに変わっていきます。始めた当初から比べるととてもよく歌えるようになったと思います。でも9月14日のゴールやそこまでの練習回数を考えると危機感もあります。ここでもやはり3週間という1ヶ月近いブランクが災いしていると思いました。歌うことは運動ですから,続けないと筋肉の使い方が習慣化されないし強化されないのだと思います。毎回同じように声作りに時間をとられるところを少しでも改善する方策を考えなければいけないと思っています。

 この日はいくつかお知らせもしました。

 まず日本民謡に関する資料を3つ持って行ったことです。①東日本旅客鉄道株式会社発行の雑誌『トランヴェール』の6月号。「アガる 民謡採集の旅」が特集です。②黒沢勉著『東北民謡の父 武田忠一郎 ー東西音楽の架橋ー』(信山社1996)。今回の民謡を含めたくさんの民謡を集め出版した人の伝記です。③日本放送協会『東北民謡集・岩手県』(日本放送出版協会S42)。実質は武田忠一郎がまとめた民謡の記録(採譜と解説)です。休憩時間などに団員の多くのみなさんが興味を持って開いていらっしゃったのが嬉しく思いました。

 また,自主的に練習に取り組むための練習会についてです。練習予定の土曜日は13:00から,日曜日は16:00からそれぞれ1時間程度,暗譜できるようになるために楽曲に慣れる時間としての練習会を設定しました。予定時間外ですので任意参加ですが,苦手で時間のある方はぜひご参加ください。(団員の方には,後日詳しく連絡網を通じてお知らせします。)

 7月2日(水)にZホールで開催される岩手県の高校合唱祭の宣伝もしました。せっかく合唱に関っているので,この機会に聴いてもらえたらと思っています。

 そして懇親会について。合唱団が組織立っていないので横の繋がりが薄く,そのことが音楽や取組にも少なからず影響していると思うので,暑気払いをかねて7月19日の練習後に懇親会でもやりましょうという提案でした。

 「市民参加の表現活動」が一つの大きな目標にもなっている今回の演奏会,ゴールは少々遠いのですが,着実な成長を(効率よく)重ねて,充実感をもって終えたいと思っています。共にがんばりましょう。

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