3月29日(日),宮古市民文化会館・大ホールで,宮古木曜会合唱団の第43回定期演奏会を開催しました。ビッグ・ブルズが宮古で公式試合を行う日だったらしく来客の減少を心配しましたが,思ったより多くの方が客席にいらっしゃったように感じました。
-----
第1部「ヨーロッパ音楽の愉しみ」指揮:佐々木幹雄
①ビクトリア作曲《O MAGNUM MYSTERIUM》,②カタロニア伝承曲《El noi de la mare》,③シューベルト作曲《Wiegenlied》とフリース(伝モーツァルト)作曲《Wiegenlied》,④メンデルスゾーン作曲《Abschied vom Walde》
第2部「思い出のメロディ」指揮・ピアノ:佐々木駿
①桜田直子編曲《糸》,②横山潤子編曲《上を向いてあるこう》,③大田桜子編曲《風になりたい》
第3部 混声合唱曲「島よ」 指揮:佐々木駿,ピアノ:佐藤南美
-----
第1部,第2部には宮古木曜会合唱団の団員とともに,月に1回の強化練習を中心に参加されてきた盛岡方面や,札幌在住の団友も歌いました。第3部には宮古高校音楽部の8名と「島よを歌う会」として3名がさらに加わりました。(写真は第3部)
お客様は地元宮古の方々はもちろんですが,盛岡や奥州,大船渡などで合唱を楽しんでいらっしゃる方々や合唱団の指導的な立場の方の姿も見られました。中には栃木県の方もいらっしゃって,この演奏会が(マニアック(?),ニッチ(?)ながら)注目されている(=期待されている)ことが実感されました。
演奏について。第1部はやはり外国語が最後まで課題でした。「『楽譜を見るなら声を出さない,歌うなら指揮を見る』は常識です!」「外国語の部分は暗譜で!」と少々無理してやっと言葉のニュアンスに気を配れるようになった感じでした。柔らかい響きを,「楽器の形を変えない」ことを通してしつこく要求したので,ハーモニーは良い感じに溶け合っていたように思います。一方第2部のポップスでは発声のために身体を十分に意識して使うことができなくなったり,第3部では(「島よ」の世界に没入して声を出すあまりに)胸や喉が堅くなって響きの溶け合いからはみ出し気味になったり,響きが単調になって伝えたい中身が感じ取れなくなってしまうこともありました。しかし,第2部では3つの異なる雰囲気(《糸》は朗々と,《上を向いて…》はハーモニーの妙を,《風になりたい》は手&足拍子も入る乗り)の表現に,第3部では長い大曲にチャレンジする機会ともなり,音楽性を広げたようにも思います。
1年間取り組んできた成果の発表の機会ではありますが,ただ「がんばりました」というだけではなく,演奏会として聴きにきたお客様に満足していただけるような演奏をすべきと改めて思いました。歌い手も聴き手も多くの方と出会い音楽を共有することができた演奏会でした。次回の第44回定期演奏会は来年の3月頃に行う予定(期日・会場は未定)です。折に触れてご紹介いたしますので,ぜひ足をお運びください。ここでしか体験できない音楽,より良い音楽を準備してお待ちしています!

0 件のコメント:
コメントを投稿