2025年9月8日月曜日

【宮古木曜会合唱団】言葉を伝えることの難しさ

 9月7日(日)の午後,宮古市の磯鶏幼稚園のホールで宮古木曜会合唱団の強化練習をしてきました。ソプラノ3名とアルト2名は宮古在住者,アルト1名は大船渡,テノールは2名が宮古在住者で2名が盛岡から,バスは1名が宮古在住者で2名が花巻からと,各地からの参加がありました。また男声が充実していたのがこの日の特徴でもありました。

 10月19日(日)の宮古市民文化祭まで,わたしの練習日は9月25日(木)(午前中は千徳小学校)の通常練習と10月5日(日)の強化練習のみなので,今回は宮古市民文化祭での演奏曲を中心に練習しました。

 いずれの曲も音としてはそう難しくはありません。でも,言葉を伝えるとなるとなかなかそのための息づかいができません。音符の長さにとらわれたり音の高低に影響されたりせずに,日本語では音符の長さを伸び縮みさせながら内容を思い浮かべて発音で伝えようとする意識が大切です。ドイツ語になるとさらにハードルが上がります。ここを越えなければ「歌」「音楽」になりませんから,何度も吟味しながら息づかいのコントロールを練習しました。

 残った時間でビクトリアの《O magnum mysterium》を練習しました。最初に1回通した時は音の下がり様がとても酷かったのですが,表現の練習しているうちに音下がりがほとんどなくなりました。やはり音下がりそのものをターゲットにして練習するのではなく,丁寧に表現することの練習を重ねるうちに(身体を正しく使えるようになるから?)音下がりを克服できるようです!
 音はとれていて通して歌えています。表現の課題は「音楽の自律的なあゆみ」だと感じました。盛岡某高にも共通していることで私自身にとっての大きな課題です。《O magnum mysterium》では①大切な言葉のアクセントに向かう音楽の流れを意識し表現する,②(ポリフォニーなので)その流れを表現しているパートをその箇所のリーダーと捉えて,他のパートはリーダーの音楽の運びに合わせる,ことをやってみました。なんだかいい感じです。指揮しなくても音楽がダレない感じでした。

 以前に比べだいぶ力をつけてきた感じの宮古木曜会合唱団です。今後さらに力を伸ばしていけるようがんばります。

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